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        |  | どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。 スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
 「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
 これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
 この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。
 
 以上、さくらがちる頃に。
 
 
 
 
 
 
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	 |  | 第二十六話。今回も戦闘自体は小規模
 第二十六話 JT18船団壊滅
 ついに日本戦車軍団の潜宙艦隊が全滅するという大惨事が起こった
 そして連合軍の通商破壊は終わった
 噂によればグンナの旧式、Shch型も改良型が建造されているという
 もはや日戦軍団単独で潜宙艦を作ることは不可能に近くなっているのかもしれない
 あの潜特型ですら既に「大型潜宙艦」の類になってきているのだから
 聞けば、あのラファリエスの潜宙艦隊が突如消失したのはやはり亜空間ドライブで、音探には感知されなかったが第二特務艦隊というシルグノームを初めとする艦隊がいたという
 反攻作戦の開始も近いというのに、大変なことになったものだ
 そして、その反攻作戦のために、内惑星連合の各艦艇がパレンバンに集結した・・・
 パレンバン基地
 松井元帥「たまには晩餐会というのも良いものだな。ずっと『紀伊』の司令室にいたからなぁ・・・」
 日戦軍団兵士A「内惑星連合の艦艇はやはり強力ですな」
 松井元帥「・・・今まで、これほど我が日戦軍団が活躍しなかったことがあっただろうか・・・」
 日戦軍団兵士B「・・・・・総帥・・・」
 松井元帥「このままではアマティスを初めとする内惑星連合各星との差が開き、我々の出番が・・・」
 あの技術革新以来、「紀伊」は既に旧式艦と化していた
 あれほど強かったというのに・・・
 ティーガー元帥「・・・捷一号作戦から、何ヶ月になりますかねぇ・・・」
 松井元帥「・・・もしや、このまま戦争、終わっちまうんじゃないかな」
 ティーガー元帥「・・・特務艦隊という肩書きがありながらも、出番はたったの一回ですか」
 松井元帥「・・・・・あれほど活躍していた通商破壊作戦も、前回の戦闘においては・・・」
 少し前に偽装商船による通商破壊を行ったが、そのうちの一隻が敵巡洋艦に特攻、沈没したためにこちらも中止となった
 彼らの眺める先には、内惑星連合の優秀な戦艦達の姿が見える
 「紀伊」とは比べ物にならないぐらい大きい
 「紀伊」の全長は480m、これは実はシルグノーム級と同じである
 「紀伊」はAD兵器こそ搭載していないが、その他の火力ではかなり強力だ
 現に、パレンバンではウルタンク艦を大量に撃沈し、敵第四艦隊を追い込んだほどだ
 聞けば、あの「紀伊」より巨大な船は空母「バミリオン」で、現時点では六隻ほどしか竣工していないという
 それよりも大きい「オルテウス」はデュミナスの象徴とも言える船だ
 キュワールの象徴だった「紀伊」や「ビスマルク」と比べると、全長では「大和」と「紀伊」ぐらいの差があるようだ
 ボルナソス大佐「・・・・・・・・・・キュワールってのは、小さな存在だったようだな・・・」
 松井元帥「ああ、確かに、小さな存在だったようだ」
 ガランタン大尉「しかし、我々の『ビスマルク』も強力な戦艦です。負けてはいられません」
 松井元帥「そうだな。『紀伊』型二番艦『尾張』も進水式を迎えた。後少しだ」
 だが、そんな中、再びキュワールを襲うラファリエスの潜宙艦があった・・・
 パレンバン近海、あと三時間でパレンバンへ到着するJT−18船団。指揮官はセラム大佐
 護衛に付くはクローゼ中佐が指揮を執る第五護衛艦隊。彼らが狙われたのである
 JT−18船団 輸送船「105号」
 セラム大佐(JT−18船団司令。車種:九五式軽戦車)「あと三時間か・・・しかし、やはり輸送船ってのは遅いものだな・・・」
 乗組員A「仕方ないでしょう。結局のところ輸送船ですから」
 乗組員B「理由になってないような・・・」
 セラム大佐「高速輸送船の開発が進んでいるようだが・・・」
 第五護衛艦隊 軽巡洋艦「エカンプ」
 クローゼ中佐(第五護衛艦隊司令。車種:IV号戦車G型)「もう少しで到着するな。しかし、護衛艦隊って意外と退屈なんだな」
 Qシュタイン兵士A「そういうものですね」
 直後、音探に大量の反応があった
 Qシュタイン兵士B「艦長!音探に感あり!」
 艦長「・・・この辺りに友軍潜宙艦はいない。敵だな」
 ラファリエス特務潜宙艦隊 潜宙艦「ルアンガ」
 レオハン大佐「目標を捕捉。攻撃を開始する」
 水測員「了解!」
 水測長「敵はこちらに気づいていないようです」
 艦長「これは好機だな。よし、魚雷装填急げ!」
 彼らは深度100に潜み、雷撃体勢を取っていた
 そして、ついに魚雷は発射された
 贅沢にも誘導魚雷だ
 日戦軍団は費用節約のために高価な誘導魚雷を用いず通常魚雷で雷撃を行っている。そもそも浮上砲戦を行うのは魚雷の節約のためであり、誘導魚雷で輸送船団を沈める余裕があるなら浮上砲戦は行わないのが普通である
 第五護衛艦隊 軽巡洋艦「エカンプ」
 艦長「何っ!?もう発射された!?」
 直後、輸送船数隻が大爆発を起こした
 Qシュタイン兵士B「・・・いったい、どうやって・・・」
 Qシュタイン兵士A[・・・誘導魚雷ですね。あれは」
 クローゼ中佐「ラファリエスだな。奴らだったら、それほどの余裕がある」
 見るや、後方で艦隊護衛艦数隻が炎上している。撃沈されたようだ
 艦長「・・・急げ、爆雷投下!」
 副長「爆雷投下!」
 次々と爆雷が投下される
 だが、再び魚雷攻撃だ
 艦長は思った
 普通に考えて、潜宙艦の魚雷再装填には時間がかかる
 たとえスイムアウト方式であってもそれは同じである
 それなのに、通常砲弾とほとんど同じぐらいの射撃速度ではないか
 何故、こんなに早く撃てるのだ
 艦長「・・・何故だ、何故ここまで早く・・・」
 クローゼ中佐「総員退艦だ、急げ!」
 艦長「・・・総員退艦!」
 直後、「エカンプ」は大爆発を起こした
 轟沈であった
 続いて、艦隊護衛艦が次々と沈んでいった
 まさか、対潜戦闘に重視した軽巡や艦隊護衛艦が、こうも簡単に撃沈されるとは
 残存艦艇も次々と沈んでいった
 更に、先ほど誘導魚雷をあれほど贅沢にぶち込んだにもかかわらず浮上して砲撃戦を挑んできたのだ
 おかしい、これでは誘導魚雷を切らして急速浮上したようなものだ
 もしかしたらそうなのかもしれない
 だが、相手は15cmレーザー砲八門を有する砲撃潜宙艦、勝ち目は無い
 装甲板も厚い。次々と輸送船が沈んでいった
 更に彼らの前に立ち向かったのは第二特務艦隊であった
 ラファリエス第二特務艦隊 戦艦「サンドランス」
 ファルツ准将(第二特務艦隊司令。車種:ナースホルン自走砲)「よし、残存船を殲滅する!AD兵器、撃ち方初め」
 なんと豪勢に、輸送船団にAD兵器を叩き込んだのだ
 JT−18船団 輸送船「105号」
 セラム大佐「何っ!?まさか輸送船団にAD兵器だと!?」
 艦長「くそっ・・・総員退艦準備急げ!」
 そして、輸送船105号は大爆発を起こし沈没した
 司令、艦長以下十数両が生き残ったのみであった・・・
 そして、最後に生き残った106号も砲撃を受け爆発、沈没した・・・・
 JT−18船団、壊滅・・・
 二十四隻の船団と十二隻の護衛艦を殲滅することなど、ラファリエスにとっては楽勝であった
 そして、この報告は瞬く間にパレンバン司令部に伝えられた・・・
 パレンバン基地
 松井元帥「晩餐会も終わったようだな、よし、今日は司令部で休むか」
 日戦軍団兵士A「総帥!大変です!」
 松井元帥「どうした!?」
 日戦軍団兵士A「JT−18船団がラファリエス軍の艦艇の攻撃を受け、全滅!第五護衛艦隊も全滅しました!」
 松井元帥「な、何だって!?」
 日戦軍団兵士A「先ほど連邦第一潜宙艦隊によって救出されたセラム大佐以下生存車によれば、敵艦は超高速で戦域を離脱したとのこと!」
 松井元帥「また亜空間ドライブか・・・」
 今まで一度も攻撃を受けることの無かったJT−18船団が全滅したのである
 今までに無い大惨事だ
 これでは我々キュワールはどうなるのであろうか・・・
 日戦軍団はどうなるのだろうか
 このままではプロトン合衆国の二の舞になりかねない
 司令室には、無惨な戦闘報告が書かれていた・・・
 
