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どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。

以上、さくらがちる頃に。

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宇宙戦艦紀伊 第三十七話
 松井一真  - 2006/8/13 15:10 -
  
第三十七話完成。ロドリグ軍の士官は敬語で話すことにしました
第三十七話 もう一つの友軍
ラファリエス近辺から突破し、無事敵艦隊の追撃を振り切った第一独立艦隊・・・
とりあえず周囲に敵の姿が無いのを見て、損傷艦の修理を行うことにした
ある程度の工作装備は搭載されているのだ
これで、敵の襲来にも耐えられるようになる
第一独立艦隊 重巡「フィンバック」
クラシス「修理はどうなっている?」
プロトン兵士A「順調に進んでおります。機関を停止させる必要がありましたが、現在周辺に敵惑星および基地は存在しません」
プロトン兵士B「しかし、ラファリエスの近辺は敵しかいません。どうしましょうかねぇ・・・」
カイト大尉「とりあえず援軍がない今は敵を見つけたら強行突破するのみだな・・・」
クラシス「おそらく、主力艦隊は向こうに出払ってるからいないだろうが・・・」
カイト大尉「とりあえず修理が完了したら前進することにしよう」
しばらくたって、ようやく修理が完了した
プロトン兵士B「修理完了とのこと!」
クラシス「よし、機関再始動!」
艦隊は前進を開始した
とりあえず周りには何もない
艦隊だけが進んでいた
一方、ルナツー司令部では半日ほど遅れて届く通信を傍受していた
ルナツー司令部
元山少将「・・・・やはり、ラファリエス近辺のようですね」
松井元帥「ラファリエスからは必死に離れているようだが・・・」
元山少将「しかし、どうしますかね?あの近くには何もありませんが・・・」
松井元帥「・・・まずいな・・・」
ドニゲッテル少将「まずいって、何がですか?」
松井元帥「このままだとデトロワに接近する・・・」
ドニゲッテル少将「・・・・デトロワ?」
松井元帥「現在、外惑星連合に加盟している巨大な星であり、その詳細は不明・・・」
京城大佐「・・・外惑星連合というと・・・」
ユゴス少佐「敵ではないですか!」
松井元帥「・・・・ああ、結局のところ敵地だからな・・・」
だが、いまだ宇宙には謎が多い
デトロワの方角には敵しかいないとは限らないのだ
友軍がいるのかもしれない
一旦、松井元帥は通信司令室を出ることにした
向かった先は資料室であった
松井元帥「・・・やはり外惑星連合の『さらに外』の資料はないか・・・」
大鳳中将「司令、ここにいたんですか」
松井元帥「ああ、外惑星連合加盟惑星のあるところのさらに外に惑星があるはずなんだが・・・それに関する資料が全く無いのだ」
大鳳中将「あのあたりの惑星はチョロQが住めるものは無いんじゃないんですかね?」
松井元帥「・・・だが、そうとも限らんぞ」
大鳳中将「・・・・・・」
すると、通信兵が駆け込んできた
日戦軍団通信兵「司令!やりましたよ!」
松井元帥「何がかね?」
日戦軍団通信兵「マル五計画最終段階、超甲巡『新高』が竣工しました!」
松井元帥「よし、極秘裏に進めていた計画が、ようやく完成したか!」
超甲巡、「新高」。31cm連装砲を主砲とし、更に魚雷まで搭載する、大型巡洋艦である
通信装備も充実しており、今までのものよりかなり遠くの距離の友軍との通信も可能である
内惑星連合宙域から外惑星連合宙域まで通信可能という最新型通信機を搭載している
従って、艦名も「新高」となっている
先代「新高」も通信装備を充実させた通信指揮巡洋艦として活躍していたからだ
マル五計画は紀伊型戦艦、阿賀野型軽巡、陽炎型駆逐艦、夕雲型駆逐艦、秋月型駆逐艦、島風型駆逐艦がすでに完成しているが、続いて新高型重巡洋艦の完成に至り、日本戦車軍団の艦隊強化に繋がったのだ
