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どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。
以上、さくらがちる頃に。
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第二十二話完成。現時点でもっとも短い話になりました
第二十二話 新たなる星
さて、改めてエレミア星系の構造を紹介しよう
このエレミア星系は恒星エレミアを中心とし、無数の惑星が集まっている構造になっている
現時点で、チョロQが住んでいるものは大きいもので9つある
第一惑星はガトランティス。現時点では派遣艦隊をキュワールに向けて進撃させているのみで、戦闘は行っていない
第二惑星はグンナ。今までキュワールと激しく戦った、帝国勢力が住む星である
第三惑星はキュワール。無論、今まで幾多もの大戦があり、謎の世界「アファレート」へと繋がる入り口があるとされる星である
第四惑星はアマティス。キュワール、グンナ以外で初めて、この宇宙大戦へ関わった星である
第五惑星はラファリエス。現時点で、アマティスと対立する星である
第六惑星はデュミナス。アマティスと同盟を結び、キュワールと共同で対帝国戦線に参加している
第七惑星はオルキス。現在、独立艦隊がキュワールへと向かっている
第八惑星はデトロワ。星系最大であり、強大な技術力を誇る
第九惑星はファントム。エレミアから一番離れているが、惑星自体はかなり大きい
この9つの惑星が2つの陣営に分かれて戦うことも近くなっているのだ
セイロン基地
クラシスとダークスピリッツ中佐はラファリエスについて話していた
クラシス「それで、そのラファリエスに関しての情報は?」
ダークスピリッツ中佐「・・・アマティスと対立している国、というのは前に言ったな?」
クラシス「はい、そうでしたが・・・」
ダークスピリッツ中佐「彼らの技術力はアマティスをも超える。既にシルグノーム級とい特殊な艦艇を配備しているのだ」
クラシス「シルグノーム級?」
ダークスピリッツ中佐「亜空間移動能力・・・分かりやすくいえばワープ能力を備えている特殊艦だ」
クラシス「ワープ能力!?」
すると、話を聞いていたバルチャー大佐が割り込んできた
バルチャー大佐「中佐!一体、そのワープ能力とはどういうものなんだ!?」
ダークスピリッツ中佐「・・・大佐殿、厄介な相手です。ワープ能力、承知のとおり、我々の船には到底追いつけない速力で、亜空間を移動する能力です」
バルチャー大佐「説明されても、全く分からんのだが・・・」
ダークスピリッツ中佐「要するに、恐ろしい速力を発揮できる、ということです。計算すればラファリエス〜キュワール間を数週間で移動できるとのことで・・・」
バルチャー大佐「何?!」
クラシス「数週間・・・」
ダークスピリッツ中佐「アマティスの特務士官からもたらされた情報では、彼らは帝国軍のキュワール侵攻部隊救援のためにわざわざ最新鋭のシルグノーム級を配備した大艦隊を派遣しているとのことです」
バルチャー大佐「要するに、主力艦隊をいきなり敵地へ派遣したことになるな・・・・」
クラシス「しかし、そんな船が来るとなると、本当に厄介なことになりましたね」
この新型艦は、ラファリエスの誇る技術力により建造されたもので、「恒星間航行能力」まで兼ね備えているのだ
一見航空機のような形状のシルグノーム級だが、その形状ゆえにかなりの速力を発揮できるのだ
日本戦車軍団総司令部
チリ元帥「先ほど、情報部のホニ大佐から今まで手に入れた情報を聞いたところです」
松井元帥(通信)「そうか。今度の戦い、我々特務艦隊でも苦戦しそうだ。まさか実戦二度目でこんなことになろうとは」
まさか彼らも、タイトルに書かれていながら、パレンバン以来全く活躍していない超弩級戦艦の存在には驚いているだろう
恐るべき戦闘能力を誇りながらも実戦はパレンバン戦のみ。まさかこんな兵器があったものか
それに準ずる性能の船に至っては一度たりとも戦闘を行っていないという皮肉さえあるのだ
チリ元帥「しかし、これから戦闘が少なくなりそうなパレンバン方面に第一特務艦隊を置いて何をするんですか?」
松井元帥(通信)「アマティスとデュミナスだけでは不安だからな。我々とQシュタインが、パレンバン方面の防衛および各基地の奪回に当たらねばならない」
何でも、キュワール以外で超弩級戦艦に値する艦艇のほとんどが「紀伊」の性能を超えているという。じゃあ「紀伊」の存在は何だったのだろうか
