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どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。

以上、さくらがちる頃に。

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宇宙戦艦紀伊 第三十四話
 松井一真  - 2006/8/8 13:36 -
  
第三十四話完成。今回は高性能探知装置を搭載したためいっそのこと戦闘中に大日本帝国潜宙艦であることを判明させました
第三十四話 帝国潜宙艦隊出現
ルナツー司令部には、パレンバンと同等の通信機材が集められていた
もともとここは補給基地であったため、要塞のような強固な防御兵装は無かった
そのために長砲身10cm高角砲が集められたのである
一方で、残存していたグンナ軍の兵装類は、全て兵器研究所に集められてグンナ帝国軍対空兵装の研究が行われている
戦闘機こそ爆破処分されたが、砲台類は残されていたのだ
だが、破損が酷いものもあり、やはり研究は難航したのであった
ルナツー司令部
松井元帥「本日は両舷上陸でな。まあ、最近まともな艦隊がこないからパレンバンでも両舷上陸だったがな」
ドニゲッテル少将「いやぁ、松井元帥は暇なようですね」
松井元帥「これでも部下の通信を毎日聞いてるんだぞ。まあそれが暇つぶしなんだろうけどな」
ドニゲッテル少将「通信が暇つぶしになるとは、やはり民間部隊ですな」
松井元帥「そうだな。諸君らみたいに国が存在するわけでもない。もっとも、グリシネは亡国ではないが」
ドニゲッテル少将「・・・話に聞きましたよ。工作部のセリ大佐が今回の防衛兵装に関してかなり驚いていたと」
松井元帥「何しろうちの高角砲しか配備しないんだもんな。何でそっちのハチハチは無いんだよ」
ドニゲッテル少将「8.8cmのほうは生産が難航しているんだ。プロトンのほうにも輸出しなきゃあかんし・・・」
松井元帥「そうそう、本日第三派の潜宙艦隊が到着したようだな。まずはパナイの奴に哨戒任務を担当させることにしたよ」
ドニゲッテル少将「パ、パナイ少佐!?」
松井元帥「ああ、あいつだが」
ドニゲッテル少将「前にヘマをやらかして潜宙艦隊を壊滅させた奴ですよ!なんであいつを・・・」
松井元帥「まあ、そういうな、少将。彼にもう一度チャンスをやろうと思う」
ドニゲッテル少将「チャ、チャンスですか?」
松井元帥「今度のあいつの船は『伊−65』だ。巡潜乙型、改二のやつだ」
巡潜乙型、改二。伊−15から始まる巡潜乙型の内、伊−40から伊−45までが速力等を向上させた巡潜乙型改であり、更なる改良型である伊−54以降のものを巡潜乙型改二と呼ぶ。この改二は伊−400と同じ探知システムを搭載しており、索敵性能が向上されている
巡潜甲型改二と同じく、広域探知を用いて敵艦を発見し、誘導魚雷で敵艦を撃破するという長距離戦法を用いる船となっている
ただし、海大型の一部の潜宙艦にはこのシステムは未搭載であり、以前パナイが乗っていた伊−132はまさにそれであった
ドニゲッテル少将「今回は巡潜ですから、前のあいつと比べりゃマシですが・・・」
松井元帥「前のあいつよりマシってなんだ。海大型は問題のある船かね?」
ドニゲッテル少将「いえ、そういう意味ではなく、探知装置の話であり・・・」
松井元帥「そうだったな。グリシネ海軍の奴に探知装置は難しいだろうと思っていたからな。だがやはり乗員の命のために金はかさむが搭載すべきであった・・・」
ドニゲッテル少将「費用の問題だったんですか?!」
松井元帥「ああ、ちょっとな。今回の船を建造するために少し渋ってな。だが。積んでいてもルアンガが相手ではな・・・」
ユゴス少佐「ルアンガ級巨大潜宙艦・・・」
ドニゲッテル少将「我々の艦隊を次々と撃破していった恐るべき船・・・」
松井元帥「だが、それらには必ず弱点があるはずだ。それを見つければ楽に倒せるはずだ」
ドニゲッテル少将「当然、それは我々にも当てはまるということですな」
松井元帥「そうだな。まあ、完璧な兵器というものは存在しないのだよ。それが兵器である限り・・・」
ユゴス少佐「松井元帥・・・・」
松井元帥「・・・では、ここで潜宙艦隊の通信を待つことにしよう」
ドニゲッテル少将「上陸中ですからな」
松井元帥は、一旦通信室でパナイ少佐たちの通信を待つことにした
同じ第三派で到着した浦塩達は上陸中である
今回はパナイに単独任務を取らせたのだ
彼が以前の戦闘でどれだけ成長したかを確かめるためであった
何しろグリシネは宇宙での戦闘経験が無いのだ。こうやって鍛えさせる以外に手は無い・・・
そしてルナツー近辺、ライトウォーター方面・・・
六隻の潜宙艦が哨戒任務についていた
潜宙艦「伊−65」、「呂−85」「呂−86」「呂−105」「呂−125」「呂−143」で編成された潜宙艦隊である
日本戦車軍団 潜宙艦「伊−65」
パナイ少佐「現時点では異常なし。この状況が何時間続いているのか・・・」
副長「確かに、長いですな・・・」
水測長「艦長!奇妙な艦艇確認!潜宙艦です!」
パナイ少佐「数は!?」
水測長「六隻・・・友軍の潜宙艦のようです」
パナイ少佐「なんだ、友軍かね。そう脅かすな」
通信長「・・・いや、この宙域には我々しか友軍はおりません!」
パナイ少佐「・・・・・敵ということか!?」
通信長「そういうことになるようです」
すると、新しく搭載されていた探知装置の画面に敵艦の種類が表示された
副長「・・・S型、および巡潜一型・・・」
パナイ少佐「旧式艦ではないか、これなら楽に・・・」
副長「いや、これを見てください」
画面上には潜宙艦の艦型と、スペックデータが書かれていた

