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どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。

以上、さくらがちる頃に。

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宇宙戦艦紀伊第六十三話設定前編 ダークスピリッツ 2006/11/17 20:35

   Re:宇宙戦艦紀伊第六十四話設定中編 ダークスピリッツ 2006/11/28 2:58
   Re:宇宙戦艦紀伊第六十四話設定松井さんへ ダークスピリッツ 2006/11/28 2:59
   Re:宇宙戦艦紀伊第六十五話設定前編 ダークスピリッツ 2006/12/1 20:40
   Re:宇宙戦艦紀伊第六十五話設定後編 ダークスピリッツ 2006/12/4 23:55
   Re:宇宙戦艦紀伊第六十五話設定後編補足 ダークスピリッツ 2006/12/5 0:06
   Re:宇宙戦艦紀伊第六十五話設定後編更に補足 ダークスピリッツ 2006/12/5 1:59
   Re:宇宙戦艦紀伊第六十六話設定前編 ダークスピリッツ 2006/12/5 18:04
   Re:宇宙戦艦紀伊第六十六話設定中編 ダークスピリッツ 2006/12/6 23:35
   Re:宇宙戦艦紀伊第六十六話設定松井さんへ ダークスピリッツ 2006/12/10 20:10


Re:宇宙戦艦紀伊第六十四話設定中編
 ダークスピリッツ  - 2006/11/28 2:58 -
  
戦闘経過
第六十三話で敵部隊が撤退した理由、それは側方から回り込んだQW軍の攻撃のせいであった。既に艦艇のレーダーやベータ上宙域に展開する外惑星軍機が発見していたのだが一気に膨れ上がった敵の戦力を見て一時撤退をよぎなくされたのである。その少し前側方の岩陰に布陣していたドニゲッテル少将やアコース中佐達の300両近い寄せ集めの部隊は米沢大将からの指示を待っていた・・・。それは敵を挟んで逆の方向に布陣する日戦軍団&ニビリア混成部隊も同じであった。そして米沢大将から「敵が内部に侵入して我が軍と交戦している。敵が少なくなり敵の目が要塞内部にいっている今が好機全軍突撃!もちろん君達だけではないぞ。あと少しで増援部隊が行く。彼らと共に戦ってくれ」と通信が来た。それを聞いたドニゲッテル少将は部隊全体に敵部隊に突撃を指示しユゴス少佐と共に自ら先頭に立って敵陣は切り込んでいった。そして程なくしてQシュタイン第221連隊と日戦軍団第245連隊が到着。QW軍は一気に300両から12300両へ膨れあがった。そして敵を挟撃するとして逆方向からも日戦軍団&ニビリア混成部隊と日戦軍団第443連隊総計8500両程が敵へ突撃していた。さてドニゲッテル少将達の部隊が担当する敵部隊はグンナ第877大隊だ。戦力は補充もいれて4000両とドニゲッテル隊の約3分の1の戦力だ。敵の主力車種はT−34/85中戦車やT−44中戦車、JS−1重戦車、JS−2重戦車だがこちらもV号中戦車パンターA、G型や強力なVI号重戦車ティーガーII型など中々強力な兵士達が集まっている。しかも90式戦車やルクレールで構成された精鋭部隊もいるしドニゲッテル、ユゴス両者の戦闘力も高いので力押しでどんどん敵部隊を撃破していった。そして遂にフラスコ少将の直属部隊にまで進出した。フラスコ少将は配下のJS−4重戦車40両、JS−3重戦車60両の100両を率いて果敢にも自ら戦闘に参加した。グンナの新型車種であるJS−4重戦車は前面装甲250mmを誇り、側、後面装甲でも110mmもの厚さを誇る。前面装甲を破れるものはQW軍には存在しない。従って側面装甲を狙うわけだ。側面装甲で打ち破れるのは至近距離からパンター、中、遠距離からはティーガーII型、90式戦車、ルクレールである。しかし相手の122mmライフル砲は1000m以上の遠距離でも180mm以上の貫通力を誇る。近距離で戦えばティーガー等の重戦車及び90式戦車、ルクレールでさえも破壊される恐れがあった。しかし数では圧倒的に勝るので敵部隊の後方を制圧し、包囲する形で少しずつ撃破していった。しかしこちらもそれ以上の損害が出た。そしてフレスコ少将の放った122mmライフル砲弾が90式戦車8両の内1両に命中。側面装甲に命中し、その兵士は破壊された。しかし既に敵部隊も半数以上を撃破、全滅は時間の問題かと見られたがそこに援軍としてQグリーン第133重戦車連隊が到着した。敵1個部隊では最強の10000両もの兵力を誇る同連隊はフレスコ少将の救出と敵部隊の殲滅を目的として戦闘に参加したのだ。シクール少将指揮の下9000両もの戦車隊が動きだした。