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どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。

以上、さくらがちる頃に。

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宇宙戦艦紀伊 第十話
 松井一真  - 2006/4/22 10:25 -
  
第十話。艦名はほとんど適当
第十話 同盟軍大気圏突入
ルナツー基地の崩壊は、連合各国を震撼させた
ルナツー戦において生還した艦隊は第十三駆逐艦隊の二隻(ポープ以下駆逐艦二)と第九駆逐艦隊の駆逐艦「グウィン」、そしてニビリア第三巡洋艦隊の「アルベリコ・ダ・バルビアーノ(略称アルベリコ)」、駆逐艦五のみだった
この艦艇群は日戦軍団第一特務艦隊及び第四艦隊と合流しパレンバンへ寄港、ある程度の補給を終えた後に独自に各国のドックへ寄港した
この撤収艦隊は、連合各国のある程度の損傷を負った艦艇と、艦数がかなり少ない艦隊がそれぞれ本土(キュワール)に帰還すべく編成され、その中には日戦軍団第二艦隊(重巡「青葉」、駆逐艦「神風」「旗風」「疾風」)も含まれていた
これらの残存艦艇の撤退後、ついに偵察機から報告が入った
グンナ、Qグリーン、ウルタンクの大艦隊が、パレンバンへ接近中とのことであった
これらは彼らが占領したライトウォーターとベータより出航していた
だが、「紀伊」以下第一特務艦隊と、「常陸」以下第四艦隊が到着、之によりベータ撤退艦隊のうち、戦力が少なかった第二艦隊が撤退しても、その倍以上の戦力がパレンバン防衛に当たることとなったのである
ここには、メーヴェ大佐の第三艦隊、フォート准将の第四艦隊、そして再編を遂げたレオパルト中佐(メサイア戦の功績により昇進)の第二巡洋艦隊も停泊していた
とにかく、かなりの数がパレンバンに迫っているのである
だが、そんな中、カルオス軍は行動が沈静化したように見えた
熱田中将はカルオス艦に捕まったのではないか?など、さまざまな話があった
一方で、そのカルオス艦隊が、パレンバン防衛網を避けて、大気圏へ迫っていると言う報告が入ったのは、各艦艇の補給中の出来事であった
日戦軍団第一特務艦隊 戦艦「紀伊」
松井元帥「なんだって?!」
ホニ大佐(通信)「はっ、たった今、カルオス軍の巡洋艦四、駆逐艦二十の艦隊が、パレンバン防衛網をすり抜けて大気圏へ向かっているとの報告が入りました!」
松井元帥「補給中の隙を突かれたか・・・」
ホニ大佐(通信)「しかし、大丈夫です。準備万端な艦隊が、まだ存在しますよ」
松井元帥「第一艦隊を出すとでも言うのかね!?」
ホニ大佐(通信)「いえ、既にKGV連合が手を打ったようですよ」
松井元帥「そうか。巡洋艦が4隻と駆逐艦が20隻、KGVでも対処可能か」
たとえ小規模であっても、パレンバンを突破されたことは士気低下に繋がる可能性があった
これ以上の士気低下は避けねばならない。「紀伊」が到着した以上、何とかして士気を上げて行かなければならなかった
軌道上へと接近するカルオス艦隊。その一方でも、別働隊がパレンバンへ向かっている。パレンバンへ主力艦隊が、本土方面は連合国小艦隊が対抗することとなった
パレンバン攻撃艦隊を抑えたら、第一特務艦隊は本土方面へ向かい、本土へ接近する敵艦隊を叩く予定である
第二艦隊の再編は目前である
松井元帥「パレンバンを叩いてくるであろうと思って、ほとんどの戦力がこっちに出払っている。後は小国の艦隊に任せるだけか・・・」
日戦軍団第二艦隊 重巡「青葉」
ツラギ少佐「まもなく、グリシネ日戦軍団ドックへ到達する。長い船旅が、やっと終わったな」
チハ大佐「ようやく、終わったか。だが、休んでいる時間は、そうなさそうだぞ。だが、久々の上陸だ。全員、ゆっくりしてくれたまえ。召集命令が下るまで自由だ!」
乗組員全員「はい!」
チハ大佐「長い戦いがあったのに、上陸と聞いて元気になったか。ははっ、いい奴らだ。さて、私も司令部に戻る。臨時指揮ご苦労だった」
ツラギ少佐「ありがとうございます、大佐殿」
チハ大佐「私も、臨時副司令だったわけだからな。熱田中将殿はどうなったんでしょうなぁ・・・」
日戦軍団第二艦隊の四隻は無事寄港に成功。大鳳司令の着任まで多少の時間を要する。熱田はいないが、念願の空母艦隊だ。これは特務艦隊の支援を行う艦隊である
現在100隻以上の同型艦を誇る吹雪型宇宙駆逐艦、それらを護衛とし、各種空母を主戦力とする。さらに巡洋艦や戦艦で守りを固める。これが空母艦隊である
現在は「赤城」以下第五艦隊(空母六、戦艦二、重巡二、軽巡一、駆逐艦十二)のみだが、いずれは増やす予定である。その第1派が第二艦隊であった
ちなみに、第一艦隊の旗艦は「大和」へ変更された
大和型宇宙戦艦は、姿形こそ第七次キュワール大戦まで奮戦した武勲艦「大和」に類似している(設計図まで同型)が、46cm砲塔はレーザーであり、15.5cm砲塔も同じくレーザー砲、煙突は飾りであり(VLS発射装置搭載予定)、12.7cm高角砲も形状が全く同じでパルスレーザーであった。水上艦の「大和」と全く同じ兵装なのは25mm機銃のみ。さらに艦首中央の錨鎖口も、最終兵器「波動砲」の発射口となった
見た目的には戦艦「大和」と宇宙戦艦「ヤマト」を足して2で割ったような形状、である。といっても、約99%が水上の戦艦大和であり、グリシネで水上に浮かぶ姿はまるで、既に戦いを終えて記念艦となっている「大和」であった
