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SCQ続編(タイトル未定) 空戦!軍団VS橋本(仮)
北キュワ海
ブオオオオオオオオオオオオ!
クエゼリン大佐「こちら、第78航空隊戦闘機部隊、敵機捕捉!機体は・・・零式艦戦五二型です!」
松井元帥(通信)「ぜ、零戦だと!?しかも五二型・・・まさか、やつめ!QQQQに移送した艦戦資料を使ったか!」
クエゼリン大佐「目標、接近中!あっ!爆龍です!奇襲爆撃機、爆龍です!」
松井元帥(通信)「爆龍!?調査しておく。各機散開!」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
ボゴーーーーーーーーーーーーーーン!
クエゼリン大佐「岡島機、墜落との報告!」
松井元帥(通信)「了解、後は雑魚だけだ!」
クエゼリン大佐「よし、攻撃開始だ!」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
このときは重爆(連山)がいたためガトー隊も出撃した。クエゼリンは前方の零戦五二型を狙った
零戦はその機動性を武器に襲い掛かる。7.7mmを発射した
相手も熟練兵だ、2、3発ほど命中した。が、クエゼリンは上手だった。カモフKa−50を落としたときのように、上昇し、急降下体勢に入った
零戦五二型A(橋本所属機)「な、何!?零戦以上の機動性を持っている!」
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!
零戦の弱点は防御性能だ。カモフのときと同じで、ほんの数発で主翼に穴が開き、炎上した
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
クエゼリン大佐「零戦を落とすってのも、あまり好みではないのだが。七五空が誤射するかも知れんし」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
フィジー大尉「敵零戦、接近してきます!」
クエゼリン大佐「行くぞ!相手も零だ!国籍表示に注意しろ!」←軍団機は日の丸だが、橋本派の機体はQが4つと戦車のマークだ
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
零戦五二型B(橋本所属機)「む!あいつは僚機を落とした複葉機!全機突入!」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
第七八航空隊、クエゼリン以下四四式戦爆12機。橋本航空隊、零戦30機、爆龍25機、連山50機
残存の30機の内、山崎機と岡本機、そして先の機体を撃墜したから、27機だ。3機がクエゼリンとフィジーの前に襲い掛かった
が、2対3でも四四式の機動性はすごいものだ。敵は熟練兵にもかかわらず、20mmを撃ってきた
20mmは、本来空戦のとどめに使うもので、多くの軍団熟練兵は7.7mmを使う
クエゼリン大佐「相手は零戦、ならこちらは特徴が分かる!」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
フィジー大尉「零はグラマンに後ろを付かれると弱い!」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
クエゼリンとフィジーは上昇した。零戦3機も続く
すると、クエゼリンとフィジーがそれぞれ別の行動を取った
零戦五二型B(橋本所属機)「敵が分かれたぞ!各機散開!」
零戦五二型C(橋本所属機)「あっ!あっちの機体には大佐の階級章が見えます!」
零戦五二型B(橋本所属機)「ならば、大佐機を狙う!」
零戦五二型D(橋本所属機)「チッ!俺は付き添いかよ・・・」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
クエゼリン大佐「どっちを取るか迷っているようだな。だが、腕はほとんど変わらんぞ!」
クエゼリンは反転、二機を狙った
フィジーはさらに限界まで上った。成層圏、複葉機としては最高記録だ
一方、零戦はエンジンを換装したとはいえ、さすがに成層圏では速度が落ちる。そして遂に力尽き下降する。フィジーはこれを狙ったのだ
フィジー大尉「これはグラマン乗りの昔からの常識だ!軍団でもそれは通用する!」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
ズガガガガガガガガガガガガガガ!
