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後編。短いと思っていた第四話より長かった、というのは意外。未だにザクスの階級が不明。Clsadar Oneではどうなるんだろ・・・
第五話 智将再び
一方、その直下、Qレース第5艦隊は・・・
Qレース第五艦隊 戦艦「コンカラー」
ケビール大佐「Qグリーン艦隊は壊滅的打撃を受けたようだ」
Qレース兵士A「では、もう少しやりますか」
ケビール大佐「そうだな、なるべく敵を倒しておきたい」
ロンボク少佐(「コンカラー」艦長。車種:コンカラー)「全速前進!」
だが、この無謀に近い行動が、Qレース艦隊を破滅へと導いてしまった
Qグリーン第二艦隊 戦艦「ツェザレヴィッチ」
Qグリーン兵士A「敵艦隊、突入してきます!」
ロジェスト大佐「まずい!このままでは壊滅する!」
グノーム中将「全艦撤退!あとはグンナに任せろ!」
だが、Qグリーン艦隊は最後まで攻撃を受けつづけた
最後に残った船、「ツェザレヴィッチ」以下八隻のみであった
しかも、「ツェザレヴィッチ」までもが爆発を起こし、辛うじて浮いている程度であった
グリーン級戦艦1も航行不能、曳航されていった
だが、その一方で、序盤でプロトン、Qタンク艦隊を蹴散らしたカルオス第一艦隊が駆けつけたのだ
Qレース第五艦隊 戦艦「コンカラー」
Qレース兵士A「あっ!後方より敵艦を探知!あの大艦隊です!」
ロンボク少佐「何っ!?」
ケビール大佐「まさかここまでやってくるとは・・・」
Qレース兵士B「敵艦、発砲!」
Qレース将校「なんだあれは!?」
Qレース兵士C「特殊粒子を探知!波動砲です!」
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
ケビール大佐「・・・・全員、無事か?!」
Qレース将校「・・・自分は、大丈夫ですが・・・艦長が・・・」
ケビール大佐「ロンボク少佐!」
ロンボク少佐「・・・自分は、動けそうにありません・・・総員、退艦、なるべく多くの兵員を、生かしておいてください・・・」
ケビール大佐「少佐、あんたも助けるぞ!」
ロンボク少佐「無理です・・・とても・・・」
ケビール大佐「馬鹿野郎!貴様はまだ任務が残っている!」
ロンボク少佐「・・・・しかし・・・」
ケビール大佐「・・・まずい!2度目の爆発が来る!弾薬庫が!」
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
Qレース将校「司令!」
Qレース兵士D「艦長ーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
ロンボク少佐、戦死
ケビール大佐は辛うじて生存、脱出に成功した
これにより、Qグリーン第二艦隊が反撃を開始した
旗艦は再び「クラップ」に移った。だが、ロンボク少佐の戦死は大きかった。彼は副官としても活躍していたのだ
Qグリーン第二艦隊 戦艦「ツェザレヴィッチ」
グノーム中将「危なかったな、よし、これならいける、反撃開始だ!」
ロジェスト大佐「取り舵一杯、攻撃にかかれ!」
被害は、甚大であった・・・
旗艦「クラップ」小破、その他残存戦力、駆逐艦2・・・
囮となって奮戦したサラミス級重巡は敵艦隊の前に降伏した
Qシュタイン第三艦隊 重巡「シュタインブリンク」
メーヴェ大佐「友軍は壊滅しただと?!」
スハーフェン大尉「たった今、Qレース第五艦隊旗艦『コンカラー』が沈没、ケビール大佐は脱出しましたが、ロンボク少佐は戦死したとのことです!」
ベルゲン少佐「・・・・・・こちらだけが善戦している、ということですか・・・」
Qシュタイン兵士A「司令、ガンドルフより入電、『発 ガンドルフ要塞司令ギヤード少将 宛 Qシュタイン第三艦隊司令メーヴェ大佐 ガンドルフ防衛作戦は失敗、之より我々は撤収する、貴艦隊も直ちに撤退せよ』以上です・・・」
メーヴェ大佐「くっ・・・・」
かくして、第三艦隊が撤退、ガンドルフ攻防戦は終結した
その後、基地航空隊は撤収する巡洋艦に搭載されベータへ撤退(重爆は直でベータに向かった)した
敵の攻撃目標はトノスとなった。ここを守るはQターレットとニビリアである
日本戦車軍団総司令部
松井元帥「ガンドルフ、陥落・・・」
チリ元帥「・・・A−150の状況はどうなっているんですか?」
セリ大佐(日本戦車軍団兵器工廠長 車種:力作戦車セリ)「はっ、完成に近づいている、との事です」
松井元帥「ほう、駆逐艦に関しても随時竣工中、巡洋艦もまもなく竣工、ともなれば、連合軍の反撃も近いな」
チリ元帥「トノス基地はどうなるんですか?」
松井元帥「Qターレットとニビリアか、まあ、持たないだろうな・・・残念だが」
チリ元帥「そうですか・・・」
チト元帥「しかし、連合各国が生産急務なのに対し、敵側は一体どうやって・・・」
松井元帥「ああ、それは謎だな。いくらなんでも、あそこまで技術が進むのは早いな。だが、我々も、負けてはいられないな・・・」
チヌ元帥「諜報長から連絡が入りました!トノス襲撃艦隊司令は、あのザクスです!」
松井元帥「なんだって!?ザクス航空艦隊司令だと!?あいつは空戦のプロじゃないか!」
トノス襲撃艦隊司令は、かつて第七次キュワール大戦で活躍したザクスであった。そう、智将クラシスの旧友である
松井元帥「・・・あいつか、あいつがいては、勝ち目は無に等しいな・・・」
かくして、帝国艦隊は、トノスへと進撃しているのであった・・・
第五話 終わり
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