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どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。

以上、さくらがちる頃に。

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宇宙戦艦紀伊 第二十五話
 松井一真  - 2006/7/15 8:12 -
  
第二十五話。前半の船団は特に関係無し
第二十五話 潜宙艦隊壊滅
日本戦車軍団、その主戦力は言うまでもなく艦艇である
もともと島国であるグリシネの国防のために結成されたため、艦艇を主力としているのだ
そして、大型艦を主力とした艦隊を保有している
宇宙でもそれは変わらず、戦艦「紀伊」を主軸とした第一特務艦隊は今でもキュワールの守りとして配置されている
戦闘はパレンバン近辺のみだが
日本戦車軍団第一特務艦隊 戦艦「紀伊」
松井元帥「・・・外惑星連合が正式にグンナと同盟を結んだそうだ」
ティーガー元帥「そろそろ、帝国の進撃も来るでしょうね」
松井元帥「・・・・・・今まで対潜火力がほぼ無かった奴らだが・・・」
ティーガー元帥「・・・・通商破壊、そろそろ潮時ですな」
松井元帥「ああ、そろそろルナツーも奪回せねばならんしな」
日戦軍団兵士A「現時点では戦果多数とのことですが」
松井元帥「今のところはな。いずれどうなるかは分からない」
既に松井元帥は何らかの予感があったようだ
この日も、大量の潜宙艦が通商破壊に出かけていた・・・
輸送船団上空
哨戒機「東海」機内
操縦手「機長、敵船団です!」
機長「・・・かなりの数だ、護衛もいない」
音探手「潜宙艦もいないようです」
機長「よし、潜宙母艦に打電!『敵輸送船団を発見、位置、ルナツー近海150浬(浬=海里:果たして宇宙でこの言葉が通用するかどうかは疑問である)!』」
数分後、三個潜宙艦隊が到着した。普段とは違い指揮艦も参加している
日本戦車軍団 潜宙艦「伊−168」
音探手「目標を探知、大型船多数!」
浦塩少佐「輸送船団だな。そろそろ潮時だと思っていたが・・・」
水雷長「どうしますか?」
浦塩少佐「通常魚雷を装填、雷撃準備にかかる!」
二十一隻の潜宙艦は戦闘体勢に入った
狼群戦法、すなわち、一隻が船団の注意を引き、その間に他の船が輸送船団の中央に突入、魚雷攻撃でさまざまな方角に襲い掛かるという戦法であった
このときは普段通り「伊−170」「伊−61」「伊−54」「伊−12」が囮となり各船団を狙うというものであった
わざわざ大軍を持ち込んだのは「もし敵の襲撃を受けた場合は乗員の『質』と艦船の『量』で対抗する」という戦法からである
普段は三隻一組なのだが・・・
音探手「艦長!目標多数接近!まだこちらに気づいていません!」
水雷長「雷撃準備完了!」
浦塩少佐「よし、行くぞ!撃て!」
無数の魚雷が発射された。他艦も続く
輸送船団 輸送船「T−195(注:T=TroopShipの略、輸送船)」
乗組員A「船長!敵の潜宙艦です!」
船長「何っ!?気づかれただと!?ラファリエスの潜宙艦隊はどこに行ったんだ!?」
乗組員B「少し前から発見できません!」
乗組員C「魚雷接近!」
船長「くそっ!なんてこった!」
直後、輸送船T−195は大爆発を起こしたのであった・・・
日本戦車軍団 潜宙艦「伊−168」
音探手「敵輸送船撃沈!」
浦塩少佐「まずは一隻・・・」
輸送船団 輸送船「T−153」
乗組員A「T−195沈没!」
船長「奴らの襲撃か!?」
乗組員B「分かりません、しかしこの音響は海大型です!」
船長「畜生、厄介な相手に出会ってしまった!」
乗組員A「右舷に魚雷接近!」
船長「取り舵一杯!」
何とか魚雷を回避したが、次とばかりはどうしようもなかった
乗組員C「艦首方向に魚雷!」
船長「面舵一杯!」
無論、回避運動も無駄であった
かくして、T−153は沈没したのであった
日本戦車軍団 潜宙艦「伊−58」
彼南少佐「よし、こっちも沈めた!」
水雷長「見事な戦果です!」
彼南少佐「無誘導魚雷でも、まだいけるようだな」
水雷長「さあ、次を狙いましょう!」
輸送船団 輸送船「T−187」
乗組員A「船長!T−153がやられました!」
船長「何だと!?」
乗組員B「そういえばラファリエスは護衛をよこすとか言ってましたが・・・」
船長「全く護衛が無かったではないか!あの詐欺師帝国め!今度あったら・・・」
乗組員C「魚雷接近!」
