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        |  | どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。 スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
 「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
 これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
 この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。
 
 以上、さくらがちる頃に。
 
 
 
 
 
 
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	 |  | 後半。Bv−238ですが、たまにBv−283になってるかもしれません
 第四十九話 滑走路を探せ
 そして、遂に滑走路までたどり着いた
 ホーポス中佐「ここだな」
 最下層部にあったその滑走路は、ほとんど手付かずであった
 占領直前の状況のままだったのだ
 ルドルフ軍曹「隊長!この格納庫は他のより大きいようですが・・・」
 ホーポス中佐「よし、開けて見るぞ」
 ホーポス中佐が管制塔に行き、格納庫の扉を開けた
 シャッターが完全に開くと、見たことも無い巨大な機体がそこにあった
 Qシュタイン連邦、Bv−238輸送機の改良型、Bv−238II(連邦正式名:Bv−238C)であった
 全長47m、車両250両または貨物30tを搭載できる大型機である
 もともと飛行艇として開発されていた機体だが、陸上輸送機として改装されたのだ
 本国では爆撃機型のBv−238Bが開発されているそうだが・・・
 ルドルフ軍曹「・・・確か、Bv−238C型試作機のうち、一機だけが行方不明になっていたと聞いたが・・・」
 ホーポス中佐「この機体だったようだな・・・」
 ノイン二等兵「さすがに、埃がかかっていますが、発動機はちょっと直せば回りそうです」
 ルドルフ軍曹「・・・こりゃ、かなり良好な状態だな。隊長、整備班を呼んできてください」
 ホーポス中佐「分かった。ところで立場が逆になってる気がするが気のせいか?」
 ルドルフ軍曹「・・・・・・・・」
 ホーポス中佐は設営隊本部から、整備班を送るよう要請した
 しばらくすると整備班がやってきた
 そして、数分ほどで整備を完了させた
 整備員「これで、動くはずです」
 ルドルフ軍曹「よし、ルナツー司令部に打電する」
 ルナツー司令部
 藤田上等兵「司令!ベータ基地より入電、『ベータより負傷車をパレンバンへ搬送す。パレンバン基地滑走路を空けておくように頼みます』以上です!」
 松井元帥「何っ!?滑走路!?輸送機がベータにあるのか!?」
 ドニゲッテル少将「司令!あれですよ。ベータ基地の秘匿滑走路!あそこに何機か、新型機を隠しておいたそうです!」
 松井元帥「ああ、それだったのか!となると、時期から察するにブロームフントフォスBv238Cだな。了解。勝山、パレンバンの第一滑走路を空けるよう打電しろ」
 勝山一等兵「了解!」
 ベータ基地 第五滑走路
 負傷車が集まった。ホーポス中佐も負傷していたのだが、管制塔に立った。機長は救出を敢行したアコース少佐である
 ホーポス中佐「・・・それで、主操縦士は誰にするのかね?」
 そう、陸軍部隊に、航空機、それも巨大輸送機を操縦できるものなどほとんどいなかったのだ
 ノイン二等兵「自分がやります!」
 ホーポス中佐「ノイン二等兵!君は大型機免許を・・・」
 ノイン二等兵「持ってます。四発まで持ってますよ。六発もできると思います。理論上、四発機も六発機も、大きさが変わるだけですから。入隊前はパイロットだったんです。空軍に入隊できなくて、陸軍輸送機部隊に入隊したんですが、腕はいいんですが上との問題がありまして・・・」
 ホーポス中佐「入隊数ヶ月とは戦闘部隊のことだな?」
 ノイン二等兵「はい、操縦では一年は経過してるかと思います」
 ホーポス中佐「よし、操縦は君に任せる」
 ルドルフ軍曹「自分も、パレンバンまでいきます。副操縦士を担当します」
 ホーポス中佐「操縦はできるのか?」
 ルドルフ軍曹「ユンカースあたりまでならできますが・・・しかし、ノイン二等兵がやってくれると思います」←ユンカース:Ju−88のこと。万能機で、さまざまな用途に使われる。ちなみにJu−87は「スツーカ」
 ホーポス中佐「了解。滑走路扉、開け!」
 フンケン上等兵「Runway Gate Open!Runway Gate Open!」
 Qシュタイン兵士A「Quickly!Quickly!」
 滑走路の扉が開き始める
 フンケン上等兵「Runway Gate Open!Runway Gate Open!」
 Qシュタイン兵士B「Twenty seconds before」
 そして、完全に開いた。機体の前方には無数の星々が見える
