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第4話「大佐と茸道と残党軍と軍団と」前編
マロンキャニオン奪回。
残存のグンナ軍は次々とホワイトマウンテンに撤退していく。
マロンキャニオン
クラシス「よし、もう少しだ。」
瓦礫の中から何かを引っ張り出している。
やがてそれは音を立てて這い出た。
住民「助かったぁ・・ありがとう・・」
クラシス「・・・『住民に平和を与えるまでが戦争』だ。」
連合兵1「そっちはどうだ?」
連合兵2「一台チョロQを見つけたが、手遅れだった。」
クラシス「後続部隊もそろそろ来るだろう。それにしても・・」
クラシス「マイシティ攻撃隊はどうなんたんだろう?」
3話でマイシティ攻撃隊は80%を消失、帰還できたのは飛行隊のみ。
サンドポリス飛行場
連合通信兵「タッチダウン。」
ゴーーーーー・・・
連合通信兵「ストライダー1、長時間の任務ご苦労だった。」
連合兵1「こちらストライダー、寿命が四ヶ月ぐらい縮んだぜ」
連合兵2「チャーリー、寿命を縮ませた甲斐あって今回のミッションは凄かったぜ。」
連合兵1「ほめる前におごってくれよ。」
連合兵2「wwwwww」
マロンキャニオン
クラシス「マイシティ攻撃隊はほぼ全滅、か・・」
ミグレイ「やはり二手に分かれて動くのは危険だったようだ。」
クラシス「それにしても・・この前のQグリーン残党軍だが・・」
ミグレイ「早いところ拠点を見つけないと、そのうちエレー事になるな・・」
クラシス「共産主義大国は、残党になっても迷惑なもんだな。」
連合兵「おいおい、俺の故郷も今じゃ立派な共産主義だが?」←GI=グリーンアイランド。正式名称グリーン民主共和国
クラシス「お前はGIの生まれだったな。悪ぃ。」
NGO団体の活躍によりマロンキャニオンの治安は回復傾向に向かっていく。
クラシス「ところで、今のところ最高指揮権持ってるのって俺なの?」
ミグレイ「大戦の英雄、ビスカイト中将がいないからな。」
クラシス「次はキノコロードだろ、やっぱ。」
ミグレイ「あそこは今じゃ軍事施設しか残ってないな。あそこを潰せば王国全土奪回も
やりやすくなりそうだ。だが・・通信施設を早いとこ片付けないと、援軍を呼ばれるだろう。」
クラシス「その為にも、後続部隊早く来いって話。」
ミグレイ「だな。」
そうこうしているうちに、連合の後続部隊は来た。
国際連盟に加盟している各国の陸、海、空軍がサンドポリスやマロンキャニオンに集まった。
連合兵1「何て名前?」
連合兵2「オヴァギー。」
連合兵1「ゲープコッチ生まれだな?」
連合兵2「何故分かる?」
連合兵1「キーボード適当打ちしたような名前はゲープコッチ間違いナサスwwwwwww」
連合兵2「・・・神経を逆撫でするような態度、お前はQシュタインの生まれだろうな・・」
占領帝国軍キノコロード基地 管制塔
グンナ通信兵「大将。」
ザクス「ワッツ?」
グンナ通信兵「南南西より戦闘機が接近中。後方には爆撃機編隊も見られます。」
ザクス「ナニ平然と言ってんだよ!かなりヤベーよ!」
グンナ通信兵「現在地上より対空車両が迎撃に向かっていますが、果たして防げるかどうか・・」
キノコロードには軍事施設が多くみられる。ここには占領帝国軍の主力戦闘機などが格納されている。
遂にほこりも被りかけたその戦闘機が、出陣を向かえる。
シメジー飛行場 滑走路
グンナ兵1「キャリード、コイン投げで俺が出撃ってついてないよな本当。なあ?」
グンナ通信兵「私語は慎め、何度言わせるんだグリフォン1。」
グンナ兵2「まあせいぜいブラックアウトで墜落するのがオチだな、お前は」
グンナ兵1「五月蝿い!援護してやらねーぞ」
グンナ通信兵「・・・もういい、グリフォン1、2、離陸を許可する。」
シュイイイイイイィィィィィィィィィ
クラシス「こちらクラシス。対空車両を確認した。ZSU-57だ。」
バシュウウウウウウウゥゥゥゥ・・・
グンナ兵1「こちら迎撃部隊!敵戦闘機が攻撃!空対地ミサイルです!」
グンナ兵2「報告せんでも分かってるわ!にげr」
ズガアアアアアァァアァアアアアアァァ・・・
連合兵1「こちらイーグル2!敵機確認。恐らくミg・・ス、スホイだ!」
連合兵2「こちらストライダー1!敵が振り払えない!」
連合兵3「ストライダー1!ミサイルだ、垂直に逃げろ!」
連合兵2「旋回しながら逃げれば絶対大丈夫!]