QW軍とQグリーン軍の間にはまだ距離があったがその後方から支援砲撃を任務とした敵自走砲部隊の砲弾が降り注いだ。SU−76対戦車自走砲、SU−85駆逐戦車、SU−100駆逐戦車で構成されたそれは味方戦車に凄まじい威力を発揮した。特にSU−100駆逐戦車は射距離1000m以上でも185mmの装甲貫通力を有し、当たればほぼ一撃で相手戦車を行動不能あるいは破壊する事が可能であった。これらの強力な戦闘車両達からみるに外惑星軍最強の部隊であることは間違いなかった。そして双方の戦車隊が激突、両者入り乱れての大砲撃戦が始まった。後方からは双方の支援砲撃部隊が支援砲撃を行っていた。しばらく接戦が続いたが徐々に数に勝っていたQW軍が押され始めた。接戦ともなるとティーガーII型でも正面から破壊されてしまうのだ。しかしドニゲッテル少将やユゴス少佐、フェラーリ中将や精鋭部隊の働きもあって何とか持ちこたえていた。一方逆方向の別働隊ではウルタンク2個大隊相手に善戦していた。ウルタンク2個大隊は先の戦闘で少なからずも損傷していたのでティーガーII型にさえ気をつければ勝てる相手であった。第443連隊副司令の島田中将は74式主力戦車や61式主力戦車部隊を前に出して押しまくった。これ以上の損害は危険だと悟ったライト中将は全軍に一時撤退を命令し、撤退を始めた。そして撤退を助けるようにしてQグリーン第457大隊が現れた。戦力は4000両だが全てT−34以上の中戦車で構成されており中には最新鋭のT−54中戦車が存在する事から数以上の力を発揮するであろう。まずT−34中戦車、T−34/85中戦車、T−44中戦車計3800両が立ちはだかった。そして再び戦闘が始まった。主力である三、四式中戦車はT−44中戦車に真っ向から対抗する事ができず破壊されていき五式中戦車がやっとT−34/85中戦車と互角程度といった所であった。しかし61式主力戦車や74式主力戦車、ニビリア&日戦軍団混成部隊が側方から支援を開始し形勢はQW軍の方が有利であった。それを見たコーチン准将は199両のT−54中戦車を率いて前線に立った。T−54中戦車の前面装甲は190mm。側面でも100mmと強固な装甲で固められていた。これには74式主力戦車部隊が対抗した。何しろT−54中戦車に対抗できるのは74式主力戦車しかないのだ。そしてQグリーン第457大隊もウルタンク部隊撤退完了の後撤退した。そしてドニゲッテル隊では猛烈な戦闘が続けられていた。既にQW軍はかなり損耗していたがQグリーン軍はまだまだ余裕があった。やはり戦車の性能が違いすぎるとドニゲッテル少将は感じた。その時隣で戦っていたユゴス少佐が命中弾を食らった。相手はT−10と呼ばれるQグリーン軍最新鋭重戦車だ。最大装甲厚300mmを誇り側面装甲でも150mmの厚さを誇る。主砲の122mmライフル砲の威力はJS−4重戦車より若干高い程度。ユゴス少佐は遠距離から食らったので致命傷にはならなかったがそれでもキャタピラが損傷し、砲身が破壊される等の被害を食った。そしてさすがに撤退時かと思った時突然敵が戦闘をやめ撤退し始めたのだ。理由はQグリーン第133重戦車連隊以外全ての兵が撤退していた事にある。一旦態勢を立て直すので撤退しろと命令されたらしい。かくして大規模な表面戦はQW軍の勝利に終わった。しかし勝利の感傷に浸るのもつかのま自軍の兵がいなくなったということで沖の艦隊から凄まじい艦砲射撃が始まった。これ以上表面に留まるのは危ないとした米沢大将は全軍に一時要塞内部に退避を勧告。みなそれに従いベータ要塞内部へ退避した。そしてライトウォーター軍港。そこには続々と艦隊が集まりつつあった・・・。どうやらもう一回艦隊戦を行うらしい。そして準備が進むなか松井元帥に1本の通信が入る。それはデュミナス軍将官からのものであった。それを聞いた松井元帥は素直にそれを受け入れ喜んだという・・・。


損害
QW軍残存戦力14130両 破壊車数約6900両

外惑星軍残存戦力約15500両 破壊車数約8000両

第六十四話設定終了
引用なし
パスワード
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; .NET CLR 1.0.3705; .NE...@softbank219202220145.bbtec.net>


Re:宇宙戦艦紀伊第六十四話設定松井さんへ
 ダークスピリッツ  - 2006/11/28 2:59 -
  
後編を書く予定でしたが中編で終わってしまいました^^;
引用なし
パスワード
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; .NET CLR 1.0.3705; .NE...@softbank219202220145.bbtec.net>


