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どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。
以上、さくらがちる頃に。
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最後のSCQ総集編。第93話
第93話 Qカラー内乱戦 開始編
Qカラー王国では、なおもブラックシティの反政府軍と、レインボーシティ、イエロータウンなどの政府軍との激闘が続いていた
鎮圧のために連合軍は部隊を派遣したが、反政府軍はかなり強かった
ズガガガガガガガガガガ!
ボゴン!
オイ元帥「・・・敵は強いな・・・」
軍団兵士A「熟練部隊でもある我々でもこのとおりですからねぇ・・・」
リピーレド元帥「まさか俺がこんなところに・・・」
リピーレド元帥は第五次キュワール大戦目前に、ビットレイク、パトラファックの虐殺事件(?)が判明し、責任をとがめられ、最前線の第一軍指揮から外されたのである。以後、第一軍の指揮は当時は銃後(後方)で任務を行っていた「ロッキード元帥(車種:M60−2000(M60の近代化バージョン。見た目はエイブラムス))」になっている
コムニエム軍曹「国王もまさかあんなことの責任を我々に押し付けるとは・・・」
が、彼らはアレフュ戦までは最前線だった。なぜなら当時ロッキード元帥、ビスカイト中将、ロドスシルト少佐の第一軍、バンダス少佐の第七軍はチョロ〜ン戦線に出ていたためである。プロトン陸軍はチョロ〜ン戦線の終結のため、GU両国はリゾニア、グリシネに任せることにして、第一軍、第七軍をチョロ〜ンから引き上げた(チョロ〜ンの警備は守備隊を置くことにしているらしい)
ティーガー元帥の第三軍はチョロ〜ン戦終結目前からすでにQトルック方面へ向かっていた。プロトン軍の行動はバラバラである
もともと植民地からの独立した国家のため、各指揮官の出身地もバラバラであった。結構新しい国であり、建国を強行したQタンク大使は未だ健在である
ビサンノーブル事件、ビットレイク、パトラファック虐殺など、さまざまな事件も起こっている
同じころ、Qトルックの司令部に、謎のM4A3E8がやってきていた
ラーテ「ほう、連合のバカどもはそんなことをしているのか」
謎のイージーエイト「はい、我が敵、プロトンもです」
ラーテ「あいつら、知らないうちにチョロ〜ンから引き上げたか・・・」
謎のイージーエイト「どうやら、そのようです。ユーノス中将からの連絡も近頃途絶えています」
ラーテ「チョロ〜ン海軍は叩き潰されたか・・・」
謎のイージーエイト「しかし、我が海軍にはかなわないでしょうな」
ラーテ「そうだな。我が海軍は最強だ!ふははははははははは!」
軍団総司令部
松井元帥「・・・反政府軍はやたら強いのか・・・」
チリ元帥「オイ元帥からの連絡では、なんでも、Qトルック国籍やウルタンク国籍の兵士もいるそうです」
松井元帥「そうか・・・」
チリ元帥「現在海鳥大佐、雷鳥少将の艦隊があの辺に展開しているんですがねぇ・・・」
松井元帥「その二艦隊を持ってしてでも、か・・・」
チリ元帥「こうなれば、対高杉用として温存しておいた、新兵器を使いましょう!」
松井元帥「そうか!あの手があったか!」
そう、日本戦車軍団海軍には「切り札」があった・・・
その名は、ドリル戦艦「荒覇吐(アラハバキ)」。某小説に出てきそうなこの艦名は、なにやら某ゲームの影響と考えられる(おい)
排水量65000t、主砲は50.8cm砲、噴進砲と粒子砲(ポジトロンレーザーみたいなものらしい。いずれにせよ荷電粒子砲ほどのものではない)を装備。そして何よりもすごいのが、船体のドリルである
艦首と舷側につけられたこのドリルは、破壊力は相当のものである。むしろこの船体をぶつけて攻撃するほうがよさそうである
同型艦「天照(アマテラス)」も竣工、さらに排水量128000t(=大和×2)の双胴戦艦「播磨」も竣工した
この3隻の戦艦は、第一特殊艦隊に所属している
なんとこの第一特殊艦隊、この3隻と数隻の簡易型駆逐艦を除いては戦力はないのである
松井元帥「しかし、あの3隻には護衛艦艇が無いな・・・」
チリ元帥「そういえばそうですよね」
松井元帥「待てよ、あの3隻は最大速力30Qktだが、その恐ろしい能力ゆえ『超兵器』とまで呼ばれるものであるとされる。高杉の戦艦はすべて超兵器だ。とすれば、護衛艦は無くても良い。橘型15隻だけで十分だろう。海鳥と雷鳥もいるからな」
そう、ハバクックと同じ「超兵器」だからである
このときQトルックでは、その「超兵器」が大量に生産されていたのである
Qトルック造船所
謎のイージーエイト「おお!もう出来ていたのか!」
Qトルック作業兵A「はい、超高速巡洋戦艦『ヴィルヴェルヴィンド』です!」←鋼○の咆○より。なんとなくドイツ発音に近づけてみた
Qトルック作業兵B「この艦の最高速力は120Qkt、もはやこの艦に追いつけるのは航空機しかいません!しかし難点は、120Qkt出すのには、専用の特殊燃料『シュトルムオイル』が必要なところですね・・・」
謎のイージーエイト「シュトルムオイル無しだとどれくらいかね?」
Qトルック作業兵A「はっ!75Qktであります!」
謎のイージーエイト「専用燃料がなくとも十分ではないか!連合軍の船なんぞ、速くて45Qktらしいぞ!」←45Qkt出せるのはもちろん「島風」
Qトルック作業兵B「となれば、追いつける艦なぞありませんな!」
謎のイージーエイト「しかし、まだまだあるだろう。『U−B−B』計画はまだまだ序盤だぞ!」
Qトルック作業兵C「ただいま空母『ティーバー』、『エアー・トルック』が竣工しました!」
謎のイージーエイト「よし!これで航空戦力も完成か!」
Qトルック作業兵A「旗艦となるべくウルトラトルックですが、夏ごろには完成する予定です!」
謎のイージーエイト「そうか。それは閣下に伝えておくべきだな」
Qトルックは続々と超兵器が作られていた
大抵の場合この超兵器は、単体で行動をとるものだが、軍団の第一特殊艦隊のように、複数同時運用する場合もある。この場合は脅威である
しかし、さすがにヴィルヴェルヴィンド級が複数で現れても、速度以外誇れるものがないヴィルヴェルヴィンド級は、たいした強さでもないらしい
試作艦である「ヴィントシュトース」はすでに艦隊に所属しており、なかなかの能力を誇っているらしい
さて、軍団第一特殊艦隊は、北上中であった
荒覇吐(階級:中将)「こちらアラハバキ、現在Qカラー沖」
天照(階級:中将)「付近に敵艦艇無し、と・・・」
播磨(階級:少将)「しかし、暇ですなぁ・・・」
荒覇吐「我々軍人(?)というものは、暇なほうがいい、と、総帥が言っておったぞ」
播磨「そういえばそうですね。さて、そろそろ見えるはずですが・・・」
橘大尉(橘級駆逐艦)「指令!見えました!」
荒覇吐「よし、艦砲射撃用意!」
天照「艦砲射撃用意!」
2隻のドリル戦艦と1隻の双胴戦艦、そして15隻の駆逐艦がQカラー沖に到着した
荒覇吐「撃て!」
ボゴン!(注:某ゲームとは違い、主砲は50.8cmになっています(1では主砲は50.8cm砲。2以降は大型バルカンになっている)
ボゴーーーーーン!
陸上
反政府軍将校「チッ!敵の艦砲射撃か!」
反政府軍兵士A「閣下から通信!『もうすぐ友軍の支援がくるのでそれまで耐えてくれ』とのことです!」
同じころ、グッドウェイ島では・・・
大和元帥「やはり最前線のパトラファックの基地よりも、ここのグッドウェイ泊地のほうがいいな。やはり銃後というものは安心できる場所だ」
武蔵元帥「奇襲以外には敵の攻撃はありませんからねぇ・・・」
大和元帥「さて、荒覇吐中将の艦隊がついに北上したらしい。何でも、第四、第六艦隊の支援に向かうらしい」
雪風少将「北方支援は三河元帥の第七艦隊だけでは戦力不足ですからねぇ・・・」
大和元帥「三笠中将の第五艦隊は南方制圧用だからな。しかし、敵がQトルックのみになったときには、艦隊は直ちにこの島に集合、Qトルックを全力を以って叩くということだ。何せ第一特殊艦隊(第十艦隊)は『超兵器艦隊』だからな」
このとき、連合軍、及び帝国軍に所属していた超兵器は、以下の通りである
連合軍
アルウス(プロトン海軍。第二機動部隊旗艦)
ハバクック(ニビリア海軍。第二機動部隊旗艦)
ストレインジデルタ(プロトン海軍。第五艦隊旗艦(超弩級偽装戦艦))
ドレッドノート(ニビリア海軍。第三潜水艦隊旗艦)
ノーチラス(ニビリア海軍。第三潜水艦隊所属(ドレッドノートの同型艦))
レムレース(ニビリア海軍。第三潜水艦隊所属(ドレッドノートの試作艦))
デュアルクレイター(プロトン陸軍。第一揚陸艦隊旗艦)
荒覇吐(軍団海軍。第一特殊艦隊旗艦)
天照(軍団海軍。第一特殊艦隊所属)
播磨(軍団海軍。第一特殊艦隊所属)
飛騨(軍団海軍。第一艦隊の新型艦(超大和型))
帝国軍
ジュラーヴリク(Qグリーン空軍。第一航空隊所属)
CVN−100(ウルタンク海軍。第一艦隊旗艦)
アルケオプテリクス(Qトルック空軍。第一航空隊所属)
Me1069(Qトルック空軍。第一航空隊などに所属。愛称メッサートルック)
ヴィントシュトース(Qトルック海軍。第三艦隊所属(ヴィルヴェルヴィンドの試作艦))
ヴィルヴェルヴィンド(Qトルック海軍。第一艦隊所属)
シュトゥルムヴィンド(Qトルック海軍。第一艦隊所属(ヴィルヴェルヴィンド級))
ナハト・シュトラール(Qトルック海軍。第一艦隊所属)
グロース・シュトラール(Qトルック海軍。第一艦隊所属)
ペーター・ストラッサー(Qトルック海軍。第一艦隊所属)
エアー・トルック(Qトルック海軍。第一艦隊所属(ペーター・ストラッサー級))
ムスペルヘイム(Qトルック海軍。第二艦隊所属(改グロースシュトラール))
スレイブニル(Qトルック陸軍。陸軍唯一の超兵器)
ウルトラトルック(Qトルック海軍。現在建造中)
QQQQ
長洲(防空戦艦。砲力は弱い)
土佐(長洲の僚艦。砲撃重視)
薩摩(QQQQ海軍3番艦。支援戦艦で、砲力はさほど強くない)
江戸(ヴァンガードの発展系のようなリサイクル戦艦。実は航空戦艦である)
対馬(荷電粒子砲を連装5基配置した戦艦。電磁防壁のない艦相手なら無敵)
蔵元(蔵元級原子力空母。機関になら原子力を用いてよいという軍団の規定により作られた)
四条(蔵元の同型艦。艦載機は100機と、非常に多い)
富山(蔵元の同型艦。実はモデルはプロトン海軍の「アルウス」らしい)
さて、潜水艦隊である軍団第一潜水隊は、奇妙な艦影を発見した
伊−15「隊長、あの艦は何ですか?」
伊−9「付近にいるのは新型駆逐艦のZ150型だな。あれがシャルンホルストだ。ん?」
伊−16「隊長!シャルンホルストの後方に何かいます!」
伊−9「今それを見ていたところだ。シャルンホルストの後方からやたら速い速度で重巡・・・いや、巡洋戦艦が進んでいるぞ!」
伊−10「と、言うことは、隊長・・・」
伊−9「ちょ、超兵器か!直ちに司令部へ連絡!内容は『敵超兵器Qトルック沖にて確認。超高速巡洋戦艦なり』だ!」
軍団司令部
チヘ少将「総帥、先ほど連絡がありました。第一潜水隊からです」
松井元帥「そうか。で、内容は?」
チヘ少将「『敵超兵器Qトルック沖にて確認。超高速巡洋戦艦なり』とのことです」
松井元帥「・・・諜報部の言っていた『U−B−B』がついに始動したか・・・」
チヘ少将「あれですか・・・」
U−B−Bとは「ウルトラ・ビッグ・バトルシップ(超巨大戦艦)」の略である
これは超兵器を大量生産し、それを用いて敵艦隊を駆逐するというものである
今まで潜水艦隊は、ヴィントシュトース級重巡、CVN−100以外の超兵器は未確認だが、今回ヴィルヴェルヴィンド級を確認した。しかし、すでにQトルックでは多数の超兵器が竣工していたのである
第93話 続く
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遭遇編。超兵器来襲
第93話 Qカラー内乱戦 遭遇編
Qカラー王国
ウィル「・・・こちらは圧倒的な戦力でかかっているというのに・・・」
オイ元帥「押されている・・・」
リピーレド元帥「一体どういうことだ?」
Qカラー通信兵(車種:TS010(緑))「閣下!敵超兵器です!」
ウィル「何!?超兵器?!」
このとき、Qカラー近海には第十三潜水隊がいた
そしてこの艦隊は、その超兵器を確認したのである
伊−202「隊長、あの艦は、まさか・・・」
伊−201「・・・あ、あれは・・・」
伊−203「『超高速巡洋艦 ヴィントシュトース 接近』!」←鋼○の○哮より。ヴィルヴェルヴィンドを真似た
伊−201「・・・重巡と言うからには、爆雷が搭載されている可能性がある。直ちに退避せよ!」
Qトルックも超兵器を差し向けていたのである
伊−204「た、隊長!あの艦、光学兵器を撃っています!」
伊−201「光学兵器!?我が軍でもやっと製造された奴か!」
伊−205「そういえば、ヴィントシュトース級の一部に、小型光線砲(レーザー)が搭載されているとの連絡が先ほど諜報部より・・・」
伊−201「改ヴィントシュトース。別名『クーゲルブリッツ』か!」←クーゲルブリッツ:ヴィルヴェルヴィンドが対空戦車の名前だったので、こちらも。ヴィルヴェルヴィンド級3番艦は「オストヴィンド」だったりする
伊−203「クーゲルブリッツ級は確か速力100Qktを誇る重巡洋艦です!まともに戦っても、勝ち目はありません!」
伊−201「・・・荒覇吐待ちか・・・」
伊−202「荒覇吐?」
伊−201「我が海軍で秘密裏に開発された超兵器だ。艦首にはドリルが搭載されている」
伊−203「事故ると大変ですねぇ・・・」
伊−201「戦闘時になると艦首ドリルを出すようになっているらしい。舷側のノコギリも同じように鳴っているらしいぞ」
伊−203「ノイズです!またも超兵器?!」←超兵器は特殊機関を搭載しているためノイズが発生する(鋼○の咆○より)
伊−201「・・・荒覇吐だな」
伊−202「やりました!友軍戦艦ですね!」
Qカラー王国
ウィル「超兵器か・・・」
軍団通信兵「荒覇吐より入電!『敵艦隊発見。戦力、重巡十三、軽巡三十、駆逐艦五十』!」
オイ元帥「敵艦隊!?超兵器については?!」
軍団通信兵「水色に塗られた推定速力100Qktの重巡を8隻確認との事!」
オイ元帥「ヴィントシュトースか!」
リピーレド元帥「ヴィントシュトース!?あの高速巡洋艦か!」
以前、グリシネ海軍とQQQQ海軍が連合でQトルック艦隊を襲撃したさい、水色に塗られた重巡洋艦10隻により、グリシネ艦隊の戦艦2、重巡5、軽巡7、駆逐艦10、QQQQ艦隊の戦艦(旧式)2、空母(旧式)1、重巡10、軽巡15、駆逐艦20が沈没、撤退の憂き目に遭うといったことがあったのである
この水色に塗られた重巡こそが、ヴィントシュトースだったのである
蒼い突風と呼ばれたこの艦は、QQQQ上層部では「巡洋戦艦」となっている。が、軍団側では「重巡洋艦」としている
特殊ノイズを出すヴィントシュトースの機関は原子力機関である。一番艦「ヴィントシュトース」ですら速力60Qkt。改良型の「メーベルワーゲン」で70Qkt、さらに改良した「クーゲルブリッツ」は100Qktである
この艦をベースに大型化かつ重武装化したのが超高速巡洋雷装戦艦「ヴィルヴェルヴィンド」である
特殊燃料「シュトゥルムオイル」を使った特殊エンジン「ヴィンドターボ」を使うと120Qkt、それなしでも75Qktという速力を出せる
コムニエム軍曹「国王も国王です。まさかこんな危険なところに我々を・・・」
オイ元帥「文句は言っていられないんじゃないか?」
コムニエム軍曹「・・・・・・」
オイ元帥「さて、超兵器VS超兵器。ものすごい展開だな。ただ、向こうは8隻、こちらは3隻か・・・」
リピーレド元帥「何!?援軍だと!?」
オイ元帥「リピーレド元帥、一体なんだね。援軍とは。敵か?味方か?」
リピーレド元帥「友軍だ。ニビリア海軍が援軍をよこしたらしい」
オイ元帥「・・・QQQQを壊滅させた、あいつかもしれんな・・・」
Icemountain Aircraft Carrier Habakuk
そう、氷山空母「ハバクック」である
チョロ〜ン戦直後、QQQQ艦隊雷撃の報復としてQQQQの主力「高杉軍」の空軍5個部隊が出撃、遠路グリシネへと向かっていた
しかしである。突如現れた氷山の塊から現れた無数の飛行機と、無数のレーザーにより、QQQQ航空隊は壊滅的打撃を受けた
その巨大氷山こそ、超巨大氷山空母「ハバクック」だったのである
事実、このとき送ってきたニビリア艦隊は、ハバクックが含まれていた
艦長である「サザンプトン大佐(車種:シャーマン・ファイヤフライVC)」はそれまで重巡「サウザンプトン」の艦長であった
なぜかニビリアでは彼のように自らと同じ名前の艦の艦長であるということが多い
この艦隊にはそれ以外にも、彼がそれまで艦長を勤めていた軽巡「サウザンプトン」、重巡「ドーセットシャー」、「コーンウォール」、「シュロップシャー」、「サセックス」、軽巡「グロスター」、「ニューキャッスル」、「ベルファスト」、「ダイドー」、「アルゴノート」、「センチュリオン」、「フィジー」、駆逐艦「カロネード」以下57隻という大艦隊である(そもそも駆逐艦が57隻の時点で恐ろしいが)
また、このときは第二艦隊もいっしょに出撃していた
こちらは旗艦「キング・ジョージV」を初め、戦艦「プリンス・オブ・ウェールズ」、「ネルソン」、「ロドネイ」、「ヴァンガード」、「フッド」を初めとする戦艦部隊である
また、空母「イラストリアス」、「ヴィクトリアス」、「フォーミタブル」、「インドミタブル」、「イーグルII」、「アーク・ロイヤル」、「オーダシティ」、「アーチャー」の含まれる第三艦隊も出撃していた。なお、このうち「オーダシティ」、「アーチャー」はニビリア港で演習用として使われていたものを、主力空母不足(イラストリアス以下6隻以外はQトルック方面で使用されていたため)のために出撃したものである
氷山空母「ハバクック」艦橋
サザンプトン大佐「しかし、この艦の氷はものすごいな。暖房がこんなにあるのに融けないとは・・・」
ポリフィーマス少佐(ハバクック副長。車種:シャーマン・ファイヤフライIVC)「なんでも、ニビリア軍の誇る造船技術によって作られたそうです」
サザンプトン大佐「軍団の艦隊は最強だ。しかし、我が海軍もそれには劣るが、追いつきそうだな」
ポリフィーマス少佐「しかし、本艦以外にもノイズ反応がありますね」
サザンプトン大佐「さっきの入電では、軍団海軍の超戦艦3隻、敵海軍の高速巡洋艦8隻がいるらしい。そろそろ近づくぞ」
空母「イラストリアス」艦橋
タラント少佐(空母イラストリアス副長。車種:ブラック・プリンス歩兵戦車(チャーチル戦車の改良))「第五艦隊、目標に近づきます」←ハバクックの艦隊は第五艦隊
ヴィッカース大佐(空母イラストリアス艦長。車種:チャーチルMkVII)「そうか。第五艦隊目標到達後は、本艦隊もQカラー攻撃を行う。軽空母隊にも伝えておけ!」
タラント少佐「了解!」
戦艦「キング・ジョージV」艦橋
レイアード少将(戦艦キング・ジョージV艦長。車種:セントー)「敵艦隊は近づいているようだな。軍団艦隊との会合と同時だろうな」
フェアフィールド中佐(戦艦キング・ジョージV副長。車種:クロムウェル)「艦長!敵艦隊接近中です!」
レイアード少将「よし、総員戦闘配置!」
ニビリア艦隊、敵Qトルック艦隊に接近
氷山空母「ハバクック」艦内
ポリフィーマス少佐「まもなく目標海域です!」
サザンプトン大佐「うむ。ノイズも大きくなっているようだな・・・」
ニビリア通信兵A「荒覇吐より入電!『敵艦隊戦力高速巡洋艦八、重巡十三、軽巡三十、駆逐艦五十。戦艦、空母見アタラズ』!」
サザンプトン大佐「戦艦と空母は未確認か・・・」
ポリフィーマス少佐「隠れている危険性もあります・・・」
ニビリア通信兵B「荒覇吐より入電!『新タナ敵艦隊発見。戦力、戦艦十五、空母十、重巡二十、軽巡五十、駆逐艦七十。うるたんく国籍ト思ワレル』!」←カタカナ電文はカタカナをひらがなで表記する
サザンプトン大佐「ウルタンク艦隊か・・・」
ポリフィーマス少佐「ブラドン航空戦以来ウルタンク艦隊の動向は途絶えているので、どれくらい強くなっているか・・・」
ウルタンク艦隊は、新型戦艦「モンタナ」を旗艦とし、かなりの数の戦艦を従えていた
さらに空母「エセックス」を初め、空母もかなりの数である
このとき発見されていた艦隊以外にも、多数の空母艦隊が存在していた
ニビリア通信兵C「海鳥より入電!『艦載機ガ新型艦ヲ確認。艦種巡洋艦ナリ。高速重巡ノ改良型ト思ワレル』!」←実はクーゲルブリッツ級
サザンプトン大佐「状況は悪くなるばかりか・・・」
ニビリア通信兵D「雷鳥より入電!『艦載機ガ敵艦隊ヲ確認。空母十、重巡十五、軽巡二十、駆逐艦五十。うるたんく艦隊ト思ワレル』!」
サザンプトン大佐「ウルタンクも本腰を入れたか・・・」
ニビリア通信兵E「軍団司令部より入電!『Qぐりーん艦隊接近ノ可能性アリ。注意セヨ』!」
サザンプトン大佐「・・・ところで、なぜ軍団側からしか情報が無いんだ?」
ニビリア通信兵A「先ほどプロトンより入電がありました。『空母1、巡洋艦5、駆逐艦15の小艦隊を発見。Qグリーン艦隊と思われる』との事です」
ポリフィーマス少佐「しかし、先ほどから敵艦隊接近の入電しかありませんな」
サザンプトン大佐「そうだな。ハバクック2回目の戦闘がこんな大規模なものとは・・・」
空母「イラストリアス」艦橋
ヴィッカース大佐「よし、第一次攻撃隊、発進!」
ブオオオオオオオオオオオオオオオーーーーーーーーーー!
実は艦載機も不足、全機レシプロ機だ
タラント少佐「それなりに新しい機体ですが・・・」
ヴィッカース大佐「さすがに軍団の新型機には劣るだろうな。ただ、軍団の空母はこの海域にはいない。だから優秀な航空機はハバクックにしかないということだ」
タラント少佐「・・・」
ヴィッカース大佐「しかも敵空母も20隻は超えると来た。大変なもんだ」
数分後 Qカラー上空
ブオオオオオオオオオオオ!
スピット大佐(空母イラストリアス航空隊隊長。機種:スーパーマリン シーファイア)「よし、見えたぞ。あれが反政府軍基地だ。突入!」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
ヒューーーーーーーーーーー!
ボゴーーーーーーーン!
反政府軍もかなりの損害を負っていた
空母「イラストリアス」艦橋
タラント少佐「スピット大佐より入電!『敵施設を攻撃。敵の損害は多いが、敵は増援多数の模様』!」
ヴィッカース大佐「敵は一体どこから戦力を・・・」
タラント少佐「帝国側の各国からだと思われます!輸送船団確認との報告も!」
ヴィッカース大佐「何!?」
戦艦「キング・ジョージV」艦橋
レイアード少将「あれはウルタンクの輸送船だ!」
フェアフィールド中佐「敵戦艦隊も迫っています!」
レイアード少将「・・・戦艦隊を攻撃せよ!真の脅威は戦艦だ!」
ボゴン!
ボゴーーーーーーーン!
第93話 続く
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雷撃編。カルホーンの被弾した魚雷って何なんだ?
第93話 Qカラー内乱戦 雷撃編
ウルタンク艦隊
駆逐艦バラード(フレッチャー級)「第一艦隊より入電!『敵艦隊と交戦。戦艦6、巡洋艦15、駆逐艦20』!」
駆逐艦フィリップ(フレッチャー級。プロトン上陸戦で潜水艦隊を見つけた)「長官、敵の潜水艦も潜んでいるようです」
エセックス中将(第二艦隊司令官)「何?潜水艦?!」
駆逐艦フレッチャー(フレッチャー級。実在艦。本物は1972年にスクラップになる)「よし、爆雷戦闘用意!」
駆逐艦フライシャー(フレッチャー級。某映画で伊−507を執拗に追いかけた)「爆雷戦闘用意!ヘッジホッグをぶち込め!」
パシュシュシュシューーーーーーーーー!
海中
伊−58「爆雷だ!回避!」
ボゴン!ボゴン!ボゴン!ボゴーーーーーーーーン!
伊−58「全弾回避成功!」
伊−61「こちら五一。五三が被弾!」←五一:第五潜水隊一番艦の略。最初の数字が戦隊番号、次の数字が戦列番号
伊−58「被害は?」
伊−61「特に無し!軽損傷です!」
伊−58「分かった。五三は直ちに戦線を離脱せよ!」
軍団第二特殊潜水隊
伊−507「こちら二特、ウルタンク艦隊発見。雷撃戦に入ります」←二特:第二特殊潜水隊の略称
大和元帥(通信)「こちら大和、了解。ウルタンクは降伏後各艦艇を対Qトルック戦使用の予定だから、沈めないように」
伊−507「二特、了解。雷撃戦に入ります」
伊−507「魚雷戦用意!」
伊−508「魚雷戦用意!」
ガチャン!
ガチャン!
伊−508「特二二、魚雷装填完了!」←特二二:第二特殊潜水隊二番艦の略
伊−509「特二三、同じく!」
伊−510「特二四、同じく!」
伊−507「魚雷、テーーーーッ!」←ものすごく久しぶりの台詞
パシュシュシュシュシュシュシュシューーーーーーーーーーーー!
ウルタンク艦隊
シューーーーーーーーーーーー!
駆逐艦フライシャー「ん?右舷方向から何か向かってくるぞ・・・」
駆逐艦フレッチャー「ぎょ、魚雷です!魚雷多数、本艦隊に向かってきます!」
エセックス中将「何!?」
ボゴーーーーーーーーーーーーーン!
エンタープライズ大佐「駆逐艦ラドフォード大破!テイラー大破!ソーフレイ大破炎上!デイリー大破浸水!ブッシュ大破!」←すべて実在艦名。しかもすべてフレッチャー級
エセックス中将「ま、まずい!駆逐艦ブッシュ、本艦に衝突する!」
ドーーーーーーーーーーーーン!
ヨークタウンII少佐「駆逐艦ブッシュ、空母エセックスに衝突!」←ちなみにこの後エセックスは機関を損傷し、低速で航行する羽目になった
ボゴーーーーーーーーン!
イントレピッド少将「ウォーカー大破!ルース大破航行不能!リトル大破!シガニー大破機関損傷!」
駆逐艦ピッキング(フレッチャー級。本物は97年に標的艦になり沈没)「うわっ!カルホーンが魚雷の爆圧で突っ込んでくる!」
ドーーーーーーーーン!
駆逐艦シンプソン(フレッチャー級。某映画で僚艦と衝突する)「カルホーン、ピッキングと衝突!うわぁ!今度はピッキングが正面に!」
駆逐艦ピッキング「シンプソン、避けろ!」
駆逐艦シンプソン「回避不可能!ぶつかるーーーーーーーー!」
ドーーーーーーーーーン!
駆逐艦トンプソン(ブリストル級。某映画ではなぜかフレッチャー級)「畜生!水雷戦隊がめちゃくちゃだ!」
駆逐艦グリーン(フレッチャー級。架空艦で、某映画の広告でやけにでかかった。艦番号DD-523)「噂の秘匿潜水艦でしょうか?」
エセックス中将「・・・いや、乙潜だろう」←乙潜:巡洋潜水艦乙型の略。伊−58は巡潜乙型改二型
駆逐艦アレン・M・サムナー(アレン・M・サムナー級。フレッチャーに次ぐ米軍雑魚(おい)駆逐艦)「なぜですか?」
エセックス中将「乙潜の魚雷口径は53cm、秘匿潜の魚雷口径は62cmではないか。それに発射音も例の秘匿潜とは違った」
シューーーーーーーーーーーーーーー!
駆逐艦マナート・L・アベール(アレン・M・サムナー級。本物は特攻機「桜花」唯一の戦果として沈没)「さらに魚雷接近!30本・・・40本・・・50本・・・数え切れません!」
エンタープライズ大佐「数え切れない!?一部の話では新型潜水艦は62cm魚雷を同時に6発、53cm魚雷を同時に2発発射可能と・・・」
エセックス中将「噂じゃそれが4隻・・・だったら32本ではないか!」
エンタープライズ大佐「先の乙潜が撃ってきたかも知れません!」
ボゴーーーーーーーン!
サラトガ大尉「駆逐艦ハルゼイ・パウエル大破!ルイス・ハンコック大破!ブリストル大破!バック大破!タウシグ大破!パーカー大破!ハットフィールド大破!あっ!ハルセイ・パウエル、マナート・L・アベールと衝突!」←パーカー、ハットフィールドは平甲板型だったと思う・・・
エンタープライズ大佐「レキシントンがやられました!」
エセックス中将「何!?」
海中
伊−61「現時点での戦果報告!空母一大破!駆逐艦十七大破!三衝突!空母一衝突損傷!」
伊−58「大戦果だな」
伊−61「しかし、陣形を崩して衝突、が多いな」
伊−54「空母一大破はなかなかですね」
ボゴーーーーーーーーーン!
