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どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。
以上、さくらがちる頃に。
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第二十三話。最近話が多少短め
第二十三話 エレミア星系大戦争拡大
ラファリエスの大艦隊がセイロンに接近してきた
ついに、セイロン基地での初の大規模戦闘が繰り広げられることとなったのだ
セイロン基地
クラシス「今回の作戦は、Qタンク王国特務艦隊およびアマティス軍第四巡洋艦隊と共に、敵大艦隊を迎撃することだ」
ダークスピリッツ中佐(車種:メルセデスベンツ)「日本戦車軍団諜報部によれば、数日前から捕捉していたシルグノーム級四隻を含む特務艦隊と、シクロール級二隻を初めとする巡洋艦隊がこちらに向かってきているようだ」
ベングリオン中佐(戦艦「インコンパラブル」艦長。車種:ベングリオン)「強力な敵だが、我々の艦艇も強化されている。互角に渡り合えるはずだ」
セリエ大佐(アマティス軍第四巡洋艦隊司令。車種:キミーラ)「我々の電磁シールドの性能は他星艦艇に勝る。防御力に関しては大丈夫だ」
今回、連合軍が投入する艦艇は計六十四隻である。帝国側は百二隻と、こちらより少し多い
そして最も重要な戦力はダークスピリッツ中佐のQタンク王国特務艦隊である
戦艦一、重巡九、軽巡八、駆逐艦十六、しかも戦艦はダグレント級である
一方でプロトン第一独立艦隊も重巡二、軽巡二、駆逐艦六の戦力である。従来型の駆逐艦二隻は改装中なので編入されなかった。まあ、改装されるならばレイストR級という仮名が与えられるところだろうが
レイスト級駆逐艦は全長120m、12.7cm単装レーザー四基、12.7mm単装機関砲八基、ミサイルVLS連装二基。コンスロートはこいつより100m長いのだ
戦力不足なのでレイスト級もしばらく使いたいところだが、コンスロート級とほぼ同等の戦闘能力にするにはまず船体を拡大する必要性がある。現在、それを行っている
日本戦車軍団第一特務艦隊 戦艦「紀伊」
松井元帥「ほう、アマティスが戦闘を開始したか・・・」
ティーガー元帥「よりによって、我々のほうが僻地になってしまいましたね」
松井元帥「・・・いずれ、グンナの再攻勢が来る。そのときこそ、我が艦隊の威力を見せるときだ」
ティーガー元帥「ところで、レイスト級二隻の改装に関してですが・・・」
松井元帥「我が日戦軍団の技術士官を派遣して、改装に当たらせている」
ティーガー元帥「艦艇の技術力では、Qタンク同盟各国はキュワールでトップクラスですからね」
松井元帥「アマティスの電磁防壁もなかなか強力らしいな。我々も負けてられん」
既に日戦軍団の全艦艇には電磁防壁が装備されている。わざわざパレンバンへ輸送船団を派遣したのだ
途中、潜宙艦の襲撃を受けたが、艦隊護衛艦の奮戦あって、被害は輸送船数隻に留められた
この「艦隊護衛艦」、今までにも何度か出てきた言葉だが、Qシュタイン連邦独特のものである
グルンシュタット級と同等の船体に、10.5cm連装レーザー砲二基、37mmレーザー機銃二基、20mm単装レーザー機銃四基、そして対潜爆雷と機雷投射機を搭載している
艦名は無く、F○○と言うようにFの後に番号が付くようになっている
この「F」というのは「フロッテンベグライター」、すなわち「艦隊護衛艦」の略である
現在100隻ほどが建造されており、そのほとんどがパレンバン基地に所属している
ちなみに魚雷艇は小型のものはSナンバー、大型のものはTナンバーで表記されている
いずれも輸送船奇襲用や小型艇掃討用に用いられる