Re:宇宙戦艦紀伊第六十五話設定前編
 ダークスピリッツ  - 2006/12/1 20:40 -
  
第六十五話第2回派遣艦隊

規模
内惑星連合軍

プロトン第1独立艦隊第1艦隊(司令クラシス大佐車種フェアレディZ33)
旗艦フォーラスR級「フィンバック」(艦長カイト大尉車種フェアレディZ32)
大型空母コーラル級1隻
正規空母ストレイト級5隻
最新鋭中型空母ベロー・ウッド級2隻
最新鋭主力戦艦ルイジアナ級1隻
主力戦艦サンダラー級5隻
重巡洋艦フォーラス級1隻
重巡洋艦インディアナポリス級6隻
軽巡洋艦アスラートR級2隻
駆逐艦コンスロート級6隻
駆逐艦レイストR級2隻
計32隻 航空機1110機  

ニビリア第1機動艦隊(司令アルダン中将車種ソミュアS35中戦車)
旗艦キアサージ級「キアサージ」(艦長ランダス中佐車種FCM36軽戦車)
最新鋭大型空母キアサージ級3隻
戦闘空母ジョフレ級10隻
新鋭主力戦艦カイオ・デュイリオ級12隻
主力戦艦クールベ級14隻
重巡洋艦トレント級20隻
軽巡洋艦デュゲイ級14隻
駆逐艦ブーラスク級24隻
大型駆逐艦ジャグアー級2隻
計100隻 航空機1408機

日戦軍団第1特務艦隊(司令松井元帥車種90式戦車)
旗艦「紀伊」
重巡洋艦高雄型6隻
軽巡洋艦阿賀野型4隻
駆逐艦陽炎型8隻
対空駆逐艦秋月型7隻
駆逐艦島風型8隻
計34隻 航空機80機

日戦軍団第2主力艦隊(司令大鳳中将車種三式中戦車)
旗艦空母「大鳳」
装甲空母大鳳型1隻
中型空母雲龍型4隻
超弩級戦艦大和型2隻
重巡洋艦妙高型3隻
重巡洋艦青葉型1隻
軽巡洋艦天龍型2隻
駆逐艦神風型3隻
駆逐艦吹雪型23隻
計40隻 航空機航空機440機(偵察機含む)

日戦軍団第3主力艦隊(司令天城少将車種三式中戦車)
旗艦戦艦「筑紫」(長門型)
主力戦艦長門型1隻
軽空母龍驤型2隻
中型空母隼鷹型2隻
戦闘空母赤城型2隻
重巡洋艦高雄型4隻
軽巡洋艦川内型4隻
駆逐艦陽炎型10隻
対空駆逐艦秋月型10隻
計36隻 航空機430機

デュミナス第2主力艦隊(司令パーセル少将車種クロムウェル巡航戦車)
旗艦オルテウス級「グローゼウス」
最新鋭超戦艦オルテウス級1隻
新鋭3胴戦艦アレギウス級6隻
主力戦艦ダーウィン級10隻
双胴戦艦ウィンダム級10隻
最新鋭重巡洋艦アイビスR15隻
重巡洋艦アイビス級15隻
軽巡洋艦フリート級20隻
駆逐艦イファルナ級39隻
大型空母ハボローネ級1隻
計120隻 航空機1040機

デュミナス第1巡洋艦隊(司令トクエル准将車種アヴェンジャー17ポンド対戦車自走砲)
旗艦「ブレナント」(双胴巡洋戦艦ブレナント級)
双胴巡洋戦艦ブレナント級5隻
重巡洋艦アイビスR級10隻
重巡洋艦ストロング級8隻
軽巡洋艦フリートR級12隻
駆逐艦アリア級14隻
駆逐艦イファルナ級10隻
計60隻 航空機304機

内惑星連合軍戦力計 艦艇422隻 航空機4812機

外惑星連合軍

グンナ第2主力艦隊(司令ランティス中将車種シルビアS14)
旗艦グンナIII級(最新鋭巨大戦艦)
正規空母ザクス級2隻
主力戦艦グンナR級7隻
巡洋戦艦デーベルンR級8隻
最新鋭重巡洋艦カフカズ級6隻
重巡洋艦アドミラル・ヒッパーR級12隻
軽巡洋艦アプサラス級8隻
駆逐艦ラファーダ級16隻
計60隻 航空機398機

Qグリーン第1機動艦隊(司令マルコス少将車種JS−2重戦車)
旗艦ジブラルタル級
大型空母ジブラルタル級3隻
正規空母サラトガ級6隻
中型空母アキーラ級6隻
新鋭主力戦艦グリーンII級8隻
主力戦艦グリーン級14隻
重巡洋艦キャンベラII級8隻
重巡洋艦ザラ級8隻
新鋭軽巡洋艦ルイジ級4隻
駆逐艦ザムス・ナーダ級16隻
最新鋭駆逐艦レオーネ級6隻
計80隻 航空機1804機