 内惑星連合軍
 日戦軍団JT−18船団(司令:セラム大佐 車種:九五式軽戦車)
 旗艦:大型輸送船「105号」 轟沈(AD兵器の命中による。辛うじて司令以下数名が脱出成功)
 大型輸送船「106号」 轟沈(ラファリエス艦の集中砲火による)
 中型輸送船16隻 沈没
 兵器輸送艦6隻 沈没
 残存艦艇:0隻
 
 Qシュタイン第5護衛艦隊(司令:クローゼ中佐 車種:四号中戦車G型)
 旗艦:ケルン級軽巡「エカンプ」 沈没
 艦隊護衛艦11隻 沈没
 残存艦:0隻
 
 内惑星連合軍 残存艦艇:0隻(全滅)
 
 外惑星連合軍
 ラファリエス特務潜宙艦隊(司令:レオハン大佐 車種:レオパルトI)
 旗艦:ルアンガ級潜宙艦「ルアンガ」 小破
 ルアンガ級1 中破
 カナンガ級4 中破、3 小破、1 無傷
 ワルグラ級1 大破(曳航)5 中破、2 小破、2 無傷
 残存艦艇:20隻
 
 ラファリエス第2特務艦隊(司令:ファルツ准将 車種:8.8cm対戦車自走砲ナースホルン)
 旗艦:シルグノーム級「サンドランス」 無傷
 シルグノーム級1 無傷
 スカウカル級6 無傷
 残存艦艇:8隻
 
 外惑星連合軍 残存艦艇:28隻(全艦生存)
 
 よりによって、自軍全滅、敵軍全艦生存という恐ろしい状況となってしまった
 一方で、ガトランティスから帝国側へ、増援が接近していたのであった
 第二十六話 終わり
 
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