伊−58「お、また空母に命中したらしい」←ワスプに命中したらしい
伊−54「魚雷装填完了!」
伊−58「よし、魚雷第三射、テーーッ!」
パシュシュシュシュシュシュシュシューーーーーーーーーーーー!
海上
ボゴーーーーーーーーーン!
エンタープライズ大佐「空母ワスプ大破!ホーネット大破!バンカー・ヒル大破!タイコンテロガ大破!巡洋艦マイアミ大破!ビロシキ大破!アトランタ大破!駆逐艦ポーター大破!」
重巡インディアナポリス「回避ーーーーーーーー!」
ボゴーーーーーーーーーーーン!
サラトガ大尉「巡洋艦インディアナポリス大破!ウィチタ大破!ノーサンプトン大破炎上!駆逐艦マーシャル、インディアナポリスに衝突!駆逐艦ハカード、戦艦ミズーリに衝突!」←ちなみに駆逐艦ハカードの番号はDD−555。ぞろ目・・・
駆逐艦フライシャー「畜生!戦艦まで!全艦爆雷をぶち込め!」
パシュシュシュシューーーーーーーーー!(ヘッジホッグ)
ゴロゴロゴロゴロ・・・ドボン!(通常型爆雷)
海中
伊−507「敵爆雷がくるぞ!」
伊−508「回避ーーーーー!」
ボゴボゴボゴボゴボゴゴーーーーーーーーン!(ヘッジホッグ炸裂音)
ボゴーーーーーーン!(通常型爆雷炸裂音)
伊−507「回避成功!こちら二特、全艦回避成功」
伊−58「こちら潜八、全艦回避成功」←特殊潜水隊以外の潜水隊は、戦隊番号の前に「潜」をつける
伊−61「こちら潜五、全艦回避成功」
海上
駆逐艦フライシャー「何!?全弾回避!?くそう!もう1回だ!」
パシュシュシュシューーーーーーーーー!
ゴロゴロゴロゴロ・・・ドボン!
ボゴボゴボゴボゴボゴゴーーーーーーーーン!
ボゴーーーーーーン!
駆逐艦フィリップ「敵潜、健在!」
駆逐艦フライシャー「畜生!爆雷を使い果たした!」
駆逐艦フィリップ「またも魚雷!」
駆逐艦フライシャー「反撃か!回避ーーーーー!」
ボゴーーン!
駆逐艦フィリップ「うわーーーー!」
駆逐艦フライシャー「フィリップ!畜生、フィリップまでやられた!」
ボゴーーーーーーーーン!
駆逐艦フライシャー「ミ、ミズーリが!」
イントレピッド大尉「戦艦アイオワ、ニュージャージー、ミズーリ大破!駆逐艦フィリップ大破!」
すでにウルタンク艦隊は大損害であった
全艦沈没は免れたものの、大量の駆逐艦が損傷していた
また、戦艦三、空母四が戦線離脱、戦力がかなり減少した
同じころ、第一艦隊も多数の艦が大破、戦線離脱の憂き目に遭った
戦艦「キング・ジョージV」艦橋
レイアード少将「よし、これで5隻だな」
フェアフィールド中佐「潜水艦隊の援護もありますが、なかなかの戦果ですねぇ」
レイアード少将「昼間なのになぜ敵機がこないのかが気になるな」
フェアフィールド中佐「軍団司令部より入電!『潜水艦隊ガ敵空母機動部隊ヲ攻撃。戦果ハ空母五、戦艦三、重巡三、軽巡三、駆逐艦二十二大破』!」
レイアード少将「軍団か。また派手にやったようだな・・・」
フェアフィールド中佐「以前はわが国が海軍最強国だったのですが・・・」
レイアード少将「いや、軍団はグリシネの軍部とは違う。特殊戦闘部隊を名乗っているが、実質には独立した民間組織だ」
フェアフィールド中佐「・・・・・・」
見張り員「敵機来襲!」
レイアード少将「ついに来たか!」
ズガガガガガガガガガガガガガガガ!
続々と落ちる敵攻撃機。しかし一部の機体が魚雷を投下する
レイアード少将「魚雷迎撃!」
ズガガガガガガガガガガガガガガガガ!
ボンボンボンボンボンボンボンボンボン!(速射砲発射音)
魚雷は次々と破壊されていった
再び戻り、ウルタンク第二艦隊
エセックス中将「攻撃隊は大損害だろうな・・・」
エンタープライズ大佐「何故ですか?」
エセックス中将「空母五隻が雷撃に遭い大破、直援機も少ないし、敵はいかなる攻撃をするか分からないからな・・・」
駆逐艦フライシャー「魚雷だーーー!」
エセックス中将「何!?」
ボゴーーーーーーン!
イントレピッド大尉「うわーーー!」
エンタープライズ大佐「イントレピッド大尉ーーー!」
エセックス中将「また1隻やられた・・・」
ボゴーーーーーン!
駆逐艦フライシャー「うわっ!トンプソンが!」
駆逐艦フレッチャー「こちら第二駆逐艦隊、本艦を除き、全艦大破!」
駆逐艦フライシャー「こっちも俺を入れてたった10隻だ!」
駆逐艦フレッチャー「フライシャー、こうなれば合同で作戦を執る」
駆逐艦フライシャー「と、いうことは戦隊指揮はおまえか」
駆逐艦フレッチャー「そういうことになるな」
ボゴーーーーーーーン!
駆逐艦コニー「右舷に魚雷被弾!本艦は戦隊より脱落します!」
駆逐艦フライシャー「畜生!のんきにいろいろ言ってたからだ!」
駆逐艦フレッチャー「・・・・・」
エセックス中将「何隻やられるんだ・・・」
ボゴーーーーン!
エンタープライズ大佐「巡洋艦クリーブランド大破!スプリングフィールド大破!シカゴ大破!ヘレナ大破!駆逐艦バートン大破!モリソン大破!トワイニング大破!ラッセル大破!ハンマン大破!マスティン大破!」
駆逐艦フライシャー「畜生!これで残り4隻か!」
駆逐艦フレッチャー「第一、第二合同駆逐艦隊、残存艦数4隻!フレッチャー、フライシャー、グリーン、バラードです!」
駆逐艦アレン・M・サムナー「第三駆逐艦隊。残存艦数10隻!」
エンタープライズ大佐「各艦艇に告ぐ!全艦、攻撃隊残存機収容後、直ちに戦線離脱、ウルタンク方面へ帰還せよ!」
ブオオオオオオオオオオオオオオオ
ツインワスプ大佐(エンタープライズ飛行隊長。機種:F6Fヘルキャット)「やっと母艦が見えたぜ・・・」
ダグラス少佐(エンタープライズ爆撃隊長。機種:SBDドーントレス)「煙ばかりだったからな。辛うじてエンタープライズが残っている・・・」
ハーバー中佐(エンタープライズ雷撃隊長。機種:TBFアベンジャー)「ここまで来たかいがあったものだ・・・」
ブリュースター大佐(イントレピッド飛行隊長。機種:F4Fワイルドキャット)「母艦が燃えている・・・」
ダブルワスプ中将(エセックス飛行隊長。機種:F8Fベアキャット)「くそっ!我がエセックスが・・・」
ツインワスプ大佐「総隊長、ここはエンタープライズに泊まるしかないようですよ」
ダブルワスプ中将「・・・そのようだな。ツインワスプ、おまえの母艦に乗せてもらおう」
ブオオオオオオオオオオ・・・・
数分後、全機収容完了
エンタープライズ大佐「よし、全艦退却!大破した艦艇も後からついてきてくれ!」
ウルタンク第二艦隊、退却
司令長官のエセックス中将は最終的に航行不能だったため、エンタープライズが引っ張っていった
第93話 続く
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砲撃編。クルスク元帥達ってここしか出番がないんだよなぁ・・・
第93話 Qカラー内乱戦 砲撃編
さて、第一艦隊は・・・
モンタナ元帥「何!?第二艦隊撤退だと!?」
オハイオ元帥「はい、空母7隻、戦艦3隻、重巡洋艦5隻、軽巡洋艦5隻、駆逐艦30隻大破とのことです」
モンタナ元帥「あの辺には敵の艦隊はいなかったはずだろ」
オハイオ元帥「潜水艦の奇襲だそうです」
モンタナ元帥「潜水艦ごときにそんなにやられただと!?」
オハイオ元帥「例の『水中超兵器』です!」
モンタナ元帥「水中超兵器・・・」
オハイオ元帥「奴は海中をありえない速度で航行し、高威力の魚雷を敵艦に命中させるそうです!」
モンタナ元帥「高威力の魚雷だと!?」
オハイオ元帥「その艦を相手にフレッチャー大佐の第一駆逐艦隊とフライシャー少佐の第二駆逐艦隊が新型爆雷『ヘッジホッグ』を投下しましたが、敵大型潜に一発たまたま命中した以外の命中報告はありません!」
モンタナ元帥「大型潜?水中超兵器じゃないのか?」
オハイオ元帥「いえ、海大です」←海大:海軍大型潜水艦の略。伊−61型は海大四型
モンタナ元帥「海大か・・・で、最終的に駆逐艦30隻が大破、か・・・」
オハイオ元帥「そのようです」
モンタナ元帥「そろそろ砲戦距離だ。砲撃戦用意!前方の艦の仇を取れ!」
ボゴン!
戦艦「キング・ジョージV」艦橋
レイアード少将「敵の主力艦、か・・・」
フェアフィールド中佐「航空艦隊はどうなっているんでしょうか・・・」
ボゴーーーーーーーン!
フェアフィールド中佐「被弾しました!」
レイアード少将「この艦はウルタンクの船にやられるほど柔ではない。敵一番艦を狙え!」
ボゴン!
同じころ・・・
荒覇吐「チッ。敵艦が多すぎる」
天照「なんて数だ。クーゲルブリッツを何隻持ってるんだ!」
播磨「ただ、敵高速巡戦『ヴィルヴェルヴィンド』がいないだけ幸運か」
ギュイイイイイイイイイイイイイイーーーーーーー!(ドリルの音)
ザバーーーーーーーー!
荒覇吐「敵艦一隻撃沈!」
天照「護衛艦艇も残っているが・・・航空支援も無いからな」
播磨「何しろ我々は航空攻撃に弱いからな・・・」
荒覇吐「しかし、司令部からの入電では、敵空母は確実に減っているとの事だ」
播磨「確か雷撃で駆逐艦30隻を仕留めたとか」
荒覇吐「しかも全艦沈んでいないのがすごいな」
ギュイイイイイイイイイイ!
ザバーーーーーーーーー!
氷山空母「ハバクック」艦橋
サザンプトン大佐「敵艦隊は1つ撤退したか・・・」
ポリフィーマス少佐「これで我々が相手にすべき敵は1つ、Qグリーンの艦隊ですね」
サザンプトン大佐「いや、Qトルックのようだな・・・」
電探手「電探に感あり!大型艦が多数!」
サザンプトン大佐「大型艦か・・・」
通信手「敵艦の通信を傍受!解読完了しました!『敵氷山空母に対し艦隊は攻撃を仕掛けろ。速力を生かせ』とあります!」
サザンプトン大佐「やはりな。『速力を生かせ』ということは高速艦。ヴィントシュトース級だな」
ポリフィーマス少佐「作戦開始時に軍団から入った新型艦かも知れません」
サザンプトン大佐「いずれにせよ、敵艦隊は近づいている。航空攻撃用意!艦載機発進!」
シュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
ハバクック航空隊 発進
Qトルック海軍高速巡洋艦「クーゲルブリッツ」艦橋
オストバウ中将(クーゲルブリッツ艦長。車種:IV号対空戦車ヴィルヴェルヴィンド)「敵も超兵器のようだな。よし、両舷全速!」←両舷全速:大抵の軍艦は右舷、左舷で別々の機関が配置されている。もちろん右舷の機関出力を上げると左に曲がりやすくなり、左舷の機関出力を上げると右に曲がりやすくなる
オストバウは海軍きっての名将である。しかしラーテ政府を嫌っているためか、皇帝政府時代の中将以来全く昇進しない。この階級では提督でもいいのだろうが。何故クーゲルブリッツの艦長かといえば、すでに軍上層部の本命はシュトゥルムヴィンドのため、軍上層部にとっては旧式艦であるクーゲルブリッツに乗せたのである。シャルンホルストのイオゼトや、T−3070のスウィッグと同じ扱いである(というより、T−3070の乗員は全員反ラーテ政府派)
クルップ大佐(クーゲルブリッツ副長。車種:IV号対空戦車オストヴィンド)「両舷全速!」
クルップ大佐も反ラーテ政府派である。彼は彼で、あろうことかビッグウェイ戦での敗退ゆえ、降格処分されてしまったのである
クーゲルブリッツはそんな反ラーテ派をまとめて処分する「粛清艦」だったのである
もちろんこの艦隊はクーゲルブリッツだけではなく、多数の護衛艦がいる
クーゲルブリッツもさほど弱い艦ではない
しかし、ハバクックと対峙させようともなれば、やはり重巡洋艦。最高速力もシュトゥルムヴィンドには劣るため、あっさり撃沈されるのである
最初は十個艦隊ほどに分かれていたが、すでに荒覇吐隊との戦闘によりニビリア艦隊と交戦できたのはオストバウ隊のみであった
無謀な戦いである
このとき、Qカラー沖南方海域には、今まで戦地に現れたことの無い軍艦の姿があった・・・
グリーンアイランド艦隊である
GAは建造したばかりの戦艦「グリーン・マグナム」を初め、戦艦八、空母三、重巡十、軽巡十五、駆逐艦二十五の艦隊をQカラー近海に派遣したのである
もちろん、Qカラー政府軍支援のためである
戦艦「グリーン・マグナム」艦橋
クルスク元帥(GA艦隊司令長官。車種:T−34/85)「よし、Qグリーン艦隊をこの手で撃破してみせる!」
ウラル大佐(戦艦グリーンマグナム艦長。車種:T−34/76)「Qグリーン艦隊は小規模だそうです!楽勝ですね!」
ビンスク少佐(戦艦グリーンマグナム副長。車種:SU−85)「プロトン海軍より入電!『敵Qグリーン艦隊戦力、戦艦十、空母七、重巡十五、軽巡二十、駆逐艦三十』!」
クルスク元帥「ほう、増援か・・・」
ウラル大佐「Qグリーンは数で勝っています」
クルスク元帥「質ではこちらのほうが上か。ならば互角だな」
ビンスク少佐「敵艦隊接近!Qグリーンです!」
クルスク元帥「総員戦闘配置!」
ウラル大佐「総員戦闘配置!」
Qグリーン艦隊
レークス元帥(Qグリーン艦隊司令長官。車種:T−80U)「よし、空母は後方に退避、戦艦は全艦全速前進、重巡は十隻前進、軽巡は十隻前進、駆逐艦は十五隻前進、他は退避せよ!」
フルンゼ大佐(戦艦ソビエツキー・ソユーズ艦長。車種:T−72)「全速前進!」
Qグリーン艦隊は戦艦ソビエツキー・ソユーズ、戦艦ソビエツカヤ・ウクライナ、戦艦ソビエツカヤ・ペラルシア、戦艦ソビエツカヤ・ロシア、戦艦アルハンゲリスク、戦艦ペトロバフロフスク、戦艦ガングート、戦艦セバストーポリ、戦艦ミハイル・フルンゼ、戦艦ポルタワ、空母キエフ、空母ミンスク、空母ノヴォロシースク、空母バクー、空母アドミラル・クズネツォフ、空母ワリヤーグ、空母ロゼストヴィンスキーを初めとする大艦隊である
このうち7隻の空母はすべて最新鋭の武装が積み込まれていた。特にロゼストヴィンスキーは8.5cm高射砲を初め、大量の武装が積み込まれている。時には強襲揚陸艦にもなる
レークス元帥「空母艦隊は艦載機で敵艦隊を攻撃せよ!」
戦艦「グリーン・マグナム」艦橋
クルスク元帥「前方のはソビエツキー・ソユーズ級だな・・・」
ウラル大佐「よりによって最新鋭艦ですね・・・」
クルスク元帥「Qグリーンはソビエツキー・ソユーズ級とリベンジ級(アルハンゲリスク)を除いては旧式艦だからな。しかし逆に空母は全艦最新鋭だ」
ウラル大佐「錬度は低いそうですが」
クルスク元帥「Qグリーンは陸軍と国内の革命軍で手がいっぱいだからな」
ビンスク少佐「砲戦距離です!」
クルスク元帥「よし、撃て!」
ボゴン!
戦艦「ソビエツキー・ソユーズ」艦橋
フルンゼ大佐「敵弾、来ます!」
レークス元帥「回避!」
バシャーーーーン!
フルンゼ大佐「回避成功!」
レークス元帥「反撃だ!撃て!」
ボゴン!
戦艦「グリーン・マグナム」艦橋
クルスク元帥「回避されたか・・・」
ウラル大佐「回避運動はいいようですね」
クルスク元帥「第二射、撃て!」
ボゴン!
ウラル大佐「敵弾です!」
クルスク元帥「回避!」
バシャーーーン!
クルスク元帥「最初は双方ともに回避・・・そろそろ本格的な砲戦の始まりだ!」
ボゴーーーーーーーーン!
ウラル大佐「被弾しました!」
クルスク元帥「この艦は最新鋭だ!この程度ではやられんぞ!」
戦艦「ソビエツキー・ソユーズ」艦橋
ボゴーーーーーーーン!
レークス元帥「畜生!しかし敵にも打撃を与えることはできたな」
フルンゼ大佐「全艦砲戦距離内です!」
レークス元帥「よし、撃て!」
ボゴン!
そして撃ちあいは激化した
巡洋艦ヴォロシロフは魚雷と主砲で撃沈され、クラスヌイ・カフカズも続いた。ソビエツカヤ・ベラルシアは激しい撃ちあいの末沈没、空母艦隊も砲戦に巻き込まれ、ロゼストヴィンスキーとアドミラル・クズネツォフ、ミンスクを除いて全艦大破してしまった
その中でミンスクは損傷もなく、必死にミサイルと主砲をGA海軍の戦艦「グリーン・シー」にぶち込んでいた
レークス元帥「畜生、本艦隊も大打撃か・・・」
フルンゼ大佐「ウルタンク艦隊から入電!『本艦隊はこれより撤退する』!」
レークス元帥「何!?同盟軍を置いて逃げるだと!?」
フルンゼ大佐「すでに第二艦隊は撤退したとの事です」
レークス元帥「畜生!すでにQトルックと我々だけか!」
見張り員「チェルヴォナ・ウクライナ大破!」
レークス元帥「何!?」
見張り員「重巡タリン大破!」
戦艦「グリーン・マグナム」艦橋
クルスク元帥「敵もそろそろ退却だろう・・・」
ウラル大佐「何しろ激しいうち合いですからねぇ・・・」
ビンスク少佐「すでに敵は巡洋艦2隻と戦艦1隻を失っています」
ボゴーーーーーーン!
クルスク元帥「よし、1隻撃沈!」
戦艦ペトロバフロフスク、撃沈
ビンスク少佐「こちら側の損害は軽巡1駆逐艦5沈没、重巡5軽巡4駆逐艦10大破、戦艦3中破です!」
クルスク元帥「それくらいの損失なら大丈夫だな」
すでにどの艦も炎上していた。ビンスク少佐の報告も小破以下の損害の艦艇は含まないものであった
第93話 続く
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終結編。オストバウ提督の行動は謎だ・・・
第93話 Qカラー内乱戦 終結編
高速巡洋艦「クーゲルブリッツ」艦橋
オストバウ中将「畜生、さすが氷山空母、何発当てても健在か」
クルップ大佐「厄介なものですね」
オストバウ中将「まあ、いざというときには投降という手段もある」
クルップ大佐「艦長はラーテ政府の滅亡を目指しているのですか」
オストバウ中将「まあ、そんなところか」
ガチャ!
ヴェーゼル大将(高速艦隊司令長官。車種:ティーガーI後期型)「貴様!我が帝国に逆らう気か!」
オストバウ中将「何!?貴様はヴェーゼル!」
ヴェーゼル大将はQカラー派遣艦隊の司令長官である。反ラーテ政府派で編成されたオストバウ隊の旗艦「クーゲルブリッツ」にはなんと盗聴機がついていたのである。反政府的な発言を連発していたオストバウ中将に対し、巡戦シュトゥルムヴィンドに座乗していたヴェーゼル大将は激怒、オストバウ隊がハバクックと砲戦をしている間に極秘で乗り込んでいたのである
ヴェーゼル大将「この私に対して呼び捨てとは、貴様もえらくなったものだな」
オストバウ中将「何だと!全体主義車どもが何を言うか!」
ヴェーゼル大将「貴様は下僕の味方をするのか!」
オストバウ中将「下僕だと!?貴様らラーテ派のほうが下僕なんだ!」
ヴェーゼル大将「ラーテ閣下こそがキュワールの覇車なのである!何でもありだ!アファノ民族なんぞ、我が帝国の寄生虫だ!」
オストバウ中将「何!?貴様らはまだアファノ民族弾圧をしていたのか!」
ヴェーゼル大将「していて何が悪い。害虫駆除など当たり前だろうが!」
オストバウ中将「害虫駆除だと!?害虫があたりの物を駆除しているようなものではないか!鬼畜どもが!」
いつもはおとなしいオストバウも、このときはすでに切れていた
政府には刃向かわないほうがいいと考えていたオストバウだったが、もちろん連合国への亡命を目論んでいた。もちろん、船ごとである
超兵器を連合陣営に渡せば、Qトルックの超技術も全てばれてしまい、同じく超技術を持つ軍団によりそれを上回る兵器が作られ、Qトルックは崩壊すると考えていたのだ
ちなみにアファノ民族とは、皇帝政時代から弾圧されてきたQトルック在中の自動車チョロQ達のことで、この大半はアファノアイランドに逃げていった。しかし中には逃走中にQトルックの軍艦に発見され、捕まり、殺されてしまったチョロQもいる。オストバウはそんな政府を許さなかった
ヴェーゼル大将「鬼畜だと!?何を言うか屑どもが。キュワールの覇車の政府に刃向かう気か!」
オストバウ中将「何がキュワールの覇車だ!国が狂えば国民も狂ういい例だな!ここで貴様とのケリをつけてくれる!」
ボン!
ついに艦橋でQタンクの砲声が鳴り響いた
氷山空母「ハバクック」艦橋
ポリフィーマス少佐「敵旗艦内で砲声音!」
サザンプトン大佐「仲間割れか?」
ポリフィーマス少佐「砲撃を停止しますか?」
サザンプトン大佐「・・・艦尾スクリューをねらい、敵艦を航行不能にさせろ!」
ボゴン!
高速巡洋艦「クーゲルブリッツ」艦橋
クルップ大佐「敵艦、砲弾を発射しました!」
オストバウ中将「やけに口径が小さいな・・・」
ボゴーーーーーーーーン!
ヴェーゼル大将「ひ、被弾だと!?貴様ら何をしている!」
ブローム一等兵曹(機関室担当。車種:IV号戦車H型)(通信)「機関故障!航行できません!」
オストバウ中将「航行不能か、いいチャンスだな」
ヴェーゼル大将「何!?我が帝国のピンチではないか!」
オストバウ中将「ヴェーゼル、本艦はこれより、連合軍に降伏する!」
ボン!
ボゴーン!
オストバウ中将「何!?」
ヴェーゼル大将「貴様の自由にはさせんぞ!本艦はこれより私が指揮を執る!邪魔者には消えてもらおう!」
オストバウ中将「消されてたまるか!」
ボン!
氷山空母「ハバクック」艦橋
ポリフィーマス少佐「砲声音止まらず!」
サザンプトン大佐「ラーテ派と反政府派がもみ合いをしているのだろう。しばらく様子を見よう。敵艦隊を包囲せよ!」
そしてクーゲルブリッツ艦内のもみ合いはそのまま僚艦でも勃発した
オストバウ隊にはなんと1隻に100両のラーテ政府派の監視員がいたのである
ポリフィーマス少佐「砲声音各艦に広まっております!」
サザンプトン大佐「どちらに転ぶか分からんぞ!万が一政府派の指揮下に入った場合は直ちに撃沈せよ!」
ポリフィーマス少佐「現在敵海軍軍艦旗は揚げられておりません!」
サザンプトン大佐「白旗が揚がれば反政府派、軍艦旗が揚がれば政府派の勝ちと考えよう」
そして・・・
高速巡洋艦「クーゲルブリッツ」艦橋
オストバウ中将「とどめだ!」
ボゴーン!
ヴェーゼル大将「ぐあっ!ラーテ閣下・・・万歳・・・」←○○万歳と言えば帝国モノのパターンなので。アレフュ戦でも過激派が似た台詞を言っている
ヴェーゼル大将、重傷負う
ヴェーゼル大将の衛兵達も死闘の末全滅。残っていた監視員の手によりシュトゥルムヴィンドへ運ばれていったという
オストバウ中将「独裁派はこの艦から消えた。旗艦より各艦へ『全艦、投降せよ!』!」
氷山空母「ハバクック」艦橋
ポリフィーマス少佐「・・・白旗が揚がりました!反ラーテ政府側の勝ちです!」
サザンプトン大佐「・・・クーゲルブリッツへ打電『貴艦隊の投降に感謝する。なお、本艦隊はこれよりニビリア港へ帰投する』!」
高速巡洋艦「クーゲルブリッツ」艦橋
クルップ大佐「ハバクックより入電!『貴艦隊の投降に感謝する。なお、本艦隊はこれよりニビリア港へ帰投する』!」
オストバウ中将「・・・ハバクックへ打電『本艦隊これより連合陣営に入る。貴艦隊とともにニビリア港へ寄港する』!」
Qトルック艦隊、降伏
戦艦「ソビエツキー・ソユーズ」艦橋
レークス元帥「・・・この状況では艦隊は持たないな・・・」
フルンゼ大佐「退却するんですか?」
レークス元帥「うむ。全艦、退却せよ!」
Qグリーン艦隊、退却
戦艦「グリーン・マグナム」艦橋
クルスク元帥「撃ち方止め!」←撃ち方止め:射撃停止の意味
ウラル大佐「見逃していいのですか?」
クルスク元帥「・・・軍団によってQグリーン本土は爆撃される。艦隊はその後で処理すればいい」
荒覇吐隊
荒覇吐「こちら荒覇吐。敵艦隊は壊滅!」
天照「1個艦隊に逃げられたが、ハバクックからの入電ではその艦隊も降伏したらしい」
播磨「なにやら、回転翼機のようなものが飛んでいくのが見えたとの報告が入っています」
荒覇吐「敵艦隊の指揮官だろうな・・・」
その後・・・
スピット大佐「よし、全航空隊、敵地上部隊を攻撃せよ!」
ズガガガガガガガガガガガガガ!
ヒューーーーーーーーーーーー!
ボゴーーーーーーン!
オイ元帥「航空支援も強くなったようだな」
リピーレド元帥「なんでも、敵艦隊が全部撤退したらしい」
オイ元帥「まあ、そんなものだろうな」
そして、Qカラー反政府軍、壊滅
ブラックシティはついに解放された
なお、グリーンアイランド艦隊はQグリーン艦隊を撤退させた後、上陸したQグリーン軍を叩いた。かつての支配国への「下克上」であった
第93話 終わり
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第94話(高杉さん作)。10cm砲搭載って駆逐艦だろ・・・
第94話「2帝国撃墜!」
二帝国にむけて出発していた高橋元帥率いるQQQQ連合艦隊が、ブラック帝国近海に来た所いきなりぶっ放された。
高橋元帥「何事だ!」
シン中佐「スリーパーです!100ミリ砲を搭載した小型戦艦の艦隊が、わが艦隊に向けて砲撃して来ました!」
長州元帥「なんだと!土佐!なんとかならんのか!」
薩摩大将「俺に任せな!小型戦艦には小型戦艦だ!覚悟しろ!」
ボーンボーン!
ズカズカズカーン!
ドッカーーーーーーーーン!
イソロク中将「敵スリーパー艦隊壊滅。」
長州元帥「やるじゃねえか。うおああああッ!」
ズドーンズドーンボゴーン!
高橋元帥「なんだ!」
土佐元帥「しまった!やつらめ、スリーパーを仕掛けたのはこのためだったのか!」
シン中佐「どういうことですか!」
長州元帥「要するにだ。やつらは俺達がスリーパーと戦っている間に、長距離砲をセットし、ぶっ放してきたんだ!」
土佐元帥「しかも2、3分でもセットできるようにしておいたか、もともとセットして玉を入れただけなのかどっちかだ!ふざけたまねしやがって!対馬!」
対馬将軍「はっ!荷電粒子チャージ開始!」
ライン元帥「撃て撃て!うちまくれ―!」
パンパンパンパン!
ドボーンドボーン!
蔵元将軍「くそっ!弾幕貼りやがって!」
長州元帥「こっちも撃っちまえ―!」
ボゴーンボゴーン!
霧島中佐「くそっ!あれはまだか!」
クラウド大佐「こっからじゃ長距離砲でも届かない!弾幕貼るのが勢一杯だ!それなのに向こうはガンガンぶっ放してきやがって!コレじゃ勝ち目がない!」
ブラック帝国作業員「重力砲到着!」
クラウド大佐「やっときたか!すぐに準備!」
霧島中佐「はっ!」
クラウド大佐「うらうらうらうらうらうらうらー!」
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!
霧島中佐「照準、土佐!」
ググー――――ン
クラウド大佐「撃て―――――――!」
パー―――――――――ン!
土佐元帥「なんだ?重力砲?速く撃ち落とせ!」
長州元帥「へっ、言われるまでもねえ!」
パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパン!
ボゴー―――――――――――ン
クラウド大佐「そんな、ばかな・・・」
霧島中佐「あんな、ポンコツに撃ち落されるなんて・・・・えーい!再チャージ!」
対馬将軍「フッフッフッ、愚かな虫ケラどもがあ!」
ピュ―――――――――――――――――――――――!
クラウド大佐「(まにあわなかったか)」
霧島中佐「大佐、早くこっちに!」
クラウド大佐「お、おう!」
ブラック軍&QQQQ反乱軍「うあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
高橋元帥「やった!荷電粒子砲がきいたぜ!敵は全滅だ!」
クラウド大佐「それはどうかな?重力砲発射ァ!」
パ―――――――――――――――ン!
高橋元帥「なにい!もう一度撃ち落せ!」
対馬将軍「ばかめが!デスザウラー始動!」
どんどん!ドシン!
ピャオーーーーーーン(荷電粒子)
ズドーーーーン!
クラウド大佐「そんな、2度までも・・・・。」
霧島中佐「もう、俺達に残された手はない・・・。」
ライン元帥「こうなったら一回引くぞ!ストマニカまで逃げるんだ!」
クラウド&霧島「はい!」
ガララララララララララ(キャタピラ)
高橋元帥「ばかめ、にがすものか!撃て―!」
パン!
グオーーーーーーーーーーーーーーーーーー!(ミサイル)
どかどかどかどかどかどかどかどかどかーん!
