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第92話。最初は潜水艦が活躍
第92話 チョロ〜ン陥落 陸戦編
軍団司令部
松井元帥「ほう。Qカラー内戦なおも激戦続く、か・・・」
チリ元帥「本格的にやばいですねぇ・・・」
Qカラーでは激しい戦いになっていた
そこで、雷鳥を旗艦とする第6艦隊を派遣した
実は日本戦車軍団海軍は設立時とは全く違う艦隊になっていた
戦艦を中心にした三笠中将の第5艦隊、空母、戦艦を両立させた長門元帥の第8艦隊、そして偵察、奇襲担当の潜水艦隊といった、さまざまな戦力がある
松井元帥「ところで、例の砲撃潜水艦は竣工したか」
チリ元帥「はい。海軍部から、先ほど完成とのこと」
最新型砲撃潜水艦「伊−507(ロー○ライとは無関係(共通点は番号と砲撃潜水艦であることのみ))」。伊−500型をベースに、砲撃艦としたものである
主砲は25.4cm連装砲、その他にも62cm魚雷、25mm機銃などを搭載している
排水量は伊−400型と同じである
この艦は砲撃潜水艦だが、核工場や飛行場を叩くだけのものではなく、超弩級戦艦もしくは超弩級空母を撃沈するための必殺兵器である。同型艦「伊−50
8」「伊−509」も建造中である
さて、チョロ〜ンだが、高杉軍の猛攻もあり、チョロ〜ンは遂に首都とバックトゥデーク空港の2つしかなくなった
しかもそこもビスカイト中将指揮下の第2軍の撤退後も、バンダス少佐指揮下の第7軍が侵攻していた
バンダス少佐「この戦いに勝利すればチョロ〜ンは陥落だ!突撃ーーーー!」
ボゴン!
ズガガガガガガガガガガガガガ!
現在バンダス少佐はバックトゥデークに侵攻、スクッデ元帥、ドーガボ大将の部隊と戦闘していた
スクッデ元帥「何としてでもこの空港を死守するぞ!」
ボゴン!
ボゴン!
ボゴーーーーーーン!
しかし、バックトゥデークには大要塞が建造されていた。100型、150型、そして170型装甲列車といったさまざまな装甲列車を用いたが、ほとんど
やられてしまった
バンダス少佐「何!?今まで不敗を誇った装甲列車隊が?!」
プロトン兵士A「はい。壊滅です」
バンダス少佐はほとんど実戦経験のない指揮官である
ロドスシルト少佐と同期で、CQ暦200年、各国陸軍強化にあわせて入隊、CQ暦204年に大尉にまで上がる。その後ビサンノーブル事件(詳細は第61
話前編を)で少佐に昇進した
が、その後ロドスシルトは5年後の第二次キュワール大戦で大活躍するも、バンダスはハスカラザで捕らえられていた。その後レイザーシュタット揚陸戦で
指揮下のタンクのほとんどを失った
そして第三次キュワール大戦中に起こったさまざまな戦争においても銃後でのゲリラ鎮圧に借り出された。第四次キュワール大戦でも同じだった
が、第五次キュワール大戦。ついにウルタンク帝国がプロトン本土に上陸。第7軍指揮官になったバンダスは散闘。しかし指揮下のタンクはほとんど撃破。
もっぱら民兵の如く活躍したクラシス少年が第3軍第7連隊を撃破したため逆転に成功したも同然であった
だが、いろいろと幸運な指揮官である
以前のプロトン本土戦においても、クラシス少年がうまい具合に逆転した。プロトン国王は彼を最前線部隊に任命したのはこういうところからである
が、実力はそれほどではなかった。バックトゥデーク大要塞は難攻不落だった
同じころ、キョウビーチャ
ロドスシルト少佐「何?!第7軍は苦戦中!?」
プロトン兵士B「はい。要塞相手に膠着状態です!」
ロドスシルト少佐「そういえばあいつ実戦経験がほとんどないんだった・・・よし、われわれは即座に反転、敵基地を攻撃する!」
ロドスシルト少佐の第1軍は、いつも最前線部隊であり、常に活躍していた。同期のバンダスが本土にいたのとは大違いである
