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どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。
以上、さくらがちる頃に。
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第二十五話後半。パナイ少佐の経歴は浦塩達とは違っていた
第二十五話 潜宙艦隊壊滅
日本戦車軍団第一特務艦隊 戦艦「紀伊」
松井元帥「・・・そこで撃ったか・・・」
ティーガー元帥「何か、問題でも?」
松井元帥「彼の船には積んでなかったのだが、既に司令部から話が出ているのだよ、こいつらが出没する可能性がある、と・・・」
そう言って、松井元帥はスクリーンに潜宙艦の資料を浮かび上がらせた
最新鋭主力大型潜宙艦ワルグラ級・・・60隻(低出力電磁シールド搭載)
全長:160m
武装:53cm魚雷発射管8基8門(艦首6基、艦尾2基)
14cm単装レーザー砲3基3門(艦体上部3基)
20mm連装機銃10基20門(艦体上部左右舷5基ずつ)
最大潜行深度:350m
ラファリエス最新鋭主力大型潜宙艦。各国主力潜宙艦より大型で潜行深度も深い。大きさは潜特型とほぼ同等だが艦載機は無い模様
現在130番艦まで建造中
最新鋭主力巨大潜宙艦カナンガ級・・・15隻(低出力電磁シールド搭載)
全長:180m
武装:61cm魚雷発射管8基8門(艦首6基、艦尾2基)
15cm連装レーザー砲1基2門(艦体上部格納式1基)
14cm単装レーザー砲3基3門(艦体上部格納式3基)
20mm連装レーザー機銃12基24門(艦体上部6基ずつ)
最大潜行深度:400m
ラファリエス最新鋭主力巨大潜宙艦。ワルグラ級の拡大発展型で全長が180m、魚雷発射管は61cmに強化された。最大潜行深度は400mに達し、火力も高い
現在70番艦まで建造中
最新鋭主力超巨大潜宙艦ルアンガ級・・・1隻(中出力電磁シールド搭載)
全長:220m
武装:61cm魚雷発射管10基10門(艦首6基、艦尾4基)
15cm連装レーザー砲4基8門(艦体上部格納式4基)
25mm連装レーザー機銃14基28門(艦体上部左右舷7基ずつ)
最大潜行深度:420m
ラファリエス最新鋭超巨大潜宙艦。61cm魚雷(誘導魚雷搭載説あり)を十門と15cm連装レーザー砲4基を装備しており総合火力は重巡洋艦に勝る。最大潜行深度は400mを超え、ファントム以外では星系第1位の深さを誇る。同型艦も建造されているようだ
松井元帥「・・・私の推測では、パナイたちが出会ったのはこいつだ・・・」
ティーガー元帥「そんな・・・・」
松井元帥「うちの船は、こんな感じだな」
潜宙艦海大六型・・・八隻
全長:150m
武装:53cm魚雷発射管八基(艦首六、艦尾二)
10cm単装レーザー砲二基(後期型は12cm単装レーザー砲)
12.7mm単装レーザー機銃二基
解説:日本戦車軍団の潜宙艦。速力と航続力が高くなっている。後期型からは主砲が12cmに戻った
潜宙艦巡潜乙型・・・50隻
全長:150m
武装:53cm魚雷発射管八基(艦首六、艦尾二)
14cm単装レーザー砲一基
25mm連装レーザー機銃二基
艦載機一機(偵察機)
解説:日本戦車軍団の標準型潜宙艦。「伊−40」から「伊−45」までの6隻は機関を変更し速力が上がっている。「伊−54」、「伊−56」、「伊−58」は航続力が上がっている
ティーガー元帥「司令!でしたら、早急に帰還命令を!」
松井元帥「それは彼が魚雷を撃つ前に言うべきだった!私の判断ミスだ!畜生、私のミスでまた有能な部下を失ってしまった・・・・熱田に続いて二回目だ!」
ティーガー元帥「いや、まだ間に合います!」
松井元帥「ティーガー君!ルアンガ級の放つ魚雷をかわす事は不可能に近い!まして、わが隊の司令はグリシネ海大出のパナイだぞ!」
ティーガー元帥「さっき、彼は有能だと・・・」
松井元帥「ああ、確かにパナイは有能だ!だが、鳴神ほどではない!」
日本戦車軍団 潜宙艦「伊−132」
通信長「艦長!『紀伊』より入電です!」
パナイ少佐「読め!」
通信長「『パナイ少佐、敵艦は強い、超弩級戦艦の力を用いない限り撃退は不可能、帰還されたし。生きて帰って来い』!」
そして、魚雷は敵艦に命中した
普通なら、撃沈できる四発である
音探手「命中!撃沈です!・・・いや!敵艦健在!」
そして、潜宙艦「伊−134」は狙われていた
ラファリエス特務潜宙艦隊 潜宙艦「ルアンガ」
レオハン大佐「四発か・・・普通の船ならこれぐらいで沈むだろうが・・・残念だったな、軍団の諸君。あの船の艦長の顔が、見てみたかったな・・・」
艦長「撃て!」
そして、無数の魚雷が放たれた
伊−134は必死に回避運動を取る