Qグリーン第2主力艦隊(司令グノーム中将車種T−34/85中戦車)
旗艦ザムス・ガル級(艦長ロジェスト准将←昇進車種T−34/76中戦車)
新鋭主力戦艦グリーンII級10隻
主力戦艦ザムス・ギリII級10隻
重巡洋艦キャンベラII級10隻
重巡洋艦ザラ級8隻
最新鋭軽巡洋艦ルイジ級6隻
最新鋭駆逐艦カルロ・ミラベロ級18隻
最新鋭駆逐艦レオーネ級16隻
正規空母サラトガ級1隻
計80隻 航空機378機

カルオス第2機動艦隊(司令ソンム少将車種SU−100駆逐戦車)
旗艦ドロス級「ドロア」
新鋭正規空母レイゲル級15隻
正規空母ソーサリス級10隻
大型戦艦グワジン級10隻
主力戦艦ドゴス・ギア級20隻
最新鋭高速戦艦ロンバルディア級6隻
重巡洋艦アレキサンドリア級26隻
軽巡洋艦ムサイ級10隻
新鋭駆逐艦オブライエン級20隻
駆逐艦ミンスクR級12隻
計130隻 航空機4930機

カルオス第1特務艦隊(司令熱田中将車種五式中戦車)
旗艦グワダン級「ニマスト」
大型戦艦グワダン級1隻
大型戦艦グワジン級4隻
最新鋭高速戦艦ロンバルディア級4隻
主力戦艦ドゴス・ギア級8隻
駆逐艦ミンスク級18隻
計36隻 航空機860機

外惑星連合軍戦力計 艦艇386隻 航空機8370機

中編へ続く
引用なし
パスワード
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; .NET CLR 1.0.3705; .NE...@softbank219202220145.bbtec.net>


Re:宇宙戦艦紀伊第六十五話設定後編
 ダークスピリッツ  - 2006/12/4 23:55 -
  
戦闘経過
大規模な要塞表面での攻撃作戦が予想以上の損害があったものの成功し、反攻作戦の烽火が上げられた。そして反攻作戦の第2段階としてベータ裏側制圧作戦が再度発動される事となった。そして日戦軍団第2、3主力艦隊も到着しライトウォーター軍港に242隻(その他に補充する兵士を乗せた数十隻もの輸送艦で構成された輸送船団も同行する事になった)ものQW軍艦艇が集結し、出撃の時を待っていたがベータにいる米沢大将の通信だとベータ裏側に布陣している艦隊はベータ侵攻艦隊の大部分を持ってきており数は380隻に達するという。各国の艦隊の将兵達はこれだけで足りるのか?と不安に思っていた。そして出撃直前になって松井元帥からQW艦隊全ての艦へ艦内放送が流された。その内容はあと少しでデュミナス艦隊が到着するので友軍艦隊が到着するまで待つという物だった。各艦の将兵達は友軍、それもデュミナス艦隊という言葉を聞いて一気に士気が向上した。何故ならデュミナスは強力な多胴戦艦を多数保有する戦艦大国であったからだ。(もちろん他の艦種もおろそかにしているわけではない)そしてその数十分後遠くに白い艦隊が見えてきた。それも10や20ではない。レーダーで点を数えるとざっと180隻もいるのだ。そしてその艦隊の中心にかなりの大型艦が2隻みえる。どうやらそのなかの1隻がこの艦隊の総旗艦らしい。そしてその艦から紀伊へ向けて通信が送られた。それは「こちらデュミナス艦隊旗艦グローゼウス。遅れてすまなかった、パレンバンからここまではちと遠くてな。しかしルナツーからも艦隊を引き連れてきたぞ」と来た。そして出撃全艦艇が集結した。その数422隻!これで敵艦隊と互角以上の戦えるとQW軍の将兵達は安心し、士気も上昇した。そしてプロトン・ニビリア艦隊を中心に左方を日戦軍団艦隊、右方をデュミナス艦隊が布陣し、出撃準備を整えた。そして松井元帥の「全艦出撃!」の声で一斉に艦隊が動き出した。422隻というこれまでで最大規模となったQW・デュミナス連合大艦隊は一路ベータへ向けて出撃していった・・・。
その頃ベータ裏側。カルオス艦隊旗艦「ドロア」のレーダーはとんでもない物を捉えた。それは400隻以上に及ぶQW軍の艦隊であった。さすがに短期間で400隻も集まるはずがないだろうと識別してみた所QWのものとは違う艦隊を180隻も発見。艦型の照合した所ラファリエス軍からもたらされた資料にあったデュミナス軍の艦艇と一致したのでこの180隻の艦隊はデュミナス軍だとわかった。しかし確認する間もなく両艦隊は目視できる位置まで接近した。その距離18000。そして12000で両艦隊の砲撃戦が始まった。 こんな感じ↓

