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松井元帥「何!?また伏兵か・・・」
ガトー少将「大丈夫です!援護中の敵機さえ落とせれば、我々が何とかします!」
松井元帥「分かった、なんとしてでも撃墜して見せるぞ、ガトー少将!」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
シブヤン中佐「相手は所詮二一型の改良!喰らえ!」
ズガガガガガガガガガガガガガガガ!
ボゴーーーーーーーーーーン!
ヨウ元帥「相手は所詮零戦!」
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガ!
ボゴーーーーーーーーーーーーーーン!
次々と撃墜される零戦二三型とQG−2。苦戦はさせられるが、今のところ山崎機に撃墜された5機とライン機に撃墜された3機以外損害は無い
ボゴーーーーーーーーーーーーーーン!
松井元帥「チッ!また一機やられたようだな・・・山崎め、どう対抗すべきか・・・」
ライン元帥「敵将は山崎だけでないことをお忘れなく!」
ブオオオオオオオオオオオオオ!
松井元帥「帝国派の生き残りか!過去2度敗北した敵将ライン!」
ライン元帥「これまでの借りを返してくれる!」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
松井元帥「貴様みたいな奴がいるから、我々軍団が治安維持で他国に居続けなければならないんだ!」
ズガガガガガガガガガガガガガ!
ライン元帥「貴様らみたいなゲリラどもさえなければ!」
ズガガガガガガガガガガガガ!
松井元帥「ゲリラは貴様らであることを忘れているようだな!」
ズガガガガガガガガガガガガガガガガ!
松井元帥とライン元帥は1対1の空中戦をしていた。57mmの攻撃力はすさまじい
ライン元帥機は煙を噴いている
松井元帥「そろそろあんたの機体も落ちそうだ!」
ズガガガガガガガガガガガガガガガ!
ライン元帥「貴様の攻撃ごときで・・・」
ボゴン!
ライン元帥「な、何だ!?」
松井元帥「今のは、確かタ弾だな・・・」
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
ライン元帥「うわああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーー!」
タ弾。HEAT弾、桜弾と呼ばれるそれは、命中してしばらくすると爆発、破片が飛び散るのだ。57mm機関砲には数発ほどそれが含まれている
ライン元帥機は墜落した
松井元帥「そういえばあいつ、8cmロケットでQギゴール機をやってたのか・・・弾切れだったようだな。8cmは」
だが、松井元帥機は翼下にしっかりと2発の五六式を搭載している
ふと、山崎機が高潮の飛行甲板に降りるのを見た
松井元帥「少々卑怯だが、仕方あるまい!」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオ!
山崎元帥「な、何ぃ!?」
ズガガガガガガガガガガガガガガガ!
ボゴーーーーーーーーーーーーーーン!
山崎元帥「あ、危なかった・・・」
松井元帥「チッ!逃したか!」
高杉少将「橋本派め!まだ生きていたか!」
山崎元帥「我々は大統領閣下のために戦っているのです!」
松井元帥「またあれか?何とか陛下万歳とか、そんなものか?」←国王、天皇など、何とかに入る言葉はかなりある
山崎元帥「我々は国家のために戦っているのだ!何が悪い!}
松井元帥「右翼も過ぎると大変なものだ」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
山崎機の後方に松井機と高杉機が続く。が、速度で振り切られる
松井元帥「あいつにあの速力が生かせない戦場・・・そうだ!高杉!急降下だ!」
高杉少将「え!?急降下!?」
松井元帥「ソードフィッシュ雷撃機、あいつがいたのを忘れていた!」
ちょうどよく、パラワン少尉も協力してくれた
海上
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
パラワン少尉「山崎め、うまく速度をあわせようとしている」
ズガガガガガガガガガガガガガガ!
山崎は大量の40mmを発射した。が、速度があまりにも遅いので、いつもの感覚では弾が前方にすれてしまう
松井元帥「速度を落としている!今だ!」
ズガガガガガガガガガガガガガガガガ!
高杉少将「喰らえ!」
ズガガガガガガガガガガ!
山崎は上からの銃撃を受けた、降下して避けようにもすぐ下は水だ
山崎元帥「これを狙っていたのかーーー!」
ボゴーーーーーーーーーン!
山崎元帥は海へと落下していった
松井元帥「あとは、雑魚だけだ。現在までの損害は30機だな。そろそろ高潮を狙わないとまずい」
ふと、爆龍が長洲を狙っているのを見た
松井元帥「チッ!上空支援が途絶えたところを狙ったか!」
爆龍搭載の噴進砲は百発百中のはずだ。いかなる迎撃兵装も聞かない
クエゼリン大佐「喰らえ!」
ズガガガガガガガガガガガガガガ!
ブオオオオオオオオオオオオオオオオ!
爆龍(反乱軍所属)「相手も複葉機、ならば!」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
クエゼリン大佐「雷撃を放棄したか!?」
フィジー大尉「いや、相手は爆龍!何をするか・・・」
シュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
クエゼリン大佐「何だ!?」
フィジー大尉「こ、絞龍です!」
絞龍、爆龍の後継で、5t誘導爆弾を搭載している
松井元帥「スパロー、発射!」
松井元帥機にはスパローが四発搭載されている
シュゴオオオオオオオオォォォォォ!