松井元帥「しかし、艦隊護衛艦の戦果は凄まじい。輸送船団の護衛ながらも、潜宙艦撃沈の報告がかなりの数に昇っているな」
すると、通信が入った
松井元帥「こちら第一特務艦隊、何だ?」
浦塩少佐(通信)「こちら伊−168、輸送船団を襲撃し、その大半を撃沈、降伏した数隻を護衛しつつ帰還します。艦隊護衛艦の手配願います」
またも輸送船団撃破報告だ。だが、近頃の報告では敵艦もそれなりに爆雷を搭載して攻撃を仕掛けてくることが多くなった。被撃沈報告は無いが、あってもおかしくない状況だ
松井元帥「了解した。直ちに手配する」
そう言った後に通信を切った。今回残った輸送船は5〜6隻だという
しかし日戦軍団潜宙艦隊もすごいところまで行ったものだ
現在ではルナツー近海のみならず、ライトウォーター近海まで接近する場合もあるのだ
ちなみにQシュタイン連邦潜宙艦隊も出撃している。こちらもかなりの戦果を挙げている
おそらく帝国艦隊の進撃がないのも彼らのお陰であろう
さて、舞台をセイロン基地近辺に戻す
ラファリエス軍特務艦隊 戦艦「シルグノーム」
ラファリエス通信兵「アマティス艦隊接近!64隻です!」
トラスク大佐(ラファリエス特務艦隊司令。車種:レオパルトIIA6)「よし、亜空間ドライブシステム、起動用意!」
コーデリア中佐(戦艦「シルグノーム」艦長。車種:ティーガーIIヘンシェル砲塔)「司令!第二巡洋艦隊はどうするんですか!?」
トラスク大佐「中佐、主目標はキュワール侵攻艦隊の救援であることを忘れたか!?」
コーデリア中佐「しかし、シュバイツァー大佐を見捨てるわけには・・・」
トラスク大佐「シュバイツァーも分かってくれるはずだ。急げ!」
コーデリア中佐「・・・・了解!亜空間ドライブシステム起動!」
シルグノーム級の亜空間ドライブシステムはそれを中心に他艦艇を展開することにより陣形ごと亜空間ドライブを行うことが出来る。それゆえに、使用の権限は艦隊司令にあるのだ
Qタンク特務艦隊 戦艦「インコンパラブル」
Qタンク通信兵「敵艦隊、接近・・・」
そのとき、Qタンク軍通信兵は驚くべきものを見た
戦艦4を筆頭とする特務艦隊が突如消滅したのだ
Qタンク通信兵「司令!敵特務艦隊が消滅しました!」
ダークスピリッツ中佐「消滅だと!?」
ベングリオン中佐「新型爆弾か!?」
Qタンク通信兵「いや、あの宙域には友軍艦艇はおろか、軍団の潜宙艦すらいません!」
ダークスピリッツ中佐「・・・亜空間ドライブを発動されたか・・・」
ベングリオン中佐「・・・敵が減ったのはいいことだ。総員、戦闘配置!」
事実、シュバイツァー大佐の第二巡洋艦隊だけでは連合軍の艦隊には勝てないのだ
プロトン第一独立艦隊 重巡「フィンバック」
クラシス「・・・敵の航空隊か。よし、俺は一旦、索敵をかねて航空機で出撃する!」
カイト大尉「了解しました!」
かくして、機は出撃した
敵艦隊上空に航空隊が展開している
クラシス機は僚機と共に前進する。最新鋭機スマッジだ
クラシス「各機へ告ぐ、私は戦闘機を攻撃する、2から10も続け。他はなるべく爆撃機を攻撃しろ!」
二十二機の戦闘機がラファリエス軍航空隊へ向かっていった
既に空中戦は始まっている
だが、見るからに連合側が劣勢であった
敵機が接近した
見慣れない形状だ。スマッジもだが
そしてAAMを発射。機関砲でも良かったが、第427空時代の勘を取り戻すにはやはりAAMである
敵機は爆散した
そして次の機体を狙う
だが、なかなか撃墜できない。敵機は強い
眼下では連合軍艦艇が次々とズィーモスを発射している
総攻撃である
話を聞けば、ズィーモスは「アサルトドローン兵器」の一種であり、日本戦車軍団が研究していた「高威力噴進(=ミサイル)兵器」とほとんど同じらしい
かなりの威力を持つミサイルを発射するのだが、誘導機構を犠牲としたために命中精度が低いのだ