           カ グ Q 
           ル ン グ
           オ ナ リ
           ス   |
               ン
           ・ ・ ・
            VS   ・
           ・ ・ ・ デ  
           日 プ デ ュ
           戦 ロ ュ ミ
           軍 ト ミ ナ
           団 ン ナ ス
             & ス
             ニ
             ビ
             リ
             ア
各艦正面を向き合い砲撃戦を展開させ、同時に上空では激しい航空戦が行われた。しかし敵の方が2倍近い航空兵力を持っていたため効果的な攻撃は行えなかった。しばらくするとデュミナス軍がQグリーン艦隊の前方を斜めに迂回し始めた。(↑図参考)この時一旦デュミナス艦隊の砲撃が止んだため一方的に攻撃を受ける形となり数隻の沈没艦が出た。しかしこのイの字戦法が成功しQグリーン艦隊は右方から前方にかけて包囲される形となり、その直後デュミナス艦隊の総攻撃が始まり、性能と数で劣るQグリーン艦隊を圧倒していった。そして中央でも132隻からなるプロトン&ニビリア艦隊と60隻のグンナ第2主力艦隊が互いにすれ違ったりして乱戦状態となり、流れ弾等による損害が続出したが2倍以上のの戦力を前に流石のグンナ第2主力艦隊も徐々に後退していった。しかし唯一苦戦している所があった。それは左方に展開する日戦軍団艦隊であった。カルオス艦隊166隻に対し110隻と数で劣っていた。しかし日戦軍団の艦隊は何かと優秀である。しかし何故苦戦しているのか?それはカルオスも個艦性能を重視した艦で何かと優秀であるからだ。しかもカルオス艦隊は5500機以上もの航空兵力を有しており砲撃戦が始まった直後に戦闘機1000機を含む1800機に及ぶ航空攻撃が開始され、日戦軍団からは零戦五二型や烈風、少数紀伊からは電征も出撃したが迎撃に出られた数は500機あまり。いくら優秀とはいえど数が違いすぎた。そして相手の戦闘機は零戦と同程度の性能(機動性では劣るが火力は高い)を誇るスホーイSu−1や同Su−3、そして少数(それでも200機はいる)電征と同程度の機動性を誇るYak−15フェザーが含まれていた。こちらはまだ半数以上が零戦で占められていたが開戦から4年が経ち搭乗員も技量が上がってきている現在では零戦が新機種の烈風や電征に負けず劣らず猛威を振るっていた。しかし敵機の数が違いすぎる為かなりの数の敵爆撃機が艦隊上空に侵入、空母・戦艦を第1目標として突撃してきた。侵入してきた敵爆撃機750機あまり中400機以上がスホーイSu−4で残りは新機種のジェット爆撃機Su−7フィッターであった。そしてその内の300機あまりが日戦軍団第3主力艦隊の空母群に攻撃を仕掛けた。空母や周りを守る駆逐艦や巡洋艦から次々と機銃や対空砲からなる猛烈な対空砲火が行われた。そして一部対空ミサイル等も発射された。しかし高速度を誇るSu−7フィッターには対空砲火は当たりづらかった。そしてその内の3機(全機フィッター)が軽空母龍驤型の1隻に攻撃を仕掛けた。そして2機から250kg爆弾が8発投下された。艦長はすばやく回避命令を出して面舵を切らせた。しかし3発が飛行甲板に命中。被弾して着艦していた零戦の航空燃料に引火し炎が燃え広がった。そして残る1機は至近距離から艦橋めがけて「沈め!」とか言いながらロケット弾を全弾(64発!)と無理に搭載した500kg爆弾を1発投下した。完全に不意を付かれたために反応が出来ず大量のロケット弾が艦橋から飛行甲板に向けて降り注いだ。そして500kg爆弾が艦橋ある場所のちょっと下に命中。装甲が薄い軽空母ではひとたまりも無く艦橋が大爆発を起こし沈黙。航行不能状態に陥っていた。そこへ数機のSu−4が攻撃を仕掛け十数発の250kg爆弾が降り注ぎその内の1発が飛行甲板を貫いて格納庫内で爆発。周りにあった爆弾や航空燃料、飛行機に誘爆し、更に大爆発。艦体が真っ二つに折れ轟沈した。生存者はわずかだったという。
