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会議編。チリ元帥、会議場で暴れたいのか・・・
第94話 Qトルック航空戦 会議編
軍団司令部
松井元帥「独裁帝国を侮るべからず。敵はいかなる兵器で攻撃をするか、分からないからな」
チリ元帥「QQQQもこれで敗戦国の仲間入り、ですか?」
松井元帥「QQQQには勝ってもらわんと、戦後のQトルックをどうするかの討論での激論が起こらないではないか。あれに期待しているんだよ」
チリ元帥「私もまたあの会議場で暴れまわりたいであります!」
松井元帥「さて、荒覇吐隊はグッドウェイヘ寄港させておこう」
チリ元帥「しかし、QQQQはまたもQトルック首都へと軍を進めるでしょうね」
松井元帥「奴め。核を落とす気か?」
チリ元帥「もしかしたら・・・」
松井元帥「奴らはホロコーストが趣味なのか?」←ホロコースト:別にナチスドイツのユダヤ人虐殺だけの意味ではない。アメリカによる日本空襲もこの類に入る。正確な意味は「焼き殺す」なので
前線
ドニゲッテル少将「高杉が大損害!?やったぞ!我々がQトルックを制圧できる!」
ユゴス少佐「よし、このまま前進!」
チハ大佐「前進!そのままQトルックへ突撃ーーー!」
そのままQトルック近隣の街中へ突入した
そして街を占領。ここでいったん指揮官をアレフュの基地へ召集、臨時作戦会議を行った
この時、ものすごい激論が行われた
高杉元帥「我々はものすごい損害をかぶったのになぜ他国の軍はほとんど損害無しに街までたどり着いたんだ!?さては軍団、またも何かやらかしたな!?」
松井元帥「高杉!自らの失態を他に押し付けるとは!」
高杉元帥「何!?失態だと!?」
松井元帥「QQQQ空軍アレフュ航空隊の内、QQQQ攻撃隊直援機として参戦していた機体の総数は何機だ?」
高杉元帥「6機だ!それで何が悪い!」
松井元帥「敵を侮らない方がいい。高杉、たしかアレフュ駐留航空隊は、入隊したばかりの新入りだったと聞いたな」
高杉元帥「その通りだ!ベテランは本土だ!」
松井元帥「君の考えは間違っている。普通逆だ。本土で新入りを鍛え、ベテランを前線で活躍させる。ベテランと新入りを一緒に前線に置いておくと効果的だ。我々が損害軽微で街を占領できたのは、飛曹クラスでも錬度の高い第一特殊戦闘隊の10機が、来襲した20機のQトルック軍重爆を全機撃墜したからだ!」
高杉元帥「20機!?俺達のところには50機は来たぞ!」
松井元帥「良かったな、敵に強いと思われて。大体敵は強い方に大量に送り込むからな」
高杉元帥「ハッハッハッハッハ!軍団の奴もたまにはいいことを言うじゃないか!」
松井元帥「しかし、新米6機と、ベテラン10機では、機数では4機の差だが、実質的にはかなりの差だぞ。馬鹿だな、高杉。そういうところで強いところを見せ付けなくては」
高杉元帥「うるさい!わが国を侮辱するか!」
松井元帥「(こいつ、本当に連合陣営か?)『我が国』?君の国なのかね?確かに君の国だね。君の独裁政権だ。高柳君などもはや大統領と言う肩書きだけのチョロQだ」
高杉元帥「俺の独裁政権だと!?侮辱にもほどがある!」
松井元帥「聞けば、QQQQでは四二式を核とし、我が軍団を悪の組織としているようだが、それも君の言った嘘ではないのかね?」
ドニゲッテル少将「松井総帥、見事に皮肉ってるな」
松井元帥「ドニゲッテル君、帝国軍は無事進撃しているようだな。後でスピット大佐に『昨日の護衛見事なり』とでも打っておきたまえ」
ドニゲッテル少将「すでに打っておいた。高杉元帥も落ちるとこまで落ちたな」
ロッキード元帥「ドニゲッテル少将の言うとおりだ!QQQQはかつての栄光はひとつも残っちゃいないぞ!」
ロッキード元帥はリピーレドの後任として第一軍指令となった名将である
ただ、常に後方にいたためあまり目立たなかった。が、リピーレドのような戦術系ではなく戦略系である彼は、それなりに先のことを考えていた
ブリテン「すでにQQQQは陸軍主導の軍事国家だな!」
シュタイナー「私も同感だ。QQQQは高杉元帥が国家元首ではないのか?」
高柳大統領「一応私が国家元首なのですが・・・」
松井元帥「高柳君、ところで近衛元帥はどこへ?」
高柳大統領「彼なら先ほど・・・」
松井元帥「そうか。彼は別次元である戦争がおこったときに、ある国の首相だったと聞くからな。何でも陸軍大臣に追い出されたとか。まあ、その陸軍大臣の頃にその国はすでにやばかったわけだが。すでに彼の頃には大変だったのかもしれんな」←近衛元帥は高杉さんの設定ではそうだったはず
高柳大統領「そういえば高杉元帥がそのようなことを言ってましたな」
松井元帥「話を今回の高杉の失態に戻そう」
鉄ジイ「そうじゃな」
松井元帥「さて、今回の高杉の作戦失敗だが、今後の戦局には影響しないだろう。海軍がいるからな。高杉、貴官は海軍の指揮権も持っていたはずだ」
高杉元帥「ああ、高杉軍の総司令官だからな」
松井元帥「そこで、海軍に活躍願いたい。QQQQ艦隊をトルック湾に突入させるんだ。主力戦艦部隊と、蔵元機動部隊の両方をな」
高杉元帥「おお!ついに我が高杉軍が主役!まさか軍団の総帥にこんなことが言い渡されるとは!」
松井元帥「誰が主役と言ったかね?」
高杉元帥「何!?」
松井元帥「確かにQQQQ艦隊はトルック湾に突入する主役ではある。しかしこれは両面作戦である。QQQQ艦隊とプロトン、ニビリア連合艦隊はトルック湾を攻撃、我が軍団など残りの軍は全力を以って首都Qトルックの軍港に駐留する主力艦隊を攻撃する」
ロッキード元帥「先ほどタルタ中将が高杉元帥との共同戦線を承諾した。高杉元帥は晴れて主役の仲間入りだ」
高杉元帥「なんだか主役だか脇役だか分からんが、とりあえずは俺達も主役になれたぜ!」
そして、キュワール作戦の南方方面戦の主役にQQQQも加わったのであるしかし、Me1069の脅威は迫っていた。各国はアレフュを初め占領した全地域に航空隊を配備した
また、飛行場を建設できない場所でも水上機を配置、広範囲の防空網が完成した
第94話 続く
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