船長「面舵一杯!」
そして、輸送船T−187も続いた
一隻、また一隻と輸送船が沈んでいった
その中には燃料補給艦の姿もあった
日本戦車軍団 潜宙艦「伊−132」
音探手「敵輸送船撃沈!」
パナイ少佐「よくやった!」
水雷手「艦長、このまま行けば殲滅できますよ!」
パナイ少佐「そうだな。今までどおり行けばの話だがな」
パナイ少佐は鳴神の部下ではなかった。グリシネ海軍出で日戦軍団に転属してきたのだ
そのため浦塩や彼南と比べると経験が浅いのだ
だが、パナイも自分なりに頑張っているのだ
そして、ついに艦長兼戦隊司令という浦塩達ですら達成できなかった快挙を達成したのであった
無論、ただの人材不足であったのだが、パナイとしてはうれしい事実であった
このとき彼が撃沈した輸送船は「T−197」であった
パナイ少佐「しかし見事だな。今まで、こんなに船を沈めたことは無いぞ」
水雷長「自分もです。艦隊あわせて三十隻は沈めてますよ」
パナイ少佐「ただ、今回気になるのは護衛艦がいなかったことだな」
音探手「確かに、疑問ですね・・・」
日本戦車軍団 潜宙艦「伊−168」
浦塩少佐「浮上!浮上後は砲戦および漂流兵の救助を行う!」
砲術長「了解!」
普段どおり、彼らは輸送船団掃討の任務についた
ただ一つ、気になることがあったのだが・・・
浦塩少佐「・・・先任、どう思う?」
副長(先任将校)「・・・自分も、この状況は奇妙だと思います。何故、今まで何十回も攻撃を受けてきたのに、護衛がいないんでしょうか・・・」
無論、これはグンナの囮船団であった。だが、船団の乗組員はそれを全く知らなかったのだ
浦塩少佐「おい、漂流兵がいるぞ!救助しろ!」
通信手「了解!」
そして漂流兵多数を救出する結果となった(以後、各輸送船の乗組員は船名を表記する)
T−197乗組員「自分は何もわからないまま、護衛も無しにこの海域に船を進めました」
T−187乗組員A「自分もです。ただ軍部に『重要物資を搬送する』との指示を受けて・・・」
T−195乗組員A「私も、ただ『重要物資を輸送する。護衛はラファリエスが担当する』と・・・」
T−195船長「結局のところここであなた方の船に撃沈された次第です。何も、この作戦の意図がわからないんです」
おまけに、彼らの運んでいた「重要物資」の入ったはずの箱は、何も入っていなかったのだ
第二十五話 続く
引用なし
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宇宙戦艦紀伊 第二十四話 松井一真 2006/7/9 10:27
  Re:宇宙戦艦紀伊 第二十四話 松井一真 2006/7/9 10:28
   Re:宇宙戦艦紀伊 第二十四話 ダークスピリッツ 2006/7/11 22:16
   Re:宇宙戦艦紀伊 第二十四話 松井一真 2006/7/12 18:52
   Re:宇宙戦艦紀伊 第二十四話 ダークスピリッツ 2006/7/14 15:58
   Re:宇宙戦艦紀伊 第二十四話 松井一真 2006/7/14 17:57
   宇宙戦艦紀伊 第二十五話 松井一真 2006/7/15 8:12
   Re:宇宙戦艦紀伊 第二十五話 松井一真 2006/7/15 8:14
   Re:宇宙戦艦紀伊 第二十五話 松井一真 2006/7/15 8:14
   Re:宇宙戦艦紀伊 第二十五話 ダークスピリッツ 2006/7/16 1:57
   Re:宇宙戦艦紀伊 第二十五話 松井一真 2006/7/16 8:09
   宇宙戦艦紀伊 第二十六話 松井一真 2006/7/16 18:05
   Re:宇宙戦艦紀伊 第二十六話 ダークスピリッツ 2006/7/16 23:22
   Re:宇宙戦艦紀伊 第二十六話 松井一真 2006/7/17 7:50
   Re:宇宙戦艦紀伊 第二十六話 ダークスピリッツ 2006/7/17 19:34
   Re:宇宙戦艦紀伊 第二十六話 松井一真 2006/7/18 17:17
   宇宙戦艦紀伊 第二十七話 松井一真 2006/7/20 16:07
   Re:宇宙戦艦紀伊 第二十七話 ダークスピリッツ 2006/7/20 23:25

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んー、スパムとか面倒なんで勘弁。


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