シュゴオオオオオオオオオオオオオ!
絞龍(反乱軍所属機)「そんなもの、フレアで回避してくれる!」
絞龍はフレアを発射し、回避した、が、目前には57mm銃弾が迫っていた!
絞龍(反乱軍所属機)「な、何だと!?」
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
松井元帥「今のスパローは、回避されると思って撃ったものだ。絞龍にフレアがあることぐらい、覚えている」
見ると、一部の絞龍は5t誘導爆弾を投下しようとして被弾、対空巡洋艦へ特攻していった
松井元帥「誘導兵器が発達していると言うのに、特攻とは・・・」
ボゴーーーーーーーーーーーーーーン!
ガトー少将「あらかた、敵機は落としたようですね」
パラワン少尉「攻撃を開始・・・あっ!彗星と天山が!」
松井元帥「発進されたか・・・」
クエゼリン大佐「心配なく!我々が叩き落します!」
ヨウ元帥「クエゼリン大佐!」
松井元帥「大佐、頼んだぞ!」
クエゼリン大佐「了解!」
空中空母「翔鷹」
チハ大佐「敵機、接近!」
チリ元帥「絞龍だな・・・」
ボゴン!
シュゴオオオオオオオオオ・・・・
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガ!
ボゴーーーーーーーーン!
来襲する彗星、爆龍、絞龍の大群、だが、翔鷹の対空性能はかなりのものだ
天山が対馬めがけて魚雷を発射した
対馬元帥「機銃、迎撃開始!」
ズガガガガガガガガガガガガガガ!
ボゴーン!
既に軍団の支援による演習は、魚雷迎撃にまで達した
空中空母「高潮」
橋本派将校A「何!?連山がまたやられた!?」
橋本派兵士A「何機落ちるんでしょうか・・・」
Qギゴール反乱兵A「近衛の野郎、どこまでやる気なんだ!」
連山機内
橋本派将校B「また五六式だと!?」
橋本派兵士B「敵機は優秀なAAMを持っています!」
シュゴオオオオオオオオオオ!
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーン!
Qギゴール反乱兵B「エ、エンジン二基大破!」
バランスを失った連山は墜落していった
既に航空隊はかなりの被害を受けている
震電隊長「よし、このまま行けば殲滅できるぞ!」
零戦二三型C(反乱軍所属機)「全滅するわけには行かない!」
ズガガガガガガガガガガガガガガ!
ボゴーーーーーーーーン!
零戦二三型C(反乱軍所属機)「うわぁぁぁぁぁーーー!」
零戦五二型A(第七五航空隊所属機)「零戦が落ちるところを見るのは、あまりうれしくないですな・・・」
震電隊長「同感だ。俺も戦友が目の前で撃たれ、散ったところを見たことがある」
零戦五二型B(第七五航空隊所属機)「敵機、前方から4機接近!
震電隊長「敵はうじゃうじゃいるぞ!ガトー隊雷撃まで持ちこたえるんだ!」
空中空母「高潮」
橋本派将校「あんなにやられていく・・・」
橋本派兵士A「大変です!シースパローとスタンダードが弾切れです!」
橋本派将校「何だと!?」
Qギゴール反乱兵A「敵機急降下ーーーーー!」
レイテ大佐「さっきと同じパターンだ!喰らえ!」
シブヤン中佐「投下ーーー!」
ヒューーーーーーーーーーーーーーーー!
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーン!
ボゴン!ボゴン!ボゴン!ボゴーーーン!
次々と爆発する艦載機
既に甲板は大惨事
ガトー少将「行くぞ!パラワン!」
パラワン少尉「発射ーーー!」
サンベル中尉「撃てーーー!」
ナルジノ曹長「喰らえーーーー!」
パシュシュシュシューーーーーーーーー!
ボゴーーーーーーーーーーーーーン!
松井元帥「行くぞ高杉、高橋、高柳!橋本派殲滅の一撃!」
高杉少将「発射ーーーー!」
高橋少将「喰らえーーーーー!」
高柳元帥「打倒橋本ーーーーー!」
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
ヨウ元帥「とどめだーーーー!」
バゴ元帥「喰らえーーーー!」
ボゴーーーーーーーーーーーーン!
遂に高潮墜落
連山機内
橋本派将校C「・・・・・」
橋本派兵士D「全機撤退!」
上空
松井元帥「逃すか!」
ブオオオオオオオオオオオオオ!
ズガガガガガガガガガガガガガガガガ!
松井元帥は急降下、連山を狙った
57mm速射機関砲は対重爆用だ、ものすごい威力を持っている
ボゴーーーーーーーーーーーーーーン!
連山、墜落
プロトン軍将校「全くもって、ものすごい戦闘ですね・・・」
リゾニア軍将校「軍団と高杉派だけでこんなに・・・」
かくして、橋本派の第二次攻撃も失敗に終わった
空中空母「翔鷹」
チト元帥「松井元帥機、帰還しました!」
チヌ元帥「機体修理急げーー!」
チハ大佐「瀬戸潮にも逐次着艦中!」
チリ元帥「2度の攻撃で個々までの戦果を、ものすごいものだな・・・」
その後松井元帥は再び司令部へ降り立った・・・
終わり
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