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どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。
以上、さくらがちる頃に。
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第三防御陣地陥落。一部の砲兵装は資料が無かったので省略してます
第七十話 パレンバンからの手紙
そして、ついに敵部隊が強行上陸を果たした
第一防御陣地の機銃、火砲が果敢に砲撃する
機銃はMG08が六丁、MG34が二丁、MG34対空仕様が六丁、2cmFlak38が四丁。あわせて十八丁にも及ぶ
火砲に関してもかの有名な8.8cmFlak36四門配置されているほか、7.5cmFlak四門、3.7cmPak36/37が六門、5cmPak38が四門、5cmFkが六門、7.5cmFk38が二門配備されている
ラフォールス少佐「向こうはざっと三〇〇〇両、こっちは七〇〇両だ。篭城戦で行くぞ!」
この陣地が突破されるまで、どれだけの敵を倒せるか
戦線は我が方が不利。敵も榴弾砲を運んできている
Qシュタイン兵士B「敵も榴弾砲を持っているようですね」
ラフォールス少佐「進んできたものだ。ベータでの反省か?」
ベータでは遠距離攻撃用の砲台が少なかったため、地底戦車に次々と部隊が倒されていった。おそらく、ラファリエス軍もその反省で、遠距離攻撃が出来る榴弾砲を持ってきたのだろう
もっとも、あの時は艦砲射撃があったから、似たようなものだろうが・・・
第三防御陣地も、同じ篭城戦法を取っていた
スターク少佐(車種:M4A3E8)「なんとしてでも死守しろ!それが俺たちに下された命令だ!」
第三防御陣地には、M2重機関銃十二丁、M1919重機関銃十四丁、M1918小銃十四丁といった各種機関銃が配備されている
このうちM2重機関銃はこの基地で配備されている機関銃では最も威力が高く、もっとも戦果が挙げられるであろうといわれた物であった
砲に関してはM3対戦車砲十門、M1対戦車砲十門、M3高射砲八門、M1A1高射砲四門が配備されている
このうち、M3高射砲は対空、対地ともに威力が高く、過去の戦闘においてもことごとく敵機を撃墜したとの記録が残っているほどだ
それゆえに、第二防御陣地に次いで堅い陣地であることには変わりは無い
そのとき、突如として防御陣地入り口を爆風が襲った
スターク少佐「何だっ!?」
傍らにいたライカミング曹長が返答する
ライカミング曹長(車種:M4A1)「隊長、敵の砲撃です!」
スターク少佐「艦砲射撃かっ!?」
ライカミング曹長「いえ、陸上砲台のようです!」
スターク少佐「連中はあれほどの威力を持つ陸上砲台を所有しているのか?!」
ライカミング曹長「・・・どうやら、そのようです!」
敵陣の遠方を見ると、確かに戦艦の主砲塔のような巨大な砲台が見える
そして、その敵部隊が前進を開始している
スターク少佐「機銃、砲陣地応戦始め!死守せよ!」
そう叫ぶや否や、スターク少佐は敵部隊へ突撃を開始した
一方、ラファリエス軍は、28cm砲という艦砲に匹敵する大砲を持ち込んでまでも、敵の防衛陣地を破壊できないことに苛立っていた
この攻撃部隊の指揮官、ケファルス大佐は狙撃手である
狙撃照準機を使って、2500mの遠距離から、第三防御陣地に居座る合衆国軍を狙っていた
突撃してくる部隊の中に、他の車両とは装飾の異なるイージー・エイトを見つけた
後続の車両は通常のM4A1や、M3リー・・・いや、グラントであった
おそらく、部隊の指揮官だろう。照準をその指揮官に合わせる
正射必中。敵のターレット・リングを狙い、撃った・・・
ライカミング曹長は、聞きなれない砲声を聞いた
通常の徹甲弾ではない。ニビリアの精鋭兵が使う、高速徹甲弾に似た音だ
ライカミング曹長「隊長!危険です!」
スターク少佐「なんだっ?!」
しかし、間に合わなかった。ターレット・リングに、砲弾は命中した
ライカミング曹長「隊長!」
しかも、その高速徹甲弾は、いわゆる「高速徹甲榴弾」であった・・・
後続のM4A1が、指揮官と思しきイージー・エイトへと駆け寄った。しかし、そのイージー・エイトは事切れていた
ケファルス大佐(車種:SU−85)「よし、全軍突撃!一気に陥とすぞ!」
指揮官を失い、自慢の統制力を失った合衆国軍を撃破することなど、造作も無い
あっさりと包囲網を形成し、第三防御陣地は陥落した
第二防御陣地に、数両の合衆国軍兵士が駆け込んできた
高須少佐「・・・どうした?!」
ライカミング曹長「第三防御陣地、陥落!・・・指揮官、スターク少佐は戦死されました!」
矢矧中佐「・・・そうか・・・」
溝口少佐「・・・司令、次は我々の番です。スターク少佐の仇を討ちましょう!」
矢矧中佐「・・・そうだな、溝口。よし、俺の直轄分隊と、溝口分隊は入り口近辺にて待機だ」
溝口少佐「・・・今のうちに、写真機で隊員を撮っておきますか」
全員で集合写真を撮るほか、それ以外にそれぞれが一両ずつ写った写真も撮る
溝口少佐「・・・諸君、今回我々はこのパレンバン基地を防衛する任務に当たる。ライトウォーターのときのように、退くことは出来ない。だが、無茶はしてはならない。勇気と無謀は、紙一重だ」