零戦五二型D(橋本所属機)「せ、成層圏まで上れるだと!?しかも、俺よりも高く・・・」
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
零戦五二型D(橋本所属機)「この俺が・・・付き添いごときに・・・落とされるとは・・・」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオ・・・・
フィジー大尉「相手も零戦だ。同じ手に何機やられたことか・・・」
一方で、クエゼリンは零戦の20mmを避けつづけた。弾速が遅いのですぐ避けられる
クエゼリン大佐「なぜ弾数の少ない20mmを使うんだ?さては、複葉機相手だからと見ているか・・・」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
クエゼリンはひねりこみ急降下を行った。角度は地面から90度。垂直急降下だ
投下位置を読まれることが多い急降下爆撃だが、垂直なら問題は無い。が、単発機ではプロペラが吹き飛ぶ。したがって双発機、もしくは噴式機でのみのやり方だ。四四式は双発である
が、クエゼリンの兵装は12.7mm焼夷機銃のみ
長洲元帥「クエゼリン大佐が急降下している!?」
土佐元帥「何をする気だ?」
江戸元帥「対空戦闘、始め!」
ズガガガガガガガガガガガガ!
零戦五二型B(橋本所属機)「何!?対空弾幕・・・軍団め、これを狙ったか!」
ボゴン!
ブオオオオオオオオオオオオオ・・・・
ボゴーーーーーーーーーーーーーーン!
クエゼリン大佐「上昇!」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
なんとクエゼリンはそのまま反転上昇した。反転急降下よりもすごいテクニックだ。四四式ならではである
零戦五二型C(橋本所属機)「上昇した!?」
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガ!
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
土佐元帥「軍団め、なかなかやるじゃないか!」
一方で、ガトー少将は1発の滑空魚雷を搭載し、連山を狙っていた・・・
ガトー少将「滑空魚雷は1発のみ。モシリカラカムイと同じ手が通用するのか?」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
ズガガガガガガガガガガガガガ!
旋回機銃が次々と応戦する。連山はモシリカラカムイとは違う重装甲の重爆だ
したがって、炸薬も威力抜群の新型滑空魚雷だ
ガトー少将「投下!」
連山機内
橋本派兵士A「滑空魚雷!?」
橋本派兵士B「違う、アレは・・・」
橋本派将校「ミサイルだと!?」
橋本派兵士A「複葉機に積むとは・・・」
橋本派兵士C「破壊できません!このままでは命中します!」
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
橋本派将校「・・・無事だったのか?」
橋本派兵士A「・・・旋回機銃が・・・」
橋本派兵士B「やられた・・・」
北キュワ海
ガトー少将「よし、パラワン、後は頼むぞ!」
パラワン少尉(機種:四四式戦闘爆撃機 雌型)「了解!」
パシューーーーーーーーーーーーーーー!
割れた旋回機銃のガラスめがけ、新型滑空魚雷、五六式噴進砲が発射された
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
機内、大爆発
橋本派将校「うわーーーーーー!」
橋本派兵士A「だ、脱出不能!脱出不能!」
橋本派兵士D「操縦できません!エンジンがやられました!」
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
2度目の爆発を起こし、連山は墜落していった
が、連山はまだ無数にある。ガトー少将とパラワン少尉は五六式を除いては7.7mm機銃を一丁搭載しているだけだ
零戦五二型(軍団所属機)「目標、爆龍!軍団製の機体を狙うのは仕方ない!喰らえ!」
爆龍(橋本所属機)「チッ!軍団の機体か!」
第七五航空隊の零戦は、爆龍下部の噴進砲部分を狙った。複葉機に見える爆龍は、実体は単葉機で、下の翼のような部分は噴進砲の主翼である。が、発射する前は複葉機と同じ機動ができる
ズガガガガガガガガガガガガガガガガ!
噴進砲が誘爆、単発奇襲爆撃機、爆龍は墜落した
零戦五二型(軍団所属機)「よし、次はあの連山だ!」
連山は下部に機銃が少ない。第七五航空隊の機体は次々上昇、連山を狙った
ズガガガガガガガガガガガガ!
ボゴーーーーーーーーーーーーーーン!
連山、墜落
一方でガトーとパラワンは20mmの切れた零戦を狙っている
ガトー少将「7.7mm一丁だけで変わる物か。だが、相手はろくな無線も無いはずだ!喰らえ!」
ズガガガガガガガガガガガガ!
爆音が飛び交うため、常に無線機を持っている軍団機。橋本派は機動性を重視するために搭載していないのだ
だが、四四式は無線があっても高機動だ
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
続く
まさか前編、後編に分けるほど長いとは・・・
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