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どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。

以上、さくらがちる頃に。

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宇宙戦艦紀伊 第六十九話
 松井一真  - 2007/3/24 21:03 -
  
第六十九話完成。まずはクリークの兵器試射。あのQタンクも登場
第六十九話 超兵器K−1号
クリーク王国、ヴァーレン軍事試験場
そこに並べられた、巨砲の群れ。それは、クリーク王国軍の新兵器であった
クリーク軍総司令官「・・・諜報主任、これに勝る敵兵装は知っているかね?」
諜報主任のシュラムが言う
シュラム(車種:T−35B(架空戦車))「いえ、自分は、ご存知ありませんが・・・」
クリーク軍総司令官「・・・いや、存在してはならんのだよ。我々は必ず敵に勝る兵装を持たなければならない・・・」
シュラム「・・・そろそろ、始まるそうですな」
クリーク軍総司令官「そうだな」
クリーク技術将校「まずは、広範囲光学兵装『デヴァイン・バスター』の試射を行います!」
「デヴァイン・バスター」。最新型80cmレーザー砲である。いわゆる波動レーザーの一種であり、桃色がかった紫色の光線を発する。命中直後、半径1000mを巻き込む大爆発を起こすのだ
轟音とともに光線が放たれる
標的に命中、大爆発を起こし、標的は「消滅」した
クリーク軍総司令官「・・・見事だ。これほどの威力を持つ80cm光学砲は、無いだろう・・・」
クリーク技術将校「続いて、拡散広範囲光学兵装『フォトン・ランサー』の試射を行います!」
「フォトン・ランサー」。プラズマ弾を打ち出し、目標上空で拡散、無数の子弾となり、広範囲に降り注ぐ。欠点は弾薬数の少なさであり、砲塔一基ごとに

五発から十発程度しか搭載出来ないことである
しかし、拡散後も、通常弾の半分程度の威力を維持しているのだ
ニビリアの拡散レーザー砲は、拡散後の威力は通常弾の四分の一程度なのだ
つまり、ニビリアの拡散レーザー砲の二倍程度の威力を持っているのだ
発射された光線は、目標上空で拡散、命中し、爆発した
クリーク軍総司令官「巡洋艦クラスの砲兵装で、これほどの威力を発揮できるとは。ここまでは、全て正式採用されているそうだな?」
シュラム「はい、しかし、試射は初めてだそうで・・・」
クリーク軍総司令官「技術科も自信満々だな」
クリーク技術将校「続いて、高威力広範囲光学兵装『スターライト・ブレイカー』の試射を行います」
「スターライト・ブレイカー」。口径250cmの巨大な砲身から、先の「デヴァイン・バスター」の五倍もの威力と爆発範囲を有する金色の光線を放つのだ
さすがに、爆発範囲の広さから、施設内でモニター越しに確認することとなった
沖合いに標的艦を並べ、発射。細い光が放たれたかと思うと、それを追うように金色の光線が放たれた。中心部の標的艦に命中後、まず光が見えた
続いて、巨大な煙が上がり、雲と化した。そして、地鳴りのような轟音が響いた
クリーク軍将校「・・・まるで、アニメか何かの光景ですな」
クリーク軍総司令官「・・・諜報主任」
シュラム「はい」
クリーク軍総司令官「何故、技術科の連中はここまで凄まじい威力の兵器を造っているか、分かるか?」
シュラム「・・・我々が、中立国だから・・・でしょうか?」
クリーク軍総司令官「・・・そのとおりだ。いかなる敵からも、我が国を守らなければならないのだ。それがたとえ、かつての盟友、キュワール連合だったとしても・・・」
かくして、新型光学兵装の試射は終了した
・・・しかし、それを見ていた、あるQタンクたちがいた
それは、都市部から大分離れた辺境の村、ヴァルトのQタンクであった
村一番の力持ち、メタロ・ペサンテは、山で普段どおり昼寝をしていた
しかし、それを邪魔するように、轟音があたりに響き渡った
メタロ・ペサンテ(車種:P40重戦車)「・・・うるさいなぁ・・・何だよぉ・・・」
彼の目の前には、巨大な煙・・・いや、「雲」と、爆発で巻き起こる炎が見えた
それは、沖合いの標的艦隊であった
メタロ・ペサンテ「な、何だありゃ!」
彼は一目散に、ふもとにある村へと走った
キュワール各地にいる、仲間たちに連絡するために・・・