クラウド大佐「ぐあっ!」
霧島中佐「やられた・」
ライン元帥「ブラック・ストマニカ万歳!ぐはあっ!」
高橋元帥「なんとか潰したな。」
長州元帥「高橋元帥達は陸路を頼む。俺達は海路を通って行く。」
高橋元帥「海と陸から挟み撃ちか。面白い。」
長州元帥「じゃ、ストマニカでまた合おう。」
高橋元帥「おう。」
無事ブラック帝国を倒したQQQQは、ストマニカ帝国へ。
果たして、二帝国制圧なるかならぬか?
第94話 完
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> 第94話(高杉さん作)。10cm砲搭載って駆逐艦だろ・・・
訂正。先の第94話は第76話後編です
第94話 Qトルック航空戦 ニビリア編
アレフュ・ハバパル
ドニゲッテル少将「ついにこの日が来た!本日我が軍は、連合で首都Qトルックを攻撃する!」
ユゴス少佐「敵は未だにいかなる戦力があるかは分からないが、独裁帝国Qトルックの崩壊無くば、この戦争の終わりはない!」
ドニゲッテル少将「行くぞ!突撃ーーーーーーーー!」
キュラキュラキュラキュラキュラキュラキュラキュラ・・・
ついにアレフュよりQシュタイン帝国陸軍攻撃隊が首都Qトルックめがけて進撃を開始した
同時にロッキード元帥のプロトン陸軍、チリ元帥の軍団陸軍、メルカバ少将のニビリア陸軍、モントレー元帥(車種:74式戦車改)のグリシネ陸軍、ルノー少佐のリゾニア陸軍、ミーンテース隊長のレジスタンス、Qタンク元帥のQタンク陸軍、90式元帥のQターレット陸軍、黒鉄砲元帥のヒヨコ連合軍、そしてKGV連合軍、高杉元帥のQQQQ陸軍が進撃を開始した
ニビリア艦隊は、Qカラー戦直後、すぐにトルック湾攻撃作戦に出た
サザンプトン大佐のハバクック隊もいっしょに南下していた
鹵獲したオストバウ隊は今はグルンシュタットにいる
また、荒覇吐隊は一度グリシネへ寄港した
さて、軍団艦隊であるが・・・
グッドウェイ島
大和元帥「・・・Qトルック帝国各地にノイズか・・・」
武蔵元帥「我が軍の超兵器と、敵の超兵器でしょう」
大和元帥「飛騨元帥の艦隊がここで行動している、サザンプトン大佐のハバクック隊がこのあたり、で、荒覇吐隊は現在グリシネ寄港中、オストバウ隊もグルンシュタット寄港中。機関停止中はノイズは発生しないからな」
武蔵元帥「他は、敵ですか・・・」
大和元帥「クーゲルブリッツ艦内にあった盗聴器から聞き出した会話から、敵高速艦隊の司令長官はヴェーゼルと言う名前らしいな」
武蔵元帥「敵将判明、ですね」
大和元帥「オストバウ中将からQトルックの情報を聞き出している途中らしい。何でも、彼は反政府派で、あそこで投降することを前提にしていたらしい」
武蔵元帥「そういえばQトルックは2大勢力に分かれていると聞きました。陸軍の反政府派、海軍のラーテ政府派に分かれているそうです。しかも海軍内にも反政府派がいると言うものだとか」
雪風少将「指令、そろそろ出航時刻です」
大和元帥「うむ。出航用意!」
トルック湾沖
ヴィッカース大佐「全機発進!Qトルック攻撃隊を支援せよ!」
シュゴオオオオオオオオオオオオオーーーーーーーーー!
ブオオオオオオオオオオオオオオオオーーーーーーーーーーーー!
数分後、アレフュ航空基地からアブロランカスターの編隊が離陸、航空艦隊艦載機が護衛
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオ
スピット大佐「よし、予定通りだ。第一特殊戦闘隊もちゃんとついてきているな」
リアスト少佐(第一特殊戦闘隊隊長。機種:シービクセン)「全機、落伍はありません!」
スピット大佐「うむ。このまま強行爆撃できれば・・・な、何だあの機体は!?」
リアスト少佐「量産型超兵器・・・メッサートルックです!」←メッサートルック:Me1069のこと。Me=メッサー、1069=トルック
スピット大佐「・・・よし、グロスター、リントン隊の指揮を頼む!」
グロスター上飛曹(第一特殊戦闘隊隊員。機種:P−80シューティングスター)「え?!リントン飛曹長の方が階級は上では?」
スピット大佐「リントンは後方の担当だからな。だから腕は悪い。グロスター、戦果次第では昇進も期待できるそうだぞ」
グロスター上飛曹「・・・了解!編隊長を担当させていただきます!」
シュゴオオオオオオオオオオ!
メッサートルック隊
フェロー元帥(メッサートルック隊隊長機機長。車種:VI号B型重戦車ティーガーIIヘンシェル)「よし、初任務も良好だ。さて、このまま敵軍を攻撃するぞ!」
シュゴオオオオオオオオ!
リントン飛曹長(第一特殊戦闘隊隊員。機種:P−59エアロコメット)「上飛曹画が何のようだ!」
グロスター上飛曹「スピット大佐から、おまえの部隊の隊長としての任務を受けた。これよりリントン隊は俺の指揮下に入る!」
リントン飛曹長「何だと!?上官に対して何だその態度は!」
グロスター上飛曹「各機に告ぐ、敵は量産型超兵器。いかなる攻撃を仕掛けてくるか分からんぞ!まずは様子を見るんだ!」
リントン飛曹長「うるさい上飛曹が!突撃!」
シュゴオオオオオオオオオオオオオ!
グロスター上飛曹「勝手に突撃していきやがった・・・」
ズガガガガガガガガガガガ!
ボゴーーーーーーーーーーン!
リントン飛曹長「うわーーーーーーーーーーーー!」
リントン飛曹長、墜落
グロスター上飛曹「単機で突っ込むからだ・・・」
マッグ一飛曹(第一特殊戦闘隊員。機種:P−80シューティングスター)「とりあえず、どうします?」
グロスター上飛曹「よし、三機ごとに編隊を組み、それぞれで敵重爆を攻撃だ!」
シュゴオオオオオオオオオオオオオ!
ズガガガガガガガガガガガガガガガ!
グロスター上飛曹「よし、しっかりついて来い!」
シュゴオオオオオオオオオオオオオオ!
グロスター上飛曹「喰らえ!」
ズガガガガガガガガガガガガガガガ!
パシューーーーーーーーーー!
ボゴーーーーーーーーーーン!
グロスター上飛曹「一機撃墜!」
シュゴオオオオオオオオオオオ!
グロスター上飛曹は今までグッドウェイの基地で敵機の迎撃を行っていたため、空戦においてはかなりの腕であった
僚機のマッグ一飛曹、シュタート一飛曹もグロスターとともに第一特殊戦闘隊に入隊した隊員である
また、マッグ一飛曹はこの戦闘の後、昇進が約束されていた
ズガガガガガガガガガガガガガガ!
パシューーーーーーーーーーー!
ボゴーーーーーーーン!
シュタート一飛曹「これで、二機撃墜。他の編隊もがんばっているようですね」
グロスター上飛曹「あまり話している暇はなさそうだな」
マッグ一飛曹「前方に敵機!」
グロスター上飛曹「攻撃後、衝突しないように降下だ!」
ズガガガガガガガガガガガガガガガ!
パシューーーーーーーーーーー!
ボゴーーーーン!
シュゴオオオオオオオオオオオオ!
グロスター上飛曹「敵機をくぐったら直ちに上昇!」
シュゴオオオオオオオオオオオオオオオ!
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
グロスター上飛曹「何ださっきの爆発音は!?」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオ!
グロスター上飛曹「マッグ一飛曹!」
シュタート一飛曹「マッグ一飛曹、墜落!まだ生きています!」
ボン!
シュタート一飛曹「何!?戦闘不能な機体を・・・」
マッグ一飛曹「しょ、昇進は・・・無理なようです・・・」
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
爆音の後、マッグ一飛曹は四散した
グロスター上飛曹「・・・・なんて奴らだ!」
機内
機長「よし、撃墜!」
後部機関砲手「敵機は四散、あれなら確実に戦死でしょう!」
機長「これなら勲章は確実だな!ハッハッハッハッハッハ!」
機銃手「右側から敵機!」
機長「さっきの奴か?!」
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガ!
パシュシュシュシュシュシュシュシュシューーーーーーー!
機長「何ーーー!?」
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
グロスター上飛曹「よし!またやったぞ!」
シュタート一飛曹「敵討ちみたいな感じでしたね」
さて、別の編隊は・・・
ライン上飛曹(第一特殊戦闘隊員。機種:P−80シューティングスター)「こっちは3機撃墜!損害はプトン二飛曹のみです!」
オマハ上飛曹(第一特殊戦闘隊員。機種:P−80シューティングスター)「一時は墜落すると思ったぜ・・・」
ドナウ上飛曹(第一特殊戦闘隊員。機種:P−80シューティングスター)「ちっ!こっちは僚機全滅だ!まあ、マーゲンもガラデアも生き残ってるからいいんだが」
グロスター上飛曹「敵機を殲滅するまで空戦を続けるぞ!」
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!
パシューーーーーーーーーーーーー!
ボゴーーーーーーーーーーン!
そして、第一特殊戦闘隊は「空中超兵器」とまでいわれたMe1069をたった9機で殲滅した
損害は空戦前に墜落したリントン飛曹長を含め、銃撃で殉職したマッグ一飛曹、激戦の末墜落したマーゲン一飛曹、プトン二飛曹、そして不時着したガラデア一飛曹の計5機であった
残存する5機は集合し、爆撃隊の直援機に追いつこうとしていた
シュゴオオオオオオオオオオオーーーーーーーーーーーーーー!
デハビランド大尉(イラストリアス飛行隊副隊長。機種:デ・ハビランド モスキート)「第一特殊戦闘隊、追いついてきました!」
スピット大佐「・・・機数が半分に減っている・・・」
リアスト少佐「グロスター、何があったんだ?」
グロスター上飛曹「まず、私の命令を無視して突っ込んでいったリントン飛曹長が墜落、その後空戦中にマーゲン一飛曹、プトン二飛曹、マッグ一飛曹が墜落、ガラデア一飛曹が不時着しました」
リアスト少佐「損害は5機か・・・」
しかし、このとき第一特殊戦闘隊が殲滅したのは、二手に分けて進軍している連合軍への攻撃部隊の、半分であった
QQQQ軍
高杉元帥「Qトルックを潰すぞーーー!」
キュラキュラキュラキュラキュラ
シュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
高橋元帥「なんだあれは!」
高杉元帥「爆撃機か!航空隊が始末してくれるだろう!」
タクロウ隊長「何!?航空隊全滅だと!?」
高杉元帥「航空隊全滅!?我がQQQQ航空隊は無敵だったはずだぞ!」
ヒューーーーーーーーーーーーーー!
高橋元帥「ミ、ミサイルだーーーーーーーーーーー!」
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
QQQQ軍Qトルック攻撃隊、壊滅
指揮官は全員生存していたが、高杉軍の攻撃隊の半数が失われた
しかし、これは軍団の攻撃ではない。Qトルックの重爆「Me1069」によるものであった
第94話 続く
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会議編。チリ元帥、会議場で暴れたいのか・・・
第94話 Qトルック航空戦 会議編
軍団司令部
松井元帥「独裁帝国を侮るべからず。敵はいかなる兵器で攻撃をするか、分からないからな」
チリ元帥「QQQQもこれで敗戦国の仲間入り、ですか?」
松井元帥「QQQQには勝ってもらわんと、戦後のQトルックをどうするかの討論での激論が起こらないではないか。あれに期待しているんだよ」
チリ元帥「私もまたあの会議場で暴れまわりたいであります!」
松井元帥「さて、荒覇吐隊はグッドウェイヘ寄港させておこう」
チリ元帥「しかし、QQQQはまたもQトルック首都へと軍を進めるでしょうね」
松井元帥「奴め。核を落とす気か?」
チリ元帥「もしかしたら・・・」
松井元帥「奴らはホロコーストが趣味なのか?」←ホロコースト:別にナチスドイツのユダヤ人虐殺だけの意味ではない。アメリカによる日本空襲もこの類に入る。正確な意味は「焼き殺す」なので
前線
ドニゲッテル少将「高杉が大損害!?やったぞ!我々がQトルックを制圧できる!」
ユゴス少佐「よし、このまま前進!」
チハ大佐「前進!そのままQトルックへ突撃ーーー!」
そのままQトルック近隣の街中へ突入した
そして街を占領。ここでいったん指揮官をアレフュの基地へ召集、臨時作戦会議を行った
この時、ものすごい激論が行われた
高杉元帥「我々はものすごい損害をかぶったのになぜ他国の軍はほとんど損害無しに街までたどり着いたんだ!?さては軍団、またも何かやらかしたな!?」
松井元帥「高杉!自らの失態を他に押し付けるとは!」
高杉元帥「何!?失態だと!?」
松井元帥「QQQQ空軍アレフュ航空隊の内、QQQQ攻撃隊直援機として参戦していた機体の総数は何機だ?」
高杉元帥「6機だ!それで何が悪い!」
松井元帥「敵を侮らない方がいい。高杉、たしかアレフュ駐留航空隊は、入隊したばかりの新入りだったと聞いたな」
高杉元帥「その通りだ!ベテランは本土だ!」
松井元帥「君の考えは間違っている。普通逆だ。本土で新入りを鍛え、ベテランを前線で活躍させる。ベテランと新入りを一緒に前線に置いておくと効果的だ。我々が損害軽微で街を占領できたのは、飛曹クラスでも錬度の高い第一特殊戦闘隊の10機が、来襲した20機のQトルック軍重爆を全機撃墜したからだ!」
高杉元帥「20機!?俺達のところには50機は来たぞ!」
松井元帥「良かったな、敵に強いと思われて。大体敵は強い方に大量に送り込むからな」
高杉元帥「ハッハッハッハッハ!軍団の奴もたまにはいいことを言うじゃないか!」
松井元帥「しかし、新米6機と、ベテラン10機では、機数では4機の差だが、実質的にはかなりの差だぞ。馬鹿だな、高杉。そういうところで強いところを見せ付けなくては」
高杉元帥「うるさい!わが国を侮辱するか!」
松井元帥「(こいつ、本当に連合陣営か?)『我が国』?君の国なのかね?確かに君の国だね。君の独裁政権だ。高柳君などもはや大統領と言う肩書きだけのチョロQだ」
高杉元帥「俺の独裁政権だと!?侮辱にもほどがある!」
松井元帥「聞けば、QQQQでは四二式を核とし、我が軍団を悪の組織としているようだが、それも君の言った嘘ではないのかね?」
ドニゲッテル少将「松井総帥、見事に皮肉ってるな」
松井元帥「ドニゲッテル君、帝国軍は無事進撃しているようだな。後でスピット大佐に『昨日の護衛見事なり』とでも打っておきたまえ」
ドニゲッテル少将「すでに打っておいた。高杉元帥も落ちるとこまで落ちたな」
ロッキード元帥「ドニゲッテル少将の言うとおりだ!QQQQはかつての栄光はひとつも残っちゃいないぞ!」
ロッキード元帥はリピーレドの後任として第一軍指令となった名将である
ただ、常に後方にいたためあまり目立たなかった。が、リピーレドのような戦術系ではなく戦略系である彼は、それなりに先のことを考えていた
ブリテン「すでにQQQQは陸軍主導の軍事国家だな!」
シュタイナー「私も同感だ。QQQQは高杉元帥が国家元首ではないのか?」
高柳大統領「一応私が国家元首なのですが・・・」
松井元帥「高柳君、ところで近衛元帥はどこへ?」
高柳大統領「彼なら先ほど・・・」
松井元帥「そうか。彼は別次元である戦争がおこったときに、ある国の首相だったと聞くからな。何でも陸軍大臣に追い出されたとか。まあ、その陸軍大臣の頃にその国はすでにやばかったわけだが。すでに彼の頃には大変だったのかもしれんな」←近衛元帥は高杉さんの設定ではそうだったはず
高柳大統領「そういえば高杉元帥がそのようなことを言ってましたな」
松井元帥「話を今回の高杉の失態に戻そう」
鉄ジイ「そうじゃな」
松井元帥「さて、今回の高杉の作戦失敗だが、今後の戦局には影響しないだろう。海軍がいるからな。高杉、貴官は海軍の指揮権も持っていたはずだ」
高杉元帥「ああ、高杉軍の総司令官だからな」
松井元帥「そこで、海軍に活躍願いたい。QQQQ艦隊をトルック湾に突入させるんだ。主力戦艦部隊と、蔵元機動部隊の両方をな」
高杉元帥「おお!ついに我が高杉軍が主役!まさか軍団の総帥にこんなことが言い渡されるとは!」
松井元帥「誰が主役と言ったかね?」
高杉元帥「何!?」
松井元帥「確かにQQQQ艦隊はトルック湾に突入する主役ではある。しかしこれは両面作戦である。QQQQ艦隊とプロトン、ニビリア連合艦隊はトルック湾を攻撃、我が軍団など残りの軍は全力を以って首都Qトルックの軍港に駐留する主力艦隊を攻撃する」
ロッキード元帥「先ほどタルタ中将が高杉元帥との共同戦線を承諾した。高杉元帥は晴れて主役の仲間入りだ」
高杉元帥「なんだか主役だか脇役だか分からんが、とりあえずは俺達も主役になれたぜ!」
そして、キュワール作戦の南方方面戦の主役にQQQQも加わったのであるしかし、Me1069の脅威は迫っていた。各国はアレフュを初め占領した全地域に航空隊を配備した
また、飛行場を建設できない場所でも水上機を配置、広範囲の防空網が完成した
第94話 続く
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敵襲編。アルケオプテリクス、本当の所属はプロトンのはずじゃ・・・
第94話 Qトルック航空戦 敵襲編
ブオオオオオオオオオオオオオオ
セイロン大尉(軍団海軍第5航空隊隊長。機種:局地戦闘機紫電改)「敵機だ!全機、編隊を組み、敵機下方につけ!敵は重爆だ!」
ブオオオオオオオオオオオオオオ!
ウェーキ上飛曹(軍団海軍第5航空隊隊員。機種:局地戦闘機紫電改)「よし、重爆なら楽勝だ!」
しかし、この後、連合軍航空隊は、脅威の「空中超兵器」を見ることとなる・・・
さて、第5航空隊は紫電改で編成された航空隊だ
紫電改は水上戦闘機「強風」を陸上戦闘機にした「紫電」の改良型だ
中翼だった「紫電」を改造し、低翼(日本機には良くある)になり、速度が10kmほど上がっている
ちなみに「紫電」は中翼だったため視界が悪かったとか
水上戦闘機の改造の割には非常に強く、F6FやP−51などと互角に渡り合える機体であった
第5航空隊はMe1069の登場までは各基地を移動しつづけ、Me1069登場目前にはグッドウェイ島にいた
強風で編成された第1水上航空隊もグッドウェイ島にいた。さらに紫電で編成された第7航空隊もグッドウェイ島だった
この3つの航空隊が急遽アレフュに派遣された。全て「N1K1(強風の制式番号。紫電改のみ「N1K2−J」になっている(Jは局地戦闘機))」の機体である
そして軍団は機動部隊まで派遣、アレフュ近海から全戦闘機を派遣した
QQQQはというと、空母蔵元を旗艦とする第2艦隊の艦載機しか残っていなかったため、その3隻の空母の戦闘機を全て使用した(もちろん本土からもベテランをアレフュ方面へ輸送中)
ブオオオオオオオオオオオオオオ!
セイロン大尉「よし、攻撃!」
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!
ボゴーーーーーーーーーーン!
セイロン大尉「よし、一機撃墜だ!」
数分後、軍団による防空空域のMe1069、Ju350、He222は壊滅した
ブオオオオオオオオオオオオオオ!
ウェーキ上飛曹「た、隊長!前方に敵機!噴式爆撃機です!」
セイロン大尉「Me1069じゃないのか?」
ウェーキ上飛曹「はい、あれは・・・諜報隊の言っていた『始祖鳥』です!」
セイロン大尉「何ー!?た、直ちに各連合軍に報告『我ガ防空空域ニ超兵器出現!』!」
シュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
ウェーキ上飛曹「『超巨大爆撃機「アルケオプテリクス」接近!』」
ブオオオオオオオオオオオオオオ!
震電隊長「こちら第1航空隊、追いついたぞ!」
セイロン大尉「震電隊長!」
震電隊長「あれか、超兵器は・・・」
セイロン大尉「あっ!向きを変えました!北上しています!」
震電隊長「あの方角は・・・まずい!ゲープコッチに向かっている!」
セイロン大尉「我々は燃料の問題がありますので、先に帰投します!」
震電隊長「うむ。後のことは我々に任せてくれ!」
ブオオオオオオオオオオオオオオオ!
ブラチータウン
アイズ「超兵器か・・・」
バラート「もしこんな奴が来たら・・・」
ノラヒカ「・・・壊滅だろうな」
ラレク「うわっ!なんだあの飛行機は!ものすげぇ大きさでぇ!」
ラドニツェ「一体なんだね!あ、あれは!」
バラート「やばいぜやばいぜ、やばすぎだぜーーーーー!」
ポクイータウン
エスカン「なんか変なものが飛んでるじゃん!」
ドラオガ「エスカン!あれは新聞に乗ってた超巨大爆撃機だ!」
ビダルト「あんなものに攻撃を受けたら俺達おしまいだぜ!」
ブドバチ「ど、どうすればいいんだ!」
ニャキータウン
ケーニヒ「何!?超巨大爆撃機だと!?」
ヘリコスト「はい、ニャキーに向かっているとの事で・・・」
ケーニヒ「市民一同に告ぐ!直ちに避難せよ!」
シュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
ノルキア「逃げろーーーー!」
国会
ベーカニ「また論争ですねぇ・・・・」
シュービンデ「わひも少し疲れてきたわい」
チャーランキ「おい、あれは何なんだ?変な形の飛行機が飛んでいるぞ!」
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!
チャーランキ「銃弾だ!逃げろーーーーーーーーー!」
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
突如、国会は大爆発を起こした
市内
カミタケカミカゼ「アルケオプテリクス!」
ノルキア「みなさん、逃げてください!」
オーストリ「ケーベルト様をお守りするのだ!」
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!
ボゴーーーーーーーーーン!
ケーニヒ「橋が!」
ヘリコスト「ケーニヒ様、もはや・・・」
ケーニヒ「畜生!急いで逃げるぞ!」
ヘリコスト「山の上ですか?」
ケーニヒ「その通りだ!」
ニャーッキ「争いは無益なだけだ・・・」
ブラチータウン
ノラヒカ「ニャキーが空襲を受けただと!?」
バラート「まじでやばいぜ!」
アイズ「やっぱりさっきの爆撃機だ!」
ポクイータウン
ジャデク「なんとかしなきゃ・・・」
ドラオガ「このままでは俺たちまでやられちまう!山の上に避難するぞ!」
そして、住民全員が山の上に避難した
しかし、アルケオプテリクスの猛爆は、止まらなかった
ついにニャキーは壊滅した
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
ケーニヒ「・・・・・・・・・・・」
ヘリコスト「チョロQ国家最強を誇るクロイツナッハ艦隊が・・・」
ケーニヒ「まったく意味をなさなかったとは・・・」
ブオオオオオオオン!
ノラヒカ「ケーニヒ!」
ケーニヒ「ノラヒカか。見ろ、この惨状を・・・」
ニャキータウンはものすごい炎に包まれ、近海に炎上するゲトラ軍防空艦艇の姿もあった
ノラヒカ「こ、これは酷い・・・」
ニャーッキ「・・・・・・・・」
中枢施設を破壊されたゲープコッチは、修理に大量の時間がかかった
ヘリコスト「とりあえず、船だけは・・・」
ケーニヒ「そうだな。しかし、道はすでに壊滅、スクリューは持ってないし・・・」
ヘリコスト「あれは軍団の駆逐艦ではないですか?」
ケーニヒ「何!?」
軍団海軍の駆逐艦「雪雲」軍団海軍唯一の砲撃型駆逐艦である
Qシュタインの駆逐艦と同じく、主砲は15cm連装砲。魚雷も所有する駆逐艦である。最高速力35Qkt
この雪雲型計5隻が、ゲープコッチ沖に派遣された
チハ大佐「ケーニヒ君、すでに話は聞いておるぞ」
ケーニヒ「チハ大佐!」
チハ大佐「アルケオプテリクスをとめることはできなかったが、船は動かせるのでな。なにしろ、我が軍団は民間組織で唯一海軍を所有しているからな」
ゴオオオオオオオオ!
チハ大佐「早くしなくては、宮殿に燃え移ってしまう。よし、消火艦、用意!」
消火艦。言うまでも無く、消火艇の大型タイプである
駆逐艦並のサイズだが、30mm消火機銃を大量に搭載している。主砲も12cm消火砲だ
消火砲というのはいわば、消防車のホースである。この消火艦の場合、海水を用いることも可能である
この時にはすでに10隻が竣工していた
チハ大佐「撃て!」
バシャーーーーーーーーーーーーーーーー!
放たれた物は、消化剤であった。これは砲撃での火災を消すためのものである
油が使われている場合、火に水をかけると余計火が強くなってしまう。これを防止するのが消化剤だ
数分後、宮殿周辺の火が消えた。そのまま駆逐艦に移乗したケーニヒたちは再び燃え移るまでの間に必死に寄港していた豪華客船を移動させた
これが臨時政府施設になるのである
一方、アルケオプテリクスの次のねらいは、グッドウェイ泊地であった・・・
第94話 続く
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激戦編。戦艦飛騨、本来は荒覇吐の僚艦
第94話 Qトルック航空戦 激戦編
シュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
アルケオプテリクス機内
ユンカース大佐(アルケオプテリクス機長。車種:VI号E型ティーガー(中期型))「しかし、チョロQの作る施設なぞ、楽勝だったなぁ」
シュワルベ少佐(アルケオプテリクス副機長。車種:V号F型パンター)「そうですねぇ。やはり敵の技術は進歩してませんねぇ・・・」
ユンカース大佐「さて、次のねらいはグッドウェイ。言うまでも無く、海軍が散々叩き潰されたあの軍団の基地だ」
シュワルベ少佐「あそこは敵の拠点として厄介ですからねぇ」
ユンカース大佐「主力艦隊を寄航中に叩いてくれる!」
シュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
グッドウェイ泊地
大和元帥「何!?アルケオプテリクスが向かっているだと!?」
チハ大佐(通信)「はい。明らかに敵の方角はグッドウェイです!」
シュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
雪風少将「指令!北方より敵機!」
磯風大佐「『超巨大爆撃機 アルケオプテリクス接近』!」
大和元帥「雪風、磯風!直ちに退避しろ!相手はガンシップだ!」
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!
ボゴン!
ブオオオオオオオオオオオオオオオ!
震電隊長「見つけたぞ!全機、攻撃態勢に入れ!敵はガンシップだ!」
ブオオオオオオオオオオオオオオオ!
アルケオプテリクス機内
ユンカース大佐「飛行機か・・・まるでゴミ屑のように散らばってやがる」
シュワルベ少佐「撃て!全機残らず打ち落とせ!」
ズガガガガガガガガガガガガガガ!
ボゴン!
ボゴーーーーーーーーーーーーーーン!
震電隊長「何!?三式弾か!」
秋水副隊長「相手は超兵器です!セオリーなら艦船で挑むべき!」
震電隊長「大和元帥、頼みますよ!」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
ボゴン!
ボゴーーーーーーーーーーーン!
秋水副隊長「うわーーーーーーーーーーーー!」
震電隊長「秋水ーーーーーーーーーー!」
ボゴーーーーーーーーーーーーーン!
震電隊長「ぐあっ!畜生!我、発動機被弾、飛行不能!不時着します!」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ・・・・・・・・・・・
大和元帥「精鋭飛行隊が・・・」
武蔵元帥「もしや、高杉軍航空隊もこれに駆逐されたのでは?」
大和元帥「そうともいえるな・・・」
武蔵元帥「敵機接近!」
大和元帥「三式弾だ!発射!」
ボゴン!
ボゴーーーーーーーーーーーン!
アルケオプテリクス機内
ユンカース大佐「そんなもん、アルケオプテリクスじゃあ屁でもないぜ」
シュワルベ少佐「目障りな屑どもは全部やっつけましたぜ」
ユンカース大佐「よし、ミサイルをぶち込め!魚雷もだ!」
パシュシュシュシュシュシュシュシュシューーーーーーーーーーーー!
パシュシュシュシュシュシュシュシューーーーーーーーーーーーー!
大和元帥「魚雷か!」
武蔵元帥「対空射撃及び魚雷、噴進砲迎撃!」
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!
ボゴン!
荒覇吐「間に合ったようだな」
天照「しかし我々が来たところで、どうにかなるのか?」
播磨「対空戦闘だ!」
飛騨「こちら飛騨、ただいま到着しました!」
超弩級戦艦飛騨。56cm砲を主砲とし、防空光学砲(パルスレーザー)、25mm機銃、クリプトンレーザー、そして誘導荷電粒子砲、波動砲を搭載した超兵器戦艦である
しかし、敵も超兵器。超兵器に電磁防壁はつき物である
しかも波動砲は対空射撃不可能である。となるとまともに攻撃できるのは56cm主砲と25mm機銃である
飛騨「よし、波動砲以外、全砲砲撃!」
ボゴン!(56cm砲)
ズガガガガガガガガガガガガ!(25mm機銃)
パシューーーーーーーー!(荷電粒子砲)
ピーーーーーーー!(クリプトンレーザー)
ピューン!ピューン!(防空光学砲)
セイロン大尉「ええっ!震電隊長が一発で!?」
ウェーキ上飛曹「はい、先ほど瑞鶴中将からの連絡で・・・」
セイロン大尉「震電隊長・・・・」
アルケオプテリクス機内
ユンカース大佐「何!?レーザーか。電磁防壁で防いでくれる!」
そして激戦は続いた
無数の弾薬を持つアルケオプテリクスの前には、無敵の軍団連合艦隊も苦戦していた
第一、第二艦隊及び特殊艦隊以外、戦力無し
航空機、全滅
同盟軍航空隊、全滅
もはや支援も望めなかった
たった一機の爆撃機を前に、壊滅していた
どの船も炎上していた
ユンカース大佐「よし、とどめだ!魚雷を大和に叩き込め!」
パシューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
シューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
飛騨「させるか!」
ズガガガガガガガガガガガガガガ!
ボーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
魚雷は途中で海中へ散っていった
大和まで、残り1mだった
大和元帥「よし、反撃だ!攻撃可能艦艇は、全艦、対空射撃!」
ボゴン!
ズガガガガガガガガガガガガガガガガ!
雪風少将「畜生ッ!我が旗艦をここまで叩き潰すとは!」
ボゴン!
ボゴーーーーーーーーーン!