連合兵一同「なわけねーだろ!」
ドガアアアアァアァアァァ・・・
グンナ兵1「こちらグリフォン1、敵機撃墜を確認。まだいやがるぜ・・」
グンナ兵2「あー補給行きてー」
グンナ兵1「隊列乱すなや!」
グンナ兵2「まずい、ロックオンされた!援護を頼む!」
グンナ兵1「何やってんだよほんとにー!」
グンナ兵2「(ゴゴゴォ)おあぁっ!」
グンナAWACS「グリフォン2・・・何をやっているんだ、これは航空ショーじゃないんだぞ!」
グンナ兵2「操縦が効かねええええええええ!」
グンナ兵1「おい、しっかりしろ!」
グンナ兵2「へへ・・前が見えねぇ・・ブラックアウトで死ぬのは・・俺・・だった・・・z」
パゴオオオォオォォオォオォォォォォォ・・・・
連合兵3「深追いしすぎたようだな。」
クラシス「ミッション更新。通信拠点の爆撃に移れ。」
連合兵2「クラスター爆弾ユニットを選んだのは失敗だったか?」
連合兵1「マーヴェリックで十分だ。」
シュバゴオオオオォォォォォオォォォ・・・ズグアアアアアアアァァァァアアァァァアン!
高さ70mはあろう鉄塔が、いとも簡単に崩れてしまった。
クラシス「案外スキーリするな、こういうミッションも!」
通信拠点はおおよそ壊滅しただろうか。
ホワイトマウンテンからの増援部隊が到着。地上からの対空攻撃が開始される。
グンナ兵1(SA-19)「ターゲットを射程内に補足!誘導ミサイル、ファイアッ」
パシュゴオオオオオオォォォォ・・
連合兵1「隊長!どうやらホワイトマウンテンからの増援部隊が来てしまったようです!」
クラシス「ゲロッパ」
連合兵2「振り払えない!(ズガアァ)ちっ、飛行不能!・・・せめてもう一度カレーライス食いたかったな・・」
チュドオオオオォオォォォォ・・・
クラシス「通信拠点の全壊を確認!次は航空管制を狙う!」
パシュゴオオオオオオォォオォォ・・・
シメジー飛行場 航空管制
グンナ通信兵「こちら航空管制!敵の砲撃を受けている!グリフォン!早くなんとかしてk」
チュドゴオオオオォァァァァアアア・・・
グンナ兵「相棒(グリフォン2)を無くしたと思ったら、今度は帰る家も木っ端微塵か。
・・・・・こういうのを、『ついてない』って言うんだよなあ、やれやれ」
ピーピーピー
グンナ兵「燃料切れだってさ!はははははははh」
占領帝国軍キノコロード基地 管制塔
グンナ通信兵1「シメジー飛行場は壊滅状態!通信拠点も全て破壊され、他方面基地との連絡が不可能!」
グンナ通信兵2「現在ホワイトマウンテンからの友軍地上部隊が展開中!」
グンナ通信兵3「シタケー海軍基地被弾!後は陸軍基地、及びこの総司令部のみ!」
グンナ通信兵4「対空車両部隊は劣勢状態!大将!」
グンナ通信兵一同「大将!」
ザクス「(#゚Д゚)ルセエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!ごたごた言う前にとっとと対空車両を出せ!
さもないとお前等全員、本国に恥さらしのレッテル貼って帰らすぞ!?」
グンナ通信兵3「りょ、了解!」
ザクス「俺も単独で出る!対空装備メインで!」
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