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どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。

以上、さくらがちる頃に。

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宇宙戦艦紀伊 第三十二話
 松井一真  - 2006/8/3 14:19 -
  
第三十二話完成。ヴァイナー軍再登場
第三十二話 新たなる基地デヴォリア
Qシュタイン連邦、艦隊司令部
第一艦隊旗艦を戦艦「ティルピッツ」に変更し、戦艦「ビスマルク」を特務艦隊旗艦に変更することを決定した
フルト元帥「特務艦隊の設立に伴い、第一艦隊旗艦を『ティルピッツ』に変更する」
サウラー中将「ついに我々にも特務艦隊ですか」
フルト元帥「ああ、総司令部から直々の指示でな」
サウラー中将「しかし、我々の手であのシルグノームとやらを撃沈できないんですかね?」
フルト元帥「確かにカルオス艦隊を離脱させ、オマケにJT18船団を壊滅させたあの艦隊は恐るべき存在だ。だが、奴らの弱点を探らなければならないからな」
サウラー中将「・・・・・」
フルト元帥「たしか、松井元帥ですらその『シルグノーム級の弱点』をまだ見出せていないらしい」
パラオ大佐「厄介な相手ですね・・・」
サウラー中将「自分は、ああいう複雑なシステムは故障等が発生すると思います」
フルト元帥「だろうな。そういう可能性もある」
パラオ大佐「いっそのこと大艦隊で包囲するのはどうですか?」
サウラー中将「それはいくらなんでも問題だろ。特攻に近い」
フルト元帥「・・・今は作戦会議の場ではない、これぐらいにしておこう」
サウラー中将「で、我々はデヴォリアに行くことになっているんですよね」
フルト元帥「ああ。デヴォリア完成記念の式典に出ることになっている」
パラオ大佐「フルト元帥閣下にとっては初の式典参加ですね」
フルト元帥「おい、私は本土での捷一号作戦成功記念式典に出たぞ」
サウラー中将「ああ、そういえばそうだったようですね。自分達はパレンバンにいたので・・・」
フルト元帥「とにかく、デヴォリアに行くんだな。急いで出航しないと式典に間に合わなくなるぞ」
パラオ大佐「そうですね。すぐに準備に取り掛かりましょう」
一方セイロン近辺、そこには小惑星が浮かんでいた
その小惑星の周りに無数の工作艦が集まり、何らかの作業を行っていた
直径5〜6kmの小惑星の内部に、なにやら施設のようなものを作っているようだ
その惑星の名はデヴォリア。ヴァイナー連邦軍の宇宙基地だ
ヴァイナー連邦軍の、とはいっても、キュワール各国はおろかアマティスやデュミナスからも工作艦が派遣され、近くの小惑星を基地に改装していたのだ
そのため、予定より早く基地が完成することとなったのだ
パレンバンの司令部からも、基地司令ボルナソス大佐やガランタン大尉、果ては第一特務艦隊の松井元帥まで完成式典へ出ることとなっている
その基地の歴史は、数ヶ月前にさかのぼる
ヴァイナー軍総司令部
ヴァイナー大統領「プロトン合衆国が壊滅した今、Qシュタイン連邦をはじめとするQタンク大陸同盟各国が共同で戦わなければならない。しかも今となっては、敵はグンナ一つではないのだ」
ヴァイス少将「閣下、現在我々キュワール連合軍の基地は、グンナ方面に集中しており(パレンバンおよびサーロイ(中立国のため補給限定))、アマティス方面にはセイロンしか存在しません。いくらその方面に三つもの惑星があっても、ダイレクトに襲撃されては勝ち目はありません」
テラス大佐「確かに、戦略的にはセイロンだけでは不安ですね・・・」
シュベストフ大佐「少将殿、もし作るならセイロンのような哨戒基地ではなく、パレンバンのような要塞にしなければなりませんな」
ナドリア少佐「セイロンの武装は確かに少ないですからね」
ヴァイナー大統領「確かに、外郭部の防衛はこれからの課題となるな。よし、我々が基地を造ることにしよう」
こうして、新基地の建設が決定された
まずはベースとなる小惑星である。各宙域を調査し、セイロン近辺で、基地となるような若干大きめの小惑星を探すことにした
かなりの数を探した結果、直径5〜6kmほどのものを発見したため、これを基盤とすることを決定した
ヴァイナー軍総司令部
マルティ大佐「デヴォリア基地の建設が開始されたそうです」
ヴァイナー大統領「そうか、ようやく進んだようだな」
ヴァイス少将「武装に関してはとりあえず我が国でまかなうこととしております」
ヴァイナー大統領「とりあえずそれで何とかなるようだが、もし間に合わなかったら軍団に頼むとしよう。作業の早さはキュワール一だからな」
そしてキュワール各国から大量の工作艦が出撃することとなった
何しろ中規模の基地を建設するのだ。それも大至急である
デヴォリア建設予定宙域
ヴァイナー建設兵A「しかし今までにない話だな。我がヴァイナーが要塞を造るなんて」
ヴァイナー建設兵B「俺は俺達が作らなければならんと思うが」
ヴァイナー建設兵A「ん?いったいなんでだ?」
ヴァイナー建設兵B「だって他の国々は忙しいじゃないか」
ヴァイナー建設兵A「だが俺達でも間に合わないだろ」
ヴァイナー建設兵B「だから他の国々からも一部工作部隊を派遣することになってるんじゃないか」