雪風少将「ぐあっ!」
磯風大佐「雪風少将!」
ボゴーーーーーーン!
浜風少佐「磯風大佐!」
大和元帥「・・・精鋭水雷隊も、ここまでか・・・・」
武蔵元帥「指令・・・・・」
ボゴーーーーーーーーーーーーーーン!
大和、武蔵、ともに大破
すでに全艦大破、空母も艦載機を失っていた
直後、瑞鶴の飛行甲板から、特徴的な機体が飛び立った。無数の烈風を連れて・・・
大和元帥「あれは・・・震電!生きていたか!」
震電隊長「あんな奴にやられてたまるか!」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
アルケオプテリクス機内
ユンカース大佐「チッ!しにぞこないが・・・」
ズガガガガガガガガガガガガ!
ボゴン!
なんと震電達は振りそそぐ砲弾と銃弾をかいくぐり、ミサイルと機銃を叩き込んだ
直後、飛騨の56cm砲、大和、武蔵の46cm砲、荒覇吐、天照、播磨の50.8cm砲、長門、陸奥の41cm砲など、さまざまな艦の主砲がアルケオプテリクスに襲い掛かった
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
ユンカース大佐「う、うわーーーーー!」
シュワルベ少佐「高度が下がっていきます!」
シュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオ・・・・・・・・・
ユンカース大佐「畜生!武装が撃てねぇ!」
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
バサッ!
ユンカース大佐「間一髪だった・・・・」
シュワルベ少佐「しかし、ここは敵地ですよ・・・・」
大和元帥「『我、超巨大爆撃機『あるけおぷてりくす』ヲ撃墜!』!」
ついに新型超兵器を撃破した
しかし、Qトルック帝国にはいまだ大量の超兵器が残されている
これを用いていかなる攻撃が来るかは軍団にも不明である
しかし、ついに軍団の技術力は、QQQQを超えたのである
ボロボロの軍団艦隊は、一路、泊地へ帰投していった
大和元帥「なんとか、敵の方が先にやられたようだな」
雪風少将「友軍水雷戦隊です!雪雲隊です!」
クロイツナッハ艦隊を出航させたチハ大佐は、雪雲隊とともにグッドウェイ泊地へ寄港した
大和元帥「さて、Qトルック突入作戦の準備は順調なようだな」
武蔵元帥「我が艦隊による支援も必要ですからねぇ。そろそろパトラファックへ向かいましょう」
大和元帥「そうだな。修理完了後に直ちにパトラファックへ出航だ!」
第94話 終わり
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第95話(高杉さん作)。輸送船渦潮の出番はここだけ
第95話「壊滅!ストマニカ」
高杉元帥「いよいよこのときがきた!あのうざったい寄生虫のような国をフッ飛ばすときがきた!」
長原中佐(チャ−チルMK3改)「いよいよですね!私も行けば良かった。」
高杉元帥「何を考えてるんだ!中佐とは言え、新人なんだからもう少し鍛えておかないと、お前死ぬ事になるぞ。」
長原中佐「コレは失礼!あれ、高羽少佐だ。」
高羽少佐(Tー34)「こんにちは。新人はお互い大変ですな〜。長原中佐」
高杉元帥「ところで、通信兵からの連絡は?」
高羽少佐「まってましたよその言葉!現在ブラック帝国の首都ガイガロスをおとし、ストマニカを攻撃中との事。」
高杉元帥「高橋めなかなかやるな。俺がいなくてもやるときはやるヤツだったが。」
ストマニカ帝国 首都 ブラッドレー 皇帝宮殿
ストマニカ皇帝(インフィニオン・ナイトMKII)「なに!?やつら、もうここまできているのか!」
アルツハイマー大将(サンダードラゴンTYPE−R)「はい!もうすでにここまで迫っております!」
ストマニカ皇帝「霧島たちはどうした?まさかやられたのか!?」
アルツハイマー大将「その辺は、わかりません・・・。」
ストマニカ通信兵「大変です!大変です!奴らがきました!」
アルツハイマ−大将「なにぃ!すぐに迎撃準備!私もすぐ行く!」
ストマニカ第1軍港
ジャック少尉(ファイヤーバードプロトタイプ:SKY・DRAGONS隊長)「やばいぞ!とことん追い詰めてきやがる!1号・二号は長州狙え!3〜9号は土佐!絶対に上陸させるな!」
長州元帥「くそ〜、うっとうしい。どうすりゃいいんだ!」
対馬大将「くらえ!最大級の荷電粒子砲だ!」
ピュ―――――――――――――――――!
対馬大将「くそっ!こうなりゃ島ごと沈めてやる!わざわざ高杉元帥が積んでくれたんだ!」
高橋元帥「おいおいおい、高杉が積んだって・・・・・、わー!それだけは撃つな―!核だけは何がなんでも撃つな―!」
対馬大将「ファイヤー!」
ボゴー――ン!
高橋元帥「空中で炸裂させろ!なにがなんでも地面に落とすな!」
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!
パンパンパンパンパンパンパンパンパンパン!
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!
パンパンパンパンパンパンパンパンパンパン!
ストマニカ首都
ストマニカ皇帝「ん?あれはまさか・・・・・・逃げろ―――――――!こっちに飛んでくるぞ――!」
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!
ドッカ―――――――――――――ン!
ストマニカ皇帝「ギョワ―――――――――――!」
アルツハイマー大将「ストマニカばんざ―――――――――い!ぐわあっ!」
ストマニカ第1軍港
高橋元帥「まだ爆発しない!こうなったら撤退だ――!」
対馬大将「荷電粒子砲!ファイヤ――――――――!」
ズガ――――――――――――――ン!
高橋元帥「ふー、これで軍団の抗議はさけたと。しかも今の一発で敵航空部隊壊滅。一石二鳥だな。」
対馬大将「申し訳ありません元帥。わたしがカッとなったばっかりに・・。」
高橋元帥「まあいいさ。それより爆発高度は?」
土佐元帥「おそらく高度230KMだと思う。」
高橋元帥「対馬、お前どこまで飛ばすんだ。それはいいが、敵の攻撃がないのはなぜだ?」
シン中佐「あそこで敵の大将が白旗振ってますよ。」
高橋元帥「降参か。じゃあ、旗を取りかえるように言え。」
シン中佐「その必要はありません。私がやってきます。」
高橋元帥「いや、ここは全権大使として、俺が行く。しばらく戻ってこないだろうから、今のうちに高杉に
勝利報告でもしとけ。」
シン中佐「はい。トゥルル、トゥルル」
QQQQ 軍司令本部
チリリリ―ン チリリリ―ン
高杉元帥「はい高杉です。おお、シンか。どうだ、まだ戦闘中か?なんなら、援軍を送るが・・・」
シン中佐「やりましたよ高杉元帥!ついに勝ちました!今高橋元帥が全権をおって宮殿に向かいました!」
高杉元帥「おお、やったか!帰ってきたら、皆で飲もうな!」
シン中佐「はい!」
高杉元帥「じゃ、俺は大統領に報告しておくから、早く帰ってこいよ!」
シン中佐「はい!わかりました!ガチャッ」
高杉元帥「ガチャッ」
シン中佐「おい聞いたか皆!帰ったら宴会だってよ!」
QQQQ軍一同「おおーーーーーーーーーーーーーーーー!」
がやがやがやがやがやがやがやがやがや
長州元帥「早く高橋元帥は帰ってこないかな。」
土佐元帥「そしたら皆で話しをしながら帰るのに!」
皆が浮かれているとき、高橋元帥は、講和の話し合いの途中だった。
高橋元帥「我々の要求は、これです。」
そのQQQQの要求内容はこうだった。
1、ブラック帝国とストマニカ帝国は、QQQQが占領する。
2、賠償金を9兆QP支払う。
3、これまで両帝国のQだった者は、QQQQが雇うか、牢獄行きか、または即死刑かを選択させる。
ストマニカ皇帝「なんて事を要求する!こんなことでは、反対運動が起きるぞ!」
高橋元帥「ならば、3を改訂しましょう。これなら反対運動は、国外からでないと起きませんよ。」
3、これまで両帝国籍をもつQは、執行猶予無しで死刑とする。
高橋元帥「これならどうでしょう。」
ストマニカ皇帝「く、しかたない、改訂前の要求を呑もう。」
高橋元帥「ふふふ、さすが皇帝。コレ以上戦っても無駄に犠牲を増やすだけということは、わかっていただけたようですね。そう、追戦(話しで決着がつかない場合に踏み切る戦争のこと。戦争で有利だった国には単なるいじめとなるため、あまり好ましい物ではない)は貴方型にとっても、我々にとっても、あまり好ましい物ではありませんからな。ではこれで成立ということで、いいですな?」
ストマニカ皇帝「むむ、しかたあるまい。では私は失脚と言う事になりますな。」
高橋元帥「は?あなたはただやめるだけでいいとお思いに?それは甘いですな、皇帝。我々の国の法律では、立てついたもののリーダー格や、その国の国王、大統領、皇帝、天皇などや、そのものに仕えていたもの、または軍の上層部は死刑と言う事になっております。」
ストマニカ皇帝「な、何?そんな話、きいておらんぞ!さては貴様、この国を完全に滅ぼすつもりか!」
高橋元帥「当たり前でしょう、そんなこと。敗戦国の運命と思って、おとなしくひきさがるのですな!」
ストマニカ皇帝「く、くそっ!貴様!」
高杉元帥「フッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!」
ストマニカ第1軍港
シン中佐「?高橋元帥だ!」
長州元帥「よし!高橋元帥を乗せたら、合図で全速前進でかえるぞ!」
輸送艦「渦潮」
高橋元帥「いやー、待たせて済まない!」
シン中佐「そんなことないですよ。さっき報告が終わったとこですから!」
高橋元帥「おお、そうか!」
イソロク中将「ところで元帥、話し合いのほうは、どうなったんすか?」
高橋元帥「ばっちしこっちの優勢で終わったぜ。」
イソロク中将「詳しい事は本国で聞きますよ!」
高橋元帥「おお!とにかく帰るぞ!」
一同「おーーーーーーーー!」
95話 完
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第96話。結局、何でヴィントは沈まなかったんだ?
第96話 高速艦隊来襲
トルック湾
ヴェーゼル大将「やはりオストバウは降伏したか!」
ヴェーゼル大将はQトルック新鋭の高速艦隊司令長官である。
オストバウ中将との死闘の末重傷を負い、ヘリコプターで旗艦「シュトゥルムヴィンド」へ戻ったのである
Qトルック海軍兵士A「はい。どうやら、長官のことは敵に気づかれたようです」
ヴェーゼル大将「あの時盗聴器を回収して置けばよかったな・・・」
Qトルック海軍兵士B「大変です!アルケオプテリクスが撃墜されたとの報告が入りました!」
ヴェーゼル大将「何!?墜落地点は!?」
Qトルック海軍兵士B「グッドウェイ泊地近海です!おそらく軍団連合艦隊に・・・」
ヴェーゼル大将「また軍団か!我が帝国はいつもあの民間組織にやられているのだぞ!強豪たるQQQQに負けるならともかく、民間組織だぞ!民間組織に負けるんだぞ!」
Qトルック海軍兵士A「長官、どうしますか?」
ヴェーゼル大将「当たり前だ!ラーテ閣下に許可を取って、直ちに軍団連合艦隊を叩き潰しに行くんだ!」
Qトルック海軍兵士A「はっ!直ちに閣下に報告いたします!」
司令部
ラーテ「何!?アルケオプテリクスがやられただと!?」
Qトルック通信兵「はい、グッドウェイ島近海にて撃墜されたとの報告が・・・」
ラーテ「グッドウェイ!?さては軍団だな!返り討ちにしおったか!もう許さん!ヴェーゼルに命令だ!直ちに高速艦隊を差し向けろ!」
ガチャ!
Qトルック海軍兵士A「ヴェーゼル大将が高速艦隊出航のきょ・・・」
ラーテ「許可する!というより命令だ!直ちに高速艦隊を出航させ、軍団の艦隊を壊滅させて来い!」
Qトルック海軍兵士A「了解!」
トルック湾
Qトルック海軍兵士A「閣下からの命令です。高速艦隊出航せよ、とのことです!」
ヴェーゼル大将「そうか!よし、直ちに出航だ!遅いヴィントシュトース達は置いていけ!シュトゥルム級のみで出航だ!」
Qトルック高速艦隊、出航
トルック湾沖
伊−61「む!トルック湾より強力なノイズ!」
伊−62「さては超兵器でしょうか!?」
伊−64「・・・超兵器のようです!おそらくシュトゥルムヴィンド!」
トルック南島沖
三笠中将「何!?超兵器!?」
新高大佐「先ほど第五潜水隊より連絡がありました。暴風型です」
三笠中将「シュトゥルムヴィンドか・・・」
新高大佐「確かトルック湾近海には、飛龍少将の艦隊が・・・」
三笠中将「まずいぞ!飛龍艦隊の船は一部を除いては全て旧式艦!このままでは・・・」
新高大佐「飛龍へ打電!『超兵器接近!』!」
トルック湾近海
飛龍少将「超兵器か・・・」
蒼龍大佐「しかもシュトゥルムヴィンド・・・」
大井大佐「シュトゥルムヴィンドといえば、最高速力100Qktを超える超高速巡洋戦艦ですよねぇ・・・」
飛龍少将「クーゲルブリッツの70Qktと比べればとんでもない速度だな・・・」
トルック湾沖
伊−61「あれはシュトゥルムヴィンドだ!尋常じゃない速度だぞ!」
伊−62「超高速巡洋戦艦ですか!?」
伊−61「おそらく究極の艦隊と言うべき新Qトルック艦隊の新戦力の内の1隻。ともなれば、その戦力を各個撃破するには絶好の機会・・・」
伊−62「しかしこちらの戦力は空母四、巡洋艦多数、駆逐艦十六・・・」
伊−64「相手は戦艦三・・・しかもどの艦も最高速力は100Qktを超えている・・・」
伊−61「厄介だな・・・」
伊−58(通信)「こちら潜七、敵超高速巡洋戦艦『シュトゥルムヴィンド』を補足!」
伊−61「やったぞ!位置は?」
伊−58(通信)「・・・北上しています。トルック湾近海です!」
伊−61「飛龍隊を狙っているのか?しかし敵にとっての最大の敵は大和元帥のはずでは・・・」
伊−58(通信)「我が軍団第一艦隊はトルック湾攻撃作戦のため東進中です!」
伊−61「そうか!位置を先読みしたのか!」
伊−58(通信)「敵司令官はヴェーゼル大将と思われます。クーゲルブリッツで内乱を起こした指揮官です!」
伊−61「あのラーテ政府派か・・・」
伊−58(通信)「我々の速度ではとても追いつけません!航空機以外の方法では・・・」
伊−61「分かった。通信を切るぞ!盗聴されると厄介だ!」
トルック湾近海
飛龍少将「狙いは大和元帥か・・・」
蒼龍大佐「長官に報告しておきますか?」
飛龍少将「いや、潜水隊が行ったはずだ」
大井大佐「我々も支援に向かいましょう!」
飛龍少将「そうだな。あいては超高速巡洋戦艦。その速力は脅威だからな。いくら最高速力33Qktに改装された大和元帥といえど、相手は100Qktは楽に越えるからな」
ロレッメガ沖
大和元帥「超兵器か・・・」
武蔵元帥「相手は究極艦隊計画の内の戦力です。この段階で撃沈しておかなくては、『NTBAS』と並ぶ脅威になるはずです」
大和元帥「飛騨型十二隻では太刀打ちできんからな・・・」
武蔵元帥「我が方には飛騨型十二隻、荒覇吐型二隻、播磨型一隻以外は超兵器はございません」
大和元帥「おい、少し足りんぞ。敵方としては、この俺と武蔵、あと越後に三河も超兵器の分類に入る。第一特潜と第二特潜の戦力も『水中超兵器』と恐れられているからな。ノイズは発しないが、飛騨型もノイズを発しないくせに超兵器だ。だから我々も超兵器に入る」
武蔵元帥「ともなれば・・・指令と私、越後元帥、三河元帥、飛騨型計十二隻、荒覇吐型計二隻、播磨型一隻、潜水艦十二隻・・・合計三十一隻です!」
大和元帥「Qトルックの超兵器は、この後交戦すると思われるシュトゥルムヴィンド級3隻、ティーバー級2隻、グロース・シュトラール級1隻、改グロース・シュトラール級1隻、改ティーバー級2隻、ナハト・シュトラール級5隻、ヴィントシュトース級20隻、Me1069多数・・・恐ろしい数だな」
武蔵元帥「N・シュトラール級とヴィントシュトース級は究極艦隊計画に入っていないためこれを除くとすれば・・・」
大和元帥「それでも恐ろしい数だ。一部では例の『NTBAS』は既に竣工していると言う話がある」
雪風少将「指令!ノイズです!」
大和元帥「遂に来たか!」
超高速巡洋戦艦「シュトゥルムヴィンド」艦内
ヴェーゼル大将「敵艦隊は迫りつつあるな・・・」
Qトルック海軍兵士A「敵が来たらこの38cm砲と61cm魚雷で撃沈してやりましょう!」
ヴェーゼル大将「うむ。速力はこちらが上だ」
シューーーーーーーーーーー!
Qトルック海軍兵士B「魚雷です!またも恐ろしい数です!」
ヴェーゼル大将「何!?」
ボゴーーーーーーーン!
Qトルック海軍兵士B「機関故障!」
ヴェーゼル大将「畜生、こんな時に!」
数分後
Qトルック海軍兵士A「機関修理完了!」
ヴェーゼル大将「すこし、燃料の無駄になったな」
Qトルック海軍兵士C「閣下!何か、向かってきます!」
ヴェーゼル大将「あれは・・・オストバウ!やはり裏切ったか!」
高速巡洋艦「クーゲルブリッツ」艦橋
オストバウ中将「ヴェーゼル、この前の借りは返してくれるぜ!撃て!」
ボゴン!
ボゴーーーーーーン!
超高速巡洋戦艦「シュトゥルムヴィンド」艦内
ヴェーゼル大将「おのれ!撃てー!」
ボゴン!
Qトルック海軍兵士C「このまま、振り切りましょう!」
ヴェーゼル大将「そのつもりだ!全速前進!特殊燃料も使え!」
ザバーーーーーーーーーーーー!(艦隊巡航中の音)
高速巡洋艦「クーゲルブリッツ」艦橋
オストバウ中将「全速前進!」
クルップ大佐「全速前進!」
ザバーーーーーーーーーーーー!
ブローム一等兵曹(通信)「機関、異常ありません!」
オストバウ中将「そうか。しかし意外にも、軍団の技術は進んでいたのか・・・これならラーテ政府の崩壊は近いぞ!撃て!」
ボゴン!
パシュシュシュシュシューーーーー!
ボゴーーーーーン!
超高速巡洋戦艦「シュトゥルムヴィンド」艦橋
Qトルック海軍兵士A「ヴィルヴェルヴィンド、被弾!」
ヴェーゼル大将「何!?まあいい、そのまま突撃だーーー!」
数分後、完全にオストバウ艦隊を振り切ったヴェーゼル艦隊。しかし特殊燃料は使い果たしてしまった
ヴェーゼル大将「ちっ!メインとの戦闘の前に使い果たすとはな・・・」
Qトルック海軍兵士A「敵艦です!あれは大和です!」
ヴェーゼル大将「やったぞ!撃て!」
ボゴン!
海上
大和元帥「特殊燃料を使い果たしたと言え、その速力は強力だ!撃て!」
ボゴン!
ボゴーーーーン!
大和元帥「よし、近頃泊地暮らしで腕がなまってないか心配だったぜ」
武蔵元帥「定期的な演習の成果ですよ」
ボゴーーーーン!
超高速巡洋戦艦「シュトゥルムヴィンド」艦橋
ヴェーゼル大将「畜生!さっきから被弾しっぱなしだ!撃て!」
ボゴン!
ボゴーーン!
乱戦は続き、大和、武蔵、ともに小破の損害
ヴェーゼル大将「よし、このまま高速で敵を包囲するぞ!」
Qトルック海軍兵士A「指令!前方から・・・5500t級軽巡が!」
ヴェーゼル大将「何ーーー!?」
海上
大井大佐「うまく敵を巻くことが出来たぞ!魚雷、全門、撃てーーーーーーーー!」
大井、北上は重雷装艦である。魚雷を大量に搭載し、それを敵艦にいっせいに発射する。このときは大井、北上、球磨、多摩、木曽、長良、五十鈴、名取、由良、鬼怒、阿武隈、川内、神通、那珂、夕張といった大量の軽巡がシュトゥルムヴィンドに向けて魚雷を発射した
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
魚雷、全弾命中
シュトゥルムヴィンド、大破。ヴィルヴェルヴィンド、オストヴィンド、衝突、さらに魚雷被弾で大破
全艦拿捕されたが、ヴェーゼル大将以下10両はヘリで逃げていた
大和元帥「敵将ヴェーゼル、またも逃したか・・・」
武蔵元帥「しかし超高速巡洋戦艦3隻を拿捕しました。究極艦隊計画も崩れ始めました!」
連合会議
松井元帥「高杉!北方を任せておいたら、今度はこんな失態を犯しやがって!」
松井元帥は再び怒った。もちろん、QQQQの行為にである
高杉元帥「なぜ我々が反論されなければならないんだ!?核は使ってないぞ!」
松井元帥「俺が言っているのは核ではない!」
高杉元帥「じゃあ荷電粒子砲か?」
松井元帥「荷電粒子砲禁止とは言ってないぞ!俺が言っているのは条約だ!」
高杉元帥「あんなもの、敗戦国の運命だ!」
松井元帥「なにをぬかすか!敗戦国がやられて国がめちゃくちゃになっているところを、戦勝国が蹂躙する、それでいいのか!?いいはずがあるまい!今回条約を提示したのは誰だ!?」
高杉元帥「高橋だ!」
松井元帥「高橋!貴様は独裁者か!」
高橋元帥「俺のどこが独裁者だ!?」
松井元帥「貴様が独裁者、いや、悪漢で無いとすれば、高柳!貴様だ!」
高柳大統領「な、何故この私が!?」
松井元帥「法律を変えなかった貴様が悪い!」
高柳大統領「何を言うか!たてついたものを処分して何が悪い!」
松井元帥「それが悪いんだ!独裁者と変わらん!」
高橋元帥「反乱者はとことん処分しなければ、反乱運動が起きるんだぞ!」
松井元帥「貴様は馬鹿か!むしろ処分した方が反乱運動が起きるぞ!貴様らは大量虐殺をした血も涙もないQタンクだとな!」←血も涙もない:チョロQの血はおそらく燃料だと思う。ガソリンは赤いし・・・
またもや激論となった。言うまでも無く、ブラック、ストマニカ両帝国跡地は、QQQQの兵士による市民虐殺が行われていた
松井元帥「貴様、確か『これ以上戦っても無駄な犠牲を増やすのみ』と言ったな。戦いを止めても無駄に犠牲が増えたではないか!我が思想を悪用している!ついでに追戦という言葉も悪用している!」
この松井元帥の意見は、他の連合国も賛成し、高柳大統領、高杉元帥、高橋元帥は袋叩きとなった
怒った彼らは攻撃隊を各国に派遣したが、各国の連合軍に返り討ちに合ったのは言うまでもない
パトラファック軍港
飛龍少将「間一髪、我が水雷戦隊が間に合いました」
大和元帥「あのままでも十分良かったかも知れんがな」
雪風少将「夕潮より入電!『QQQQの輸送船100隻を撃沈、護衛駆逐艦10隻を撃沈!』!」
大和元帥「でかした!報復作戦成功だ!」
南北双方で戦果を上げた軍団艦隊は、パトラファックへ集結、最終攻勢の準備を行った
第96話 終わり
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第97話(高杉さん作)。軍団を分かっているようで良かった良かった(おい)
第97話「QQQQ戦闘放棄」
高柳大統領「もうアンな会議はうんざりだ!」
高橋元帥「ほんとですよ!もう!」
高杉元帥「今回は高橋!貴様と言う奴はあんなむちゃくちゃな条約をつくりやがって!おかげで俺まで巻き添えだ!」
高橋元帥「なにをいうか!お前だってこっちに賛成してたじゃないか!」
高杉元帥「ふざけるな!今回はお前だけじゃなくて俺も行けばかったよ!このQQQQの恥さらしが!てめえなんぞ、除隊するぞこの役立たず!!」
高橋元帥「俺はもともと部隊の一員じゃない!」
高杉元帥「だまれ!この戦乱時代のただ働きが!」
高橋元帥「うるさいぞ、戦地で逃げた二等兵!」
高杉元帥「だまれこの独裁者!」
この喧嘩はついに6時間も続いた。
高橋元帥「はあ、はあ、はあ」
高杉元帥「はあ、はあ、はあ、はあ、はあ」
高柳大統領「・・・・・・・・・・ところで、喧嘩をしたのはいいが、どうすればいいか決まってんだろうな。」
高橋元帥「もちろんですよ!俺がじきじきに謝罪と条約変更を言い渡します!」
高杉元帥「ほう」
高橋元帥「そうすれば軍団も納得するでしょう。」
高杉元帥「だといいがな。軍団はそんなに甘くないぞ。いつでもお前の命を狙っているだろうからな。あんな独裁国は放っておけんと。それに他の連合軍も俺達をぶち殺しあるいは従え、この巨大な大陸を狙うという野心も持っているだろう。それに軍団は俺達を従え、このQQQQを大きく変えようと考えているだろうからな。」
高橋元帥「・・・・・。それでもいい。なんなら、俺が自分で殺されに行く!」
高杉元帥「いや、俺達だ。俺も一緒に行こう。どうせ死ぬなら、二人一緒に死のうじゃないか!」
高橋元帥「高杉・・・いや、それじゃだめだ。総司令部がいなくなる。」
高杉元帥「バカかお前は。後継ぎくらいは決めるさ。」
高橋元帥「だけどよ、天国ってどんなところかな?まだ見ぬ先輩や先に死んだ後輩、戦争でいなくなった友や親、その兄弟。いいところなのかな・・・。」
高杉元帥「(こいつ、本当に死ぬつもりだな・・)そうだな。でもいつか行けるさ!」
高橋元帥「いつかな!いつか必ず!」
高杉元帥「うん、絶対にいかなきゃならない場所だよ。Qならな。」
そして、旧ブラック帝国
ガララララ・ピシン!
旧ブラック帝国皇帝中野「なんですか?こんな場所に。反対運動の取締りなら・・・って、QQQQ?こ、これは失礼致しましたー!」
高橋元帥「いえ、かまいません。今日はちょっと用が合ってきたんです。実は、例の条約ですが・・」
そして・・・
中野元皇帝「ええ?という事は、私は再び皇帝に・・・」
高杉元帥「その可能性は充分有ります。改定案はこちらです。」
中野元皇帝「は、はい!どうも。読ませて頂きます。」
改定案:要求
1、殺す前の軍人、要人等は、すぐに執行を中止すること。
2、QQQQに予算の1%を払う事。
3、自衛は自国で行う事。
4、ブラック帝国とストマニカ帝国は合併する事。王国にするか、帝国にするか、共和国にするか等はQQQQは強制しない。
5、選挙権は、20歳以上なら、男女共に認める。
6、支配者は、選挙によって決める。
これらを理由に、QQQQは独立を認める。
賠償編
1、QQQQ駐屯軍は引き上げる。
2、復興資金はQQQQが全て出す。
3、死刑執行した軍人墓地の費用も復興資金に加える。
4、工業化を推進する。
5、軍隊立ち上げ費用も復興資金に入れる。また必要ならQQQQからある程度の軍を連れてくる事も認める。
以上
中野元皇帝「こ、これは!」
高杉元帥「この改定案は、高橋と一緒に作った物です。詫びもこめています。」
高橋元帥「あの時は本当に済みませんでした。ごめんなさい!」
高杉元帥「俺も謝ります!ごめんなさい!」
高橋・高杉「本当に済みませんでした!」
このとき、2両は泣いて土下座した。(戦車は普通、両で数えると思ったからこうしました。間違っていればすみません)
中野元皇帝「顔を上げてください。」
高橋・高杉「はい。」
中野元皇帝「わかりました。軍団とストマニカにも改定案がきたのとその内容、さらに詫びをいれてきたのを連絡しておきます。」
高橋元帥「誠に、ありがとうございます!なんとお詫びして良いか・・あの日の暴言、誠に申しわけ御座いませんでした!」
高杉元帥「ではこれで、失礼します。(ペコ)帰るぞ高橋。」
高橋元帥「・・・・ああ。失礼します。」
ガラララララ・ピシン!
中野元皇帝「えーーっと、ピポパピポ・・トゥルルルル・トゥルルルル」
QQQQ本国
高柳大統領「どうだった?」
高杉元帥「上手く行きましたよ。散々謝りましたからね。」
高橋元帥「俺も。コレで一安心。」
高杉元帥「おっと!むこうは安心だが、問題は軍団だな。コレでいよいよ正面からぶつかることになるのかな?」
高柳大統領「あの時は惨敗だった。おかげで、いつも俺達はあいつらの下・・。まきかえしたいなぁ・・・。」
高橋元帥「それは無理です。」
高柳大統領「なぜだ?」
高橋元帥「1、こっちの軍事力は向こうより劣っている。
2、作戦はすぐにばれる。
3、あいつらは連合軍の全ての軍を結集してくる。
これら3つがすべてある限り、我々は勝てません。」
高柳大統領「どうすればいい!?」
高橋元帥「もちろん、おとなしくする事。」
高柳大統領「やっぱりそれか・・。」
高橋元帥「ですがおとなしくしておけば、むこうもいちゃもんをつけないでしょう」
高柳大統領「そうだよなあ。そうするか。」
高杉元帥「そうそ。それが一番ですよ!今日は呑みましょう!俺がおごりますよ!」
高柳大統領「お、いいね!太っ腹!」
高杉元帥「へっへ!」
第97話 完
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第98話。冒頭でいきなり大戦の解説
第98話 GKU同盟崩壊 前編
言うまでも無く、この第五次キュワール大戦は、Qグリーン帝国、旧カルオス帝国、ウルタンク帝国の三国が同盟を結び、プロトン王国及び旧レイオガル王国に対し宣戦布告をしたことから始まっている
が、現在この大戦は、カルオスはレイオガルとの併合で連合国となり、Qグリーンは革命軍の処理に手を焼いており、ウルタンクは軍を派遣してかならず軍団にやられるという結果となっている。もはやこのGKU同盟軍は敵ではなく、もはや敵は強大なQトルック大帝国であった
Qトルック帝国は、今でこそグッドウェイ諸島を失い、本土と南トルック島の二島のみの領土だが、皇帝政時代にグリシネを占領する勢いだったという。これまで無敵を誇っていた連合軍が、あろうことか叩きのめされ、何度もトルック要塞攻略に失敗していた。もちろん、超巨大陸上戦艦「スレイブニル」による損害である
この「スレイブニル」は、100.0cm65口径砲、戦艦「ウルトラトルック」と同じタイプの56.0cm65口径砲、さらに多弾頭ミサイル発射機「SSM−V2」、新開発の40mmバルカン砲、さらにレールガン、対空パルスレーザー、誘導荷電粒子砲「KL−2」を搭載している
さらに速度は63kmほどと言う超高速で突っ走ってくる。もはや追いつけるタンクは一部の高速部隊のQタンクのみと言うものである
この脅威の戦車だが、空襲にも強く、以前ニャキーを空襲、壊滅させた「アルケオプテリクス」ですら撃破は不可能とまで言われている
超兵器には超兵器だ、と、ハバクックなどで攻撃を行ったが、空母による空襲も、艦砲射撃も失敗に終わった
とにかく軍艦よりも強いのである。軍団は特殊艦隊及び飛騨隊を出撃させることを検討中である
さて、北方の帝国、Qグリーン。陥落は目前であった
Qグリーン帝国 グリーンシティ(初代チョロQ大戦争にあった通り、Qグリーンの首都)
Qグリーン総統「何!?革命勢力が北上中だと!?」
Qグリーン秘書「はい、もはや南部地域は占領されました!」
Qグリーンは突如強大化した革命軍により、南部地域は占領され、もはや首都のある北部地域を残すのみとなった
Uグリーン元帥(通信)「こちら第1軍!このままでは突破されます!」
Qグリーン総統「畜生、革命軍め!」
Qグリーン秘書「ここまで押されるとは・・・」
Qグリーン総統「よし、かくなる上はジュラーヴリグだ!発進用意!」
ブロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ!
