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戦闘経過
ここはクリーク本国のある兵器試験場。ここで複数の新兵器の試験が行われていた。まず一つめは既に正式採用され弩級戦艦に配備されている高威力広範囲光学兵器通称「デヴァインバスター」である。これは波動レーザーの色がピンクがかった紫であり目標に命中した瞬間半径1000mの範囲を巻き込んで大爆発を起こす広範囲兵器である。なお光学兵器のめ核物質は含まれていない。口径は80cm以上である。発射実験は成功。強力な兵器である事が立証された。そして次に開発されたのが通称「フォトンランサー」と呼ばれる広範囲光学兵器である。これも正式採用され巡洋艦以上の艦艇に配備が進んでいるが威力実験は初めてである。これは敵艦隊上空にプラズマ弾を撃ち出し敵艦隊上空に達した時撃ち出したプラズマ弾が無数の子弾に拡散し広範囲に降り注ぐ正に光槍である。そして主砲弾として搭載できるが弾数制限がある(大体搭載数は主砲塔1基あたり5〜10発程度)。しかし恐ろしいのがニビリアの拡散レーザー砲が1発1発の威力が低いのに対してこの「フォトンランサー」は1発1発の威力が元の主砲弾の半分ぐらいの威力があるのだ。(そのため弾数に制限があるのだが・・・)そして実験は成功した。そして最後に実験されたのがまだ正式採用されていない通称「スターライトブレイカー」と呼ばれる超高威力超広範囲光学兵器である。レーザー色は金色をしており「デヴァインバスター」に使われる粒子を組み替えて作られたもので爆発半径は5kmにも達する。しかし装置が大きく口径は200cm以上となりクリークが現在建造している超弩級戦艦「クリーク」にしか搭載されないようである。そして主砲口径250cmの砲塔が旋回し目標に対して狙いを定めた。見物者は周囲10km以上離れた所から砲塔に設置されたモニターから発射の様子を眺めた。そして発射。まず細い一条の光が放たれたと思うとそれを追うように砲塔から巨大な金色のレーザー弾が放たれ目標群(広範囲兵器の威力を見るために目標を中心にして周囲にも目標が置いてある)に向かっていた。そして命中、その刹那命中した周りが光に包まれた。そして大爆発。モニター越しからは「まるでアニメの大爆発シーンを見てるようだ」とクリーク高官は言った。それは10km離れた見物棟からも確認できた。実験は成功だった。何故このような桁外れの兵器を作るのか?それはもちろん自国を守るためである。この星系を巻き込んだ大戦争に中立を宣言したからにはどんな事からも自国を守らなくてはいけない。だからこんな兵器を造るのだ。あらゆる外敵から身を守るため・・・例えそれがQW連合だとしても内惑星連合だとしても・・・。
全ては自国民を守るため・・・
(ちなみに何故こんな通称がついているかというとクリーク軍全ての将兵の名前公募で決められたからである)
中編その2へ続く
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