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後編。出せなかった潜水艦を出し放題
第98話 GKU同盟崩壊 後編
その後、UB−1700艦内
シュトース中将「爆破には成功したようだな」
Qトルック海軍兵士A「このまま帰還しましょう」
Qトルック海軍兵士B「艦長、先の攻撃で受けた損傷を修理しましょう。我々もラジエーターの問題が・・・」
シュトース中将「そうだな。よし、浮上!」
ザバーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
UB−1700甲板
シュトース中将「まさか漁船の網も引っかかってたとはな・・・」
Qトルック海軍兵士A「あの海防艦集団の中に漁船が混じってたようですね」
同じ頃・・・
エセックス中将「何!?皇帝の家が破壊された?!」
エンタープライズ大佐「そのようです。我々はすぐに北上しましょう!」
エセックス中将「そうだな。すぐに皇帝の家を奇襲した奴を撃破せねば!」
エンタープライズ大佐「先ほどの報告では、敵潜1を撃沈、北方にもう1隻いるとのこと!」
エセックス中将「そいつらを叩くか
巡洋艦スプリングフィールド「我々の水偵を射出しましょう」
エセックス中将「そうだな。スタンバイが出来ているのは君たちの機体だけだ」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
巡洋艦隊の艦載機はOS2Uキングフィッシャー。観測機だ
爆弾も搭載可能である
数分後、UB−1700甲板
Qトルック海軍兵士A「敵襲!水上機です!」
シュトース中将「何!?」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
OS2U「見つけたぞ!投下!」
ヒューーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
ボゴーーーーーーーーーーーーン!
シュトース中将「畜生!潜航だ!」
ザバーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
海中
潜水艦アルバコア「敵潜は潜航したようだな」
潜水艦ジュゴン「雷撃用意!」
潜水艦アーチャーフィッシュ「雷撃用意!」
ガチャン!
潜水艦トリガー「撃て!」
パシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシューーーーーーーーー!
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーン!
UB−1700艦内
シュトース中将「何だ?!」
Qトルック海軍兵士A「魚雷です!被弾数5!」
シュトース中将「何!?」
海上
駆逐艦フライシャー「やっと到着したぞ!」
駆逐艦フレッチャー「ヘッジホッグ投下!」
パシューーーーーーーーーーーー!
ドボーーーン!
海中
潜水艦ガトー「水上よりヘッジホッグ!」
潜水艦アーチャーフィッシュ「とどめだ!撃て!」
パシュシュシュシュシュシュシュシュシューーーーーーーーーーーーー!
UB−1700艦内
Qトルック海軍兵士B「魚雷、雷数・・・数え切れません!」
シュトース中将「回避!」
Qトルック海軍兵士A「上からは爆雷投下音!」
シュトース中将「何!?」
海中
潜水艦ジュゴン「命中まで10・・9・・8・・7・・6・・5・・4・・3・・2・・1・・」
ボゴーーーーーーーーーーーーン!
海上
駆逐艦フィリップ「命中!」
駆逐艦フライシャー「やったぞ!」
OS2U「我がウルタンクをなめていた証拠だな・・・敵前浮上とは・・・」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオ・・・
UB−1700、沈没
こうして、ブルドーザー皇帝暗殺隊は全滅した
さて、皇帝の城だが・・・
すでに瓦礫と化していた。しかしブルドーザー皇帝はその時刻、城にいなかった。もちろん本来ならいる時刻である。実は爆撃の数分前・・・
ブルドーザー皇帝「何!?Qトルック機だと!?」
バルバロッサ元帥「はい。どうやら閣下を狙っているようで」
ブルドーザー皇帝「そうか。よし、すぐに避難するぞ!」
と、近辺の陸軍基地へ避難していたのだ。だから被害は免れたのだ
翌日
ブルドーザー皇帝「本日我々ウルタンク帝国は、Qトルックに対し、断固とした攻撃態勢をとることとする。既に三極構造の時代は終わった。我々は帝国、連合、いずれの陣営につくか。それは連合だ!」
歓声が飛び交う中、皇帝はそう演説した
ブルドーザー皇帝「我が城を爆破したのは決して軍団ではない!そのことは大破した海防艦の乗組員が語った。彼らの証言では『艦影は見る限り、軍団の船にあらず』と。そしてエセックス中将の言う『敵前浮上』。軍団はするはずもない行動だ。さらに堂々国旗を揚げていた!その旗は・・・Qトルックだった!さらにフライシャー隊の猛攻、ガトー隊の猛攻。彼らも軍団の潜水艦ではないと考えたらしい!既に大戦の結果は決まったも同然!我々は連合に入る!GKU同盟は本日を持って連合軍へ移行する!GKU帝国陣営は遂に崩壊を迎えたのだ!」
そしてグリーンシティでも
Qグリーン総統「本国は国力を使い果たした。このまま帝国陣営にいてもいい事はない!我々は遂に連合へ入ることを決めた!GAとも同盟を結ぶぞ!」
こうして、GKU同盟は帝国同盟としての価値を失い、Qトルックは孤立したのである
いや、Qトルックは孤立ではなく「独立」したのだ。脅威は未だ残る・・・
第98話 終わり
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