ジュラーヴリグ。意味はロシア語で「鶴」である
ちなみにアルケオプテリクスは「始祖鳥」だ
が、ジュラーヴリグはアルケオプテリクスを超えた戦闘能力を誇っている
なんとエンジンはヘリコプターと同じシステムになっている。つまり垂直離着陸、空中停止が可能になっている
速度も非常に高く、銃撃も敵タンクを木っ端微塵にする勢いである
おなじみ「超兵器」の仲間である
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
Qグリーン兵士A「発進!」
Qグリーン兵士B「何ですか?」←エンジンの爆音で声が聞こえない
Qグリーン兵士A「だから、発進だ!」
Qグリーン兵士B「通信機を使ってください!」
Qグリーン兵士A「発進!」
Qグリーン兵士B「了解!発進!」
ブロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ!
ジュラーヴリグ、発進
最前線
Tグリーン少佐「援軍がもうすぐ到着するとの報告が入った!皆、それまで耐え抜くんだ!」
ボゴン!
ズガガガガガガガガガガガガ!
ボゴン!
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガ!
数分後
Tグリーン少佐「やったぞ!援軍だ!」
遂にジュラーヴリグが到着した
ペテルブルグ大佐(ジュラーヴリグ機長。車種:T−34/76(43年型))(通信)「こちら1番機、無事到着したぞ!これより第3軍の支援を開始する!」
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!
銃弾の雨が革命軍に降り注いだ
革命軍T−34は木っ端微塵、装脚戦車も無残な姿になる
ジュラーヴリグは「鶴」というその名前とは裏腹に、恐怖の虐殺兵器なのである
さて、最新型潜水艦「夕潮」は、5隻の新型潜水艦とともに、グリシネへ帰還すべく南下していた
夕潮「こちら夕潮、現在タルタ海Qシュタイン沖。異常なし」
大和元帥(通信)「了解、そのままグリシネへ向かってくれ」
ピッ
夕潮「そのままグリシネへ帰投せよとのことだ。よし、そのまま南下だ!」
瀬戸潮「隊長!前方、謎のホールが!」
夕潮「何!?」
望潮「回避できません!」
夕潮「畜生!我々はこんなところで・・・」
その後、夕潮隊は消息不明となった
しかしこれはQQQQの重力砲ではなかった
謎のホール、その正体は不明である・・・
ただ、このホールが発生中、グリシネにある軍団総司令部では、同海域に強力なノイズが探知できたということがあった
が、あたりに超兵器は無かった・・・
軍団総司令部
松井元帥「夕潮からの連絡、途絶える・・・」
チリ元帥「異界への転移ではないですか?QQQQも戦国時代へ転移し、プロトンも日本本土へ転移したそうじゃないですか」
松井元帥「だとしたら、一体どこなのやら・・・」
Qグリーン本土
遂に第3軍は北部地域から革命軍を追い払った
が、第1軍、第2軍は未だ苦戦中である
しかしジュラーヴリグは5機生産されていた
これにより遂に革命軍を押し戻すことに成功したのである
が、それまでだった・・・
Qグリーン総統「あろうことか民間に対しこれまでの兵力と弾薬、兵器を用いてしまったとは・・・」
Qグリーン秘書「コンドラチェンコですらあまり役に立たなかった・・・コンセプトは良かったのに」
Uグリーン元帥「閣下!敵襲です!6発牽引式!おそらく『FUGOKU』です!」
Qグリーン総統「富嶽か!」
超重爆撃機「富嶽」。いうまでもない、軍団の長距離爆撃機である
大量生産が向かない「富士」の代わりに、軍団海軍が開発したものだ
B−29JとB−32が空軍の戦略爆撃機ならば、連山と富嶽は海軍の戦略爆撃機だ
富嶽は遂に四二式爆弾を投下した
四二式は気化爆弾だ。いわゆる大量破壊兵器に入る。しかし核ではないのだ。軍団もこれに目をつけた
そして猛爆、遂にQグリーン総統邸も炎に包まれた
消防隊長「急げー!閣下を救うのだーーー!」
消防隊員「閣下はこの先のはずだーー!行くぞーーー!」
この後、なんとQグリーンは講和をしようとしたという
が、ウルタンクが残された
遂にウルタンクは軍団に対し総攻撃を行うことを決意、大艦隊を南下させた
北方警戒隊の夕潮隊亡き今、遂に第2特殊潜水隊及び第五、第八潜水隊がウルタンク艦隊をとめる任務にあたった
空母「エセックス」以下数百隻。これを叩くのである
伊−58「Qカラー戦と同じだ。しかし今度は一気に全門発射する。雷撃用意!」
ガチャン!
伊−58「てっ!」
パシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシューーーーーーーーーーーーーーーーー!
海上
駆逐艦フライシャー「あ、あれは!」
タイコンテロガ少将「魚雷だーーーーーーーーーーーーーー!」
駆逐艦ソーフレイ「前のように炎上などしないぞ!機銃を叩き込め!」
ズガガガガガガガガガガガガガガガ!
駆逐艦ラドフォード「ダメです!」
駆逐艦シンプソン「そう簡単に諦めるな!」
駆逐艦ハットフィールド「これでは命中は免れない!」
駆逐艦フレッチャー「我々が露払いとなるんだ!空母を守りきれ!」
ズガガガガガガガガガガガガガガガ!
駆逐艦パーカー「撃て!」
ボゴン!
ズガガガガガガガガガガガガガガガ!
巡洋艦スプリングフィールド「敵は多くは無いぞ!撃ちまくれ!」
ズガガガガガガガガガガガガガガガ!
ボゴーーーーーーーーン!
駆逐艦ロゥ「我機関故障!これより避退する!」
駆逐艦フィリップ「フライシャー隊長!やられました!」
駆逐艦フライシャー「畜生!」
駆逐艦アレン・M・サムナー「こちら第3駆逐隊、ルイス・ハンコックが大破!」
駆逐艦フレッチャー「駆逐艦3隻大破・・・」
ボゴーーーーーーーーーーン!
戦艦ミズーリ「畜生!サウス・ダコタがやられた!」
エセックス中将「なんてことだ。我々はまだ攻撃を仕掛けていないぞ!」
駆逐艦フライシャー「爆雷投下!」
パシューーーーーーーーー!
ドボーーーーン!
ボゴーーーーーーーーーン!
駆逐艦マナート・L・アベール「敵潜健在!」
駆逐艦フライシャー「何!?」
ウルタンク艦隊、再び大損害
しかし、遂に航空隊が発進した
目的地はアウトパーヤ。ゲトラ軍はここにはいなかった
ツインワスプ大佐「目標発見!」
ダブルワスプ中将「攻撃用意!」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
ダグラス少佐「撃てーーーーーーーーー!」
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!
ヒューーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
ボゴーーーーーーーーーーーーーーン!
爆撃は大成功、ウルタンク最後の作戦成功となった
第98話 続く
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中編。末期作としては珍しく元ネタが。分かる人は少ないと思う
第98話 GKU同盟崩壊 中編
グリーンシティ
Qグリーン将校「敵襲ーーーーーーーーー!」
Qグリーン総統「軍団か・・・」
Qグリーン秘書「敷島を設計したのは、軍団だったそうです」
Qグリーン総統「どうりで強いわけだな。同盟国も軍団の恐ろしさに作戦のほとんどが中止されたらしいからな」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
ヒューヒューヒューヒューヒューヒュー!
ボゴーーーーーーーーーン!
猛爆は続いた。革命軍は全滅、しかし遂にQグリーンも国力を使い果たした
消防隊員「閣下!避難してください!」
Qグリーン総統「分かった!急ぐぞ!」
同じ頃、遂にQトルック帝国は、奇襲作戦を行うこととした。その目標はウルタンク。未だ3極構造だ
潜水艦「UB−1700」。軍団の潜特型のように、艦載機を搭載している
機体は「Go−300」。誘導爆弾を搭載している
艦長は「シュトース中将」。優秀なラーテ派将校だ
デスゴッド沖
シュトース中将(車種:ティーガーI後期型)「そろそろ発進予定地点だ。浮上!」
ザバーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
直後、ウルタンクの海防艦が寄ってきた
ウルタンク将校「あれはQトルック艦だ!」
ウルタンク兵士A「隊長、Qトルックの潜水艦がここに寄港するなんて聞いてませんよ!」
ウルタンク将校「どういうことか分からん!」
UB−1700艦内
Qトルック海軍兵士A「艦長、ウルタンクの船です。なにやらたくさんいます」
シュトース中将「全艦撃沈せよ!我々はブルドーザー皇帝暗殺のために来た!」
Qトルック海軍兵士B「了解!」
ウィーーーーーーーーーーーーン!
海防艦艦上
ウルタンク将校「何だ?」
ボゴン!
ボゴーーーーーーーーーーン!
ウルタンク将校「撃って来たぞ!撃ち返せ!」
ボゴン!ズガガガガガガガガガガガガガガガガ!
ウィーーーーーーーーーーーーン!
ウルタンク兵士B「隊長!ハッチが開いています!あ、あれは!ホルテンです!ホルテン爆撃機です!」
ウルタンク将校「何!?」
シュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
UB−1700艦内
シュトース中将「一番機発艦か。よし、そのまま発進だ!」
シュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
海防艦艦上
ウルタンク将校「撃て!」
ボゴン!ズガガガガガガガガガガ!
ボゴーーーーーーーーーーーーーーン!
ウルタンク将校「畜生!総員退艦!」
ボゴン!
ボゴーーーーーーーーーーーン!
ウルタンク哨戒隊、壊滅
シュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
UB−1700艦内
シュトース中将「三番機も出て行ったか。よし、潜航用意!」
ウィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
Qトルック海軍兵士A「主砲収納完了!」
Qトルック海軍兵士B「発進用ハッチ閉鎖完了!」
シュトース中将「潜航!」
ザバーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
Qトルック航空隊
シュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
フェロー元帥「もうすぐ目標だぞ。意外にも敵機がいないな・・・」
二番機機長(通信)「張子の虎とはこのことですな」
フェロー元帥「そうだな」
三番機機長(通信)「そろそろ首都ですね」
シュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
フェロー元帥は以前、連合軍への爆撃を敢行、ことごとく乗機を撃墜された爆撃隊隊長だ
今度はUB−1700に収容された特殊攻撃隊の隊長となり、ブルドーザー皇帝暗殺作戦に参加することとなった
首都ウルタンク
一番機爆撃手「見えました!あれです!」
フェロー元帥「よし・・・撃て!」
パシューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
フェロー元帥「二番機、三番機も撃て!」
パシューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
パシューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
ブルドーザー皇帝の家は見事に破壊された
シュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
ノースロップ中将(ウルタンク精鋭航空隊長。機種:P−80シューティングスター)「畜生!追いつけねぇ!」
P−80「先ほど機体が見えましたが、ホルテンの拡大型のような・・・」
ノースロップ中将「ホルテンだと!?あの全翼機『ホルテン』の拡大型だと!?」
P−80「はい!おそらくかなりの速力を発揮していると思われます!」
同じ頃、ウルタンク南部沖に、1隻のUボートが迫っていた
艦名は「UB−2000」。これも海中空母だ
こちらは飛行甲板を保有している。浮上時に自動的に甲板上の水を排水するシステムがついているため、すぐに離着艦が可能だ
単独行動が可能だが、北方任務には向かない。やはり南方国家Qトルックの艦だ
艦長は「プフィール少将」。シュトースの同期だ
UB−2000艦内
プフィール少将(車種:ティーガーI中期型)「辺りに敵艦艇は?」
Qトルック海軍兵士C「ありません」
プフィール少将「では航空機は?」
Qトルック海軍兵士C「ありません」
プフィール少将「友軍機は?」
Qトルック海軍兵士D「ありません・・・・いや、3機です!北方より3機!」
プフィール少将「分かった。浮上!」
ザバーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
海上
シュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
フェロー元帥「よし、着艦だ!」
シュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオ・・・・・
数分後、全機着艦完了
しかし・・・・
一番機操縦手「敵襲です!敵機が多数!」
プフィール少将「何!?」
シュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
ノースロップ中将「浮上中か・・・チャンスだ!撃て!」
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガ!
ボゴーーーーーーーーーン!
Qトルック海軍兵士D「甲板に被弾しました!このままでは潜航できません!」
プフィール少将「ちっ・・・このまま行くしかないか・・・」
Qトルック海軍兵士E「艦長!6時の方向より敵機!」←6時の方向:真南のことを指す
Qトルック海軍兵士C「あれは・・・軍団です!」
プフィール少将「何!?」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
烈風「あれはウルタンク航空隊か・・・よし、Qトルック潜を攻撃だ!」
彗星「攻撃開始!」
ヒューーーーーーーーーーーーーーー!
ボゴーーーーーーーーーーン!
UB−2000、大破
プフィール少将「畜生!このままでは・・・」
フェロー元帥「降りるしかないな・・・」
Qトルック海軍兵士E「艦長!5時の方向より敵艦艇!」
それは軍団の海防艦だった
海防艦上
軍団将校「あれか・・・」
軍団兵士「主砲装填完了です!」
軍団将校「よし!目標は敵潜だ!てっ!」
ボゴン!
ボゴーーーーーーーーーーン!
海上
プフィール少将「総員退艦!」
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーン!
UB−2000、沈没
海防艦上
軍団将校「目標撃沈!よし、警戒を続けろ!」
海上
シュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
ノースロップ中将「貴官らの支援に感謝する。我々は帰投する」
烈風「分かった。我々も帰還する」
ノースロップ中将「実はもう1隻いたが・・・これは我々で片付ける。では」
シュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
烈風「GKU同盟は、崩壊のようだな」
彗星「では、帰還しましょう」
烈風「うむ」
続く
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後編。出せなかった潜水艦を出し放題
第98話 GKU同盟崩壊 後編
その後、UB−1700艦内
シュトース中将「爆破には成功したようだな」
Qトルック海軍兵士A「このまま帰還しましょう」
Qトルック海軍兵士B「艦長、先の攻撃で受けた損傷を修理しましょう。我々もラジエーターの問題が・・・」
シュトース中将「そうだな。よし、浮上!」
ザバーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
UB−1700甲板
シュトース中将「まさか漁船の網も引っかかってたとはな・・・」
Qトルック海軍兵士A「あの海防艦集団の中に漁船が混じってたようですね」
同じ頃・・・
エセックス中将「何!?皇帝の家が破壊された?!」
エンタープライズ大佐「そのようです。我々はすぐに北上しましょう!」
エセックス中将「そうだな。すぐに皇帝の家を奇襲した奴を撃破せねば!」
エンタープライズ大佐「先ほどの報告では、敵潜1を撃沈、北方にもう1隻いるとのこと!」
エセックス中将「そいつらを叩くか
巡洋艦スプリングフィールド「我々の水偵を射出しましょう」
エセックス中将「そうだな。スタンバイが出来ているのは君たちの機体だけだ」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
巡洋艦隊の艦載機はOS2Uキングフィッシャー。観測機だ
爆弾も搭載可能である
数分後、UB−1700甲板
Qトルック海軍兵士A「敵襲!水上機です!」
シュトース中将「何!?」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
OS2U「見つけたぞ!投下!」
ヒューーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
ボゴーーーーーーーーーーーーン!
シュトース中将「畜生!潜航だ!」
ザバーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
海中
潜水艦アルバコア「敵潜は潜航したようだな」
潜水艦ジュゴン「雷撃用意!」
潜水艦アーチャーフィッシュ「雷撃用意!」
ガチャン!
潜水艦トリガー「撃て!」
パシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシューーーーーーーーー!
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーン!
UB−1700艦内
シュトース中将「何だ?!」
Qトルック海軍兵士A「魚雷です!被弾数5!」
シュトース中将「何!?」
海上
駆逐艦フライシャー「やっと到着したぞ!」
駆逐艦フレッチャー「ヘッジホッグ投下!」
パシューーーーーーーーーーーー!
ドボーーーン!
海中
潜水艦ガトー「水上よりヘッジホッグ!」
潜水艦アーチャーフィッシュ「とどめだ!撃て!」
パシュシュシュシュシュシュシュシュシューーーーーーーーーーーーー!
UB−1700艦内
Qトルック海軍兵士B「魚雷、雷数・・・数え切れません!」
シュトース中将「回避!」
Qトルック海軍兵士A「上からは爆雷投下音!」
シュトース中将「何!?」
海中
潜水艦ジュゴン「命中まで10・・9・・8・・7・・6・・5・・4・・3・・2・・1・・」
ボゴーーーーーーーーーーーーン!
海上
駆逐艦フィリップ「命中!」
駆逐艦フライシャー「やったぞ!」
OS2U「我がウルタンクをなめていた証拠だな・・・敵前浮上とは・・・」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオ・・・
UB−1700、沈没
こうして、ブルドーザー皇帝暗殺隊は全滅した
さて、皇帝の城だが・・・
すでに瓦礫と化していた。しかしブルドーザー皇帝はその時刻、城にいなかった。もちろん本来ならいる時刻である。実は爆撃の数分前・・・
ブルドーザー皇帝「何!?Qトルック機だと!?」
バルバロッサ元帥「はい。どうやら閣下を狙っているようで」
ブルドーザー皇帝「そうか。よし、すぐに避難するぞ!」
と、近辺の陸軍基地へ避難していたのだ。だから被害は免れたのだ
翌日
ブルドーザー皇帝「本日我々ウルタンク帝国は、Qトルックに対し、断固とした攻撃態勢をとることとする。既に三極構造の時代は終わった。我々は帝国、連合、いずれの陣営につくか。それは連合だ!」
歓声が飛び交う中、皇帝はそう演説した
ブルドーザー皇帝「我が城を爆破したのは決して軍団ではない!そのことは大破した海防艦の乗組員が語った。彼らの証言では『艦影は見る限り、軍団の船にあらず』と。そしてエセックス中将の言う『敵前浮上』。軍団はするはずもない行動だ。さらに堂々国旗を揚げていた!その旗は・・・Qトルックだった!さらにフライシャー隊の猛攻、ガトー隊の猛攻。彼らも軍団の潜水艦ではないと考えたらしい!既に大戦の結果は決まったも同然!我々は連合に入る!GKU同盟は本日を持って連合軍へ移行する!GKU帝国陣営は遂に崩壊を迎えたのだ!」
そしてグリーンシティでも
Qグリーン総統「本国は国力を使い果たした。このまま帝国陣営にいてもいい事はない!我々は遂に連合へ入ることを決めた!GAとも同盟を結ぶぞ!」
こうして、GKU同盟は帝国同盟としての価値を失い、Qトルックは孤立したのである
いや、Qトルックは孤立ではなく「独立」したのだ。脅威は未だ残る・・・
第98話 終わり
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第99話。無茶苦茶な展開・・・
第99話 逆転の太平洋
夕潮隊は、謎の海にいた
平和そうな海である。しかし、西の方から空母が迫っていた。見るからに普通だ。軍団の赤城、加賀、蒼龍、飛龍であろう。しかしその近くに旗艦「長門」の姿はない・・・
夕潮「おかしいな・・・何故こんな陣形なんだ?」
望潮「たしかに。何故一航戦と二航戦が同じ艦隊を組み、護衛が金剛型・・・」
瀬戸潮「・・・先のホールの影響でしょうか?」
夕潮「転移か?」
見ると、甲板から航空隊が飛び立っていく。しかしその機種は・・・
夕潮「零式艦戦二一型、九九式艦爆、九七式艦攻・・・ひとつ前の世代の機体ではないか!」
望潮「転移先はまさか・・・」
夕潮「総帥から聞いたことがある・・・ある世界の1942年、ある島の近辺で大海戦が起こった。損害は一方的なものだった。と・・・」
そう、彼らのいるところは・・・
MIDWAY ISLAND。かの大海戦の起こった海域だ
史実では戦艦大和の初陣でもあり、日本の敗勢の始まりでもあった
戦力には圧倒的な差があり、日本海軍有利。しかし大敗北となった
もちろん敵艦隊がいることをつかんでおり、当時の連合艦隊旗艦「大和」でも敵艦隊の無線を傍受したのである
さらに戦艦「伊勢」には電波探信儀を搭載。日本側はミッドウェイ攻略をハワイ攻略の足がかりとし、また残存する敵空母の撃沈を目当てとしていた
が、主力艦隊側は敵機動部隊がいるとは思いもよらず、米艦隊に壊滅させられたのである
そして連合艦隊が米艦隊に与えた損害は、空母「飛龍」の反撃と潜水艦「伊−168」の攻撃による空母「ヨークタウン」撃沈、そして駆逐艦「ハンマン」の撃沈、航空機100機撃墜のみであった
夕潮隊はそんな大海戦が起ころうとしている海域にいたのだ
同じ頃、軍団第一、第二艦隊の一部も転移した
海域 ミッドウェイ沖
空母瑞鶴艦内
零戦五二型「隊長、海域が変わっております!電探に感あり!空母4、戦艦2、重巡洋艦2、軽巡洋艦1、駆逐艦12、給油艦5!」
震電「・・・聞いたことのある陣形だな」
烈風「さらに電探に感あり!空母1、重巡2、駆逐艦6!」
震電「やはり・・・」
秋水「何の陣形ですか?」
震電「おそらく、ミッドウェイだ」
秋水「真珠湾をパクったクソ映画ですか?」←アメリカが適当に作ったクソ映画。日本公開版の録画はプレミア物(おい)
震電「違う、海戦自体だ。海戦自体の陣形だ!」
秋水「え?!と、言うことは・・・」
震電「時空転移とはこのことだ。QQQQが体験したあれだ!」
秋水「そういえばQQQQは1945年、各地域に原爆を数発投下、壊滅させたと・・・」
震電「それを阻止するんだ。それが我々の任務だ。原爆を使うのをとめればよい。しかし時期が早いな。ミッドウェイ海戦は1942年6月だ」←正確には6月5日
秋水「・・・いずれにせよ枢軸国も開発していたはずです」←特にドイツが。枢軸国はレーザー兵器も開発していた
震電「そういうことだ。まず様子を見るとしよう」
・・・・・・・・・・・・そして
零戦五二型「先の空母より艦載機が!」
震電「第一次攻撃隊だ!攻撃目標はミッドウェイの地上施設!」
秋水「隊長、なぜそこまで知っているので?」
震電「・・・総帥が言っていたんだ。隊長昇進時にな。指揮官にはそういったことも知らされる」
秋水「そうだったんですか」
震電「・・・夕潮隊も転移したはずだ。直ちに夕潮に打電!『本海域はミッドウェイ近海なり。我々は連合艦隊の支援を行う!』!」
秋水「・・・歴史変更、ですか?」
震電「そうだ。QQQQも本能寺に攻め込んだ明智軍を殲滅したからな」←結構初期の話なので忘れてしまった方々も多いはず
秋水「それどころじゃありませんよ!それはただの反乱ですが、これは思いっきり大海戦です!」
震電「・・・そのとおりだ。我々はそのために来た。高杉だって長篠、いや新城で、大型噴進砲を武田軍に叩き込んだからな!」←長篠の戦いにおいて高杉軍がグレードブラスターを武田軍にぶち込んでます
秋水「戦国時代で大型ミサイルなんで・・・思いっきり未来兵器ですよ!」←大型ミサイルのモデルであろう巡航ミサイルはドイツ軍のV2ミサイルが最初、のはず
震電「・・・我々も1942年当時の装備ではないからな。この瑞鶴にも噴進砲がついている。そして我々も、史実では完成はしたが、一度も空中戦に出たことのない航空機だ。烈風と零戦五二型はともかく、私は3回、秋水に至っては1回しか飛んでいない機体だ!」←瑞鶴に噴進砲がついたのは1944年、烈風は1944年、零戦五二型は1943年(1942年?)、震電、秋水は1945年完成
秋水「隊長、我々は何をすれば・・・」
震電「攻撃目標ミッドウェイ地上施設。敵施設を殲滅させ、南雲艦隊を敵艦隊攻撃に向けさせる。と言ったところか」
秋水「南雲艦隊?」
震電「うむ。この海戦は連合艦隊は当時の司令長官山本大将の指揮下にある山本艦隊、そして攻撃艦隊の南雲機動艦隊、ミッドウェイ島占領の近藤艦隊(「提督の決断III」攻略時に大和に乗せてた・・・)と、支援の栗田艦隊(「提督の決断III」では小沢艦隊に所属してた)、護衛の田中艦隊、そして潜水艦隊といった多数の戦力を以ってミッドウェイを攻撃した。潜水艦隊はもちろん索敵を行った。そして別働隊としてアリューシャンのアッツ島を攻撃した北方艦隊がいる。これが当時の陣形だ。山本長官に関しては、高杉が接触したという話がある」
秋水「南雲艦隊は空母4とのことですが、当時日本の主力空母は6隻だったのでは?」
震電「当時の主力空母が6隻だったということは知ってたとはな。この海戦では『赤城』『加賀』『蒼龍』『飛龍』が参加していた。では『翔鶴』と『瑞鶴』はというと、いずれも同年5月の珊瑚海海戦において『偵察機のパイロットが下痢で休んでしまったため』、艦載機を多数損失し、翔鶴も大破してしまった。この珊瑚海海戦は日米双方ともに空母1大破空母1沈没と言う結果に終わった。米側は正規空母の『レキシントン』、日側は軽空母の『翔鳳』が沈没、大破したのは翔鶴とヨークタウンだ。珊瑚海での戦闘は米軍の勝利に終わったわけだ」
秋水「と言うことは米側は空母3〜4・・・ですね」
震電「うむ。実際、3隻参戦していた。『エンタープライズ』、『ホーネット』、そして『ヨークタウン』だ」
秋水「え?!ヨークタウンは大破していたのでは?」
震電「突貫工事で修理、無理やり戦線に復帰させた、と言ったところか。レキシントン級のサラトガはまだ本土にいたし、ワスプは大西洋から太平洋に向かう途中だった。だからヨークタウンしか残ってなかったんだな」←レキシントンが沈没したため大西洋にいたワスプが引き上げられた
秋水「ところで米側の戦力は?」
震電「スプルーアンス艦隊が空母2、重巡5、軽巡1、駆逐艦13、そして給油艦3、そしてもうひとつ、先ほど発見したフレッチャー艦隊が空母1、重巡2、駆逐艦6だ。そして我々が空母5、戦艦4、重巡以下多数、潜水艦が6だな。圧倒的日本側有利だ」
秋水「では圧勝ですね」
震電「しかしここで普通に勝ってはな。我々は地上施設攻撃を行う。全員対地攻撃装備だ!」
ガチャン!
震電「私と秋水も発艦する。行くぞ!」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
シュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
五航戦より航空隊発進
ミッドウェイ島
艦攻機長「てっ!」
ヒューーーーーーーーーーーーーーーー!
ボゴーーーーーーーーーーン!
艦攻操縦手「損害軽微の模様です」
艦攻通信手「『損害軽微の模様。第二次攻撃の要ありと認む』。以上!」
艦攻機長「後方より敵機!」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
零戦五二型「ここがミッドウェイか。重要拠点のようだな」
烈風「F4Fだ!行くぞ!」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
ズガガガガガガガガガガガガガ!
ボゴーーーーーーーーーーーーーン!
烈風「撃墜!」
艦攻通信手「機長、あの機体は!?」
艦攻機長「俺にも分からん。日の丸がかかれているが・・・あの太さ、鹵獲機か?!」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオ!
艦攻通信手「機長、あちら側には零戦が・・・」
艦攻機長「零戦だが・・・色が緑色だ。それになんか違うぞ」←二一型と五二型ではエンジンが違う
艦攻操縦手「味方であることは変わりないので、離脱しましょう」
艦攻機長「そうだな。帰投するぞ」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオ!
烈風「友軍航空隊は帰還していくな。第二次攻撃隊は艦艇攻撃部隊だからな。我々が基地攻撃隊となるぞ!」
彗星「攻撃開始ーーーーーーーー!」
ヒューーーーーーーーーーーーーーーーー!
ボゴーーーーーーーーーーーーーーン!
空母「赤城」艦内
通信兵A「『・・・第二次攻撃の要ありと認む』とのことです」
南雲中将(第一機動部隊司令官)「第二次攻撃隊の魚雷を爆弾に換装せよ」
草鹿少将(第一機動部隊参謀長)「だ、第二派を爆装にするんですか?」
南雲中将「まだ敵艦隊は発見されていない。おそらくは・・・」
機動部隊前方
ザバーーーーーーーーー!
夕潮「赤城に打電!『我キュワールの民なり。我が艦隊がミッドウェイ島攻撃を行う』」
望潮「だ、打電ですか!?」
夕潮「このままでは雷爆交換されてしまうからな。艦橋に日の丸を揚げろ!敵と誤認されるな!」
空母「赤城」艦内
通信兵A「前方より潜水艦浮上!見た事のない形です!」
南雲中将「敵か?!」
通信兵B「日の丸が揚がっています!友軍が鹵獲したものとおもわれます!」
通信兵A「発光信号です!『我キュワールの民なり。我が艦隊がミッドウェイ島攻撃を行う』・・・」
通信兵C「キュワールって、まさか・・・」
南雲中将「艦隊内部で伝わっていたらしいな・・・」
通信兵A「確か戦国時代に巨大な得体の知れない武器を使って並み居る敵を次々と撃破し、今なお東北にその跡を残す謎の兵器を持つ組織・・・確かQQQQでしたかね。キュワールとやらから・・・」
草鹿少将「キュワールだと?!それは大昔の話ではないか!それが何故・・・」
機動部隊前方
夕潮「よし、打電完了!これより潜航する!」
ザバーーーーーーーーー!