同じころ、チョロ〜ン軍港
ユーノス中将(車種:M36自走砲(外見だけパンターそっくりの戦車))「何!?精鋭部隊が反転して迫ってくるだと!?」
ユーノス中将のチョロ〜ン艦隊はチョロ〜ン戦線後、ひそかに訓練されていたものである。軍艦すらなかったチョロ〜ンのため、訓練は苦難だった
が、それでも訓練は続いた。そして再び陸上に現れた。シュパシュアのドックでひそかに生産されていた戦艦チョロ〜ンを始め、さまざまな新鋭艦が続く艦隊が完成した
が、それでも実戦は皆無。ユーノス艦隊はいつも軍港だった
しかし、精鋭部隊の反転に伴い、ついに出撃。艦砲射撃でプロトン軍を叩くという物だった
同じころ、リゾニア合衆国
ザスレイク中将(車種:Strv.122)「しかし、わが艦隊もグッドウェイ沖での戦闘以外には全く実戦がないな」
リゾニア兵士「そういえばそうですね。むしろ主力の戦艦は全く戦闘に参加しておりません」
リゾニア通信兵「諜報部より連絡!チョロ〜ン艦隊が出撃しました!」
ザスレイク中将「期待通りだ!直ちに艦隊は出撃せよ!」
リゾニア艦隊、出撃
戦力は戦艦「リゾニア」「レイオガル」「カルオス」「ルノー」、重巡「チャーフィー」「ナルドニック」「バチェリット」「ファイヤー・フライ」「グリーン・マグナム」、軽巡20隻、駆逐艦50隻である
一方、日本戦車軍団の潜水艦隊が、QQQQ沖を哨戒していた。戦力は「夕潮」「望潮」「瀬戸潮」「沖潮」「灘潮」「浜潮」である
浜潮「隊長!前方海上に巨艦が見えます!」
夕潮「それは土佐型だ。QQQQの戦艦だな」
瀬戸潮「ということは味方ですね」
しかし、QQQQは夕潮型を知らなかった
海上
土佐元帥「隊長。近くを謎の潜水艦がうろついています。かなり速いです!」
江戸将軍「ドルフィンスターかマッドスペシャルじゃないのか?」
長洲元帥「いえ、音からすれば全く違う艦です」
江戸将軍「敵だな。撃沈しろ!」
薩摩大将「対潜魚雷、撃てーーーー!」
パシュシュシュシュシュシュシュシューーーーーーーーーーー!
ボゴーーーーーーーーーーーン!
対馬将軍「やったぞ!」
海中
夕潮「間一髪だったな」
灘潮「友軍を攻撃するとは・・・」
夕潮「報復だ。誘導魚雷、撃てーーー!」
パシュシュシュシュシュシュシュシュシューーーーーーーーー!
海上
江戸将軍「ぎょ、魚雷接近!」
対馬将軍「畜生!気づかれた!」
長洲元帥「(おかしい、今のは命中のはず・・・)回避ーーーー!」
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
海中
夕潮「やったぞ!」
この雷撃により、対馬、長洲が大破、土佐、江戸が中破、薩摩が小破、その他護衛艦の内8隻が沈没した
どの艦も損傷しており、そのまま寄港するしかなかった
浜潮「我が日本戦車軍団を甘く見るな!どうせあいつら、Qトルックにでもやられるんだ!」
夕潮「われわれの軍機の隠密度はすばらしいな!はっはっはっはっは」
軍団司令部
ホニ大佐「総帥!夕潮から入電!『QQQQ艦隊の戦艦5隻、駆逐艦50隻の艦隊を発見!駆逐艦8隻を撃沈し戦艦5隻に損傷を与える』とのことです!」
松井元帥「高杉め。また何かしでかしたな」
ホニ大佐「報告によれば、向こうが対潜魚雷を撃ったとのことで」
松井元帥「だろうな。敵国の新型艦と思うだろう。まあ、これで非核作戦に続く対高杉報復作戦はなんとかなりそうだ。高柳君も不幸だな。あんな国の元首で」
ホニ大佐「高柳殿はそれでもわれわれへの信頼を失わないのがいいところですよ」
松井元帥「そうだな。仮に終戦したとしても、国に何かをあげても、軍、特に陸軍にはほとんどやらん、それでいい」
第92話 続く
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