しかし、相手は誘導魚雷であった
深度300まで潜れば何とかなるはずだが、グリシネ海大出の伊−134の艦長はそれを知らなかった
そして、ついに沈んでいった・・・
限界深度を超えて・・・
日本戦車軍団潜宙艦の歴史、いや潜水艦の歴史にすらなかった、轟沈であった・・・
日本戦車軍団第一特務艦隊 戦艦「紀伊」
松井元帥「・・・無駄だったか・・・」
ティーガー元帥「司令!」
松井元帥「・・・パナイ、すまない。また私のミスで、部下を死なせてしまった・・・」
ティーガー元帥「司令、やむを得ません、我が艦隊を出航させるのみです!」
松井元帥「今第一特務艦隊を出しても、相手はルアンガ、どこに出るかわからないぞ!」
日本戦車軍団 潜宙艦「伊−132」
音探手「艦長!艦尾方向から更に十隻!先の艦隊と戦力は同じです!」
パナイ少佐「何っ!?」
松井元帥(通信)「パナイ!もう無理だ!撤退しろ!」
パナイ少佐「そんな・・・我が日戦軍団が・・・」
松井元帥(通信)「私のミスだ。すまない。君たちだけでも生き残ってくれ。深度0まで急速浮上しろ!そうすれば、生還の糸口がつかめる!」
パナイ少佐「・・・・・」
松井元帥(通信)「急げ!もう魚雷は発射されんとしている!」
音探手「魚雷発射管の注空音!」←注空:潜水艦の場合「魚雷発射管の注水音」なんだが、宇宙だったら真空を入れるのだろう。ちなみにルアンガ級はスイムアウト式と思われる。なぜなら深度400で魚雷が発射できるからだ
松井元帥(通信)「早くしろ!魚雷が来るぞ!私は、せめて君だけは生かしたい!」
パナイ少佐「・・・・急速浮上!なるべく早くだ!」
そして、伊−132は急速浮上した
水測長「深度、250!」
音探手「敵艦、魚雷発射!」
水測長「深度240!」
発射された魚雷は二本、海大型を撃沈するのには妥当な数であった
水測長「深度230!」
パナイ少佐「・・・・・・」
伊−132は浮上していく。深度400から放たれた魚雷はそれに迫る
水測長「深度200!」
松井元帥(通信)「緊急浮上装置使用を許可する。急げ!今は一刻も早く乗員を救い出さなければならない!」
パナイ少佐「・・・緊急浮上装置、起動!」
緊急浮上装置、敵艦の魚雷が接近し、沈没確実の際に急速浮上させ乗組員を脱出させる装置である
何故緊急時でないと使用できないかというと、艦尾発射管に魚雷を集中させなければならないからだ
一斉に艦尾から魚雷を打ち出し、かなり離れたところで爆破、爆圧で前進するというものである
既に艦首の魚雷は使い果たしていた
そして艦尾から残りの魚雷が発射された
数秒後、大爆発を起こした。その勢いで伊−132は急速浮上する
速度計を見ると既に50Qktは超えていた
水測長「深度100!」
そしてありえない速力で、伊−132は浮上した
パナイ少佐「総員退艦!」
松井元帥(通信)「よくやった!」
そして、全員が退艦した数秒後、伊−132に誘導魚雷が命中。伊−132は沈没した・・・
既に、僚艦の姿は無かった・・・
ラファリエス特務潜宙艦隊 潜宙艦「ルアンガ」
レオハン大佐「・・・これで、殲滅だな・・・」
艦長「最後、敵旗艦が艦尾から魚雷を打ち出したときにはもうダメかと思いましたよ」
レオハン大佐「・・・確かに、本艦は中破している。もしこれ以上魚雷を喰らったら大変なことになっていただろう」
艦長「・・・しかし、あんな速度で浮上しておいて全く動かなかったとは・・・」
レオハン大佐「ハッチが開く音がした。おそらく、乗組員全員を生還させるための術であろう」
艦長「・・・・・・・さすが軍団、といったところですかな」
日本戦車軍団第一特務艦隊 戦艦「紀伊」
松井元帥「・・・全滅だ。たとえ伊−132の乗員が生還していようと、全滅は全滅だ・・・」
ティーガー元帥「・・・・・・・・」
松井元帥「ティーガー元帥、既に連邦潜宙艦隊は現場海域に急行中だな?」
ティーガー元帥「無論です。U−40を初めとする主力潜宙艦隊を派遣しております
目標海域、既に輸送船団はいなかった・・・
Qシュタイン第一潜宙艦隊 潜宙艦「U−100」
ミュンデ少佐「酷いな・・・一隻も残っていないぞ・・・」
通信長「艦長、伊−132の生存車です!」
ミュンデ少佐「よし、救出する」
各潜宙艦はパナイ少佐以下、伊−132生存車の救助に当たった
一方で、先の巨大潜宙艦の姿も見えた
各艦は救助後、直ちに魚雷を放ったが・・・
音探手「艦長!敵艦急速前進!」
ミュンデ少佐「何っ!?」
音探手「敵艦、レーダーより消失!」
ミュンデ少佐「・・・亜空間移動能力か!?」
キュワール連合軍最強の戦闘集団、日本戦車軍団初の全滅であった
そして、ラファリエスの潜宙艦は、これからも猛威を振るうのであった
第二十五話 終わり
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