空母「赤城」艦内
通信兵A「潜水艦は潜航しました!」
通信兵B「とにかく、雷爆転換は取り消しましょう」
南雲中将「キュワールの民とは・・・」
通信兵C「やはり・・・」
南雲中将「すぐに配置に戻れ!攻撃隊発進用意!」
通信兵A「ハッ!」
第99話 続く
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第99話航空編。無理して伊号を載せた結果・・・
第99話 逆転の太平洋
空母「飛龍」艦内
飛龍は二航戦の旗艦である
闘将といわれた山口少将(当時)が指揮していた
山口少将(第二航空戦隊司令官)「雷爆転換取り消し?一体何のための命令だったんだ?キュワール?ああ、あの高杉とかいうやつの話か」
通信兵D「キュワールのとある国の潜水艦、ですか・・・」
通信兵E「とりあえず、配置に戻ろう」
通信兵F「ところで格納庫で何か騒ぎが起こっているらしい」
同艦格納庫
艦攻機長「蒼龍に搭載されていた二式艦偵は、聞いた話じゃ空技廠で開発されている新型艦爆が、強度の問題で製作が難航しているらしい」
艦爆乗り「だからまだ九九式しかねぇってことか。おまえが前に言ってたな。さっさと最新型に乗り換えたいぜ」
艦攻機長「だがな、そいつが現れたんだよ!ミッドウェイに!」
艦爆乗り「そんなわけねぇだろ!開発中の機体が出てくるかよ!蒼龍搭載の二式艦偵の見間違いじゃないのか?」
艦攻機長「いや、艦爆だったよ。戦闘機の護衛がいたし、大体垂直尾翼の帯の色が・・・」
艦爆乗り「なんだったんだよ」
艦攻機長「ここにいないはずの瑞鶴搭載機だったんだぞ!なんで五航戦がいるんだか俺もわかんねぇよ!」
機体整備員「攻撃隊発進用意との連絡!敵の機動部隊がいるって連絡が筑摩から入った!」
艦攻機長「敵機動部隊だと!?」
艦爆乗り「厄介だな・・・まあ、その新型艦爆がいりゃあ大丈夫だろ。にしてもなんで連合艦隊は極秘で瑞鶴を出撃させたんだ?」
艦攻機長「さあな。翔鶴が大破したから無理だと思ったんだがな。もう一つすごい奴を見かけたぜ」
艦爆乗り「今度は何だよ」
艦攻機長「それはな、なんと新型の零戦だ!」
艦爆乗り「零戦も新型か!敵機もどんどん強くなってて、ラバウルじゃあB公が堅くて困ってるらしいしな」←B公:ここではB−17のこと。B−17の「B」から来た。抽選で決まったんだそうな
ガチャン!
機体整備員「魚雷搭載完了!」
艦攻機長「で、だな。さらにすごい奴も見たぜ。グラマンみてぇなぶっとい機体が緑色に塗られて、日の丸がかかれてやがった。友軍であることは確かだが、結構でかかったぜ」
艦爆乗り「そりゃ鹵獲機か新型機だ。試作機でも運んできたんだろ」
艦攻機長「ん?そろそろ出撃だな」
艦攻機銃手「機体を甲板に上げるので早く乗ってください!」
艦攻機長「分かった。では、生還できれば、またここで会おう」
ミッドウェイ島沖 米機動部隊
旗艦「エンタープライズ」
スプルーアンス少将(第16任務部隊指揮官)「敵機動部隊がミッドウェーを叩いたのか。こちらにはまだ気づいていないようだな」
マレー大佐(「エンタープライズ」艦長)「しかし、新型機が現れたそうです」
スプルーアンス少将「そうか。新型か。で、落とせたのか?」
マレー大佐「予想以上に強かったそうです」
スプルーアンス少将「新型というからには強いんだろう。警戒を厳重にせねば」
ミッドウェイ沖 軍団艦隊
空母「瑞鶴」艦内
ウィーーーーーーーーーーーン!
零戦二一型「戻ってきましたか」
震電「ああ。ミッドウェイはやはり南方の孤島だな」
零戦二一型「問題はフレッチャー艦隊が我々を日本艦隊と見て食いつくか、ですよ」
震電「大丈夫だろう」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオ!
震電「何だ!?」
零戦二一型「敵機のようです!」
震電「何!?飛行中の機の内、燃料及び損傷状態に余裕があり、弾薬が残っているものは空戦に入れ!」
秋水(通信)「どうやら索敵機のようですよ。少し攻撃を行っておいて、見逃しておきましょう」
震電「そうだな」
数分後、索敵機は遁走(退却)した・・・
震電「我々は攻撃主導艦隊でもあり囮でもある。南雲艦隊が米艦隊の空母を撃沈できるかだな。総帥の行った図上演習では3隻の空母は南雲艦隊のみで楽に撃沈することが可能らしい。さらに潜水艦隊の支援が入ればさらに損害を軽く出来るそうだ」
秋水「夕潮隊を派遣しますか?」
震電「出来ればそうしたいところだ。が、いくら俊足の夕潮隊でもスプルーアンス艦隊、もしくはフレッチャー艦隊に追いつくことは・・・」
秋水「相手は向かってくるんです。これならいいでしょう」
震電「そういえばそうだ。相手はミッドウェイを叩かれただけだ。我々が反復攻撃に出るまでに空母三を撃沈できればいい」
秋水「支援艦艇もさっさとやっつけておきましょう」
零戦二一型「隊長!敵潜水艦隊を発見したようです!」
震電「そうだ!ミッドウェイには当時最新鋭のガトー級を始めとする米潜水艦隊がいたはずだ!」
秋水「それはまずいですよ!」
震電「いや、当時、潜水艦が狙うのは輸送船と決まっていた。戦闘艦艇、特に空母や戦艦、巡洋艦を狙ったのは第二次大戦でプリーン大尉の乗艦、U−47による戦艦ロイアル・オーク撃沈、ミッドウェイ海戦での伊−168潜のヨークタウン撃沈、ソロモン海戦での伊−19による空母ワスプ撃沈、伊−58による重巡インディアナポリス撃沈ぐらいだ。ほとんどが伊号潜だが、総帥は大西洋方面で起こった海戦はほとんどが通商破壊戦で、海戦といえる海戦はほとんどビスマルク追撃戦だけだったそうだ。で、確か総帥の図上演習でもおそらく米潜水艦隊は索敵のみを行うであろうとされていた」
秋水「総帥の行うような戦略ではない、ということですね」
震電「というよりも、当時の潜水艦は探知されやすく、もし駆逐艦に見つかろうものなら爆雷の嵐を受ける結果となったであろう。しかも大戦末期ともなれば『ヘッジホッグ』という小型爆雷を大量に投射し、1つでも潜水艦に命中すれば全ての小型爆雷が爆発する新型爆雷が開発されたから、Uボートの被害は甚大なものとなった」
秋水「で、日本は潜水艦の使い方を間違えた、と・・・」
震電「うむ。その点独や米は優れていた。それぞれともに海上封鎖用に潜水艦を使っていた。日本はといえば航空機を搭載していることと酸素魚雷以外は特に優秀な一面は無いらしい。が、それでもなんと日本は、潜水艦でアメリカの『本土』を『空襲』した。実は伊−25潜の艦載機が米本土を空襲した。そしてオレゴン州の森林で火災が発生した。が、小火で済んでしまった。理由はその前に大雨が降り森林が湿っていたかららしい。時期がよければものすごい大火事になったんだろうがな。米本土の森林火災なぞものすごいものだからな」
秋水「で、話を戻しましょう」
震電「うむ。で、今回我々はミッドウェイを空襲する。当時の軍部が思っていたとおり、我々の力をもってすればかならずミッドウェイは陥落する。相手はワイルドキャットとかP−40、強い奴だとP−38だ。あとは空母からF4F、SBD、TBDが来襲してくる。少量だがTBFも混じっているぞ。我々はその攻撃を耐えぬかなければならない。なにせこの後キュワールに帰還せねばならんからな」
秋水「あくまで我々はミッドウェイ攻撃を支援後、出来ればキュワールに帰還、ですね」
震電「それにしても、なぜこんなことになったか、だ・・・」
秋水「あのホールでしょう。夕潮隊からの通信が一度途絶える目前、謎のホールが出てきたという報告がありました」
震電「そういえばあったな・・・」
秋水「で、我々の戦力は、空母2、軽巡2、駆逐艦10ですか・・・」
震電「まともに戦える戦力ではないな。まあ連合艦隊が作戦主力になっているわけだが」
秋水「大体転移艦隊ですからね・・・」
震電「本当に、ここはミッドウェイのようだな・・・まあ、我々は高杉と同じく、歴史を変える羽目になった」
秋水「空母が6隻いますからねぇ・・・」
震電「さっきの飛龍艦載の九七艦攻の乗員は俺達をどう見るかな・・・」
第99話 続く
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第99話潜航編。この後恐ろしい魚雷が艦隊を襲った・・・
第99話 逆転の太平洋
空母「飛龍」甲板
ブロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ!
艦攻機長「新型機が出るなら出るって言えばいいのにな」
艦攻機銃手「全くですよ。軍令部もとんでもないやつらです」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオーーーーーーーーー
同時刻、日本海軍潜水艦「伊−168」が、不審な艦船を探知していた・・・」
「伊−168」艦内
伊号聴音手「・・・前方に音響、大型艦船2、中型艦船2、小型艦船10」
田辺少佐「敵艦艇か?」←伊−168潜艦長。実在(実はこの話、やたらミッドウェイ海戦の資料を探して作った)
伊号聴音手「わかりません。しかし敵としても変ですよ。音響は聞きなれた翔鶴型空母と陽炎型駆逐艦です。音響不明なのは軽巡洋艦だけです」
田辺少佐「友軍か?・・・違うな。確かMI作戦には五航戦は参加できないはずだろ」
伊号聴音手「しかし米軍が我々と同じ音響を立てる空母を作りますかねぇ?陽炎型に至っては明らかにシルエットまで米軍駆逐艦とは違いますよ。それに、この深度なら見つかる可能性もあるのに・・・」
伊−168は海軍式大型潜水艦(略称海大型)の内の1隻で、かつては伊−68と呼ばれていた
1942年5月、新型の「巡潜型潜水艦」の登場により従来の海大型と艦番号が被る可能性が出てきたため、現役の海大型全ての艦の番号に「1」を付けた。したがって2桁が巡潜型、3桁が海大型となった。この海大6a型は最大水上速力23ktを記録した最速潜水艦であった
史実では飛龍攻撃隊の攻撃により損傷を負った「ヨークタウン」と駆逐艦の「ハンマン」を撃沈している
田辺少佐「潜望鏡で見てみるしかないか・・・」
伊号聴音手「そのようですね」
この「伊−168」は夕潮隊による山本艦隊接触前に転移艦隊の全貌を目撃したただ1隻の潜水艦だった
ウィーーーーーーーーーン!
田辺少佐「君の言う通りだ。翔鶴型だ。脇の駆逐艦は陽炎型。しかし巡洋艦は見る限り建造中の阿賀野型に見えるが・・・」
伊号聴音手「予想以上に早く竣工したようですね。2番艦まで・・・」
伊号水雷手「何か飛行甲板にいますが・・・新型機でしょうか?」
空母「瑞鶴」甲板
震電「ん?あれは潜水艦の潜望鏡だな・・・」
ブオオオオオオオオオオ!
零戦二一型「あれは海大型です。日本海軍所属の大型潜水艦です」
震電「とすれば、味方だな」
秋水「発光信号でも打電しますか?」
震電「別にいいだろう。阿賀野型を除く全てが当時竣工していただろう」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
震電「あれはさっきの航空隊ではないか!」
秋水「遂に攻撃作戦が始まったようです!」
伊−168艦内
田辺少佐「友軍航空隊が東方に向かっていくぞ!敵の位置が判明したようだ!」
伊号聴音手「音響多数!航空機の音響も聞こえます!」
伊号水雷手「予想通りの結果ですね」
伊号聴音手「だから敵の機動部隊がいると・・・」
空母「瑞鶴」甲板
震電「これはなかなかの大挙だな」
秋水「夕潮隊はどうなってるんでしょうか・・・」
零戦五二型「夕潮より入電!『戦艦大和以下ノ艦隊ト接触!きゅわーるノ者ト見テ友軍ト認メラレル』!」
震電「そういえば高杉が元帝国の侵略のことを知ったのは山本長官からの通信だったな・・・」
秋水「よりによって高杉によってこんなことになるとは・・・」
震電「まあ、いいではないか。友軍と認められたわけだから。それに伊−168潜がこの艦隊の近くにいるんだろう。もし我々がこの艦に乗っていなくて、ウルタンクやプロトンの艦に乗っていたとしたら轟沈だぞ」
ザバーーーーーーーー!
零戦五二型「『伊−168』、浮上!」
震電「発光信号で打電だ!『我々は友軍なり。ミッドウェイ攻撃を支援する』!」
軍団航空隊はこうも簡単に事が進むとは思わなかった
夕潮隊がたまたま特殊通信機(別世界に転移した状況でもグリシネの大本営と連絡が取れる最新型通信機)を積んでいたため松井元帥自らが文章を打てたためである。もちろん高杉の件もだが・・・
戦艦「大和」艦橋
山本長官(連合艦隊司令長官)「キュワールというと技術力がすばらしいそうだ。既にQQQQなる国家との関係があるからな」
宇垣少将(連合艦隊参謀長)「QQQQもキュワールでしたな。今度のはグリシネなる国家の民兵隊だそうですが、正規軍より強いとのことですね」
高柳大佐(「大和」艦長)「先ほど浮上した見た事のない形の潜水艦がそれを物語ってますね」
山本長官「これより本艦隊は敵機動部隊壊滅か、ミッドウェイ基地の壊滅後、ミッドウェイを攻撃する」
空母「鳳翔」格納庫
艦爆乗り「それにしても、キュワールってのは本当にあったんですね」
戦闘機乗り「まあ、艦隊内に広まってますからね。第3潜水部隊がキュワールの艦隊と接触してるそうですね」
艦爆乗り「建造中のはずの阿賀野型巡洋艦が2隻もいるそうですね。数は少ないながらも強力」
戦闘機乗り「そろそろ直援が交代するので」
艦爆乗り「では、頑張ってください」
空母「瑞鶴」甲板
零戦五二型「『伊−171』、『伊−169』、浮上!」
震電「よし、そのまま発光信号を打電。『本艦隊は友軍なり。敵航空艦隊は東方にあり』!」
数分後のことだった。浮上航行をしていた伊−168を始めとする8隻の潜水艦は、敵艦艇を発見、潜航を開始した
伊−168艦内
田辺少佐「危ないところだった・・・敵の艦隊だ。空母艦隊だろう」
伊号航海手「敵艦隊はおそらく日本海軍を攻撃すべく差し向けた艦隊でしょう」
田辺少佐「あれはヨークタウン級空母だな。ヨークタウンは大破しているから、エンタープライズかホーネットか」
伊号水雷手「雷撃準備完了しました!」
田辺少佐「よし。指示あるまで雷撃待て」
伊号水雷手「了解!」
かくして、八隻の潜水艦は、米フレッチャー艦隊を狙っていた・・・
第99話 続く
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第99話内乱編。本当は第100話になるはずだった・・・
第99話 逆転の太平洋
さて、キュワールでは・・・
松井元帥「何!?リピーレドとの交渉が決裂!?」
チリ元帥「はい。プロトン陸軍会議においてロッキード元帥がリピーレド元帥を『残虐車』『帝国派』『侵略主義車』などと罵った末、リピーレド元帥が独断でQトルックに第3軍を進めたそうです」
松井元帥「リピーレドはビサンノーブルの二の舞になりそうだな」
チリ元帥「そうですね。彼も超重戦車マウスですから、結構うまく行きそうだと思ったんですが・・・」
松井元帥「有能だったビスカイト中将、ロドスシルト少佐以下多数は第1軍に残ったそうだな」
チリ元帥「彼らとしてもプロトン国王の親戚であるロッキード元帥を信頼して当然でしょう。リピーレドはプロトン国王と同じQタンク王国出身ですが、ロッキードとは違い、主力部隊の一兵士の家系ですからね。叩き上げではありますが、それでも戦略眼に欠けています。彼は戦術しか考えていません」
松井元帥「ロッキード元帥はその分で勝っているな。出世は遅れたが、その分戦略についていろいろと勉強したはずだ」プロトン王国陸軍会議において、入隊後の出世の差から始まったリピーレドとロッキードの対立が遂に悪化した
ロッキード元帥「貴様は元帥の立場にいてはならぬ存在だ!」
リピーレド元帥「何だと!貴様の方が軍人らしからぬ奴だ!」
ロッキード元帥「うるさい!売国奴が!」
リピーレド元帥「言ったな!出世遅れ!」
プロトン国王「・・・・・ティーガー元帥、これは一体何の喧嘩だ?」
ティーガー元帥「はい。ロッキード元帥は国王と同じ家系ですよね」
プロトン国王「そうだな。昔から彼とは仲がいいぞ」
ティーガー元帥「対して、リピーレド元帥は根っからの軍人、叩き上げのエースです」
プロトン国王「うむ」
ティーガー元帥「そして彼らは入隊前にバチェリットで出会い、友となった」
プロトン国王「そういえばそうだったな」
ティーガー元帥「しかし入隊から1年後、彼らの仲は悪化しました・・・」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
CQ暦203年 バチェリット
リピーレド少尉(当時)「やったぞ!遂に念願の将校だ!」
ロッキード曹長(当時)「おまえはすごいよな。出世が早くて」
リピーレド少尉(当時)「それは俺とおまえとの戦果の違いだろう。やはり重戦車は最強だ!」
ロッキード曹長(当時)「そう思うか。最近の戦争はでかさだけじゃ勝てんだろう。戦略だよ、戦略」
リピーレド少尉(当時)「何が戦略だ。全ての敵を撃破すれば勝利ではないか!強さこそ正義!」
ロッキード曹長(当時)「全ての敵を撃破すれば勝利だと!?じゃあ罪も無き市民もか!」
リピーレド少尉(当時)「敵ならば全て撃破せねば反乱が起こるぞ!」
ロッキード曹長(当時)「その方が反乱が起こるぞ!先のことを考えろ!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ティーガー元帥「そう、猛将リピーレドと、落ち着いている智将ロッキードでは、もはや噛み合うはずもありませんでした・・・」
プロトン国王「そうだったか。そういえばリピーレドの方が出世が早かったな。ロッキードはこの戦争で元帥になったが、リピーレドは第三次キュワール大戦時に元帥になったからな」
ティーガー元帥「私はそのときには皇帝政時代のQシュタインで、何が理由か軍上層部から追放を受けましたからね。事実は知っています」
プロトン国王「どちらにせよ、もはや作戦会議ではないな・・・」
その後、バチェリットでは第3軍の無謀なる突撃に対し反対した第1軍集団のバチェリット防衛隊と、突撃を肯定する第3軍のパチェリット防衛隊が激戦を繰り広げていた
ミッドウェイ沖 米機動部隊
空母「ヨークタウン」
フレッチャー少将(第17任務部隊指揮官)「日本の艦隊が増えた?」
レーダー担当「はい。先ほど索敵機からの情報で・・・空母2、軽巡2、駆逐艦10の小艦隊です」
フレッチャー少将「いつの間に現れたのか・・・」
レーダー担当「先ほどミッドウェイ島で新型機を目撃したとの事。陸軍内で設計中のXP−55にそっくりだったとか」
フレッチャー少将「新型か。どちらにせよ、このヨークタウンも突貫工事だ。で、合わせて空母は6・・・主力の空母全部がお出ましのようだな」
レーダー担当「そうですね。これなら全部叩き落せます」同じ頃、駆逐艦「ハンマン」
ツルー中佐(「ハンマン」艦長)「潜水艦だと?」
ソナー員「はい。潜水艦の音響を探知しました。数は2〜3隻です。あっ、音響止まりました」
ツルー中佐「停止したようだな。敵は撃ってくるかも知れんぞ」
直後、魚雷の発射音が聞こえた
ソナー員「魚雷発射音です!」
ツルー中佐「撃って来たぞ!」
シューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
日本海軍必殺兵器、酸素魚雷、発射
酸素魚雷は通常魚雷と比べ、航跡を曳かない上、航続距離も伸び、かなり高速で突き進むようになった
ハンマン乗組員A「左舷より魚雷!」
ツルー中佐「面舵いっぱい!」
ハンマンはものすごい急速旋回を行った。しかし、魚雷は確実にハンマンに当たりそうだった
ハンマン乗組員B「まずい!命中する!」
ハンマン乗組員A「逃げろ!」
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
ハンマンに魚雷が命中した
ツルー中佐「総員退艦!」
そして艦は2つに割れ、轟沈した
潜水艦「伊−168」艦内
伊号雷撃手「魚雷1本命中!敵艦は沈没していきます!」
田辺少佐「駆逐艦だからな。このままでは爆雷を受けるぞ」
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
伊号聴音手「魚雷命中音!」
田辺少佐「他の艦が魚雷を駆逐艦に食らわせたらしい。よし、次の目標は前方のヨークタウン級空母だ」
伊号雷撃手「了解!」
数分後・・・
伊号雷撃手「魚雷装填、完了!」
伊号聴音手「駆逐艦はいないようです」
田辺少佐「他の潜水艦の方に向かっているのか?」
伊号聴音手「良くわかりませんが、これはいい機会ですね」
田辺少佐「よし、目標ヨークタウン級空母、1番から4番、てっ!」
パシューーーーーーーーーーーーーー!
空母「ヨークタウン」艦内
フレッチャー少将「潜水艦の待ち伏せだと!?」
バックマスター大佐(「ヨークタウン」艦長)「先ほど巡洋艦アストリアから連絡が入りました。ハンマン、ヒューズ、モーリスが沈没、グウィン、アンダーソンと重巡ポートランドが損傷を受けました」
フレッチャー少将「何!?無傷なのは本艦とアストリア、ラッセルの3隻だけ・・・」
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
突如ヨークタウンが爆発を起こした
バックマスター大佐「魚雷です!またさっきの潜水艦です!」
フレッチャー少将「敵船の待ち伏せでやられるとは・・・」
バックマスター大佐「総員退艦!」
ヨークタウンは左舷に傾斜していた。第17任務部隊は壊滅した
空母「瑞鶴」艦内
零戦五二型「伊−8より入電!『空母1、駆逐艦3撃沈確実。重巡1、駆逐艦2に損害を与える』!」
震電「第17任務部隊は壊滅したか。フレッチャー艦隊はこれで重巡1、駆逐艦1だな。後は少数の補給艦だ。おそらくは撤退するだろう」
夜戦により第17任務部隊は壊滅した。駆逐艦の対潜攻撃も用をなさなかった
残存する駆逐艦群は必死に爆雷を投下しようとするが、全く当たらない
第17任務部隊は結局のところ第16任務部隊と合流することとなった
第99話 続く
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第99話艦隊編。スプルーアンス少将のセリフを変更
第99話 逆転の太平洋
第16任務部隊 旗艦「エンタープライズ」艦内
スプルーアンス少将「第16任務部隊、壊滅か。予想以上に強いな」
マレー大佐「残存艦艇は重巡2、駆逐艦3です。潜水艦が第16任務部隊を撃破するとは、日本の潜水艦はどんなものなんでしょうね」
スプルーアンス少将「潜水艦が大型艦艇を仕留めたという前例はいくらでもあるぞ」
マレー大佐「ヨークタウンがやられたことで、我々の空母は日本の1/3です。厄介なことになりましたね」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
見張り員「敵襲ーーーーーーー!」
スプルーアンス少将「機動部隊か!」
マレー大佐「おびただしい数ですね・・・」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
零戦乗り「直援は20機か。結構多いな。よし、突撃ーーーーーーーー!」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガ!
ボゴーーーーーーーーーーーーーーン!
空中戦はかなりの規模であった
日米両国機が続々と落ちていった
しかし遂にエンタープライズの上空には九九艦爆が接近していた
見張り員「敵機、急降下ーーーー!」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
ヒューーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
SBDパイロット「まずい!このままじゃ魚雷がやられる!」
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
TBFパイロット「俺の機体が!」
TBDパイロット「おい!それ新型だぞ!さっさと火を消せ!」
TBFパイロット「そんなのわかってる!」
エンタープライズ、魚雷と爆弾が誘爆
さらに雷撃を受け、左舷に傾斜しつつあった
スプルーアンス少将「なんと言うことか。またも空母がやられてしまった」
マレー大佐「総員、退艦!」
「エンタープライズ」飛行甲板
見張り員「急げーーー!」
米軍士官「ん?!おい!奴らの攻撃機がホーネットに・・・」
SBDパイロット「奴ら、ホーネットまで仕留める気か!?」
TBFパイロット「ホーネットがやられたらもう空母は無いぞ!」
ドボーーーーーーーーーン!
かくしてエンタープライズの乗組員は、近辺にいた駆逐艦や巡洋艦に救助された。が、日本海軍攻撃隊はエンタープライズの前方にいたホーネットをも攻撃していた
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
艦攻機長「目標、前方の空母、てっ!」
パシューーーーーーーーーーーーーーー!
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
SBDパイロット「ホーネットが!」
ホーネット、被弾
が、弾薬庫は爆発せず。被害も少なかった、が・・・
ボゴーーーーーーーーーーーーン!
TBFパイロット「ま、まだいやがった!」
空母「ホーネット」艦内
ミッチャー大佐(「ホーネット」艦長)「い、一度に二隻もやるとは・・・」
ホーネットは続々と爆弾と魚雷を受けていた。すぐ脇にいた駆逐艦のコニンガムもやられていた。ミッチャーは総員退艦を命じた
かくして、ミッドウェイ沖から米軍の空母は全滅した
空母「瑞鶴」艦内
零戦五二型「赤城より入電『空母二撃沈!』!」
震電「よし、敵空母は全滅だ!」
秋水「サラトガとワスプは?」
震電「すぐにミッドウェイ沖に来るわけではない。俺の予想じゃあ南雲艦隊が南方に殴りこむときに現れるだろう」
秋水「これでミッドウェイ攻略に専念できますね」
ジリリリリリリリリリリリリ!
震電「何だ!?」
零戦二一型「大変です!近辺に潜水艦!音響は・・・ガトー級潜水艦です!」
震電「ガトー級だと!?」
そう、イングリッシュ少将指揮下の潜水艦隊が軍団艦隊に近づいていたのだ
潜水艦「ガトー」艦内
マイヤーズ少佐(「ガトー」艦長)「いたぞ!我が機動部隊を殲滅した日本艦隊だ!魚雷戦用意!」
ガトー水雷手「魚雷戦用意!」
マイヤーズ少佐「1番から4番を使う!」
ガシャン!
ガトー水雷手「装填完了!」
マイヤーズ少佐「発射5秒前!・・・・・・3・・・2・・・1・・・発射!」
パシューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
潜水艦「ノーチラス」艦内
ノーチラス水雷手「魚雷装填完了!
ブロックマン少佐(「ノーチラス」艦長)「よし、発射5秒前!・・・・・・3・・・2・・・1・・・撃て!」
パシューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
そして、魚雷が近づいてきた
天山「魚雷だ!」
震電「回避!」
が、回避運動空しく、4本の魚雷が命中してしまった
ボゴーーーーーーーーーーーーン!
しかし・・・
秋水「爆発1本のみ!残りは不発でした!」
震電「危なかった・・・」
雪風少将「爆雷投下!」
続々と投下される爆雷
潜水艦「ガトー」艦内
ボゴーーーーーーーーーーーン!
マイヤーズ少佐「ちっ!爆雷か!」
ガトー乗組員「浸水発生!」
マイヤーズ少佐「た、退却だ!」
後、潜水艦隊は退却したようだ。米潜「ガトー」「トリガー」を損傷させた
第99話 続く
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第99話占領編。高柳大佐は高柳大統領とは関係ありません
第99話 逆転の太平洋
戦艦「大和」艦内
高柳大佐「赤城より入電『敵機動部隊、壊滅』!」
松井元帥(通信)「あとは、ミッドウェイを占領するのみです。我々の艦隊は新型機を持っております。いずれ貴国の空技廠で開発される機体です」
山本長官「つまり、ミッドウェイ占領はたやすい、ということかね?」
松井元帥(通信)「そうとは限りませんが・・・戦力は有利ですね。残存空母はミッドウェイ沖にはいません。もはや邪魔をするのはミッドウェイの陸上飛行隊のみです」
宇垣少将「そしてそれも、ミッドウェイの飛行場を破壊すればいなくなる、ということですね」
松井元帥(通信)「そのとおりです。残るはミッドウェイの多数の守備隊ですが、我々の艦隊及び南雲中将の機動部隊を以ってすれば撃破は可能です」
その後のことであった。南雲艦隊が巡洋艦を初めとする大艦隊と交戦した
空母「赤城」艦内
南雲中将「空母は全艦退避だ。支援隊に任せるぞ」
戦艦「榛名」艦内
高間大佐(「榛名」艦長)「敵艦隊か!」
榛名通信手「巡洋艦5、駆逐艦4!」
そして、砲戦が始まった
高間大佐「撃ち方始め!」
ボゴン!ボゴン!
パシュシュシュシュシュシューーーーーーーーーーー!
砲撃と雷撃を受けたニュー・オーリンズを始めとする艦隊は被害が続出した。かくして、霧島、榛名がわずかな損害を受けたのみで、キンケイド少将の艦隊を撃破した
が、スプルーアンス少将及びキンケイド少将の戦死は確認されていない・・・
後にフレッチャー少将の艦隊の残存兵力をも壊滅させた。イングリッシュ少将の潜水艦隊に関してはほぼ無力であった
ミッドウェイ島上空
艦攻機長「さっきの新型機だ!」
艦攻機銃手「あんなにいるぞ!」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
艦爆乗り「あれか!新型艦爆は!」
戦闘機乗り「かなり強そうだ!俺達もいずれああいう機体に乗れるのか!」
ヒューーーーーーーーーーーーーーーーーー!
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーン!
ヒューーーーーーーーーーーーーーーーーー!
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーン!
