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どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。

以上、さくらがちる頃に。

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宇宙戦艦紀伊 第四十五話
 松井一真  - 2006/9/9 14:15 -
  
第四十五話。さり気に軍団の新手登場(おい)
第四十五話 帰還通達
ルナツー司令部
松井元帥「・・・計一六〇個分隊中、損害が皆無だったのは溝口分隊のみとは・・・」
ティーガー元帥「かなりの損害だったようですね」
松井元帥「まあやむを得ない自体だったのだろう。負傷車はパレンバン軍事病院に搬送されたそうだな」
ティーガー元帥「はい、ボルナソス大佐によれば、全員の収容を確認したとのことです」
松井元帥「・・・気がかりなのは第一独立艦隊なのだが・・・」
ドニゲッテル少将「・・・亡失認定から何ヶ月がたったんでしょうかね」
ユゴス少佐「・・・本当に壊滅したんじゃないんですか?」
すると、通信機の操作をしていた藤田上等兵が奇妙な通信をキャッチした
藤田上等兵(車種:九四式軽装甲車)「司令、第七艦隊所属、重巡『新高』より通信です。『オルキス本星周辺より奇妙な通信を探知、周波数からオルキス軍のものと思われる』以上です」
松井元帥「内容については?」
藤田上等兵「現在調査中・・・出ました。『我、第一独立艦隊、ロドリグ艦隊と共にオルキス軍ホンゴウ港に入港す』以上です」
松井元帥「・・・第一独立艦隊?」
ドニゲッテル少将「司令!やはりコスナー大佐は生きてたんですよ!」
松井元帥「・・・まて、国籍が出ていないぞ」
ドニゲッテル少将「しかしロドリグと共同となると、合衆国第一独立艦隊以外ありえませんよ!」
松井元帥「・・・あの方面の友軍が、ロドリグだけとは限らんぞ」
ドニゲッテル少将「・・・・・・確かにそうでしたね」
松井元帥「・・・だが、私はこの第一独立艦隊が、合衆国の艦隊であると信じたい。なぜならあの艦隊にはクラシス・コスナー君以外にも優秀な将兵が所属している。これを亡失認定のまま見過ごすことは出来ない。場所はオルキスだな?」
藤田上等兵「はっ、オルキス軍ホンゴウ港とのことです」
松井元帥「本郷軍港となると、オルキス最大の軍港だな」
オルキス軍、ホンゴウ港・・・
日戦軍団は「本郷」と当て字を打っている軍港である
オルキス軍の主要軍港の一つであり、約二十個艦隊が停泊できる規模だと言う
もっとも、どこの星が二十個艦隊なんて保有しているかは知らないが・・・
さて、今回の中心となるのは第一独立艦隊、言うまでもない、プロトン合衆国宇宙軍第一独立艦隊のことである
この艦隊は既に書いたとおり、第427航空隊の精鋭パイロットを寄せ集めて結成された大艦隊である
数ヶ月ほど前に戦力再編で、アマティスの小艦隊と同規模の艦隊となった
その際に若干乗組員を増やしたのは言うまでもない
戦力再編から数週間後に艦隊もろとも姿を消したが、傍受される通信によってその生存が明らかにされていた
「新高」によって、その艦隊がオルキス周辺にいたことが明らかになった
何故オルキスにいるか、それはロドリグの先遣艦隊と共に派遣されたからだ
そしてこの通信が傍受された時には、派遣艦隊の本隊と合流したのだ
第一独立艦隊 重巡「フィンバック」
クラシス「・・・これが本隊なのか!?」
カイト大尉「一体、どこまですごい規模なんですか?!」
彼らが驚くのも無理もない、何しろ派遣艦隊の本隊は総数734隻の大艦隊だったのだ
それこそ、キュワールだったら2国ほど合わせないと出てこない戦力だ
キュワール最大の戦力を持つ日本戦車軍団やQシュタイン連邦でも国中の艦艇を寄せ集めてようやくこの程度だ。それも、海防艦や潜宙艦を含めてである
だが、彼らの艦隊は主要戦闘艦艇のみでこの規模だ。ロドリグの造船技術は凄まじい
一方でその大艦隊の脇から独立行動をとる小艦隊があった
独立艦隊の増援である
とにかく、その大艦隊の指示の下、第一独立艦隊はホンゴウ軍港へと入港したのである
かなりの航海の末、ようやくのまともな上陸先である
しかし、やはりロドリグ軍四個艦隊はかなりの規模だ
何しろ軍港中がオルキスの巨大艦である
その軍港の端っこに、合衆国第一独立艦隊の姿があった
とりあえず燃料補給を行うことにした
大将の階級章をつけたオルキス軍の士官がやってきた
ホンゴウ軍港の司令官だろうか
オルキス軍士官「プロトン合衆国の方々は、大変な航海をされたと聞いた。諸君ら乗員も、休息が必要だろう。明日から、2週間のオルキス上陸を許可しよう。明日、また来る」
その言葉を言うと、士官は去っていった
去っていった後、独立艦隊の各員は大喜びした
何しろ久々の上陸である
かなりの長期航海の末に、やっとの上陸地
戦場を戦い抜いた将兵たちの休息の場
皆は楽しみに、翌日を待った
そして、翌日
先の士官の案内の下、各員はオルキスに上陸した
夏である
午前中は街中を歩き(?)まわった
さまざまな施設を紹介された
昼頃、士官がこういった
オルキス軍士官「一通り、終わりました。夜に帰艦するまで、自由行動です」
そして、士官は去っていった
とりあえず四両で一班を作って、それぞれに分かれて行動することにした
クラシス大佐は、参謀のベイト中佐、旗艦「フィンバック」艦長のカイト大尉、艦載飛行隊隊員の鳴神少尉と共に行動することにした
他の二班と共に海に行くことにした
何しろ気温は36℃、猛暑である
海についたとたんにほとんどの兵士が海に飛び込んでいった
どこにあったかも知らないフロートやマリンモーターを搭載して、である
クラシス「・・・本当にあいつらの行動の早さには感服するよ」
ベイト中佐「戦闘配置もあれぐらい早ければいいのに・・・」
クラシス「同感だな」
クラシス達は潜航して海を満喫することにした
四両は一斉に海の中へ入っていった
やはり綺麗である
珊瑚礁や色とりどりの熱帯魚の姿がある
やはり亜熱帯気候である
カイト大尉「本当に綺麗ですねぇ」
クラシス「そうだな」
普通に話すと聞こえづらいので水中無線で話した
他の乗員達は泳いでいるが、一旦彼らは浮上してシャワー室へ向かった
何分、増加装甲を付けているため、あまり潮水に浸かると錆びるのである
洗い流した後、四両は昼飯を食べることにした
ベイト中佐「とりあえず、今日は外で食べることにしますか」
クラシス「そうだな、艦内は弁当ぐらいしかないからな」
カイト大尉「自分も外で食べたいです」
鳴神少尉「賛成です!」
クラシス大佐はかつてからのパスタ好きであったため、パスタ店に行くことにした
しかし、鳴神少尉が反論した
鳴神少尉「自分はどんぶり屋に行きたいです!」
カイト大尉「おい!隊長はパスタ店に行くといっているぞ!」
ベイト中佐「隊長の言葉には従うべきだぞ!」
鳴神少尉「今は非常時ではありません!」
クラシス「まあ、喧嘩するな。ここは多数決で行こう」
鳴神少尉「ってそれは自分が不利じゃないですか!」
クラシス「それ以外に手段が無いだろ、すまんな、鳴神」
当然ながら三対一でパスタ店に決定した
飲食街のパスタ店に入った
そして店員に
クラシス「4両だ」
と言った
注文は以下のとおりであった
  氏名  :スパゲッティの種類:飲み物
クラシス大佐: ミートソース  :水
カイト大尉 : ペスカトーレ  :メロンソーダ
ベイト中佐 :  ナポリタン  :コーラ
鳴神少尉  :    たらこ  :水