ヴァイナー建設兵A「さっきと矛盾してないか?」
ヴァイナー建設兵B「上の決定だから仕方ないだろ」
急いで建造しなければならないためキュワールだけではなくアマティスやデュミナスからも工作艦を派遣することにしたのだ
現時点でパレンバンに並ぶ強力な要塞にしなければならない。何しろ重要拠点にするからだ
武装はキュワール各国製のさまざまな武装を搭載することにした
最大のものでヴァイナー連邦製50.8cmレーザー砲、最少のものでヴァイナー連邦製13mmガトリング砲
他にもプロトン、日戦軍団、アマティスなどから大量の武装を購入している
また、アマティス製80cmレーザー「ALG800」も搭載予定である
前線では既に日戦軍団の潜宙艦隊が壊滅し、JT18船団が全滅した頃であった
ヴァイナー軍総司令部
ナドリア少佐「友軍の損害も増えているようですね」
ヴァイナー大統領「我々も援軍を出さねばならなくなるだろうな。宇宙軍本部も大変だろ」
テラス大佐「だから元帥閣下はこの会議に出られないんですよ」
シュベストフ大佐「何しろ無敵の日本戦車軍団の艦隊が壊滅したんですからね。為す術も無く」
ヴァイス少将「俺もまさか軍団が敗れるとは思わなかったぞ」
マルティ大佐「しかも1隻も沈められずに・・・」
ヴァイナー大統領「とにかく我々も急いで要塞を造らなければならないな」
ヴァイス少将「・・・そういえば、防御の件ですが」
ヴァイナー大統領「ああ、そういえばその問題点があったな」
ヴァイス少将「アマティスから電磁シールドを持ってくることにしたそうです」
ヴァイナー大統領「そうか。それなら防御が厚くなるな」
ヴァイス少将「さらにシャッターを用いて出入り口を封鎖、砲弾等の破片から市街地を防衛できます」
ヴァイナー大統領「よっぽどのことが無い限り破壊されんのだな?」
ヴァイス少将「はっ、アマティス側もそう言っておりました」
ヴァイナー大統領「これで防衛も完璧だな」
マルティ大佐「航空機に関しては計250機収容可能な飛行場を3つ建設し、計750機を搭載出来るようにしました」
ヴァイナー大統領「そうか。攻撃に関しても万全だな」
それからしばらく後、コロビウス作戦成功の後のことであった
ついにデヴォリア基地が完成したのだ
ここでデヴォリア基地の全貌を紹介しよう
直径5〜6kmの小惑星の中に、ドーム状の空間が存在し、その内部にキュワール本土のものとほとんど変わらない街が作られている
住宅、病院、ビル、レストラン、ゴミ収集所、学校等々がしっかり建設されている
また、港とは通路で繋がっており、緊急時にはシャッターが封鎖されその上から2重にアマティス製広域シールドが都市全体の外郭部に広がり、砲撃や爆撃による爆風、更に砲弾等の破片等から都市部を守る構造になっている。
また、要塞表面は軍港や砲台、基地司令部等の軍事施設が展開されている。
飛行場は3つ存在し、それぞれ250機の航空機が配備可能で計750機もの航空機を配備することができる。
武装は以下のとおりである
対空銃座
13mm6連装ガトリング砲50基(ヴァイナー製)
25mm連装機銃40基(ヴァイナー製)
25mm連装レーザー機銃40基(ヴァイナー製)
37mm連装機関砲40基(ヴァイナー製)
40mm4連装機関砲30基(プロトン製)
計:200基
対空砲座
7.5cm対空砲30基(プロトン製 有効射程8000m)
8.8cm対空砲30基(ヴァイナー製 有効射程12000m)
長砲身10cm対空砲25基(日戦軍団製 有効射程18000m)
12.7cm対空レーザー砲25基(アマティス製 有効射程18000m)
計:110基
砲台
7.5cmレーザー砲40基(プロトン製)
15.5cmレーザー砲30基(日戦軍団製)
20.3cmレーザー砲30基(日戦軍団製)
長砲身38cmレーザー砲20基(ヴァイナー製)
長砲身46cmレーザー砲15基(日戦軍団製)
長砲身50.8cmレーザー砲10基(ヴァイナー製)
計:145基
また、アマティス製長砲身80cmレーザーキャノン「ALG800」が完成したらそれも装備する予定である
したがって現在は専用のスペースが確保されている
そして記念式典が開かれた
デヴォリア基地
ヴァイナー大統領「ついに我々の誇る大要塞デヴォリアの完成に至り、我々の防備は更に固くなったと思われる。現在この外惑星方面の我々の防衛基地はデヴォリアとセイロンの2つしかないが、これからも建設を予定しているとの事だ」
松井元帥「しかしヴァイナーもすごいですな。我々がまだ挑戦していないことに挑み、見事成功するとは・・・」
ヴァイナー大統領「しかし君たちの工作部隊が無ければ多分ダメであっただろう」
松井元帥「いや、むしろアマティスやデュミナスのほうではないでしょうかね?」
ヴァイナー大統領「いずれにせよ我々はまだまだですな」
松井元帥「そうですな。これからも頑張らなくてはなりませんな」
ボルナソス大佐「司令、そろそろ観艦式が始まります」
松井元帥「そうだな。さて、閣下も行きましょうか」
ヴァイナー大統領「そうですな。君たちの最新鋭艦艇を久々に見たいところです」
そして、盛大な観艦式が行われた
更に航空隊の展示飛行なども行われた
こうして、ヴァイナー連邦軍の宇宙基地、デヴォリアが完成し、外惑星方面の防備は強化されることとなったのである
第三十二話 終わり