同型艦は「武蔵」。3番艦として計画されていた「信濃」はお約束、もとい、航空戦力強化で装甲空母へと変更された
艦載機は零式艦上戦闘機五二型、九九式艦上爆撃機、九七式艦上攻撃機(宇宙型はAGMを搭載)が七機ずつで、レーザー化による弾薬庫スペース減少により、格納庫が拡大された。だが外見はどう見ても「大和」だ。当然、乗艦するのは、海軍時代から大和に座乗していた大和元帥だ
戦略家ではあるが、どこか熱い一面があり、大艦巨砲主義に走っていた時期もあった。だが、それでも空母艦隊とともに大奮戦、沈没していった先代「紀伊」「尾張」とは違い、大活躍していた
なお、軍団では元来、沈没艦の艦名は引き継がないとされていたが、「宇宙艦艇にはそんなものは関係ない」と、「紀伊」「尾張」が採用されたのである。
ちなみに、計画されていた拡大型の艦名は「播磨」であったとされる。だが、今では「紀伊」型で精一杯だ
そして、ついに通達が届いた
日本戦車軍団総司令部
ホニ大佐「司令!Qシュタイン連邦の衛星から入電!『大気圏へ降下する敵艦隊捕捉!数、軽巡二、駆逐艦八』!」
松井元帥(通信)「二個艦隊が向かっているんじゃなかったか?」
ホニ大佐「『さらに敵艦隊探知!軽巡二、駆逐艦十二』!」
松井元帥(通信)「予想通りだ。よし、すぐにヴァイナー宇宙軍司令部へ打電!『敵艦隊来襲!出撃可能な艦艇は出撃されたし』!」
カルオス第五駆逐艦隊 軽巡「モビール」
タイニー大佐(第五巡洋艦隊司令。車種;IV号戦車F2型)「ある程度施設を攻撃して撤退してくるだけだ。結構楽な任務だな」
ベクトル中佐(モビール艦長。車種:III号戦車D型)「しかも、敵の警備艦隊はパレンバンに出張っている。こりゃ、これ以上の好機はないですね」
その一方で、ヴァイナーからは二個艦隊が出航していた
ヴァイナー第一駆逐艦隊 軽巡「ファイアドレイク」
シュベストフ大佐(第一駆逐艦隊司令。車種:JSU−152)「全速前進!なんとしてでも、カルオス艦隊の侵攻を止めるんだ!」
ナドリア中佐(ファイアドレイク艦長;車種;SU−45)「全速前進!」
ヴァイナー兵士A「司令!前方に敵艦隊接近!」
シュベストフ大佐「よし、しばらく前進しろ!」
ヴァイナー第二駆逐艦隊 軽巡「フェアファクス」
マルティ大佐(第2駆逐艦隊司令。車種:JS−2)「第一駆逐艦隊に続け!」
カルディナ少佐(フェアファクス艦長。車種:T−30)「全速前進!」
かくして、今まででもっとも本土に近い戦闘が始まった
艦数は同じだが、カルオス軍のムサイ級は優秀であった
ヴァイナー第一駆逐艦隊 軽巡「ファイアドレイク」
シュベストフ大佐「何っ!やられただと!?」
ヴァイナー兵士B「はっ、敵は恐ろしい火力を誇っています」
ナドリア中佐「互角、とは行かないようですね・・・」
ヴァイナー第二駆逐艦隊 軽巡「フェアファクス」
マルティ大佐「T字戦法は使えるか?」
カルディナ少佐「少々、無理があるようですね・・・」
マルティ大佐「だが、前方を取った、妨害が可能だな」
ヴァイナー第二駆逐艦隊 軽巡「フェッセンデン」
トーラス中佐(フェッセンデン艦長。車種:T−26)「よし、面舵一杯!」
急旋回を開始した「フェッセンデン」、帝国艦の攻撃を回避した
状況はほぼ互角だが、押され気味である
何とかして、ここで連合軍初勝利を掴みたい
ルナツーも勝てると思われたが、結局シスター・レイで壊滅的打撃を受けると言う結果になったという
となると、今度はヴァイナーがやるしかない
だが、相手はムサイだ。どこまで戦えるか・・・
ヴァイナー第2駆逐艦隊 駆逐艦「イッチェン」
艦長「敵艦に肉薄する!」
ヴァイナー兵士A「敵艦、発砲!」
艦長「面舵一杯!」
ヴァイナー兵士B「回避成功!」
艦長「よし、射撃開始!」
ヴァイナー兵士A「艦長!さらに敵艦発砲!」
艦長「くっ・・・間に合わないな」
ボゴーーーーーーーン!
ヴァイナー第2駆逐艦隊 軽巡「フェッセンデン」
ヴァイナー兵士C「『イッチェン』『イシュリエル』沈没!」
トーラス中佐「ちっ、相手も二隻やったが・・・」
辛うじて駆逐艦2隻を撃沈したが、こちら側は七隻が撃沈された
そして、「フェッセンデン」もムサイ級の攻撃を受けた
トーラス中佐「くっ、さすがに相手が強いか・・・」
直後、爆音が「フェッセンデン」に響いた
トーラス中佐「何だ!?」
ヴァイナー兵士C「艦長!本艦の被害甚大!」
トーラス中佐「・・・・このままでは沈没するな・・・総員、退艦!」
ヴァイナー第2駆逐艦隊所属 軽巡 「フェッセンデン」 沈没
直後、後方からヴァイナー艦ではない、別の連合国艦船が接近していた
ゲール第四駆逐艦隊 軽巡「デトロイト」
フォドラル大佐(第四駆逐艦隊司令。車種:M4A1シャーマン)「こちらゲール第四駆逐艦隊、これより貴艦隊を援護する!」
バラジス中佐(デトロイト艦長。車種:M3スチュアート)「全速前進!」
ゲール共和国の第四駆逐艦隊が支援に駆けつけたのだ
普段は仲が良くない三国、だが、いざ戦争となると同盟を結ぶ変な国々である
だが、それでも何かとすごい奴らだ(錬度は良くないが)
この駆逐艦隊の接近に伴い、戦況は逆転した
カルオス第五駆逐艦隊 軽巡「モビール」
カルオス兵士A「敵増援出現!」
タイニー大佐「ちっ、これは不利になったな・・・」
ベクトル中佐「奇襲で士気を低下させようという作戦は失敗か・・・」
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーン!
カルオス兵士B「中破!」
タイニー大佐「くそっ、戦況は不利だ、退却!全艦退却だ!」
ベクトル中佐「取り舵一杯!」
第十話 続く