現在キュワールに寄港している第七艦隊(司令:彩帆中将)に配属される予定である
一方でマル五計画の延長として新型戦艦も建造中である
予定では高火力を持つ攝津型戦艦、高速力と、戦艦としては珍しい水雷戦能力を持つ敷島型高速戦艦、伊勢型より多くの航空機を収納可能な薩摩型航空戦艦、特殊爆撃機の離着艦が可能な筑波型航空戦艦など、さまざまな種類の戦艦を予定している
更に平行して、超巨大双胴宇宙戦艦「播磨」計画も行われている
大鳳中将「司令、『新高』が竣工すれば、通信はかなり楽になりますよ!」
松井元帥「そうだな。まあ、現時点で第七艦隊の出航予定はないが、いずれは同型艦も第二艦隊に配属される予定だ。その時は、頼むぞ」
大鳳中将「了解しました!」
松井元帥「あとは、『紀伊』も同型の通信機に換装する予定だが、まだ届いていないのでな。今回の件はしばらく通信不能だな」
一方、第一独立艦隊は・・・
第一独立艦隊 重巡「フィンバック」
クラシス「まだ何もないか」
カイト大尉「はっ、まだ何も見えません」
しばらく航行は続いた
その時、前方に緑色の巨大な惑星が見えた
クラシス「あれは・・・」
カイト大尉「・・・デトロワではないですか!?」
クラシス「確かにデトロワだ。ラファリエスから離れた方角からすればデトロワだ」
カイト大尉「全速で離脱しましょう!」
クラシス「よし、頼むぞ!」
カイト大尉「全速前進!」
前方に見える巨大な惑星、デトロワ
この惑星の脇を強行突破することにしたのだ
すると、前方に数隻ほどの艦艇が見えた
敵艦である
デトロワ第六哨戒艦隊 軽巡「ケープル」
コールド大佐(第六哨戒艦隊司令。車種:T−54)「あれは・・・アマティス艦隊?!」
艦長「くそっ、偵察艦隊だな!」
コールド大佐「総員、戦闘配置!」
カラバ級軽巡洋艦「ケープル」、ヤルーム級駆逐艦六隻、デヴォイ級偵察艦三隻で編成された第六哨戒艦隊が第一独立艦隊の前に立ちふさがったのだ
艦隊の規模は小さいが、損害は出るであろう
第一独立艦隊 重巡「フィンバック」
クラシス「なるべく損害は小規模に抑えなければならん、強行突破だ!全速前進のまま応戦準備!」
カイト大尉「電磁シールドの出力を最大にします!」
敵艦隊も射撃を開始していた
だが、アマティス艦はシールドの厚さと速力が特徴である
そして、第一独立艦隊も射撃を開始した
そのまま恐ろしい速力で前進した
デトロワ第六哨戒艦隊 軽巡「ケープル」
コールド大佐「何っ!?そのまま前進して・・・」
デトロワ兵士A「敵艦隊、離脱しようとしています!」
艦長「威力偵察では無いのか?!」
コールド大佐「フォーラス級を主力としているのに、何故・・・」
デトロワ兵士B「駆逐艦『ヤーボロー』大破!」
デトロワ兵士A「敵艦隊、全速で本艦隊に突入!」
第一独立艦隊 重巡「フィンバック」
クラシス「砲撃を続行し、突破する!」
プロトン兵士A「敵艦、炎上!」
プロトン兵士B「デトロワ艦の性能は我々に劣ります。このまま強行突破することは楽です」
カイト大尉「確かにデトロワは量で攻めるはずだ。数でも劣っているなら突破は容易だな」
デトロワ第六哨戒艦隊 軽巡「ケープル」
デトロワ兵士A「敵艦隊、突破しました!」
デトロワ兵士B「全速で離脱していきます!」
艦長「面舵一杯!追撃するぞ!」
コールド大佐「・・・追いつけるかどうかは疑問だな・・・」
第一独立艦隊は突破に成功した
しばらく全速で航行を続けていたが、敵艦隊の姿が見えなくなったのを見て、一旦停止、応急修理を開始した
一方第六哨戒艦隊は、追撃不可能と見て撤退を開始した
デトロワ司令部でも、わざわざ迷い込んだ艦隊を追撃する必要性はないと見て攻撃艦隊は出さなかった
第一独立艦隊 重巡「フィンバック」
クラシス「また修理が必要になったな」
カイト大尉「まあ、仕方ないでしょうね」