引用なし
パスワード
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宇宙戦艦紀伊 第二十八話 松井一真 2006/7/22 8:56
  Re:宇宙戦艦紀伊 第二十八話 松井一真 2006/7/22 8:56
  Re:宇宙戦艦紀伊 第二十八話 ダークスピリッツ 2006/7/22 12:50
   Re:宇宙戦艦紀伊 第二十八話 松井一真 2006/7/22 13:19
   宇宙戦艦紀伊 第二十九話 松井一真 2006/7/27 18:41
   Re:宇宙戦艦紀伊 第二十九話 ダークスピリッツ 2006/7/27 20:59
   Re:宇宙戦艦紀伊 第二十九話 松井一真 2006/7/27 21:22
   宇宙戦艦紀伊 第三十話 松井一真 2006/7/29 18:50
   宇宙戦艦紀伊 第三十一話 松井一真 2006/7/31 11:49
   Re:宇宙戦艦紀伊 第三十一話 ダークスピリッツ 2006/7/31 17:56
   Re:宇宙戦艦紀伊 第三十一話 松井一真 2006/7/31 20:30
   宇宙戦艦紀伊 第三十二話 松井一真 2006/8/3 14:19
   Re:宇宙戦艦紀伊 第三十二話 ダークスピリッツ 2006/8/5 0:30
   Re:宇宙戦艦紀伊 第三十二話 松井一真 2006/8/5 7:41
   :宇宙戦艦紀伊 第三十三話 松井一真 2006/8/7 17:40
   Re::宇宙戦艦紀伊 第三十三話 松井一真 2006/8/7 17:40
   Re::宇宙戦艦紀伊 第三十三話 ダークスピリッツ 2006/8/7 19:54
   Re::宇宙戦艦紀伊 第三十三話 松井一真 2006/8/8 8:31
   宇宙戦艦紀伊 第三十四話 松井一真 2006/8/8 13:36
   Re:宇宙戦艦紀伊 第三十四話 ダークスピリッツ 2006/8/8 23:32
    Re:宇宙戦艦紀伊 第三十四話 松井一真 2006/8/9 8:02
   Re::宇宙戦艦紀伊 第三十三話 ダークスピリッツ 2006/8/8 23:28
   Re::宇宙戦艦紀伊 第三十三話 松井一真 2006/8/9 8:04

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んー、スパムとか面倒なんで勘弁。


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