同じ頃第2主力艦隊にも350機の爆撃機が来襲。全機目標を装甲空母大鳳型に絞り攻撃を行った。周囲にいた護衛艦がそれを阻止すべく凄まじい対空砲火を始めた。そして1機が被弾撃墜、また1機撃墜となんとか群がる敵機を阻止していたが全て阻止できるはずも無く第2主力艦隊旗艦「大鳳」に10機の敵機が接近した。空母自身の対空砲火を避けながら次々と爆弾投下。しかし見事な舵さばきにより全て回避。そして直も敵機が接近してくるがほとんどの爆弾を回避、1、2発命中したものの装甲空母は伊達じゃない。その厚い装甲で跳ね返した。撃沈困難と見た敵爆撃編隊は目標を周りの小艦艇に変更、近くにいる艦艇に無差別攻撃をかけよと隊長機から命令され駆逐艦や巡洋艦に群がった。戦闘の最中1機のSu−4が被弾した。そして帰還不能と見た搭乗員は近くにいた川内型に突っ込み川内型もろとも爆発。川内型は沈没した。そして中型空母雲龍型2隻に敵機100機近くが来襲。1隻は数十発もの爆弾を受け沈没、もう1隻も多数の爆弾を受け大炎上、総員退艦後漂流を始めた。同じ頃戦闘空母赤城型2隻にも敵機400機(第2波攻撃隊1500機の一部)が来襲、多数のロケット弾及び爆弾を飛行甲板、格納庫内に浴び爆発沈黙。総員退艦後に爆沈。もう1隻も漂流を始めた。その頃の輸送艦隊はデュミナス艦隊に敵から完全にガードされ未だ損傷艦は出ていなかった。そして肝心の紀伊はというと・・・紀伊も敵の優先目標に入っており猛烈な敵の空爆にさらされていた。しかし紀伊の防御力は半端ではない。250kgや500kgでは装甲も貫通する事が出来ず逆に紀伊の対空砲火で撃墜される始末であった。そして紀伊艦隊は熱田艦隊に接近し、互いに砲撃を始めた。紀伊艦隊には新しく高雄型重巡洋艦6隻が配備され艦隊全体の火力が強化されていた。そして松井元帥は何とかして熱田元帥の目を覚まさせたかったがそれは無理な話であった。そして紀伊に熱田艦隊艦載機が群がり再度猛烈な空爆が始まった。そしてそれに気を取られている間に1隻の大型艦が接近してきた。よく見るとそれは「ニマスト」であった。そしてニマストから魚雷が発射された。それを皮ぎりにして両艦の間で凄まじい砲撃戦が繰り広げられた。両艦の砲撃戦は若干ニマストの方が有利であった。しかし紀伊も負けてはいない。70cm砲等を使い徐々にニマストの損害を拡大させていった。そして両艦共に中破の損害が出ている時突然ニマストに大量の砲弾が降り注ぎニマストが大爆発を起こした。熱田中将は何事だ!と思った。松井元帥も同様の事を考えていたがその時艦前方をさえぎる様に1隻の大型艦が現れた。胴体が3つあるそれはまさしく「グローゼウス」であった。どうやらQグリーン&グンナ艦隊を叩き潰しここまで来たらしい。現に周りをみるといたる所に白い艦艇と青い艦艇、オレンジの艦艇が居た。ニマストは撤退を始めたがにがさんとばかりにグローゼウスから再度多量の砲弾を浴びせられニマストは大爆発。そして横にいたアレギウス級3隻からズィーモスLが発射された。既にニマストには避けるだけの力が残っていなく3発が立て続けに命中。ニマストは一瞬光ったかと思うと直後大爆発を起こし跡形も無く消え去った。何故か残骸が無かったが完全な轟沈であった。多分生存者は一人もいないだろう。松井元帥は熱田中将は死んだと思い悲しんだ。そして「ドロア」から全艦撤退命令が出され撤退した。かくして連合軍は勝利したのである。皆が歓喜した。松井元帥ただ一人を除いて・・・。そして敵機の猛攻を受け炎上し漂流していた装甲空母赤城型1隻と雲龍型1隻を処分し裏側軍港へ入港していった・・・。この海戦により敵艦隊をほぼ壊滅させたがこちらも空母が5隻も沈められる等の決して小さくない被害をこうむった。(被害のほとんどが日戦軍団)