チリ元帥「しかし、第一特務艦隊、もっと活躍すると思ったんですが・・・」
松井元帥(通信)「そうも行かないんだろうな。まあ、中立国のクリークがどうなるかが疑問だが・・・」
チリ元帥「そういえば通商破壊作戦は続いているようですね」
松井元帥(通信)「うむ。今のところ、ルナツー〜トノス方面を攻撃している。もっともルナツー自体が壊滅的打撃を受けたところなんだが・・・」
チリ元帥「まあグンナの技術なら復興したでしょう」
松井元帥(通信)「それで基地機能が回復したら厄介だ。だから復興物資を積んだ船団を攻撃しているわけだが・・・あいにく、護衛の駆逐艦が多くてな。ついに第一特務潜宙艦隊を派遣するに至った」
チリ元帥「潜特型の艦隊ですか!?」
松井元帥(通信)「ああ、あの艦隊だ。彼らなら、撃破は容易であろう」
第一特務潜宙艦隊 潜宙艦「伊−400」
大宮大佐(第一特務潜宙艦隊司令。車種:九七式中戦車)「よし、全艦、行動開始!索敵装置起動準備急げ!」
索敵装置、すなわち、最新型データリンクシステムである
伊−400は潜宙艦のため、普段はこのシステムを切っているのだ
音探手「準備完了!索敵装置、起動!」
索敵装置の画面上には無数の輸送船団と、伊−400が映し出されている。護衛の駆逐艦は次々と向かってくる
エーリッヒ・ギーゼ級、ウルタンク軍の駆逐艦だ。しかし、武装欄を見ると、対潜爆雷が追加されていた
対潜型、といったところか
既にこの型はいくつか建造されているらしい。本家対潜用駆逐艦のカルロ・ミラベロ級やガッビアーノ級はまだ大量生産に至っていないため、エーリッヒ・ギーゼ級やザムス・ナーダ級に対潜能力を追加したものが建造されているようだ
大鳥少佐(伊−400艦長。車種:九七式中戦車チハ改)「六二式誘導魚雷を一番から十二番まで装填!」
伊−400は艦首に八、艦尾に四、魚雷発射管がある
艦尾のものは独特の旋回式だ。この艦尾側には艦載機のカタパルトが存在する
前方に接近する三隻の駆逐艦。いずれもエーリッヒ・ギーゼ級だ
輸送船団護衛艦隊 駆逐艦「アルディア」
艦長「敵潜宙艦は結構でかいそうだな」
副長「これなら、撃沈は容易でしょう」
音探手「敵艦を捕捉、深度210、速力6kt、艦尾方面を移動中!」
艦長「よし、爆雷投下!」
第一特務潜宙艦隊 潜宙艦「伊−400」
音探手「敵艦、爆雷投下!」
大鳥少佐「よし、全速前進!」
次々と投下されていく爆雷。三隻の駆逐艦は後方へ過ぎていく
大鳥少佐「九番は敵一番艦を、十番は敵二番艦を、十一番は敵三番艦を狙え!」
既に艦尾魚雷発射管は三隻の駆逐艦を射程圏内に捉えていた
大鳥少佐「てーーーーっ!」
三本の魚雷が発射された
それぞれが別々の駆逐艦を狙って向かってくる
輸送船団護衛艦隊 駆逐艦「アルディア」
音探手「敵艦魚雷発射!」
艦長「何っ!?あれほどの爆雷を避けるだと!?」
副長「魚雷、後方より接近中!」
艦長「機銃で迎撃しろ!」
すると、後方の駆逐艦が爆発した。魚雷が命中したようだ
副長「・・・『リベールラ』より応答ありません!」
通信手「『シューレ』、沈没!」
次々と沈んでいく駆逐艦、魚雷はなおも接近してくる
そしてついに、艦尾に命中した
爆発音と共に、「アルディア」も沈んでいった・・・
第一特務潜宙艦隊 潜宙艦「伊−400」
音探手「敵駆逐艦三隻、撃沈!」
大宮大佐「・・・よし、輸送船団を攻撃する!」
第一特務潜宙艦隊、十数隻の潜宙艦で構成されているが、このとき戦闘に参加したのはわずか三隻であった
だが、それでありながらも航空攻撃、砲撃、雷撃の三本立てで敵輸送船団を壊滅させたのであった
大鳥少佐「とりあえず、降伏した船はそのままパレンバンへ回航する」
大宮大佐「また、Qシュタインに護衛艦の手配をしてもらわんとな・・・」
セイロン基地
アマティス兵士「中佐殿!大変な通達が入りました!」
ダークスピリッツ中佐「読み上げろ!」
アマティス兵士「デトロワ、ファントム、およびラファリエスがアマティス、デュミナス、オルキス、キュワール各国に正式に宣戦布告!これよりデトロワ
、ファントム、ラファリエスの艦艇は敵艦と認定されます!」
ダークスピリッツ中佐「・・・どうやら本当に敵となったようだな・・・」
クラシス「大変なことになりましたね・・・」
セイロン基地司令「全艦艇に告ぐ、これより敵艦隊迎撃作戦を発令する!総員、戦闘配置につけ!」
ついに、セイロン基地駐留の各艦艇に艇艦隊迎撃任務が下った
エレミア星系での大戦争が、始まろうとしていた・・・
第二十二話 終わり
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