クラシス「・・・そういえば気になっていたんだが、ペスカトーレって何だ?」
カイト大尉「ああ、魚介類とトマトソースのスパゲッティです。ペスカトーレってのは、漁師と言うそうですよ。味も、結構うまいです」
クラシス「へぇ〜、食ったこと無かったから分からなかったな」
続いて、スパゲッティが運ばれてきた
クラシス「鳴神はたらこか。そういえばおまえ、グリシネ系で和食が好きだったんだな」
鳴神少尉「本当はどんぶりのほうが良かったんですがね」
既にお気づきであろうが(というか気づかないわけが無いか)、鳴神少尉は日戦軍団第四艦隊司令、鳴神中将の息子である
本来なら日本戦車軍団に入隊するところだが、本人の意向でプロトン合衆国軍に入隊したのだ
中将の自宅に置かれていた「キュワールの航空機」に書かれていたF4F−4ワイルドキャットに乗るのが夢で、合衆国空軍第六飛行団第427航空隊(既にここで間違えている気がするのは気のせいだ)に入隊したが、既にF−16ファイティングファルコンに機種変更されていた
その後新設された宇宙軍にF4Fが配備されることが決定されたことを聞いた鳴神は宇宙軍航空隊に転属、ようやくF4FII(日戦軍団では「F4F−4」と呼ぶ)の操縦ができるようになったのだ
レシプロ機の操縦は非常に上手いのだが、ジェット機の扱いや誘導ミサイルの使用に関しては苦手で、そのためにF4FIIに乗っているのである
そういえば日戦軍団第七八航空隊は何故四四式戦闘爆撃機かというと、ジェット機が苦手なパイロットばかりを寄せ集めたからだったと聞く
このようにキュワールではジェット機が苦手なためレシプロ機を用いるパイロットが非常に多い
鳴神少尉「自分のところ、弟がいるんですよ。父のように、潜宙艦の名艦長を目指して、日戦軍団で訓練をしているんです」
ベイト中佐「ってことは、中将の後継ぎは弟に任せるということだな?」
鳴神少尉「そういうことになりますね」
話は続いた
かなりの長話になり、一時間ほどたってようやく店を出た
クラシス「鳴神、初めてのスパゲッティの感想は?」
鳴神少尉「意外とうまかったです」
それからも上陸休暇は続いた
あっという間に2週間が過ぎた
司令室で次の指示を待つことにした
そして、遂に通信が届いた
アデル大将(派遣艦隊総司令官。車種:スープラRZ)「貴艦隊のキュワール帰還が連合会議で決定された。これからキュワールまで向かってもらうことになった」
クラシス「キュワールに行くのは我々だけですか?」
アデル大将「ロドリグ軍独立艦隊と共同で行動することになった。現在、貴艦隊左舷方向に停泊している艦隊だ」
そのロドリグ独立艦隊の規模はかなりのものであった

