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第37話です。これもまた某小説のネタ。四一式時雨砲は後に「四一式拡散弾」に改名されます
第三十七話 加賀炎上!
天城准将「久し振りに外に出たな」
赤城少将「小隊の仲間が待っている。行くぞ」
港
大和元帥「第八八小隊の兵士は死んでなかったか・・・」
赤城少将「どうも捕虜になったようで」
大和元帥「今から長門、加賀と共に、第八八小隊は復帰する」
赤城少将「え?」
大和元帥「久し振りに仲間に会ったんだ。昔と同じチームで組ませてやろう」
赤城少将「元帥、ありがとうございます」
大和元帥「主力空母はこれで八隻か・・・」
赤城少将「さて、南方に残る敵艦船を沈めましょう」
大和元帥「無敵の航空母艦は多分首都「ウルタンク(そのまんま)」にいるはずだ。まずはそこらの雑魚からだ」
ピーピー、ピーピー、ピーピー
大和元帥「通信か?!」
比叡中将「通信です」
大和元帥「誰からだ!」
比叡中将「偵察していた戦闘機「紫電」からです」
大和元帥「内容は?」
比叡中将「敵新型六発(エンジンの数。一発でエンジン一個)爆撃機発見。数約50機。追尾不能とのことです」
大和元帥「新型機か・・・」
赤城少将「先ほど入った伊−201による巨大機確認の通信と関係があるのかもしれませんね・・・」
比叡中将「元帥はここで連絡を取ってください。我々と長門達の第八八小隊で行きます。元帥は最高司令官なので、狙われる可能性があります」
大和元帥「分かった。だが信濃は進める。空荷だ」
比叡中将「どういう意味ですか?」
大和元帥「前の赤城の時のように、空母一隻の甲板が故障した時に、着艦させる予備艦だ」
比叡中将「対策万全ですね」
大和元帥「司令官ならこれくらい考えないとな」
比叡中将「では、出撃します」
こうして、比叡たち第二艦隊と、赤城達第八八艦隊による、敵艦駆逐作戦が開始した
また、同時に信濃の艦載機が空軍前線基地「フォートレス飛行場(B29スーパーフォートレスから取ったらしい)」を空爆することになった
フォートレス飛行場
ウルタンク兵士「この我々によるアクマシリーズ第1弾、B32六発アクマ爆撃機が、敵艦を全滅させてやる!」←なぜアクマ爆撃機か。6発だからと、某紺○の艦隊で「フライングデビル」と呼ばれているから
ウルタンク沖
比叡中将「敵艦隊接近!」
大和元帥(通信)「数は?」
比叡中将「巡洋艦10、駆逐艦5、イージス艦4、戦艦1!」
大和元帥(通信)「航空機は?」
比叡中将「今のところなし・・・いや、戦闘機数機とB17E爆撃機300機!」
大和元帥(通信)「わかった」
ピッ
比叡中将「何故B17Eなんだ・・・あの六発機はどうしたんだ・・・」
赤城少将「航空隊はどうしますか?」
比叡中将「出撃せよ!」
赤城少将「出撃!」
ブオオオオオオオオオオ
比叡中将「機種は電征のみだ」
赤城少将「分かっております。敵はおそらく新型機です」
電征「敵の新たな新型機か!」
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
ヒューーーーーーー(戦闘機が墜落する音?)
ボゴーーーーーン
何と艦隊上空には日の丸と星マーク(え?)の戦闘機が炎を上げて次々と落ちていく!
赤城少将「元帥、現在かなり損害が出ております。敵も同じですが」
大和元帥(通信)「敵の新型機は沢山いるのか。瑞鶴に代わるぞ」
瑞鶴中将(通信)「なるべく我々の損害を抑えて置いてください」
赤城少将「それが、敵も味方もとんでもなく強く・・・」
瑞鶴中将(通信)「爆撃機は何機ほど?」
赤城少将「だいぶ落っこちて、今30機です」
瑞鶴中将(通信)「新型機に気をつけて撃ち落してください」
赤城少将「わかりました」
ピッ
比叡中将「ん?何か落ちてくるぞ」
ヒューーー
落ちてきたのは機雷!
比叡中将「機雷だ!減速しながら旋回しろ!」
ボチャン!