その頃何もない宇宙。1両の五式中戦車が浮いていた。熱田中将だった。意識が朦朧とし、ここがどこだかも分からなかった。すると向こうから1隻の赤い大型艦(実はアマティス哨戒艦隊所属の航空戦艦グレイジャス級の1隻)が向かってきた。その艦に熱田中将は収容された。そしてその大型艦は「カルオス軍将官と思われる1両の五式中戦車を収容。意識はほとんどない模様。一旦本星に帰還する」と本星に打電した後。その艦はその宙域から消えた。
何故熱田中将がアマティス領内にいたかというとグローゼウスの砲撃による大爆発の衝撃で熱田中将が艦外に吹っ飛ばされた直後さらにズィーモスL3発が立て続けに命中した事により空間が歪むほどの衝撃が起こりニマストの周りに亜空間が出現。アマティス領内に転移したから。

損害(時間が無いので手短に描きます)
内惑星連合軍422隻中空母5(赤城型2隻、龍驤型1隻、雲龍型2隻)を含む98隻が沈没。残存艦324隻

外惑星連合軍386隻中空母9(正規空母ザクス級1隻、正規空母サラトガ級4隻、中型空母アキーラ級4隻)を含む168隻が沈没。残存艦218隻

第六十五話設定終了
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Re:宇宙戦艦紀伊第六十五話設定後編補足
 ダークスピリッツ  - 2006/12/5 0:06 -
  
図のことですが上の左からカルオス・グンナ・Qグリーンは分かると思いますが下の連合軍がグッチャになってました。
正確には左から日戦軍団・プロトン&ニビリア・デュミナス・デュミナスイの字戦法の為に移動した移動した場所です。このとき・と・の間はデュミナス艦艇で埋まっていると見てください。

分かりづらいですがよろしくお願いします
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Re:宇宙戦艦紀伊第六十五話設定後編更に補足
 ダークスピリッツ  - 2006/12/5 1:59 -
  
後もう一つ、ティーガー元帥は容態がよくならず医者から外出しかも戦闘なんてもってのほかと断られたためティーガー元帥の代役を誰かがやる事にしてください。
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Re:宇宙戦艦紀伊第六十六話設定前編
 ダークスピリッツ  - 2006/12/5 18:04 -
  
第六十六話外惑星軍オルキス侵攻開始

規模
派遣艦隊

アマティス第4主力艦隊(司令ソルラック少将車種チーフテン)
旗艦ダグレント級
新鋭主力戦艦ダグレント級15隻
最新鋭航空戦艦グレイジャス級6隻
重巡洋艦フォーラス級28隻
新鋭重巡洋艦フォーラスR級10隻
軽巡洋艦アスラート級30隻
駆逐艦エスラント級40隻
駆逐艦コンスロート級20隻
計150隻 航空機1048機

アマティス第1巡洋艦隊(司令フーテン中将車種チャレンジャー)
旗艦ビッズワール級「ビッズワール」
最新鋭重巡洋艦ビッズワール級3隻
新鋭重巡洋艦フォーラスR級16隻
重巡洋艦フォーラス級35隻
新鋭軽巡洋艦アスラートR級35隻
駆逐艦エスラント級60隻
駆逐艦コンスロート級30隻
計180隻 航空機526機

アマティス第5駆逐艦隊
旗艦アスラートR級
新鋭軽巡洋艦アスラートR級1隻
軽巡洋艦アスラート級4隻
駆逐艦エスラント級24隻
駆逐艦コンスロート級10隻
計40隻 航空機8機

デュミナス第1主力艦隊(司令ラヴァリ元帥車種AMXルクレール主力戦車)
旗艦オルテウス級「オルテウス」
最新鋭超戦艦オルテウス級1隻
新鋭3胴大型戦艦アレギウス級8隻
主力戦艦ダーウィン級15隻
双胴戦艦ウィンダム級15隻
最新鋭重巡洋艦アイビスR級20隻
重巡洋艦アイビス級20隻
軽巡洋艦フリート級20隻
駆逐艦イファルナ級40隻
最新鋭駆逐艦テレダイン級9隻
大型空母ハボローネ級1隻
計150隻 航空機1366機

Qタンク第1主力艦隊(司令トクサネ中将車種Mk.VIIカヴァリア巡航戦車)
旗艦レナウン級「レナウン」(最新鋭航空戦艦)
新鋭主力戦艦リヴェンジ級9隻
新鋭重巡洋艦ロンドン級15隻
重巡洋艦ケント級15隻
新鋭軽巡洋艦リアンダー級10隻
駆逐艦コドリントン級20隻
駆逐艦アカスタ級9隻
最新鋭正規空母コロッサス級1隻
計80隻 航空機197機

ヴァイナー第3主力艦隊(司令ヴァイス中将←昇進車種IV号中戦車H型)
旗艦シャルンホルスト級「リュッツオウ」(艦長テラス大佐車種7.5cm対戦車自走砲マルダーI)
新鋭巡洋戦艦シャルンホルスト級3隻
主力戦艦シュレージェン級8隻
重巡洋艦グラシュトライク級18隻
軽巡洋艦エムデン級10隻
新鋭駆逐艦パウル・ヤコビ級19隻
新鋭正規空母グラーフツェッペリン級1隻
計60隻 航空機186機