彼らの並んでいるところの前には長い机があり、そこには料理が乗っている
高須少佐「・・・敵襲の前に、食事を済ませて置くように」
溝口少佐「中隊各員へ、何度も言うが・・・死んではならんぞ!」
佐藤大尉 \
日戦軍団兵士 >「ハイッ!」
萬屋大尉 /
宇野沢中尉\
田辺曹長 >「了解!」
佐軒准尉 /
返答も、普段どおりだ
だが、この中で生きて帰って来れるのは、果たして何両だろうか・・・
ベイシャン級大型空母「タイシャン」。ラファリエス軍の誇る大型空母で、その火力は巡洋戦艦に匹敵するという
その空母の格納庫に、普段は入っていない航空機が入っていた
大日本帝国の飛行機のようだ
その飛行隊の隊長が言う
飛行隊長「相手はエンデルス中佐機を撃墜した強敵だ。心してかかれ!」
大日本帝国兵士「了解!」
数十秒後、飛行甲板に三機の九六式艦上戦闘機と、三機の零戦一一型が上がってきた
そして、飛行甲板から発艦。行く先は、無論パレンバンである・・・
Qシュタイン連邦、第341航空隊
指揮官はユーリス少佐。精鋭の飛行隊である
二機のBF−109Gと、二機のFw−190Dが飛んでいる
そこに、六機の戦闘機が襲い掛かった
そのうち二機が一機ずつ単独で行動し、残りの四機はそのまま二機編隊で襲い掛かった
一瞬であった。あっさりと四機の戦闘機は撃墜されてしまった
Qシュタイン航空兵(通信)「隊長!四機の応答が途絶えました!」
ユーリス少佐「なにっ!?」
Qシュタイン航空兵(通信)「六機の大日本帝国軍航空機の攻撃を受け・・・隊長!来ました!」
それから数秒後、その機体からの通信も途絶えた
ユーリス少佐「た、たった六機の敵機に対し、この損害・・・」
どうやら、京城少佐のような精鋭搭乗員が乗っているようだ
ユーリス少佐「京城少佐!燃料補給を早く!」
京城少佐(通信)「こっちも急いでるんですよ!機体整備もそれなりに済ませておかないと・・・」
若干、被弾している機体が数機ほどいるので、それらの修理が必要だったのだ
が、既に整備を完了している機体がいた
そう、プロトン合衆国第133航空隊だった
ラグラ中佐「管制官、発進許可を!」
管制官(通信)「・・・しかし、僅か十八機では・・・」
ラグラ中佐「こちらもそれなりに腕はあります!京城少佐にも勝るとも劣りません!」
彼には熱意があった。管制官もそれを理解していた
管制官(通信)「・・・分かった。離陸を許可する」
ラグラ中佐「ありがとうございます!」
そこに、京城少佐がやってきた
京城少佐「すぐ追いつくんで、持ち堪えてください」
ラグラ中佐「分かってる、そう簡単には墜とされんよ」
かくして、十八機の戦闘機は、パレンバンの飛行場を飛び立っていった
状況は劣勢だった。ラファリエスの航空機とはほぼ互角に渡り合っていたが、大日本帝国の精鋭には対処が困難だった
既に八機ほどが落とされていた
そのとき、ユーリス少佐機に通信が入った
ラグラ中佐(通信)「こちら第133航空隊、日戦軍団航空隊到着まで、援護する!」
ユーリス少佐「・・・どういうことですか?」
ラグラ中佐(通信)「管制官に無茶言って、離陸させてもらった」
ユーリス少佐「・・・さすが、ラグラ中佐。操縦の腕と、熱意はかなりの物ですね」
これで、状況は互角となった
次々と飛来する敵編隊。ラグラ中佐機は華麗に銃弾をかわし、次々と敵機を撃墜していく
数分後、日戦軍団航空隊が到着した
それと同時に、Qシュタイン連邦航空隊は撤退を開始した
京城少佐は、前方に飛来する九六式艦上戦闘機を見た
どうやら、向こうの精鋭らしい
背後を取るが、捻り込みでかわされる
直後、銃弾の雨が降り注いだ
しかし、それをかわし、再び敵の背後につく
敵機、それを捻り込みでかわす
激しい格闘戦が、続いた
援護のために飛来する友軍機も、別の機体に次々と落とされていった
直後、敵機が急降下を開始した
京城機、後を追う
しかし、零戦最大の難点は、機体強度であった
防弾性を高めるために機体強度を上げた烈風、電征とは異なり、零戦、特に一一型は軽量化のために機体強度が低く、急降下時に速度が650kmを超すと空中分解の恐れがあるのだ
だが、敵の九六式艦戦はそうではなかった。結局のところ、振り切られてしまった
日戦軍団は、いつもそうだった。大日本帝国軍の精鋭を幾度か追い詰めたりするが、いつも振り切られてしまう。そうしているうちに、こちらの精鋭は次々と撃墜されていく
皮肉な物であった
九六式艦戦に搭乗する坂井大佐は、五機の僚機を集めた
下手をすると、撃墜されるところであった
杉田大佐(副隊長。車種:五式中戦車)「危ないところだったな」
坂井大佐(車種:五式中戦車)「ああ、あれがエンデルス中佐機を撃墜した強豪だな」
杉田大佐「・・・今度は、ああやって振り切ることは難しいかもしれんぞ」
坂井大佐「ああ、そうかもしれんな・・・」
六機の戦闘機は、今作戦での母艦である「タイシャン」へと戻っていった
基本的に、僚機が撃墜される前に手を引くのが坂井大佐のやり方である。生き延びれば、再出撃は出来るし、経験も積めるのである
この日の彼らの戦果は、戦闘機十六機撃墜、火砲三門破壊であった・・・
第七十話 続く
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