最新鋭偵察潜宙艦ハ−9型(S型)・・・170隻
全長:120m
武装:53cm魚雷発射管6門18発搭載(艦首4門、艦尾2門)
   25mm連装レーザー機銃4基8門(上部左右舷2基ずつ)
   57mm連装両用機関砲3基6門(上部3基)
解説:大日本帝国最新鋭の哨戒潜宙艦。航続距離を長くするために艦を大型化して、武装も強化された。
中でも最新鋭57mm機関砲は初速、連射共に早く(毎秒350発)威力も高い。この型には主に先行量産型が装備されている。
現在250番艦まで建造中

長距離潜宙艦イ−1型(巡潜1型)・・・130隻
全長:155m
武装:53cm魚雷発射管8門26発搭載(艦首6門、艦尾2門)
   25mm連装レーザー機銃6基12門(上部左右舷3基ずつ)
   12cm連装両用レーザー砲3基6門(上部3基)
   偵察機1機搭載
解説:大日本帝国長距離潜宙艦。S型に匹敵する航続距離を持ち、全体的な性能も高い。
現在190番艦まで建造中

パナイ少佐「そんな・・・この巡潜乙型とほぼ互角ではないか!」
副長「厄介な相手ですね・・・」
パナイ少佐「迷っている暇は無い、誘導魚雷を装填せよ!」
大日本帝国 潜宙艦「波−97」
奥田中佐(波−97艦長兼潜宙艦隊司令。車種:三式中戦車)「敵艦の種類は?」
副長「巡潜乙型および中型、数は我々と同じ6隻です!」
奥田中佐「互角な相手だな。もっとも、我々の魚雷は高速魚雷だが」
日本戦車軍団の魚雷はおなじみの高速、誘導式の魚雷である
だが、帝国海軍の魚雷は無誘導でありながらかなりの高速である
副長「では無誘導高速魚雷を装填します」
奥田中佐「よし、装填初め!」
日本戦車軍団 潜宙艦「伊−65」
水雷長「艦長!魚雷装填、完了しました!」
パナイ少佐「よし、一番から六番、てっ!」
26本の魚雷が一斉に発射された
だが、それとほぼ同時に、10本以上の魚雷が次々と襲い掛かったのだ
水測長「艦長!魚雷接近、10本以上!」
パナイ少佐「何っ!?」
副長「一体、どういうことだ!?」
水測長「・・・・200ktの超音速魚雷です!」
パナイ少佐「200ktだと!?」
200kt、日本戦車軍団が開発している超音速魚雷の速力である
現時点で日戦軍団の魚雷は160ktほどである
だが、大日本帝国はすでに200ktの超音速魚雷を開発していたのだ
パナイ少佐「深度300まで潜れ!」
副長「深度300まで潜航!」
6隻の潜宙艦は潜航を開始した
だが、「呂−143」は間に合わなかった
必死に潜航したが、間に合わず甲板に高速魚雷が命中、爆沈した
水測長「『呂−143』沈没!やられました!」
一方、こちら側の魚雷が敵艦隊へ接近した
パナイ少佐「何発当たるか・・・」
そして、敵潜宙艦二に複数の魚雷が命中した
水測長「魚雷命中!」
パナイ少佐「戦果は!?」
戦果報告には以下の文章が書かれていた