辺境の村、ヴァルト。第三次キュワール大戦時、ゲリラたちの襲撃に遭っていた村である
当時のクリーク王国陸軍は統制が取れておらず、当時、諜報士官であったシュラムはゲリラたちの手引きをしていたのだ
しかも、ヴァーレンの市長、ライヒをも指揮下に加えていたのだ
元陸軍狙撃兵であったライヒは、シュラムとともにゲリラの手引きをしていたばかりか、自らの利益のためだけに、メタロ・ペサンテの「親友」を付け狙ったのだ
その、メタロ・ペサンテの「親友」は、かつてQシュタイン帝国が所持していた核兵器「ティーヴァ・ツヴァイ」を処分した、現Qタンク王国陸軍軍属扱いQタンク、Qタローであった
出世を狙って、戦場にやってきたが、連合軍は負け戦。そんな中、助けた負傷兵から、「ティーヴァ・ツヴァイ」の情報を聞く
その謎を探るべく、彼は元パンツァー王国軍精鋭兵のシュタイナー、元クリーク王国軍特務士官の鉄ジイ、そしてその元部下であるヴォドカ、流れ者のQタンクであるジュウベエ、アラモード、そしてメタロ・ペサンテとともに大陸各地で帝国軍やゲリラ兵、時には連合軍とも戦ったのだ
メタロ・ペサンテ「村長ぉぉ!」
山を降りて、真っ先に村長の前にやってきたメタロに、村長は言った
村長(車種:オチキス改(架空戦車))「どうしたんだ、メタロ?」
メタロ・ペサンテ「沖ででっかい炎が上がってたんだ!」
村長「・・・炎?まさか、帝国の攻撃か?」
メタロ・ペサンテ「戦艦も何も見えなかった、ただ、煙と、炎と、光が見えただけだったんだ!」
そこまで言って、メタロは気づいた
メタロ・ペサンテ「・・・まさか・・・クリークは・・・」
村民(車種:ルノーFT17改(架空戦車))「村長、一体メタロは何があって血相変えて降りてきたんですか?」
村長「・・・大変なことになったようだ・・・」
彼らは思った。クリーク王国が「ティーヴァ・ツヴァイ」を作り上げた、と・・・

Qタンク王国、ドガスデン通信所
日戦軍団の通信士官、日野中尉に呼ばれたQタローは、通信機を取った
Qタロー(車種:M4A3シャーマン)「メタロ、一体どうしたんだ?」
メタロ・ペサンテ(通信)「ああ、兄貴。クリーク王国が、『ティーヴァ・ツヴァイ』を造ったんだ!」
Qタロー「ティーヴァ・ツヴァイ?!」
メタロ・ペサンテ(通信)「山の上で、昼寝してたら、でっかい炎が、沖に・・・」
それを聞いて、日野中尉が叫んだ
日野中尉(車種:ヴィッカース・クロスレイ装甲車)「クリーク王国が、超兵器を作ったのか?!」
Qタロー「一体、どういうことなんだろう?」
メタロ・ペサンテ(通信)「俺にも分からないんだ」
Qタロー「そうか、じゃあ、こっちでも調べてみるから」
メタロ・ペサンテ(通信)「分かった。何か分かったら連絡するよ」
一旦、通信を終了した
日野中尉「Qタロー君、これはまずいことになったな・・・」
Qタロー「みんなにも連絡しておいたほうがよさそうだな・・・」
日野中尉「・・・クリークの諜報員に、気づかれないようにしとけよ」
Qタロー「分かってる。何しろ、クリークの諜報主任は、あのシュラムだからな・・・」
第三次キュワール大戦時、彼らはシュラムたちに狙われていたのだ。それ故、彼の恐ろしさを分かっている・・・
第六十九話 続く

引用なし
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宇宙戦艦紀伊 第六十八話 松井一真 2007/1/11 21:38
  Re:宇宙戦艦紀伊 第六十八話 松井一真 2007/1/11 21:40
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十八話 ダークスピリッツ 2007/1/15 7:53
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十八話 松井一真 2007/1/15 17:23
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十八話 ダークスピリッツ 2007/1/17 0:55
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十八話 松井一真 2007/1/19 18:38
   宇宙戦艦紀伊 第六十九話 松井一真 2007/3/24 21:03
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十九話 松井一真 2007/3/24 21:04
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十九話 松井一真 2007/3/24 21:07
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十九話 松井一真 2007/3/24 21:08
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十九話 ダークスピリッツ 2007/3/25 16:14
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十九話 松井一真 2007/3/25 18:15

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んー、スパムとか面倒なんで勘弁。


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