アマティスやデュミナスはズィーモスと呼ばれるものを用いているが、ラファリエスは「ガドフ」というものを用いている
ちなみに、このズィーモス、あまりの大きさに1隻に四発しか搭載出来ないらしい
ラファリエス第二巡洋艦隊 戦艦「セイダー」
ラファリエス兵士A「司令!敵艦はズィーモスを大量に発射しております!」
シュバイツァー大佐(第二巡洋艦隊司令。車種:パンターG型)「何っ!?AD兵器を次々と・・・」
すると、脇を行く戦艦「セント・ロー」に大量のズィーモスが接近していたのだ
ラファリエス兵士B「『セント・ロー』、次々と回避しております!」
シュバイツァー大佐「耐えられるか・・・・」
ラファリエス第二巡洋艦隊 戦艦「セント・ロー」
艦長「くそっ、なんて数だ!」
ラファリエス兵士C「回避成功!」
ラファリエス兵士D「艦長!第二派接近中!」
艦長「迎撃を続けろ!」
だが、ついに命中、大爆発を起こした
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
生存車は、ただ1台もいなかったという・・・
艦隊上空(?)
クラシス「・・・・なんて威力だ。一撃であれほどの威力を持つとは・・・」
見れば友軍艦も次々と沈んでいく。我が独立艦隊も1隻が被弾、沈没したそうだ
ほぼ同時刻、キュワールに謎の艦艇が接近した
カルオス帝国第一特務艦隊 戦艦「ニマスト」
カルオス兵士「司令、ラファリエス艦隊が到着しました」
熱田中将「そうか、早いな・・・確かセイロンでは敵艦隊が戦闘を開始していたはずだ・・・」
トラスク大佐(通信)「言ったはずだ、これが『亜空間ドライブ』だ」
熱田中将「・・・・・・・これを駆使すれば連合軍など物の数ではないようだな」
トラスク大佐(通信)「そのとおりだ。これを駆使すれば、内惑星など・・・」
そして、ラファリエス特務艦隊を中心に、帝国艦隊は集結した
上空には敵機が潜んでいたが、全く気づいていなかったという。それは日戦軍団の偵察機、彩雲だった
雲の中に紛れていたのだ
だが、しっかりとカメラで艦隊を捉えていた
このときは友軍RF−4も支援のため到達していた
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
日戦軍団航空兵A「敵艦隊、集結しています」
チリ元帥(通信)「分かった。しかし妙だな・・・・なぜ敵地でこんな陣形を・・・」
日戦軍団航空兵B「こちらRF−4、支援を開始する。二機で、敵機を捉えるぞ」
チリ元帥(通信)「何か特殊な兵器を始動するかもしれない、注意しろ!」
すると、敵艦隊が恐るべき速度で前進したのだ。後方から追っていたRF−4偵察機でも追いつけないぐらいだった
そのためにRF−4はジェットエンジンを全開にした
日戦軍団航空兵B「なんとしてでも、この大艦隊の実態を捉える!」
チリ元帥(通信)「無茶はするな!」
そして、敵艦隊は突如消失したのだ
日戦軍団航空兵B「敵艦隊、消失しました!」
チリ元帥(通信)「消失だと!?」
日戦軍団航空兵A「そんな馬鹿な話があるか!?」
その後、その映像は軍団資料室にしっかり保管されたという
一方セイロン基地近辺、連合軍は善戦していた
ラファリエスの艦隊を次々と打ちのめしていった
ラファリエス第二巡洋艦隊 戦艦「セイダー」
ラファリエス兵士A「被害甚大です!既に残存艦艇は本艦を含め25隻です!」
シュバイツァー大佐「・・・よし、撤退する」
かくして、第二巡洋艦隊は撤退した
だが、ラファリエス軍による帝国艦隊救出作戦は成功した
それから数日後、連合軍を支援することとなった、内惑星連合のアマティス、デュミナス、オルキスが、艦隊の主力を派遣したのであった・・・
第二十三話 終わり
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