敵潜宙艦隊
旗艦:波−97 損傷なし
伊−95 中破
伊−96 中破
伊−97 損傷なし
伊−98 損傷なし
伊−99 損傷なし

パナイ少佐「『伊−95』および『伊−96』が中破・・・」
水測長「艦長、魚雷全部、回避成功しました」
パナイ少佐「よし、魚雷再装填はどうか?」
水雷長「既に完了しております」
パナイ少佐「攻撃用意!」
だが、探知装置を見れば、6隻の潜宙艦は高速力で撤退を開始していた
パナイ少佐「・・・『呂−143』の仇を取れなかったのは残念だが、撤退だ。これより帰還する」
5隻の潜宙艦隊はルナツーへ帰還した
ルナツー司令部
松井元帥「・・・大日本帝国の潜宙艦隊か・・・」
ドニゲッテル少将「また一隻やられましたな」
松井元帥「今度は呂号だ。補充はたやすい。問題は船ではない・・・」
ドニゲッテル少将「乗組員ですね」
松井元帥「ああ、こればっかりはな・・・」
ユゴス少佐「・・・・確かに、そればかりはどうしようもありませんね」
松井元帥「・・・また色々と大変なことになるだろうな・・・」
ついに大日本帝国の潜宙艦が接近した。日戦軍団は新たな強敵に手を焼くこととなった・・・
第三十四話 終わり
引用なし
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宇宙戦艦紀伊 第二十八話 松井一真 2006/7/22 8:56
  Re:宇宙戦艦紀伊 第二十八話 松井一真 2006/7/22 8:56
  Re:宇宙戦艦紀伊 第二十八話 ダークスピリッツ 2006/7/22 12:50
   Re:宇宙戦艦紀伊 第二十八話 松井一真 2006/7/22 13:19
   宇宙戦艦紀伊 第二十九話 松井一真 2006/7/27 18:41
   Re:宇宙戦艦紀伊 第二十九話 ダークスピリッツ 2006/7/27 20:59
   Re:宇宙戦艦紀伊 第二十九話 松井一真 2006/7/27 21:22
   宇宙戦艦紀伊 第三十話 松井一真 2006/7/29 18:50
   宇宙戦艦紀伊 第三十一話 松井一真 2006/7/31 11:49
   Re:宇宙戦艦紀伊 第三十一話 ダークスピリッツ 2006/7/31 17:56
   Re:宇宙戦艦紀伊 第三十一話 松井一真 2006/7/31 20:30
   宇宙戦艦紀伊 第三十二話 松井一真 2006/8/3 14:19
   Re:宇宙戦艦紀伊 第三十二話 ダークスピリッツ 2006/8/5 0:30
   Re:宇宙戦艦紀伊 第三十二話 松井一真 2006/8/5 7:41
   :宇宙戦艦紀伊 第三十三話 松井一真 2006/8/7 17:40
   Re::宇宙戦艦紀伊 第三十三話 松井一真 2006/8/7 17:40
   Re::宇宙戦艦紀伊 第三十三話 ダークスピリッツ 2006/8/7 19:54
   Re::宇宙戦艦紀伊 第三十三話 松井一真 2006/8/8 8:31
   宇宙戦艦紀伊 第三十四話 松井一真 2006/8/8 13:36
   Re:宇宙戦艦紀伊 第三十四話 ダークスピリッツ 2006/8/8 23:32
    Re:宇宙戦艦紀伊 第三十四話 松井一真 2006/8/9 8:02
   Re::宇宙戦艦紀伊 第三十三話 ダークスピリッツ 2006/8/8 23:28
   Re::宇宙戦艦紀伊 第三十三話 松井一真 2006/8/9 8:04

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んー、スパムとか面倒なんで勘弁。


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