比叡中将「回避は完了したか」
ズガガガガガガガガガ
ボゴーーーーーン
巡洋艦A「ふっふっふ。このまま背後を取れば・・・」
ボゴーーーーーン
巡洋艦A「うわーーーー!」
比叡中将「自分達で仕掛けた機雷にはまってやがる・・・」
赤城少将「間抜けですね・・・」
ボゴーーーン
電征「こちらの被害もかなりありましたが、何とか敵を追い払いました!」
比叡中将「こっちは背後を取ろうとした敵艦船全てが自分達で仕掛けた機雷にはまってやられたぞ」
赤城少将「敵はいなくなりましたね」
比叡中将「では、帰るか・・・ってレーダーに敵反応有り!」
赤城少将「こっちも敵反応がありました。点がかなりでかいです」
比叡中将「こりゃでかいぞ!とんでもなくでかいぞ!爆撃機だ!」
加賀少佐「雨が降り出しましたな」
ザーーーーーーーーーーーーーーー
ゴオオオオオオオオオオオオオオ
加賀少佐「あ、雨に混じって爆撃機のエンジン音!」
比叡中将「例の六発機か!」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオ
ヒューヒューヒューヒューヒューヒュー
ボゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴーーーーン
比叡中将「味方巡洋艦に被害が出たぞ!火を消せ!」
ヒューヒューヒューヒューヒュー
ボゴゴゴゴゴゴゴゴオゴゴゴゴゴゴゴゴーーーーーーーーン
比叡中将「味方に被害が出まくりだ!くそっ。三八はどうした!」
九五式大尉「現在三八の貯蔵庫に向かっております。4番は大破、3番は照準合わず!」
比叡中将「わかった」
ゴオオオオオオオオオオオオ
赤城少将「比叡中将、爆撃機が急接近してきました!」
比叡中将「くそっ。ここで俺も終わりか・・・」
大和元帥(通信)「まだ終わっていない!第三砲塔を左へ、第二・第一砲塔を右へ旋回しろ!」
グオオオオオオオーーーーーーオン(砲塔旋回音)
ゴオオオオオオオオオオオ
B32「撃って来ると思ったら、全然、撃ってこないな」
ゴオオオオオオオオ
比叡中将「爆撃機が近づいてきました!」
大和元帥(通信)「今だ、三八を撃て!」
ガチャン
ガチャン
ガチャン
ガチャン
ガチャン
ガチャン(三八が3つの砲塔に積まれた音)
比叡中将「今だ!撃てーーーーー!」
ボンボン
ボンボンボンボン
ピーーーーーーーーーーーーーー
ヒュゴン!(謎の効果音)
ボゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
B32「うわーーーーーーーー!」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオ
赤城少将「火の海だ!」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
比叡中将「て、敵航空隊がいなくなった!」
まさにこれが危機一髪というものだ。見事に敵は全滅した
しかし、艦隊には、すでに被害が及んでいた
比叡中将「赤城、やったぞ!他の空母たちにも知らせてやれ!ってあれ?赤城がいないぞ!」
帝国軍鳥海「赤城少将なら向こうにいますよ」
比叡中将「そうか」
そして、空母たちがいるところに行くと・・・
比叡中将「赤城はここにいるはずだな。って空母が燃えてるぞ!誰だあれは!」
ゴオオオオオオオオオオ
赤城少将「クソッ。加賀がやられた!」
比叡中将「加賀だったか!」
実は、赤城たちは猛爆で加賀が炎上したところを見ていたのだ
B32の爆撃は、退却中の空母のところにまで届いていた
比叡中将「加賀以外に被害は?」
帝国軍鳥海「その他巡洋艦2隻炎上しました!現在我々帝国軍の巡洋艦が助けに向かっています!」
比叡中将「あいつらは海軍病院に運ぶしかないようだな。しかし艦載機が激減したからあの2隻(天城&赤城)に積めるだろう。信濃にも乗せるか」
その後、炎上した3隻は海軍病院で手当てを受けた
比叡中将「目には目を、歯には歯を、艦3隻には艦3隻!しかし、艦3隻ではなく、ここでは爆撃機にやられた、爆撃機の元を絶つか」
帝国軍鳥海「大変です!バスタンクが爆撃されました!」
比叡中将「何!」
バスタンク上空
ヒューヒューヒューヒューヒューヒュー
B32隊長「自動照準装置、高高度爆撃、何と楽な作戦だ。このまま落としていけば簡単に街を壊せるぞ!」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオ
フォートレス飛行場
ウルタンク兵士「修理を急げーーー!」
キュラキュラキュラキュラキュラキュラ
比叡中将「あそこにあるのがフォートレス飛行場だ」
赤城少将「まだ、攻撃はダメですね」
その後
ウルタンク兵士「修理完了!」
ゴオオオオオオオオオオ
ウルタンク兵士「ちょうどよかった!バスタンクを爆撃した英雄が来るぞ!」
比叡中将「あいつら、騒いでるな」
赤城少将「奴らにとって、敵地を爆撃した英雄なんですから」
比叡中将「そろそろやるか」
B32隊長「この調子で、敵地を爆撃すれば勝利は間違いなしだ」
ヒューーーーー
B32隊長「ん?」
ボゴーーーーーーーン
B32隊長「うわーーーーー!」
バキバキバキバキ(近くにあった木を切る音)
ヒューーーーーー
ボゴーーーーーーン
ウルタンク兵士「艦砲射撃?!」
比叡中将「この四一式時雨砲はすごい威力だな」←またあのネタ。四一式はこっちの設定だが・・・
赤城少将「敵とはいえ、少々可哀想ですな」
四一式時雨砲は、拡散ミサイル弾の威力を倍増した戦艦用バージョンだ
まず、普通の爆弾の形をした砲弾が発射される
そこで、空中で分解し、着弾時にノイマン効果(おい)で穴をあけ、爆発するという仕組みだ
ヒューーーーー
ボン!(分裂音?)
ボゴーーーーーン
B32隊長「くそっ。作戦が・・・・・こんなところで失敗するとは・・・」
ボゴーーーーーーン
こうして、フォートレス飛行場は炎上した
比叡中将「向こうにも不時着したようだ。とどめとして撃つぞ!」
ボンボンボンボンボン
ドゴーーーーーーーーン
その後、陸軍がフォートレス市街地を制圧した
ウルタンク兵士「アクマシリーズ第1弾は失敗か・・・」
チハ大佐「ふぅ。今日は被害もあったが、結構得をしたことが多いな。B32鹵獲は、不幸中の幸い、というものだな」
実は、フォートレス制圧以外にも、すごい事があった
伊−1001「大漁大漁!」
アクマシリーズ第1弾、B32爆撃機を海中で受け止め、見事に捕まえた。その数約10機
九五式大尉「一応、作戦は成功しましたね」
チリ元帥「この調子でウルタンクをやっつけるぞ」
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