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第68話。艦隊司令官、自殺を目論んだが結局ナフォギックに救われる
第68話 トルック・ハーバー 後編
既にビスマルクIIは沈没目前だった
艦隊司令官「貴様ら!我が艦に居座れ!」
Qトルック海軍将校「嫌です!総員、退艦!」
乗員は全て右舷方向にいたアドミラル・ヒッパーに移った
もちろん、艦隊司令官を残して・・・
ビスマルクII右舷
ナフォギック元帥「貴様、さっさと降りて来い!まだモイゼとティルピッツIIがいるんだぞ!司令官がいなくては、艦隊なんぞ、成り立たんのだぞ!」
艦隊司令官「・・・・・・・・・」
ナフォギック元帥「降りて来い!」
ヒューーーーーーーーーーーーーーーー!
九九艦爆から250kg爆弾が落ちる
艦隊司令官「む!爆弾か・・・こうなりゃ右舷に降りて・・・」
ナフォギック元帥「来たか!早くアドミラル・ヒッパーに!」
艦隊司令官「陸軍の野郎の言うことなんか、聞いてたまるか!」
ナフォギック元帥「うるさい!1両でも多くの人命を救うのが、軍の義務だ!」
そういって、艦隊司令官を引っ張るナフォギック元帥。抵抗する司令官。そして、アドミラル・ヒッパの艦長はそのまま艦をビスマルクIIから引き離すことを命令した
流星改「よし、あの艦は断末魔状態だ!全員、爆弾投下!残りの艦は、逃してくれるわ!」
ヒューーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
250kg爆弾の後を追って1t爆弾が落ちる
まだそんなにアドミラル・ヒッパーがビスマルクIIからはなれていないその時!
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
ビスマルクII、爆沈
爆風で司令官は吹き飛ばされ、機銃塔に激突した
艦隊司令官「・・・・貴様、何故俺を?」
ナフォギック元帥「軍属は違えど、同じQトルックの提督だからだ・・・」
この奇襲により、Qトルック軍は戦艦「ビスマルクII」ポケット戦艦「アドミラル・ナフォギック」駆逐艦18隻を失った
沈没艦の乗員で生き残っていたものは全員重巡「アドミラル・ヒッパー」、ポケット戦艦「ドイッチュランド」「アドミラル・グラフ・シュペー」などに移乗した
Bf109T「・・・ビスマルクII、沈没・・・・・」
Bf110「それより、見たか?沈没目前のあの様子・・・」
Bf109T「ああ、多分、艦内の銃撃戦では、陸海軍が内乱をしていたのだろう。だからうまくいかなかったんだ・・・」
空母瑞鶴艦上
秋水「全機帰還しました」
震電「うむ」
流星改「しかし、ビスマルクIIの艦内で激しい銃撃音が聞こえました」
震電「やはり、内乱のようだな・・・」
Qトルック艦隊司令長官は、このことにより降格され、後を継いだのは総員退艦を命令した将校だった
第68話 終わり
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