 そしてフンケン上等兵が叫ぶ
 フンケン上等兵「All right? Let’s Go!」
 続いて、ルナツー司令部の松井元帥と、第五滑走路管制塔のホーポス中佐が叫ぶ
 ホーポス中佐「Bv−238C、離陸を許可する!」
 松井元帥(通信)「Bv−238C、離陸を許可する!健闘を祈る!」
 そして、ノイン二等兵は発動機のスイッチを入れた
 轟音と共に、左翼第一エンジン、左翼第二エンジン、左翼第三エンジン、右翼第三エンジン、右翼第二エンジン、右翼第一エンジンが次々と回りだす
 ブレーキを解除、機は進み始める
 速度計が離陸速度まで達した
 アコース少佐「よし、離陸!」
 そして、操縦桿を引いた
 第五滑走路先端はガンドルフ側の方角なので、ゆっくりと機を旋回させる
 ルナツー司令部
 松井元帥「・・・Runway Gate Open!って図ったな。あれ、あの地下基地の奴」
 藤田上等兵「ああ、あれですね。Qシュタイン連邦領内にある極秘滑走路。あれも同じような感じで発進しますからね」
 松井元帥「さて、それはともかく、今までで最長の宇宙飛行になりそうだな」
 ドニゲッテル少将「まさかこんな時に、あの機体が役立つとは・・・」
 ユゴス少佐「意外でしたね・・・」
 Bv−283Cには燃料が満載され、さらに増槽まで付けている
 勝山一等兵「山岡大佐より通信です」
 山岡大佐(通信)「こちらライトウォーター基地、現在上空を輸送機が通過中。機の状況は安定している模様。以上です」
 ライトウォーター基地
 山岡大佐「しかし、あんな機体がいるとは思いませんでした。まさかC−133以外にもいたとは・・・」
 島村兵長「これまた大きい機体ですねぇ」
 高田上等兵「しかしQシュタイン連邦はもっと大きな機体を作っているそうですからね。我々も負けてられませんね」
 山岡大佐「あれほどの機体を発進できる滑走路があったとはな・・・」
 機はそのまま、ルナツーの方角へ進んでいく
 ライトウォーターの滑走路にはいくつかの飛行機が停止していた
 ほとんどの兵士が巨大な輸送機を見上げていた
 Bv−283Cはそのままルナツーへ向かう
 副操縦席のルドルフ軍曹は熟睡していた
 ノイン二等兵は疲れていたが、この機体には自動操縦装置がない。副操縦士が寝ているので自分がやらねばならない、ノインは操縦を続けた
 そしてルナツー上空に到達した
 ルナツー司令部
 松井元帥「こちらルナツー司令部、Bv−238Cを確認、パレンバン第一滑走路を空けるため、第一滑走路へ着陸せよ。以上」
 藤田上等兵「Bv−238C、パレンバンへ針路を変更しました」
 勝山一等兵「パレンバン飛行場より入電、第一滑走路を空ける準備が完了したとのことです」
 松井元帥「了解。そのままパレンバンに向かわれたし」
 既に離陸してから5時間ほどが経過していた
 Bv−238C機内
 ルナツーを抜け、そのままパレンバンへ
 途中で、輸送船団のようなものを見かけた
 日の丸が揚がっている。日戦軍団の船であろう
 兵員輸送かと思ったが、詳細は不明であった
 550kmの速度を保って、パレンバンへ向かう
 そして、パレンバンの街が見えてきた
 ボルナソス大佐(通信)「こちらパレンバン基地。着陸を許可する。第一滑走路へ着陸せよ」
 ノイン二等兵「了解。ルドルフ軍曹、起きてください」
 ノイン二等兵はルドルフ軍曹を起こした
 ルドルフ軍曹「すまん、つい寝てしまった」
 すでに5時間以上寝ている。今までの戦闘で疲れたとはいえ、つい寝た程度としてはあまりにも長い
 速度を落としつつ、脚を降ろす
 ゆっくりと高度を下げ、着陸。ブレーキをかける
 無事、着陸に成功した
 アコース少佐「任務完了。諸君、良くやった」
 ノイン二等兵「といっても、操縦は自分だけでしたけどね」
 直ちに、フレイ中佐は軍事病院へ搬送された
 手術が行われることになった
 なんとか、命は取り留めたそうだ
 病室は九龍少佐と同じだった
 パレンバン軍事病院
 九龍少佐「・・・フレイ中佐!?」
 軍医「安心してくれ。命は取り留めた」
 九龍少佐「・・・一体、何があったんですか?」
 軍医「私には知らされていないが・・・どうやらベータ基地で何かあったようだな」
 そして、九龍少佐はベッドに戻った
 ルナツー司令部
 松井元帥「それで、Bv−238Cはどこに着陸することになったのかね?」
 藤田上等兵「パレンバンを離陸後、一旦ルナツーに着陸するとのこと」
 松井元帥「そうか。本来なら無補給でライトウォーターまでいけるんだな?」
 藤田上等兵「はっ、そう聞いております」
 松井元帥「さて、次の作戦だが、しばらく補充期間となるな。ライトウォーターのほうで整備が完了したら、他の艦隊は行動を開始するだろうな」
 その後、第五滑走路を発見したホーポス中佐とルドルフ軍曹が昇進し、操縦を担当したノイン二等兵が本来は「戦死車しかできない」と言われている二階級特進した
 フレイ中佐は、救われたのであった
 第四十九話 終わり
 
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