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戦闘経過
オルキス沖で内外惑星連合両艦隊が対陣するなかラファリエス本星から亜空間高速戦艦シルグノーム級4隻が亜空間移動を行いどこかの宙域へワープした・・・。
その頃ベータ沖では・・・。
前の戦闘でベータ裏側を占領したQW、デュミナス連合軍。そのためライトウォーター基地から日戦軍団やQシュタインの潜宙艦隊が出撃し、ベータ近辺やベータ〜ガンドルフ間の通商破壊を行っていた。そのためガンドルフからの増援物資が途絶がちになっていた。この日も増援物資を積載した輸送船6隻、駆逐艦8隻の内輸送船4隻、駆逐艦3隻が日戦軍団の潜宙艦隊により撃沈された。こちら(カルオス)の与えた被害は潜宙艦2隻損傷のみで撃沈は出来なかった・・・。これに困ったカルオス軍はガンドルフ基地から第10哨戒艦隊を出撃させた。10隻で編成されたその艦隊は増援物資を積載した輸送船10隻を護衛しながらベータへ向かった。そして同時刻ガンドルフ基地から四発の大型機4機がベータへ向け飛び立っていった。
大型機が飛び立ってから数時間後ベータ近辺にて。
ベータ近辺にはQシュタイン所属の潜宙艦2隻(IXA中型潜宙艦)が待ち伏せ場所へ向かうべくベータ側面を航行していた。既にベータ側面にも敵艦隊の姿はあまりない。どうやら本隊の防備に引き抜かれたようだ。すくなからずいる艦艇の目を避けながら進んでいた。そして敵本隊の遠くを通り抜け付近に艦艇がいない事を確認して一旦浮上した。その時大きなプロペラ音がした。それは見たことも無い大型機が4機であった。危険を感じた2隻の艦長は急速潜航を命じた。2隻は急速に潜航し始める。その時4機の内の最も大型な2機が接近してきた。後の2機は反転離脱したように思えた。そして2機の大型機がこちらに向けて降下してきた。そして爆雷投下。しかし既に急速潜航していたので当たらなかった。しかし2機は執拗に2隻のQシュタイン潜宙艦を攻撃した。潜宙艦は安全深度限界の深度250に潜航していた。しかしカルオス軍の爆雷は深度280の深さまで投下可能であった。なので深度250まで届くのである。次々と爆雷が炸裂した。そして更に潜航を始めた2隻。深度限界の300まで潜ろうというのだ。しかし深度280に差しかかった所2隻の内1隻が艦首に至近弾、司令塔付近に命中弾があった。もの凄い爆風と亜空間の空気が流れ込んでくる(この空気はかなり重さがあり水のように流れ込んでくる。この空気の中はチョロQが息をする事が出来ない)。その数秒後その潜宙艦は沈没した。もう1隻の潜宙艦も2機の猛爆撃を受け付近にベータ裏側軍港に救援信号を出していた。それを受け取ったベータ裏側軍港司令部は付近で輸送船団の待ち伏せをしている日戦軍団、Qシュタイン連合潜宙艦隊9隻のうちQシュタイン所属潜宙艦1隻を現場に急行させた。その潜宙艦が現場に到着した時無数の傷が付いた先ほど救援信号を出したと思われる潜宙艦を発見。連絡を取り合い確認した後その潜宙艦を曳航してベータ軍港へ撤退した。そして舞台は待ち伏せ部隊へ移る・・・。
日戦軍団潜宙艦6隻とQシュタイン潜宙艦2隻で構成された8隻の潜宙艦隊はベータ〜ガンドルフ間の通商破壊行為を行っていた。そして今日も当宙域に置いて待ち伏せを行っていた。(普通同じ所にいれば逃げられてしまうが色んな所を転々としているので見つからずに撃破数を増やしていった)しばらくすると遠くに20隻の艦隊が見えた。その内10隻は輸送船だ。しかし護衛艦はいつもの駆逐艦ではない。中型艦が8隻、そして明らかに空母と思われる中型艦が2隻見えた。その潜宙艦隊司令は直感的これは護衛空母だなと思った。そして案の定敵の護衛空母2隻から20機の対潜攻撃機が飛んできた。各潜宙艦は浮上し対空機銃で応戦しながら回避運動に移った。意外に日戦軍団の潜宙艦は機動性が良い。次々と爆雷を回避しながら敵機を迎撃した。しかし潜宙艦は対空兵装が少ない。中々撃墜できないでいた。一方対潜攻撃機が日戦軍団潜宙艦に気を取られている間にQシュタイン潜宙艦2隻が輸送船団に接近。2隻合わせて8本の宇宙魚雷を放った後即刻撤退した。そして対潜攻撃機の攻撃の合間をぬって日戦軍団潜宙艦も輸送船団の方向に宇宙魚雷発射。そして敵ムサイ級の砲撃も加わり危険になったので撤退した。しかし撤退寸前ムサイ級3隻の砲撃が日戦軍団潜宙艦1隻の司令塔を貫通し、船体をかすめ司令塔が爆発炎上。司令塔で火災が発生したが航行を続けた。しかし方向が分からないので僚艦に曳航してもらいながら帰還した。一方輸送船団側は輸送船が1隻撃沈された以外は防御の硬いムサイ級が盾となり輸送船団に損害は無かった。それでもムサイ級1隻が4本の魚雷を食らい中破。2隻が小破した。そして対潜攻撃機3機が撃墜された。
そして戦いはセイロン沖に続く・・・。
中編その2へ続く
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