戦闘結果
プロトン第1独立艦隊
旗艦フォーラスR級無傷
フォーラス級1小破
アスラートR級1中破、1小破
コンスロート級2小破、4無傷

残存艦艇10隻 航空機22機

デトロワ第6哨戒艦隊
旗艦カラバ級小破
ヤルーム級1大破、3中破、2小破
デヴォイ級2中破、1小破

残存艦艇10隻 航空機4機

そして修理が完了し、再び前進を開始した
それから、約1日が経過した
プロトン兵士A「現時点で異常はありません」
カイト大尉「そうだな・・・このあたりは未知の領域だ。しばらく警戒しなければいけないが・・・」
プロトン兵士B「司令!前方、巨大な惑星が!」
クラシス「なんだって!?」
その惑星は、先ほど見た2つの惑星より巨大であった
プロトン兵士C「・・・まさか、ファントム!?」
クラシス「いや、どこか雰囲気が違うぞ・・・」
プロトン兵士D「・・・確かに、ファントムとは違いますね。ファントムは灰色ですが、こちらはキュワールと同じく、青系の色をしております」
プロトン兵士C「しかし、敵か味方かは不明ですし・・・」
プロトン兵士A「司令!前方、所属不明艦隊接近!数は・・・巡洋艦および駆逐艦、計十五隻!」
カイト大尉「総員、戦闘配置!」
プロトン兵士B「・・・所属は不明、一体どんな攻撃をしてくるか、分かりませんよ・・・」
だが、それから数十秒経っても、攻撃はしてこなかった
プロトン兵士D「・・・所属不明艦、いまだ射撃は開始せず!」
プロトン兵士C「・・・艦長、所属不明艦より通信が入っております」
カイト大尉「分かった、回線開け」
所属不明士官(通信)「貴艦隊はキュワール所属の独立艦隊ですか?」
クラシス「・・・確かに、そうですが・・・一体、何故ご存知なのですか?」
所属不明士官(通信)「オルキス軍の、偵察艦隊が貴艦隊を捕捉しておりまして、アマティス司令部に問い合わせたところ、キュワール所属の艦隊が漂流しているとのことで・・・」
クラシス「・・・ということは、貴艦隊は内惑星連合所属ですか?」
所属不明士官(通信)「はい、内惑星連合所属、ロドリグ宇宙軍の哨戒艦隊です」
プロトン兵士A「ロドリグ!?」
プロトン兵士B「そんな星、聞いた事ありませんよ!」
プロトン兵士C「一体、どういうことですか?!」
クラシス「我々はそのような星は聞いたことがありませんが・・・」
ロドリグ軍士官(通信)「いまだ極秘同盟であったため、キュワールなど一部の星には通達されていなかったようです」
プロトン兵士D「脅かしやがって・・・」
プロトン兵士C「しかしよかった、友軍がこんなところにいたとは・・・」
クラシス「それで、貴艦隊が、我々に通信を行った理由は?」
ロドリグ軍士官(通信)「貴艦隊を保護するためです。まずは我々が先導しますのでついてきてください」
ロドリグ軍の小艦隊が反転した
第一独立艦隊はついていくことにした
一方でルナツー司令部には、とある通信がはいっていた
ルナツー司令部
日戦軍団通信兵「司令、アマティス軍司令部より入電、『内惑星連合所属、第十二惑星ロドリグが第一独立艦隊を保護』以上です」
元山少将「ロドリグ!?」
松井元帥「・・・どうやら、また友軍が増えたようだな・・・」
ようやく、第一独立艦隊の現在位置が判明した
大鳳中将「司令!これです!」
大鳳中将が通信司令室に入ってきた
ドニゲッテル少将「大鳳中将、一体それは?」
大鳳中将「数日前に運び込まれた、アマティス軍の資料です。まだ何も見てなかったんで分からなかったんですが、ここに書いてありました!」
確かに、第十二惑星ロドリグについていろいろとかかれていた

第十二惑星 ロドリグ:内惑星連合の1国。 ファントムと同じ大きさ、軍事力、技術力を持つ星で、艦艇はデュミナス宇宙軍艦艇をベースに改造、強化している。キュワール星救出作戦に乗じ、亜空間ドライブ艦の艦隊を発進させた。

松井元帥「何も隠すことなんてなかったのになぁ・・・」
大鳳中将「一体、何がしたかったんですかねぇ・・・」
とにかく、新たな友軍の存在が確認できたのだ。そして、第一独立艦隊も、無事、ロドリグ軍の基地へ寄港することとなったのであった
第三十七話 終わり

引用なし
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宇宙戦艦紀伊 第三十五話 松井一真 2006/8/9 9:02
  Re:宇宙戦艦紀伊 第三十五話 ダークスピリッツ 2006/8/9 23:10
   Re:宇宙戦艦紀伊 第三十五話 松井一真 2006/8/10 8:01
   Re:宇宙戦艦紀伊 第三十五話 松井一真 2006/8/10 19:00
   Re:宇宙戦艦紀伊 第三十五話 ダークスピリッツ 2006/8/11 0:56
   Re:宇宙戦艦紀伊 第三十五話 松井一真 2006/8/11 8:32
   宇宙戦艦紀伊 第三十七話 松井一真 2006/8/13 15:10
   Re:宇宙戦艦紀伊 第三十七話 ダークスピリッツ 2006/8/13 20:45
   Re:宇宙戦艦紀伊 第三十七話 松井一真 2006/8/13 21:19
   宇宙戦艦紀伊 第三十八話 松井一真 2006/8/14 15:37
   Re:宇宙戦艦紀伊 第三十八話 松井一真 2006/8/14 15:37
   宇宙戦艦紀伊 第三十九話 松井一真 2006/8/18 14:03
   Re:宇宙戦艦紀伊 第三十九話 松井一真 2006/8/18 14:04
   Re:宇宙戦艦紀伊 第三十九話 ダークスピリッツ 2006/8/18 18:16
   Re:宇宙戦艦紀伊 第三十九話 松井一真 2006/8/18 22:02
   宇宙戦艦紀伊 第四十話 松井一真 2006/8/23 11:44
   Re:宇宙戦艦紀伊 第四十話 松井一真 2006/8/23 11:45
   Re:宇宙戦艦紀伊 第四十話 ダークスピリッツ 2006/8/23 19:11
   Re:宇宙戦艦紀伊 第四十話 松井一真 2006/8/23 19:34
   宇宙戦艦紀伊 第四十一話 松井一真 2006/8/27 21:24

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んー、スパムとか面倒なんで勘弁。


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