戦闘機乗り「すげぇ!こんな機体ならすぐほしいところだ!」
激しい攻撃を受け、ミッドウェイの地上施設は次々と破壊された
さらに近藤艦隊、栗田艦隊の攻撃によりミッドウェイの砲台は破壊され、輸送船団から陸上部隊が上陸した
シマード大佐の守備隊との激戦となったが、南雲艦隊の支援があったため遂にこれを撃破、ミッドウェイを占領した
空母「瑞鶴」艦内
震電「作戦、成功だな」
彗星「我々は帰還できるのでしょうか?」
震電「大丈夫だ。東方、視認範囲に何も無い海上にノイズが発生している」
秋水「連合艦隊に打電しなくていいんですか?」
震電「総帥がやってくれるはずだ」
戦艦「大和」艦内
松井元帥(通信)「では、我々の仕事は終わりです。今度は直々に会えればいいですね」
山本長官「ところで、一つ聞きたいことがあった。高杉君は元気かね?」
松井元帥(通信)「はい。少し暴走気味だったため、それなりに処罰を与えましたが。特殊通信機及び新型機資料を置いていくので、是非参考に」
山本長官「そうか。ところで近衛前首相は?」
松井元帥(通信)「見事にキュワールの住民になりきってますよ。何せ彼を追い出した東條は開戦を肯定した人物でしたからね。なかなかの悪漢です。キュワールでも騒がれてますよ。あいつは犯罪者だとか」
山本長官「ほう。ところで、そちらの戦況は?」
松井元帥(通信)「こちらですか。独裁政権のQトルック帝国を首都方面に追い込んでます。何故か敵は降伏しませんが。何か隠し玉がありそうです」
こうして、軍団と連合艦隊は同盟を結んだ。以外にも高杉が和平の元となった
その後、ニミッツ大将の乗った太平洋艦隊旗艦「コロラド」と僚艦「メリーランド」が戦艦「大和」「長門」「陸奥」の砲撃で撃沈されたという報告を松井元帥は聞いた
軍団総司令部
松井元帥「そうですか。ニミッツをやったんですか」
山本長官(通信)「やはり大和は最強の戦艦だった。ところでだが、新型艦爆『彗星』の開発は少しばかり早まったぞ。君のお陰だ」
松井元帥「いやぁ、たいしたものではございませんよ。彗星ともども、零戦及び九七艦攻の後継機種も開発中だそうで」
山本長官(通信)「それにしても、予想よりも敵の攻撃がたいしたことが無かったのは、やはり君たちがやったからかね?」
松井元帥「そのようです。スプルアンスもフレッチャーも反撃することなくやられましたからね。次はソロモンをやれば、敵の空母を殲滅できます。健闘を祈ります!」
かくして、転換点だったミッドウェイで、米艦隊は壊滅した。南雲艦隊はしばらくミッドウェイに寄港した。また、戦艦大和、武蔵は空母の攻撃に対抗して防空装備が強化されるそうだ。そして、軍団艦隊は、ミッドウェイ沖において、キュワールに帰還した
第99話 終わり
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最終話。最後の最後で雪嵐登場
最終話 Q−TANK
太平洋から帰還した五航戦は、パトラファック軍港に寄港した
大和元帥「瑞鶴中将、少し遅かったな」
瑞鶴中将「太平洋方面に転移しておりました。ミッドウェイを逆転させましたよ」
大和元帥「そうか。こちらは、もう最終段階だ。総帥から、話は聞いたか?」
瑞鶴中将「はい。転移直後、総帥から入電が入りました」
大和元帥「ところで、島風の魚雷が音響感知式の新型であることは知っているだろう」
瑞鶴中将「そうでしたね」
大和元帥「島風型の改良型、雪嵐型が一番艦雪嵐含む計十一隻生産されるらしい。二番艦『潮風』、三番艦『雨風』、四番艦『北風』、五番艦『早風』、六番艦『旗風』、七番艦『陣風』、八番艦『雷風』、九番艦『疾風』、十番艦『峯風』、十一番艦『沢風』とのことだ」
これらのうち、旗風、疾風は神風型、峯風以降は峯風型を改装したものだ。改装といっても、船体延長や武装強化といった大規模なものだ
そのため改装艦となったこれらでも通常の島風型と全く変わらない姿となった
また、陽炎型駆逐艦も島風型とほぼ同等の処置を行った
瑞鶴中将「あれ?第八艦隊はどうなったので?」
大和元帥「先に出撃した。俺は瑞鶴中将が来るまで待っていたんだ。まあ、君も少し休んでくれ。太平洋での戦いで疲れただろう」
そして第一艦隊の第二戦隊は補給を行った
翌日のことだった
雪風少将「やっと我々にも休息が訪れるのですね」
大和元帥「その通りだ。そのためには、あの独裁帝国Qトルックの誇る超兵器を撃沈せねば。Z旗、用意!」
ウィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
大和元帥「総員出撃体勢!出航だ!」
第一艦隊、一日遅れて出航
同日、Qトルック近辺の小都市においてのことだった
松井元帥「今回は俺が陣頭指揮を執る。突入後はチリ元帥に任せるが、それまでは俺の指示に従ってくれ!総員、出撃!」
キュラキュラキュラキュラキュラ・・・
軍団陸軍も主力部隊を出撃させた。プロトン軍第三軍から数日遅れた
第三軍は総司令官のロッキード元帥から見放されていたためMe1069の猛攻にさらされていた
コムニエム軍曹「上層部は何を考えてやがるんだ!」
リピーレド元帥「ロッキードの陰謀か?!」
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーン!
フェレックス大将「畜生!俺達が先陣を切って突撃したというのに!」
かれらは航空支援もなく、戦艦の艦砲射撃も無く、ただただMe1069のロケット攻撃にさらされるだけだった
が、それらが去ると、今度は陸上軍艦スレイブニルが現れた
リピーレド元帥以下第三軍は苦戦していた
そんななかロッキード元帥の第一軍が出撃した
ロッキード元帥「リピーレドが苦戦しているそうだな。あの馬鹿が。まあいい、友軍だ、助けてやるぞ」
テレダイン元帥(ニビリア陸軍総司令官。車種:メルカバMk4)「総員、出撃!」
エストロネ・シザス・ガイ元帥(久々登場。レイオガル改めリゾニア陸軍最高司令官)「GKUは崩壊したのか・・・残党を潰すのみ!出撃!」
モントレー元帥「軍団なんぞに負けられんぞ!総員、Qトルックに突入せよ!」
花火タンク元帥「遂に我々は出撃のときを迎えた!攻撃開始!」
ダイドラス中将「一歩遅れを取ったが・・・出撃だ!」
ロレス元帥「プロトン軍の支援に向かう!出撃!」
ミーンテース隊長「遂に我々に帝国を倒すときが来ました!本国の軍に続いて、出撃!」
高杉元帥「我々も突入に参加するぞ!突撃!」
連合軍、全軍出撃
首都近辺
ロッキード元帥「いたぞ!あれが第三軍だ!」
ミーンテース隊長「ぜ、前方の巨大な戦車はなんなんですか?」
ロッキード元帥「スレイブニルだ。恐ろしい陸上戦艦だ!」
ボゴン!
ボゴン!
ロドスシルト少佐「突撃!」
ボゴン!
ボゴーーーーーーーーーーーーーーン!
連合軍とスレイブニルとはかなりの激戦となった
ミグレイ上等兵(プロトン陸軍兵士。ウルタンク軍上陸時に散闘)「なんて野郎だ!すげぇ速さだ!」
ルックス一等兵(プロトン陸軍兵士。車種:M4A3シャーマン)「あんな兵器、あったんですか?」
ミグレイ上等兵「Qトルックは他にも隠し玉を持っているはずだ。こいつより恐ろしい奴が絶対いるぞ!」
マーチン曹長(ミグレイの所属する分隊の隊長。車種:M26パーシング)「そのとおりだ、ミグレイ。奴らはもっと恐ろしい奴を持ってくるはずだ!」
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
ミグレイ上等兵「なんて奴らだ!」
ルックス一等兵「隊長、あいつ、恐ろしく速いです!」
マーチン曹長「承知済みだ!それよりあいつの砲撃に死角があるのか?」
ミグレイ上等兵「陸上『戦艦』ですので多分・・・」
マーチン曹長「ということは、死角はないのか!」
ミグレイ上等兵「だと思われます。Qトルックの技術力は恐ろしいですね・・・」
ロドスシルト少佐「リピーレド元帥、ただいま到着いたしました!」
リピーレド元帥「ロドスシルト!貴様は何をやっていた!」
ロドスシルト少佐「ロッキード元帥の指示に従って、基地で補給を行っておりました」
リピーレド元帥「チョロ〜ン戦線で戦友を救援に向かったのに、上官を助けには向かわないとは!」
ロドスシルト少佐「ロッキード元帥が言うには、リピーレド元帥は後先考えず突撃するアホな戦術家とのことで」
リピーレド元帥「ロッキードめ!許さん!」
ロッキード元帥「誰を許さないのかね?!」
リピーレド元帥「ロッキード!貴様だ!」
最前線ながらも、味方同士が論争を行っていた
ボゴーーーーーーーーーーーン!
ロッキード元帥「まずい!全員、砲撃開始!」
ボゴン!ボゴン!ボゴン!
連合軍とスレイブニルとの激戦はかなりのものとなった
犠牲も多く、特にプロトン第三軍はリピーレド元帥以下数十名を除く全員がやられた
ミグレイ上等兵「喰らえ!」
ボゴン!
ボゴーーーーーーーーーーン!
ミグレイが撃った砲弾がたまたま後部砲塔に命中、後部砲塔が大破し、さらに荷電粒子砲塔も破壊され、続いてミサイルが弾切れとなった。ここで軍団の戦艦「飛騨」以下12隻が到着、艦砲射撃で弾薬庫が誘爆、撃破した
ロッキード元帥「遂にスレイブニルをやっつけたか。かなり強かったな」
ロドスシルト少佐「戦力が半減しました」
松井元帥「しかし、かなり強い奴だ。QグリーンのTTTTT3333355555の技術でも流れていたのか?」
ロッキード元帥「もし軍団の戦艦隊が来なかったら犠牲はかなりのものになっただろうな」
松井元帥「そのとおりだな。我々は民間ながらも強大になってしまったものだ」
同じ頃、QQQQはトルック・ハーバーを艦砲射撃していた
ボゴン!ボゴン!
ピーーーーーーー!
ボゴーーーーーーン!
長洲元帥「これならすぐに吹き飛ばせるな。原子力機関に換装したかいがあったぞ」
土佐元帥「まったくですな。それにしても何も無いんでしょうか?」
江戸将軍「隠し玉なぞ無いだろう。なにせQトルックなんぞ出来たばかりの国だからな」
対馬将軍「断じて、そのとおりだな」
薩摩大将「いえ、軍団の指揮官が何か漏らしてました。恐ろしい兵器を持った航空戦艦がいると・・・」
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
長洲元帥「な、何だ!?」
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
QQQQ戦艦隊は戦艦五隻中破、空母三隻小破、巡洋艦、駆逐艦多数も損害を受けた。無傷なのは軽巡2隻と駆逐艦10隻のみ
攻撃を行ったのは、秘匿戦艦「U−QT」だった
秘匿戦艦「U−QT(仮名)」艦内
トルック元帥「閣下、さすがに波動砲の威力はすばらしいものです」
???「そうか・・・」
トルック元帥「これをにっくき軍団の艦隊にぶち込めば・・・」
モイゼ「無敵、ですね。総統閣下」
ラーテ「そうだな。遂に復讐のときが来た!」
秘匿戦艦、その名は「ウルトラトルック」。軍部内で騒がれていた船だ
排水量は秘匿だが、最大速力は30Qktを超える。さらに80cm砲等を積み、波動砲を艦首に一門搭載している
艦尾側にはV字型飛行甲板があり、艦橋の脇辺りまで伸びている
そう、ウルトラトルックは航空戦艦だ。航空隊長はパンツァー元帥だ
トルック元帥はウルトラトルックの艦長である
Qトルック沖
長門元帥「敵艦隊接近!」
ボゴン!ボゴン!ボゴン!
戦艦「トルックランド」を始めとするイオゼト提督の艦隊と交戦。後を追ってティーバー提督の艦隊が追いついた
戦艦「トルックランド」艦内
イオゼト中将「畜生!軍団め!あんな艦隊を持ってきやがった!」
リュッツ少佐(戦艦「トルックランド」艦長。車種:IV号戦車H型)「しかしティーバー提督の艦隊が追いつきました。形勢逆転は可能です」
イオゼト中将「そうか。あのティーバーも時には役に立つものだ」
リュッツ少佐(そういえば、イオゼト提督はティーバー提督を嫌ってたんですね)
イオゼトとティーバーの対立はトルック湾奇襲作戦が元である
ここで自決を試みたイオゼトだったがナフォギックに止められ、乗組員全員を巻き添えにしようとしたのも若き士官だったティーバーに止められたためである
旧式戦艦部隊を率いるイオゼト隊は哨戒を任ぜられたが、第八艦隊と交戦した
そして主力艦隊であるティーバー艦隊が到着した。戦艦フリードリヒ・デア・グロッセを旗艦とする大艦隊である
激戦となったが、赤城、加賀以下多数の空母は避退していたため無事だった
赤城少将「加賀、翔龍、瑞龍、全員無事か。よし、このまま敵艦隊の退却まで退避!」
さすがに46cm砲を持つ巡洋戦艦「石見」「相模」「周防」「壱岐」、そして戦艦「長門」「陸奥」の奮戦あって、無事Qトルック艦隊を突破、第一艦隊第二戦隊(戦艦比叡、霧島、重巡利根、筑摩以下多数)も突破に成功した
赤城少将「ここは無事だったが、奴らの秘匿戦艦が厄介だな・・・」
加賀少佐「長官、早く来て下さい・・・」
赤城少将「加賀、さっき大和元帥から報告が入った。第一戦隊出航、とのことだ」
加賀少佐「すぐ、たどり着けますね」
天城准将「ところで赤城、秘匿戦艦とは例の航空戦艦か」
赤城少将「そのとおり、航空戦艦だ」
直後、前方にいた戦艦比叡が攻撃を受けた!
赤城少将「比叡大将!」
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
比叡大将「赤城!俺はこれくらいでやられるほど柔じゃねぇ!」
赤城少将「電探に感あり!巨大戦艦1!」
比叡大将「ラーテの艦だ!長門元帥!」
長門元帥「わかっている!比叡、霧島!我々に続け!」
第八艦隊及び第一艦隊の第二戦隊は、続々とウルトラトルックへ向かっていった。
八航戦航空隊、散闘
長門、陸奥、土佐、比叡、霧島、石見、相模、周防、壱岐、紀伊、筑波、駿河、近江、続々火を噴く
ウルトラトルックも応戦する
激戦となった。空母艦隊は脇に隠れていた
戦艦大和以下第一艦隊主力はティーバー隊と戦っていた
ボゴン!ボゴン!
大和元帥「ちっ!厄介な敵だ!」
武蔵元帥「第八艦隊に追いつかなければならないのに・・・」
このとき、戦艦隊の右舷側にいた矢矧隊では、論争があった
雪風少将「おい!そんなことすると、おまえは助からないぞ!」
槇大尉「しかし、ここでやらなければ、艦隊は壊滅します!」
神風大佐「槇、松隊だけでは必ず負けるぞ、我々も行く!」
雪風少将「神風大佐!我々の任務は、敵巨大戦艦の撃沈だぞ!」
神風大佐「しかし前方に敵主力艦隊がおるではないか!いくぞ諸君!突撃!」
矢矧少将「雪風、止めてはならん。このまま突っ込ませろ。今のうちに行くぞ!」
雪風少将「いえ、我々も突撃します!旧式駆逐艦と二等艦でどうにかなるはずがありません!長官、ここは我々に任せて、長門元帥達の支援に回ってください!」
大和元帥「わかった!我に続け!」
大和元帥以下戦艦4、空母2、重巡6、駆逐艦8のわずかな戦力が、Qトルック沖へ向かっていった
矢矧隊、神風隊、松隊は散闘した。敵戦艦ビスマルク及びティルピッツIIを大破させ、グロース・ドイッチュランドに中破の損害を与えた
最終話 続く
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最終話奇襲編。艦内の激戦は決して亡○のイー○スのパクりではない
最終話 Q−TANK
Qトルック沖
長門元帥「なんてしぶとい戦艦だ!」
陸奥大将「厄介な敵です!さすがに敵の超兵器だけあります!」
ボゴーーーーーーーーーーーーーン!
石見少佐「畜生!主砲を潰すために、かなり努力したというのに!」
しかし、この激戦を観戦する、数隻の潜水艦がいた・・・
海中
U−1401(Qトルック帝国新型Uボート)「よし、敵はU−QTに夢中のようだ。攻撃、開始!」
パシュシュシュシュシュシュシュシューーーーーーーーーーーーー!
海上
霧島少将「比叡大将!右舷から魚雷!」
比叡大将「何!?うわーーーーーーーーーーー!」
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
赤城少将「比叡大将!」
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
加賀少佐「霧島少将!」
比叡、霧島は中破、艦隊から落伍していった・・・
さらにそれに続いて何隻もの駆逐艦が雷撃を受けた・・・
赤城少将「・・・まさに、これが最後の海戦・・・」
加賀少佐「赤城少将、長門元帥は向こうにいます。我々は援軍を・・・」
天城准将「確かQトルック本土の南側にあるグロース島に三笠隊がいたぞ」
赤城少将「それに報告に向かいましょう!」
天城准将「いや、俺達では遅い。30Qktしか出ない船では、長門も陸奥も海中だ」
赤城少将「じゃあ天城、どうすればいい!」
天城准将「・・・・・そうだ!駆逐艦を使うぞ!駆逐艦の寒月は40Qktは出るぞ!」
寒月大尉「戦隊指令!お呼びですか?」
赤城少将「寒月、急いでグロース島に向かえ!長門元帥が危ない!」
寒月大尉「了解しました!」
が、寒月が南下、グロース島に向かう途中のことであった
グロース島の北側、グロッセ島沖には矢矧隊、神風隊、松隊がいた。もちろん、ティーバー、イオゼト、アレフュの3艦隊もいる
寒月がグロース島にたどり着くには、このグロッセ島沖を進まなければならない。他に近道がないのである
艦載機は必死にウルトラトルック艦載機と戦っている。寒月には偵察機は乗っていない
以前B−32の攻撃を受けて以来さほど目立っていない利根と筑摩には大量の偵察機が乗っていたが、こちらはといえば別の偵察に使われているのである
矢矧少将「ん?!雪風!左舷方向、小型艦!」
雪風少将「了解!調べてみます・・・寒月型駆逐艦、1番艦『寒月』です!」
矢矧少将「なぜ寒月がここに!?」
雪風少将「発光信号です!『我、寒月。第八艦隊大打撃ヲ受ク。援護願ウ!』!」
矢矧少将「第八艦隊が大打撃!?やはりウルトラトルックか!?」
雪風少将「しかし運のいいことに、やっとティーバー隊とアレフュ隊が避退していきました」
矢矧少将「寒月に打電!『我本隊トノ合流ニ向カウ!ぐろーす島ノ三笠隊ニ援護ヲ頼メ!』!」
グロース島
新高大佐「指令!報告が入りました!」
三笠大将「何だ?」
新高大佐「『第八艦隊大打撃受ク。救援請ウ』!」
三笠大将「何!?撤収、急げ!」
グロース島にはアファノ民族が大量にいるのだ。言うまでもない、Qトルック本国では絶滅させようとしている民族だ
が、海中
サンフランシスコ(新型Uボート。ロスアンジェルス級の改良型)「全艦、雷撃開始!」
パシュシュシュシュシュシュシュシュシューーーーーーーーーーー!
伊−1501「む!敵潜発見!」
伊−601「魚雷、三笠に向かっていきます!」
伊−1501「よし、このまま俺は全速前進、魚雷を水圧で弾き飛ばす!」
ザバーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
シューーーーーーーーーーーーー!
ザバーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
海上
三笠大将「何だ!?」
敷島中将「魚雷です!吹き飛ばされています!」
三笠大将「特殊潜水隊が破壊したのか・・・・」
漣大尉「撤収、完了!」
三笠大将「行くぞ!Qトルック沖へ、出航!」
ザバーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
同じ頃、パトラファックでは・・・
軍団将校「よし、出航準備完了!號龍、出航!」
超巨大航空戦艦「號龍」。紅鶴型空母の船体の脇に、大和型戦艦の船体を装着したムスペルヘイムのような艦だ
Qトルック沖で撃沈したムスペルヘイムを参考に建造された艦で、やっと竣工したのである
軍団兵士A「しかし、こんな超兵器がいるとは、誰も思わないでしょう」
松井元帥「出港式に来たかいがあったぞ」
軍団将校「閣下、號龍はこれより、打撃を受けた友軍を救うべく、Qトルック沖まで向かうのであります」
松井元帥「そうか。できるところこいつでQトルック沖まで行きたいところだな」
軍団将校「是非どうぞ。急げ!閣下を乗せろ!」
松井元帥「君、わざわざすまんな」
軍団将校「いえ、当然のことであります!」
かくして、號龍は松井元帥を乗せて出航した
松井元帥はラーテ総統と直接対決がしたいそうだ・・・
三笠隊の到着は、號龍の戦線到着とほぼ同時であった・・・
ゴオオオオオオオオオオオオオ・・・・
比叡大将「畜生!Qトルックめ、厄介な艦を・・・」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
震電隊長「パンツァー!貴様を倒し、キュワールを救って見せるぞ!」
パンツァー飛行隊長「何を言うか!侵略車どもめ!貴様を倒し、キュワールを平定する!」
ズガガガガガガッガガガガガガガガガ!
遂に震電航空隊とパンツァー航空隊が交戦した
一大空中戦となった
ブーゲン大尉(軍団海軍空母「紅鶴」所属。機種:烈風)「喰らえ!」
パシューーーーーーーーーーーーーーーー!
ボゴーーーーーーーーーーーーーーン!
ブーゲン大尉は敵Fw190を撃墜、そのまま右側の敵機を狙った
見事後ろへ付き、機銃を連射、撃墜
ウルトラトルック所属航空隊はさほどの強敵ではないながら、飛行隊長のパンツァーはかなり強力なようだ
大和元帥「やつめ、なんて強さだ・・・」
武蔵元帥「長官!あれは!?」
大和元帥「號龍だ!我々の誇る航空戦艦!」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
武蔵元帥「飛行甲板から航空機!ウルトラトルックに向かっていきます!」
大和元帥「ん?!ありゃ総帥が乗ってるぞ!」
松井元帥は自ら偵察機でウルトラトルックへ向かったのだ
偵察機機内
松井元帥「よし、全員、準備はいいな!」
軍団兵士B「はい!準備、完了しました!
松井元帥「これより我々は敵艦に突入する!総統との最終決戦だ!いくぞ!」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
ズガガガガガガガガガガガガガ!ボゴン!ズガガガガガガガガガガガ!
松井元帥「強行着艦だ!」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
「ウルトラトルック」飛行甲板
Qトルック兵士A「降りてくるぞ!」
Qトルック兵士B「退避!」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ・・・・・・・・
松井元帥「突入開始!」
キュラキュラキュラキュラキュラ!
一気に艦橋の中の階段を上っていく軍団精鋭部隊。後を追うQトルック白兵戦部隊
松井元帥「突っ込め!」
ボゴン!ボゴン!ボゴン!ボゴン!ボゴン!
Qトルック将校「突撃!軍団の奴らをやっつけろ!」
ボゴン!ボゴン!ボゴン!ボゴン!ボゴン!
ウルトラトルック艦内では激戦が行われていた
最終話 続く
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最終話陸戦編。総統の実態が明らかに
最終話 Q−TANK
同じ頃、首都Qトルック・・・
重装甲列車「敷島」先頭車
ボルナソス大佐「突撃!撃ちまくれ!」
ボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボン!
ボゴーーーーーーーーーーーン!
ガランタン大尉「全速!」
レイザー大尉「全速!」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
快進撃を続ける敷島列車隊、しかし・・・
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーン!
ボルナソス大佐「な、何だ!?」
ガランタン大尉「レイザー!大丈夫か!」
レイザ―大尉「じ、地雷です!運転席が、やられました!」
ボルナソス大佐「レイザー!怪我は無いか!?」
レイザ―大尉「履帯をやられました!」
ボルナソス大佐「畜生!なんと言う事態だ!」
ガランタン大尉「隊長!どうしますか?」
ボルナソス大佐「・・・かくなる上は、バウンドボムを使う!ガランタン!車両指揮は任せた!俺は突撃する!」
ガランタン大尉「そ、そんな無茶な!」
ボルナソス大佐「ガランタン、砲戦指揮は簡単だ。現在こいつは動けない状況だ。ということは、要塞と同じだ。では」
ガチャン!
ガランタン大尉「隊長!」
ボルナソス大佐、突撃
ガランタン大尉「こちら敷島!機関部損傷!移動不能!」
重装甲列車「八島」先頭車
ピクールガ中佐「一番編成がやられた?!」
トポリ伍長「はっ!一番編成、地雷により大破!移動不能とのこと!」
ピクールガ中佐「厄介なことだ。ボルナソス大佐は?」
トポリ伍長「敵部隊に向かっている模様!」
ピクールガ中佐「よし!支援にかかる!」
ドロワル上等兵「全速!」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
ボルナソス大佐「喰らえ!」
ボンボン!
ボゴン!
ボゴーーーーーーーーーーーン!
Qシュタイン列車兵「突撃ーーーーーーーー!」
ボルナソス大佐はQトルック軍相手に散闘、敷島、八島の支援の下、これを撃破した
ロッキード元帥「突撃!」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
ロッキード元帥「お!あれは富嶽だ!突っ込めーーーーーーーー!」
富嶽隊、強行爆撃開始。航続距離10000kmを誇る超爆富嶽、なんとGAから飛来しているのである
B−36も同等である
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
B−36機内
ポルシェ元帥(実は爆撃隊長になってた・・・)「我々は本当のピースメーカーになるのだ。軍団富嶽隊とともに、独裁都市を爆破せよ!」
ヒューヒューヒューヒューヒューヒューヒューヒュー!
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
ロドスシルト少佐「城を制圧すればこの戦争は終わる!城目指して、進めーーーーーーーーーーー!」
ドニゲッテル少将「多少の損害は気にするな!突撃ーーーーー!」
キュラキュラキュラキュラキュラキュラキュラキュラ
ボルゾル元帥「なんとしてでも敵帝国を撃破しろ!」
ボアン大尉「終結の時が来た!」
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
同時刻、ウルトラトルック艦橋
ボゴーーーーーーーーーーーーーーン!
松井元帥「あらかた、やっつけたか」
軍団兵士B「閣下!指揮室を発見しました!」
松井元帥「よし、突っ込むぞ!」
ガチャ!
松井元帥以下数十台の精鋭部隊は遂に総統のいる指揮室に突入した
松井元帥「ラーテ総統!貴様を倒しに来た!」
キュラキュラキュラキュラキュラ!
ラーテ「貴様か、憎き軍団の総帥は!」
ガチャ!
Qトルック将校「閣下!突破されました!」
ラーテ「うるさい!この無能どもが!」
ウィーーーーーーーーーーーーーン!
Qトルック市民兵「閣下!許してください!}
ラーテ「貴様のような無能どもを、どう許せばいいんだ!」
ボゴン!
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
Qトルック将校、市民兵はラーテに射殺された・・・・
松井元帥「・・・・・・・罪も無きチョロQを射殺するとは、許せぬ国家元首だ」
ラーテ「何を言う。無能者は殺されるものだ」
松井元帥「アファノ民族は有能なものだと思うが?非合理な独裁組織のボスよ」
ラーテ「独裁組織だ?アファノ民族なんぞクズなんだよ」
松井元帥「はたして、そうかな?」
ガチャ!