引用なし
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宇宙戦艦紀伊 第七話 松井一真 2006/4/14 21:22
  Re:宇宙戦艦紀伊 第七話 ダークスピリッツ 2006/4/14 23:36
   Re:宇宙戦艦紀伊 第七話 松井一真 2006/4/15 7:17
   Re:宇宙戦艦紀伊 第七話 ダークスピリッツ 2006/4/15 21:50
   Re:宇宙戦艦紀伊 第七話 松井一真 2006/4/15 23:19
   Re:宇宙戦艦紀伊 第七話 ダークスピリッツ 2006/4/16 0:03
   Re:宇宙戦艦紀伊 第七話 松井一真 2006/4/16 8:45
   Re:宇宙戦艦紀伊 第七話 ダークスピリッツ 2006/4/16 14:47
   Re:宇宙戦艦紀伊 第七話 松井一真 2006/4/16 16:32
   宇宙戦艦紀伊 第八話 松井一真 2006/4/16 19:28
   Re:宇宙戦艦紀伊 第八話 松井一真 2006/4/16 19:29
   宇宙戦艦紀伊 第九話 松井一真 2006/4/17 19:30
   Re:宇宙戦艦紀伊 第九話 松井一真 2006/4/17 21:29
   宇宙戦艦紀伊 第十話 松井一真 2006/4/22 10:25
   Re:宇宙戦艦紀伊 第十話 松井一真 2006/4/22 10:26
   Re:宇宙戦艦紀伊 第十話 ダークスピリッツ 2006/4/22 20:31
   Re:宇宙戦艦紀伊 第十話 松井一真 2006/4/22 21:51
   Re:宇宙戦艦紀伊 第十話 ダークスピリッツ 2006/4/23 21:02
   Re:宇宙戦艦紀伊 第十話 松井一真 2006/4/23 21:56
   宇宙戦艦紀伊 第十一話 松井一真 2006/4/26 21:33
   Re:宇宙戦艦紀伊 第十一話 松井一真 2006/4/26 21:33
   Re:宇宙戦艦紀伊 第十一話 ダークスピリッツ 2006/4/26 22:35
   Re:宇宙戦艦紀伊 第十一話 松井一真 2006/4/27 18:52

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んー、スパムとか面倒なんで勘弁。


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