ロドリグ第一独立艦隊(司令:クロイツ大佐 車種:スカイラインR34)
旗艦:コーラル級大型空母(艦長:ハリアス大佐 車種:RX−7サバンナ)
大型空母コーラル級1隻
正規空母ガダルカナル級15隻
正規空母ストレイト級15隻
主力戦艦ルイジアナ級2隻
主力戦艦サンダラー級15隻
航空巡洋艦デトロイト級4隻
重巡洋艦スクラントン級4隻
重巡洋艦コロンバス級20隻
軽巡洋艦フェンネル級1隻
駆逐艦ローレル級21隻
計99隻 航空機4972機

アデル大将「艦艇九十九隻、航空機4972機だ」
クラシス「ものすごい戦力ですね。安心しましたよ」
アデル大将「では、健闘を祈る。といっても、ここからは全部友軍領なのだがな」
そして通信は終わった
クラシス「しかし、明るい人だな」
カイト大尉「機関微速!出航!」
そして100隻以上の艦隊が出航した
ルナツー司令部
藤田上等兵「『新高』より入電!『第一独立艦隊はロドリグ艦隊と共にキュワールへ出航せり。現在友軍領域を航行中!』」
松井元帥「どうやら、戻ってこれるようだな」
ドニゲッテル少将「キュワールへ向かってくるようですな。こりゃ合衆国ですね。安心しました」
松井元帥「ああ、我が索敵圏内に捉えた場合は、『新高』より通信を送る。以上だ」
第一独立艦隊は、キュワールへ向かって進んでいった・・・
第四十五話 終わり
引用なし
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宇宙戦艦紀伊 第四十二話 松井一真 2006/8/30 14:10
  Re:宇宙戦艦紀伊 第四十二話 松井一真 2006/8/30 14:10
   Re:宇宙戦艦紀伊 第四十二話 松井一真 2006/8/30 14:11
   Re:宇宙戦艦紀伊 第四十二話 ダークスピリッツ 2006/8/31 17:44
   Re:宇宙戦艦紀伊 第四十二話 松井一真 2006/8/31 18:30
   R宇宙戦艦紀伊 第四十三話 松井一真 2006/9/3 18:45
   Re:R宇宙戦艦紀伊 第四十三話 松井一真 2006/9/3 18:47
   宇宙戦艦紀伊 第四十四話 松井一真 2006/9/6 22:01
   Re:宇宙戦艦紀伊 第四十四話 松井一真 2006/9/6 22:02
   Re:宇宙戦艦紀伊 第四十四話 ダークスピリッツ 2006/9/7 16:58
   [管理者削除]
   宇宙戦艦紀伊 第四十五話 松井一真 2006/9/9 14:15
   Re:宇宙戦艦紀伊 第四十五話 ダークスピリッツ 2006/9/9 15:01
   Re:宇宙戦艦紀伊 第四十五話 松井一真 2006/9/9 15:45
   宇宙戦艦紀伊 第四十六話 松井一真 2006/9/10 20:39
   宇宙戦艦紀伊 第四十七話 松井一真 2006/9/12 21:08
   宇宙戦艦紀伊 第四十八話 松井一真 2006/9/16 15:54
   宇宙戦艦紀伊 第四十九話 松井一真 2006/9/16 16:26
   Re:宇宙戦艦紀伊 第四十九話 松井一真 2006/9/16 16:27
   Re:宇宙戦艦紀伊 第四十九話 相澤康平 2006/9/16 22:11

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んー、スパムとか面倒なんで勘弁。


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