ラクレル「我が同胞の仇!我々が成敗してくれる!」←古臭い台詞。ガイガスみたいだなぁ・・・
ラーテ「何!?」
松井元帥「アファノ市民兵部隊だ。アファノアイランドはQタンクを仇と思っていた。つまり、貴様らの祖先は昔から、アファノ民族を快く思っていなかったようだな。五島戦争のころだな。あの戦争でQトルックが支援していた、ミザルー派が負けた。あれはアファノ民族が悪いとされ、アファノ民族弾圧があった」
ラーテ「五島戦争だと?!あれはもう100年近く前の話ではないか!」
松井元帥「ほう。暴君ラーテもその話となると、だな」
ラクレル「やはり歴史的な事情か!この独裁車め!」
トルック元帥「閣下!厄介な事態になりました!」
ラーテ「うるさい!トルック海軍長官!今は取り込み中だ!」
松井元帥「敵将トルック元帥、言って置こう。本艦は、沈む。軍団は弱きを助け強気を挫く組織だ」
ラーテ「ふざけるな!民間のくせに!」
松井元帥「元海軍長官のラーテ総統、そして自分は、軍部を追われた一兵士。結構な差ではないか」
モイゼ「閣下!何故敵がここまで!?」
松井元帥「貴様が、陸軍長官のモイゼか。総統秘書官だと聞いたが」
ラーテ「軍団の総帥!貴様、何故そんなことを知っている!?」
Qトルック兵士D「それは・・・敵がここに潜んでいるからですよ」
ラーテ「な・・・何!?」
松井元帥「よくやった、ソト大尉」
ソト大尉(Qトルック兵士D)「第1特殊部隊隊長、ソト大尉だ」
ラーテ「貴様・・・敵だったのか!?」
ソト大尉「その通りですよ総統閣下・・いえ、独裁車!」
最終話 続く
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最終話空戦編。パーシバルは架空駆逐艦です
最終話 Q−TANK
駆逐艦「パーシバル」甲板
キャパ「さあ、白熱した激戦となっております、このQトルック沖海戦、どちらが勝利するのでしょうか!」
プロトン兵士A「そんな実況みたいなことを。こちらは大変なんですよ」
カメラ担当「しかし、駆逐艦1隻丸ごと貸しきってとは、またすごいですなぁ・・・」
マイク担当「ここは危ないんですか?」
プロトン兵士B「普通に考えろよ!このままじゃ砲弾が直撃するぞ!」
マイク担当「録音しやすい場所だったので・・・」
プロトン兵士B「ここは軍艦なんだぞ!」
ギヤード大尉(「パーシバル」艦長。車種:M4A6シャーマン)「まあまあ、そんなに騒ぐな。それより記車諸君、艦橋の方が、いい景色が見えるぞ」
キャパ「艦橋に入れてくださるのですか?」
ギヤード大尉「かまわんぞ。ただし、戦闘に支障のないように、だ」
キャパ「諒解しました!」
Qシュタイン帝国機動部隊
空母「エンタープライズ」
SS4「震電飛行隊長、頑張っているそうですね」
Bf109「そうだな。確か、あんたの上官だったんだろ」
SS4「はい。震電飛行隊長は対重爆用ながら格闘戦を戦い抜いたかたです。自分は迎撃担当ですから、攻撃には・・・」
Me262「敵襲!敵襲!全機、上がれ!」
Bf109「まずい!SS4、出撃だ!」
SS4「全機発艦!全機発艦!急げ!}
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
シュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
機動部隊上空
SS4「メッサートルックです!何をしでかす気でしょうか?!」
空母「ペーター・ストラッサー」
Qシュタイン海軍兵士A「なぜ重爆が・・・?」
Qシュタイン海軍士官「・・・・・・まずい!早く、何かに隠れろ!」
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
飛行甲板と艦橋はすさまじい事態となった
ボルジグ大尉(ペーター・ストラッサー副長。車種:ティーガーI初期型)「艦長!大丈夫ですか!?」
トルム少佐(ペーター・ストラッサー艦長。車種:ティーガーI中期型(このタイプの将校は海軍に多いらしい)「大丈夫だ。右側の履帯が破損した程度だ!」
ボルジグ大尉「生存車は・・・我々だけです!艦橋員は全員死んでます!」
トルム少佐「何!?」
原子力空母「エンタープライズ」
フルト大将(Qシュタイン機動部隊司令長官。車種:E−75)「ペ、ペーター・ストラッサーがやられた!?」
Qシュタイン海軍兵士B「あっという間に飛行甲板と艦橋がやられたようです!」
フルト大将「厄介だな・・・」
ブルグ大佐(エンタープライズ艦長。車種:E−50)「護衛艦『せとぎり』被弾!大破!『きりさめ』大破!『ちくま』大破!」←Qシュタイン帝国機動部隊の駆逐艦は海自護衛艦で編成されている。防空能力はCIWSでやたら強い
フルト大将「何!?」
グラーツ少佐(エンタープライズ副長。車種:ポルシェティーガー)「護衛艦『じんつう』大破!『きりしま』大破!」
フルト大将「イージス艦『きりしま』まで・・・」
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
ブルグ大佐「うわっ!本艦もやられました!」
フルト大将「ひ、飛行甲板が炎上している!」
グラーツ少佐「・・・・・・・・・・・・」
ペーター・ストラッサー、飛行甲板大破
エンタープライズ、飛行甲板炎上
無傷の空母は大型空母「エウロパ」、装甲空母「グラーフ・ツェッペリン」、軽空母「ザイドリッツ」「ウェーザー」。護衛軽空母「あまぎ」「あかぎ」(実は2隻とも巡洋戦艦の艦名)だけだった
護衛艦「ちょうかい」
サウラー少佐(「ちょうかい」艦長。車種:九七式戦車チハ改)「僚艦がやられた!」
パラオ大尉(「ちょうかい」副長。車種:試製中戦車チニ)「『高雄』被弾!」
サウラー少佐「何!?」
パラオ大尉「護衛軽空母『あまぎ』より入電!『戦艦「スキシーバ」被弾!』!」
サウラー少佐「スキシーバ大将が!?」
機動部隊から離れて航行していた高速戦艦「スキシーバ(スキシーバ大将)」がやられたのだ
12.7cm高角砲、20mmCIWS、対空VLSと対空ミサイルを以って抵抗したが遂に被弾。対空ミサイルが吹き飛ばされている現状だ
さらにVT信管を使用した50cm砲による対空射撃もほとんど効かなかったと言う
パラオ大尉「(やはり、戦艦単艦での行動はだめだったか・・・)あっ!『ひえい』被弾!『つなしま』被弾!」←「つなしま」:ゲーム「亡○のイー○ス2○35」に登場する護衛艦(見た目はこんごう型DDGっぽい)。作中では特殊弾頭のミサイルでやられていた
サウラー少佐「何!?」
パラオ大尉「第1護衛隊で無傷なのは本艦と『いそかぜ』『ゆきかぜ』のみです!」←「いそかぜ」:ゲーム「亡○のイー○ス2○35」、小説「○国のイー○ス」に登場するイージス艦。映画ではこんごう型だが、ゲーム中の改良型ではこんごう型の艦尾に57mm速射砲、艦首側にミサイル発射機を搭載したタイプ。SCQでも同じ。「ゆきかぜ」:幸運駆逐艦として有名。「宇○戦艦ヤ○ト」にも同名の駆逐艦が登場する。海自にも同名の護衛艦がいた。本作ではいそかぜ型
機動部隊上空
SS4「もうあんなに被害を受けているなんて!」
Bf109「ただもんじゃねぇな・・・」
Me262「書くなる上は急降下作戦だ!」
シュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
メッサートルック急降下隊
SS4「まさか重爆を急降下させるとは・・・」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
Me1069機内
スカニア大将(メッサートルック急降下隊長)「よし、そのまま急降下だ!」
Qトルック空軍兵士A「隊長!敵機です!」
スカニア大将「大丈夫だ。すれ違っただけ・・・なんだありゃ!」
SS4は超鋭角な角度で急旋回、急降下に移った
SS4「喰らえ!」
パシューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
スカニア大将「何だ!?」
Qトルック空軍兵士A「ミサイルです!」
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
Qトルック空軍兵士A「二番機、三番機、四番機、一気にやられました!」
スカニア大将「なんてこった!」
Qトルック空軍兵士B「五番機、六番機、七番機、八番機、離脱していきます!」
スカニア大将「逃げる奴は、撃つ!」
ガガガガガガガガガガ!
結局四機が遁走していった・・・
残るは一番機、九番機、十番機、十一番機、十二番機だった
スカニア大将「総統閣下のために!攻撃を敢行する!くらえーーーーーーーーーーー!」
ヒューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
ボゴーーーーーーーーーーーーン!
スカニア大将「やった!」
ズガガガガガガガガガガ!パシューーーーーーーーーーーーーーーーー!
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
スカニア大将「うわーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
Qトルック空軍兵士C「脱出!」
スカニア大将(俺も、ここまでか・・・)
しかし、パラシュートが開いた。一番機に乗る4両は全員無事だった
スカニア大将(・・・・・パラシュートを付けていたのか・・・・)
急降下隊、全滅
シュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
Me262「全機、撃墜!遁走したのは4機のみ!」
SS4「何両かのパイロットが浮かんでますね」
Bf109「余裕があれば、艦隊が救出するはずだ」
SS4「これより本隊はグラーフ・ツェッペリンに緊急着艦します!」
最終話 続く
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最終話退艦編。遂に沈み始めるウルトラトルック
最終話 Q−TANK
Qトルック沖
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
大和元帥「くっ、やけに強い戦艦だ!」
武蔵元帥「46cmを何発も叩き込んだのに・・・」
ザバーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
伊−507「魚雷、主砲、てっ!」
伊−508「全門発射!」
ボゴン!ボゴン!ボゴン!
パシュシュシュシュシュシュシュシュシューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
伊−507「潜航!」
伊−509「潜航!」
ザバーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
海中
伊−58「敵艦、健在!」
伊−507「何!?」
伊−61「根本的に叩き潰すしかないのか・・・」
伊−58「では、これより我々はトルック湾に潜む敵艦隊を攻撃にかかります」
航空戦艦「ウルトラトルック」艦橋
松井元帥「さて、貴様は既に包囲されている」
ソト大尉「早急に、この艦を自沈せよ」
ラーテ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
松井元帥「いやなら、撃沈するのみだ。とうにこの艦は、包囲され、80cm主砲は叩き壊され、20cm副砲も弾を切らし、高角砲、機銃は対空戦闘で使用中。波動砲は・・・発射時の隙を突いた攻撃で沈められる可能性があるため、使用不能だ。つまり、対艦戦闘に使える兵装は、残っていない」
ラーテ「・・・・波動砲発射用意!」
松井元帥「まずい!総員退避!このままでは射撃時に・・・」
ソト大尉「退避!」
松井元帥「ラーテ総統!自決する気か!?」
ラーテ「自沈するのみだ!前方の大和を沈めてからな!」
トルック元帥「閣下!逃げてください!」
松井元帥「(こんな頑固な奴ばかりだからこの海軍は滅ぶのか・・・ヴェーゼル提督はまだマシな奴だった・・・)」
上空
震電隊長「喰らえ!パンツァー!これは独裁国家終焉の一撃だ!」
パシューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
パンツァー元帥「うわあああああああああああああああああああああああああああああああ!」
ボゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
震電隊長「流星隊、攻撃開始!」
流星改「攻撃開始ーーーーーーーーーーー!」
ヒューヒューヒューヒューヒュー!
海上
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
大和元帥「何!?」
雪風少将「長官!」
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
航空戦艦「ウルトラトルック」艦橋
松井元帥「退避、完了か」
トルック元帥「軍団の総帥、こりゃどういうことだ!?」
松井元帥「あんたらの誇り、ウルトラトルックは満身創痍だ」
Qトルック海軍兵士「艦長!艦尾脱出用水雷艇、準備完了しました!」
トルック元帥「分かった。軍団の諸君。かくなる上は、離脱するのみだ」
松井元帥「敵将トルック、我々は敢えて、君たちを逃しておく。独裁車ラーテはあれで終わりだ」
トルック元帥「あんたがここに来るときに使った奴は残しておいた。陸軍の奴らに爆破されるところだったぞ」
松井元帥「救援、感謝する。では」
キュラキュラキュラキュラキュラキュラ!
ラーテ「待て!」
松井元帥「ラーテ!」
ラーテ「貴様を逃すわけにはいかんのだよ!」
松井元帥「チッ!まだ残っていたか!」
ボゴン!
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーン!
艦橋の階段で撃ちあいが起こった
松井元帥「ソト大尉、特殊部隊と俺の部隊を連れて、すぐに甲板から離脱してくれ」
ソト大尉「輸送機の準備が・・・」
トルック元帥「準備はしておいた。陸軍の艦上輸送機を確保しておいた。離陸を強行しろ」
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
ラーテ「うわっ!」
ラーテは階段を滑り落ちて行く
松井元帥「総員、退避!」
飛行甲板
ソト大尉「あった!あれだ!」
キュラキュラキュラキュラキュラ!
松井元帥「間に合った!急げ!総員退避!」
最終話 続く
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最終話爆撃編。大和生還す
最終話 Q−TANK
艦尾脱出艇
トルック元帥「生存車は、全員乗ったか?」
Qトルック海軍兵士「まだ閣下が・・・」
ラーテ「遅れた。よし、専用艇は?」
モイゼ「向こうです」
ラーテ「よし」
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
Qトルック海軍兵士「まずいです!このままでは沈没します!」
トルック元帥「脱出艇、準備できたら各艇ごとに脱出しろ!」
ザバーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
飛行甲板
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
松井元帥「すぐに発進させろ!このままでは沈むぞ!」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
松井元帥「良し!」
無事発艦した機体はそのままQトルック本土へ向かっていった
上空からは大和の姿が見えなかった
松井元帥「大和元帥・・・沈んだのか?」
軍団兵士B「煙が多くて、確認できません・・・」
海上
長門元帥「終わった・・・」
武蔵元帥「戦いは、これで終了です。平和の訪れです」
雪風少将「長官の姿が、確認できません!」
長門元帥「何!?」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
武蔵元帥「長官・・・まさか・・・」
長門元帥「相打ち・・・・」
ザバーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
雪風少将「・・・・・・・・・・・・・・戦隊指令、向こうから何か、近づいてきます!」
武蔵元帥「長官です!」
長門元帥「助かったのか!」
大和元帥は無事だったのである
大和元帥「どうやら、運が良かったようだ。敵艦が波動砲を撃ったと同時に流星の爆弾が見事飛び込み、大爆発を起こしたらしい」
雪風少将「では、先の発射音は・・・」
大和元帥「ああ、新型光学砲の試射だ」←速射型荷電粒子砲「四五式荷電粒子砲」の試射
Qトルック上空
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
1機の偵察機と1機の輸送機が飛来した
松井元帥「空挺降下だ!」
ヒューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
松井元帥「チリ元帥、応援に来たぞ」
チリ元帥「閣下!」
松井元帥「海上の戦いは終わった。あとは、陸戦だ。Qタンクの本業だな」
チヌ元帥「野砲隊、てっ!」
ボゴン!
ボゴン!
ボゴン!
ボゴン!
ボゴン!
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
松井元帥「行くぞ!突撃ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
Qトルック総司令部
ナフォギック元帥「なんてこった!連合軍は集団で攻めてきやがった!」
ガチャ!
ナフォギック元帥「モイゼ閣下!」
モイゼ「海上の敵殲滅作戦は失敗だ。ウルトラトルックが撃沈された・・・」
ナフォギック元帥「どういうことですか?!」
モイゼ「波動砲発射の瞬間、敵弾が飛び込んできたんだ・・・」
ナフォギック元帥「そういうことでしたか。あれ?!閣下は!?」
モイゼ「ラーテ総統閣下か!?そういえば、姿が見えない!」
Qトルック市街地
花火タンク元帥「突っ込めーーーーーー!」
ボオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーン!
花火タンク元帥「突撃ーーーーーーー!」
Qスカイ兵士「突撃ーーーーーーーーーーー!」
ダイドラス中将「独裁国家にとどめをさせーー!」
アシリスト大佐「しかし、敵も精鋭部隊か」
タクロウ「ラクレル市民兵以下10台、攻撃開始!」
アシリスト大佐「アファノも、動き出したか」
ケント「海戦においては、QQQQは甚大な被害を受けたが、艦砲射撃を続行、トルックハーバーは炎上。Qシュタイン帝国機動部隊は攻撃を受けたが損害はほとんど無し、軍団艦隊もQシュタインと同じく。プロトンも同じく。軍団潜水艦隊がQトルック潜水艦隊を追撃中!」
ダイドラス中将「軍団も、なかなかやるではないか」
チハ大佐「ダイドラス中将殿!日本戦車軍団陸軍指揮官、チハ大佐であります!」
ダイドラス中将「君が、軍団の前線指揮官かね」
チハ大佐「はい!クロイツナッハ家との親交もございます!」
ダイドラス中将「ほう、クロイツナッハ家と・・・」
チハ大佐「では、これより攻撃を行います!」
最終話 続く
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最終話炎上編。ガソリン武装、再び
最終話 Q−TANK
トルック湾
伊−58「前方、敵艦多数!」
伊−507「どういうことだ?」
伊−62「どうやら、QQQQは艦隊はいないと考えたようだ」
伊−507「まあいい。よし、52潜、ガソリン魚雷、発射用意!」←ガソリン魚雷:第10話に出てきたガソリン爆弾の魚雷版。初期構想物ということで
伊−52「全門、ガソリン魚雷を装填します」
ガチャン!
伊−52「発射!」
パシュシュシュシュシュシュシュシュシューーーーーーーーーーーーーー!
伊−507「全門、魚雷発射!」
パシュシュシュシュシュシュシュシュシューーーーーーーーーーーーーー!
海上
Qトルック海軍将校「おい、何か見えるぞ!」
Qトルック海軍兵士B「魚雷です!」
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
Qトルック海軍兵士C「魚雷、爆発しました!あっ!炎上しています!」
ボゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
Qトルック海軍将校「一気に燃え出したぞ!」
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
Qトルック海軍将校「やられた!総員、退艦!」
まさに火の海となった
トルック湾、まさに炎上
伊−52「海戦は終了。これよりグッドウェイ泊地へ寄港する!」
グロース島沖
U−1411「敵潜接近!」
サンフランシスコ「何!?」
伊−1501「敵艦発見!」
伊−601「1番から12番、すべて音響感知誘導魚雷、発射!」
パシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシューーーーーーーーーー!
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
サンフランシスコ「被害報告!」
U−1411「U−1451、被弾!U−1471、被弾!U−1472、被弾!」
サンフランシスコ「3隻か!」
U−1412「U−1413が魚雷を迎撃しました!」
U−1411「なかなかの快挙ではないか!」
サンフランシスコ「そんなことはどうでもいい!」
U−1411「了解!退却します!」
Qシュタイン帝国艦隊
空母「グラーフ・ツェッペリン」
SS4「エンタープライズ、甲板炎上大破、ペーター・ストラッサー、同じく・・・」
Bf109「報告によれば、司令長官のフルト大将は無事らしい」
SS4「軍団の司令部は?」
Bf109「先ほどの報告では、敵旗艦を撃沈したらしい」
SS4「大戦果ですね!ところで、損害は?」
Bf109「戦艦多数大破及び中破を始め、被害の無い艦は全く無い」
SS4「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
Bf109「震電飛行隊長は、無事との報告だ」
SS4「隊長は無事なんですか!?」
Bf109「敵討ちをして、だな」
SS4「と、言うことは、敵将パンツァーは・・・」
Bf109「そのとおり、撃墜だ」
SS4「大勝利ですね!敵首都Qトルックにおいても勝利確実です!」
Bf109「慢心は禁物、だな」
最終話 続く
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最終話突入編。遂に突入。ゲトラスペシャルも再登場
最終話 Q−TANK
豪華客船「ゲトラスペシャル」
ケーニヒ「戦いは終結を迎えた、これでつかの間かもしれんが、平和の訪れだ」
ノラヒカ「いや、終わっちゃいねぇ。陸戦が残ってる」
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
ケーニヒ「何だ!?」
シュティーゲ「敵潜の雷撃だ!」
ラルフ「雷撃!?」
ボゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
ノルキア「右舷に魚雷1被弾!」
ケーニヒ「こいつが装甲を施した高速豪華客船であることを忘れたか!?」
ノラヒカ「戦闘配置!ヘッジホッグ発射機、始動!」
ウィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
ケーニヒ「ヘッジホッグ、攻撃用意!」
ノルキア「敵潜の音響を探知しました!XXI型Uボートです!」
ケーニヒ「21か!」
ノラヒカ「XXI型はシュノルヒェルをつけているからな。探知が非常に難しい」
パシュシュシュシュシューーーーーーーーーー!
ノルキア「右舷方向、魚雷4!」
ノラヒカ「ヘッジホッグ、てっ!」
パシューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
ノルキア「魚雷、爆発しました!」
ケーニヒ「ば、爆雷で魚雷を迎撃!?」
ノラヒカ「前例はある。軍団海軍の駆逐艦『陣風』がグッドウェイ泊地から回航中、敵潜の雷撃を受けたが、爆雷を投下して魚雷を爆破した、ということだ」
ケーニヒ「陣風というと最新型の雪嵐型駆逐艦ではないか」
ノラヒカ「そのとおり、最新型だ。音響感知式誘導魚雷を搭載しているんだそうだ」
ノルキア「敵潜、艦尾方向から接近!」
ケーニヒ「おっと、3つ目がくるかもしれない、ヘッジホッグ、投下!」
パシューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
ノルキア「敵潜の音響、消えました!撃沈です!」
首都Qトルック
松井元帥「皮肉にも、我々Qタンクは・・・チョロQを殺すために生まれてきたのだ。このハイパワーも、高威力の主砲も、そして機銃、無限軌道の走破性能。すべてがチョロQを効率よく殺すためのものなんだ」
チリ元帥「・・・」
松井元帥「だからこそ、キュワールに戦争はなくならない。平時ばかりでは平和ボケしてしまう。世の中微妙なバランスが大事なんだな。平和=休息、そして戦力温存の時と考えたほうが良いのだろう」
チリ元帥「この戦いで、双勢力の大地で、多数の赤い燃料が落ちた。戦争は悪です。しかし戦争をしなくては、悪の勢力がキュワールを支配してしまう。だからこそ、やらなくてはならないんですね」
松井元帥「・・・うむ。チョロQは競争をする生き物だ。競争の激化、それこそが戦争なのだよ」
チリ元帥「ところで閣下、微妙なバランスって、冷戦とかですか?」
松井元帥「ありゃ緊迫しすぎだろ。Qタンクたちにはいつから休みが来るのであろうか。我々が正規用途に働かなくなるときはいつなのか、だな」
チリ元帥「そろそろ、第五次キュワール大戦も終わりに近づいてきましたね」
松井元帥「そうだな。よし、突撃だ!」
キュラキュラキュラキュラキュラキュラキュラキュラキュラキュラキュラキュラ!
松井元帥「城へ突入だ!行くぞ!」
キュラキュラキュラキュラキュラキュラキュラキュラキュラキュラ!
最終話 続く
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最終話終結編。アイアンウルフの登場はかなり適当・・・
最終話 Q−TANK
Qトルック城
ナフォギック元帥「閣下がまだ帰られないのに・・・」
トロゴファ大将「ナフォギック元帥!ラーテ閣下が行方不明です!」
ナフォギック元帥「何!?」
トロゴファ大将「航空戦艦『ウルトラトルック』が敵の異様な航空戦艦を含む艦隊の攻撃を受け、沈没して以来、行方不明なんです!」
ナフォギック元帥「・・・・・・・」
松井元帥「見つけたぞ!敵将ナフォギック!ラーテは消えた!」
チリ元帥「このまま、戦っていても無駄です!」
ヒューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
ナフォギック元帥「だが、このまま戦いを終わらせるわけにはいかんぞ!」
松井元帥「その通りだな。貴国にとっては、キュワール全土の征服こそが目標だったからな」
チリ元帥「閣下、どうしますか?」
松井元帥「まあよい、降伏するか、しないかだ」
ナフォギック元帥(指導車を失った今、戦うことは無謀なのだろうか・・・)
松井元帥「いずれにせよ、この城も崩壊するだろう。脱出、急いでくれよ。キュワール国際会議に出られなかったら、話にならんからな」
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
トロゴファ大将「閣下、海軍長官のティーバー元帥が戻られました」
ナフォギック元帥「モイゼ陸軍長官は?」
トロゴファ大将「トルック艦長とともに、トルック湾軍港へ向かっています」
ティーバー元帥(通信)「ナフォギック元帥、聞こえるか?」
ナフォギック元帥「ティーバーか。あの戦場から戻ってきたとは、びっくりだ」
ティーバー元帥(通信)「相手が駆逐艦だったからな。早々と引き上げていったよ」
ナフォギック元帥「ほう。だが、わが帝国も終わりのようだな」
ティーバー元帥(通信)「なぜかね?」
ナフォギック元帥「ラーテ閣下が行方不明なのだ」
ティーバー元帥(通信)「な、何!?」
ナフォギック元帥「先ほど、トロゴファ大将から連絡があった。ラーテ総統閣下が、ウルトラトルックとともに姿を消した、と」
ティーバー元帥(通信)「我が帝国の究極兵器までやられたのか!?」
ナフォギック元帥「そのとおりだ、ティーバー。ところで、あのイオゼトはどこにいる?」
ティーバー元帥(通信)「さあな。イオゼトの野郎、首都Qトルック沖で、はぐれやがった」
ナフォギック元帥「そうか。すぐにここに向かうつもりだろう。さて、国家元首を失った我が国は、どうするかだな」
ティーバー元帥(通信)「戦う意味は、無いのかもしれん」
ナフォギック元帥「すぐに、会議室のテーブルクロスを白旗代わりに使うが?」
ティーバー元帥(通信)「・・・・・・・・・・・・・・・・」
ナフォギック元帥「海軍長官、どうする?」
ティーバー元帥(通信)「やむをえんな」
バサッ!
松井元帥「お!白旗が揚がったぞ!」
チリ元帥「Qトルック帝国、降伏!」
松井元帥「本大戦はキュワール連合軍が勝利す!」
グリシネ国
軍団ニュースキャスター「大本営発表、大本営発表。本日キュワール連合軍が、敵首都Qトルックを占領。また同時に軍団海軍が敵巨大航空戦艦を撃沈。敵帝国は降伏。第五次キュワール大戦の終戦を発表す」
グリシネ国王「遂に、終わったか・・・」
軍団総司令部
チヌ元帥「終わりました・・・」
チト元帥「国際会議、敵帝国はどうなるのやら・・・」
ゲープコッチ島
QNNニュースキャスター「QNN臨時ニュースです!キュワール連合軍がQトルック帝国首都を占領!戦いは終結した模様です!」
バラート「遂に平和が訪れたぜ!」
アイズ「連合軍の勝利だ!」
ミリーガーアイランド マジハタウン
ニュースキャスター「臨時ニュースです!遂に連合軍がQトルック帝国首都を占領!第五次キュワール大戦が終結しました!」
ニーゴじいさん「良く分からんが、戦いが終わったのか」
バオボス「我が国の建設技術は、戦争によって発達したのであろうか。謎だな。しかし、いずれにせよ歴史的な出来事であるに違いない」
ザッカード「建てるぞい!建てるぞい!外国でも建てるぞい!」
ダウネルロード
ゼンダー博士「めでたい、めでたい、ヒャッヒャッヒャ!」
マップルス「良く分からんが、とにかく、よかったよかった」
ゼンダー博士「さて、わしはまだワルダーと戦争をおっぱじめよう」←喧嘩のレベルじゃないよなぁ・・・
マップルス「キュワールの戦争が終わったのにまた戦争かよ!」
バイズタウン
バンガイル「へぇ。隣国が占領されてたのか。気づかなかったなぁ・・・」
レンダラス「いずれにせよ、また大忙しですなぁ」
レシフタウン
エイチエスおばさん「で、前線新聞記車のキャパさんが・・・」
コイサルド「また、話がすごい内容になってるなぁ・・・」
アバボウじいさん「平和になって、気分がいいのぉ・・・」
ラクゼータウン
駅長「本日より国際列車の運行を復帰します」
駅員「1番線より、国際列車『ミリーガー』、レインボーシティ行きが発車します」
バートラスト「レインボーシティか。どんなレースがあるんだろうか」←あえて初期設定の名前。これだからワークスは流用しやすい
ヴァルディー「そりゃ、ミリーガーで最高のレースが俺とのレースなら、他の国でもまたすごいレースが待ってるんだろう」
一方、Qシュタイン帝国の議事堂では・・・
ナフォギック元帥「あの謎の潜水艦は何なのかということを聞いておるんだ!」
松井元帥「そんな潜水艦など存在しないと言っている!少なくとも艦籍簿には存在しない!」
T35「そのとおりだ!」
Qグリーン総統「では北方戦線で目撃されたあの戦艦はどうなった!?」
松井元帥「デスゴッド近海で行方不明となっておりますが、おそらく撃沈されたんでしょう」
Qグリーン総統「そんな報告は聞いてないぞ!」
松井元帥「相打ちでしょうかねぇ・・・」
T35「とにかく、帝国勢力の海軍軍縮は出来そうにないな。あんな数の戦艦がやられたんだからな」
まだまだ言葉の上での戦争は続いていたのだ
結局ナフォギックが国際会議に出席し、ラーテは行方不明であった・・・
もちろんラーテは死んだわけではない・・・
プロトン国王「では貴国にいると思われるビサンノーブル氏の引渡しを要求する!」
ナフォギック元帥「ビサンノーブルなど聞いていないぞ!」
プロトン国王「いや、軍団の諜報隊が、ビサンノーブル氏が存在することを見抜いている!」
ナフォギック元帥「少なくとも軍部内には存在しない!」
また、ビサンノーブル元帥についても、論争となった
かくして、第五次キュワール大戦は終結したのである
数日後、軍団総司令部
松井元帥「さて、今後、我々はどうしていくかだが・・・」
松井元帥「このまま組織として、グリシネの国防に従事していこうと思う」
チト元帥「ラーテは未だ行方不明。何を起こすか、わかりませんからねぇ・・・」
チリ元帥「しかし、我々の装備で、戦えるのはいつまでなんでしょうか・・・」
松井元帥「まあ、全艦に噴進砲を搭載すれば、しばらく持つだろう」
チョロQ王国 ホワイトマウンテン
ロス「全く、親父も逃げてばっかじゃねぇか」
ブシェーミ「全くだな」
マドセン「今度はレインボーシティからジュゴンの・・・」
ロス「平和になったらなったで、こいつはまた食事かよ!」
ブシェーミ「結局それがマドセンなんだよ」
バンガー「そろそろレースが始まるって」
ロス「そうか。おいマドセン、キノコロードに行くぞ!」
プロトン王国 バチェリット
プロトン国王「結局、ビサンノーブルは行方不明か・・・」
ナルドニック技師「全く。奴との戦いはまだ終わってないぞ。ところで、復興については、ミリーガーから数台ほど派遣されるらしい」
プロトン国王「そうか。ミリーガーもやっと動くようになったか」
ナルドニック技師「そのようだな。あと、アファノからも派遣されるそうだな」
プロトン国王「そうだな。我々も建設部隊を駆使して、復興に努めるか」
Qシュタイン帝国 グルンシュタット
フルト大将「本日竣工した新型潜水艦、U−2365、U−2366、U−2367は超強力な誘導魚雷を搭載している。軍団製の物で、信管を抜いた状態で敵駆逐艦のスクリューをぶち抜いた威力を持つ」
ブルグ大佐「なお、この3隻は第1潜水艦隊に配備される」
フルト大将「では、本日の演習を開始する!総員、乗艦!」
キュラキュラキュラキュラキュラキュラキュラキュラキュラ!
空母「エンタープライズ」
ブルグ大佐「あの戦いでものすごい被害が出ましたね」
フルト大将「そうだな。甲板の修理に結構時間が必要だったな」
グラーツ少佐「戦闘配置、完了!」
フルト大将「よし、出航!」
ザバーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
プロトン王国 バチェリット
プロトン国王秘書「プロトン国王、リゾニア国王から通信が入っております」
プロトン国王「そうか。代わってくれ」
リゾニア国王「多少遅れましたが、平和が訪れましたね」
プロトン国王「うむ。10年に及ぶ大戦争だったが、遂に終結を迎えたな」
リゾニア国王「そういえば、連合勢力で、合同の海軍演習が行われるそうですな」
プロトン国王「うむ。で、レイオガル君。ザスレイク提督の大艦隊が演習に参加するのか」
リゾニア国王「はい。何せ北方には今まで無かった大艦隊ですからねぇ。で、演習の場所は?」
プロトン国王「もちろんタルタ海だ。あそこは演習に最適だからな」
リゾニア国王「ところで南方に出来たシャークアイランドでは、暴走族がいるそうですな」
プロトン国王「アイアンウルフと言われておるそうだ。現地警察が必死に追跡しているそうだが、なにしろあまりにも速いので捕まえられんそうだ。現地軍部の緊急出動はもちろんあるはずは無いが、レーサーが追跡に参加することもありえるらしい」
リゾニア国王「ほう。出来たばかりの国ですからな。いろいろと大変なんでしょう」
プロトン国王「エストロネ=シザス=ガイ元帥率いる陸軍部隊も遂に帰還したそうだな。彼らも終わる頃になって急に戻ってきたな。アファレートというと、Qシュタイン帝国の上層部にアファレートの生まれのものがいるそうだな」
リゾニア国王「はい。陸軍側から、アファレートの情報を聞いております。旧カルオス軍側は、ルノー少佐から説明を受けております」
プロトン国王「そうか。やはりいきなり国がなくなったんだからな。リゾニア駐留軍の指揮をとるのは階級が一番上のルノー少佐だったな」
リゾニア国王「はい。やはり精鋭ですからねぇ」
プロトン国王「Qシュタイン側も損傷艦の修理が完了したと言っていたな。T35とはあの武装蜂起以来の仲だ。彼が防衛戦の戦略を考えていたからな。今までの例があるから、遂に防衛戦に戦略を転換したらしい」
リゾニア国王「それにしても、戦いが終わったのに未だに戦略について考えてるんですなぁ」
プロトン国王「T35は戦い好きだからなぁ。リゾニアもひどくやられたそうだな。建設部隊を派遣するから、待っているが良い」
リゾニア国王「復興作業ですか。今開始したところです。プロトンの支援に期待します!」
こうして、キュワールの平和は取り戻された。この大戦は、キュワール最大の大戦となったのである
最終話 終わり
新・チョロQ大戦争 終わり
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