ヴァイナー第1機動艦隊(司令カクーラー大将車種V号中戦車パンターG型)
旗艦グラーフツェッペリン級
新鋭正規空母グラーフツェッペリン級19隻
主力戦艦シュレージェン級15隻
重巡洋艦グラシュトライク級20隻
新鋭ミサイル重巡洋艦ディーングロウ級5隻
軽巡洋艦エムデン級10隻
駆逐艦レービリヒト・マース級10隻
新鋭駆逐艦パウル・ヤコビ級20隻
計100隻 航空機1960機

内惑星連合軍戦力計760隻 航空機5291機

外惑星連合軍
デトロワ艦隊少なくとも1000隻以上確認
ラファリエス艦隊500隻以上確認

外惑星連合軍戦力計艦艇約1500隻 航空機15000機以上

後編へ続く
引用なし
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Re:宇宙戦艦紀伊第六十六話設定中編
 ダークスピリッツ  - 2006/12/6 23:35 -
  
経過
熱田中将が気が付くとそこは屋内であった。辺りを見回すとなにやら自分に医療用具が付けられている。どうやら病院らしい。しばらくボーっとしているとある事に気が付いた。それは自分が熱田という名前と故郷の名前、日戦軍団に居た頃の記憶しかないという事だった。確かベータという所で防衛戦をして乗艦が沈没した所までは覚えていたがそこから先は何か暗い所に居た気がする・・・。そしてまずここはどこだろうともう一回見回してみるとカレンダーが壁にかけてあった。熱田中将は驚いた。かかれていた日付はベータ防衛戦をした頃より2年半も未来だったのだ。そこに医者と大佐の階級章を付けた1両のQタンクが部屋に入ってきた。そしてそのQタンクに「貴官は何故わが国の領内に漂流していたのですか?」質問を投げかけられた。それは身に覚えの無い事だった。熱田は分からない。何故か2年半前の記憶までしかなくそれから先はどこか暗い場所に閉じ込められていた気がすると答えた。そのQタンクは首(あるのか?)をかしげたが医者はどうやらただの記憶喪失ではないと思った。そして熱田に覚えている所まで全部話してもらった。そしてそのQタンクに後日改めてきてほしいとお願いして帰ってもらい精密検査を受けた。その結果記憶が失われた先からCPUの中の思考回路等が書き換えられていたという驚きの事実が明らかになった。そしてそれが何らかの衝撃により書き換えられていた項目が全て元に戻っていたのだ。そして記憶が失われた先何をしていたか知らされた熱田はまさか自分がそんな事をしていたなんて嘆いた。そしてそれから3日間ここがどの国なのか分からないまま病院食とよばれる質素な食事をとり検査を受けたり寝たりして過ごした。そして4日目に先日来たあの将校が現れた。医者から熱田の事情の事を聞いていたその将校は熱田を無事帰還できるように努力しますと言った。そして熱田と少し話しをしたが熱田がここはどこなんですか?と聞いた。するとその将校は「ここはエレミア星系第4惑星アマティスです」アマティス?どこかで聞いた事があるなと思いながら引き続きこの2年半何が起きていたんですか?と聞いた。その将校は結構長くなるなと思いながら熱田の記憶が消えた先のQWの出来事や内惑星連合との同盟、そして全星を巻き込む戦争が起こっている等事細かに説明しエレミア星系の各星々の紹介もした。そして全てを理解(熱田中将は相当頭がいい設定)した熱田はいつかえれるんですか?と聞いた。答えはなるべく早く帰還できるように計らいますであった。そしてそろそろ帰還してなくてはと言いその別れを言ってその将校は帰っていった。そして基地に帰還した将校は基地司令にいってパレンバン司令部に通信を掛けた。
通信機の近くに居た勝山上等兵だった。彼は通信機を交信モードに切り替え「こちらパレンバン司令部」と出た。通信をしてきたのはアマティス軍だった。そしてアマティス軍から驚きの問いかけをされた。それは「日戦軍団兵士の中に熱田という者はいるか?」だった。勝山は何故アマティス軍が?と混乱しながらもいますと答えた。すると「いまアマティス本星の軍事病院に収容中なんだがどうも日戦軍団にいた頃の記憶しかないらしい。ようするに元の熱田中将に戻っているという事だ」と言ってきた。それを聞いた勝山は驚きながらも喜びその状態のまま他の司令部員にその事を知らせ、それでと聞き返した。すると「それでQWへ帰還させたいと思うのだがよろしいかね?」と言ってきた。勝山は少しまっててくださいといい至急ベータ裏側軍港にある指揮施設に通信を入れ、松井元帥を呼んだ。そして熱田の無事と記憶が元に戻ったという情報を知らせた。それを聞いた松井元帥は暗い気分から一気に明るくなったそして早く帰還を許可すると答えた。そして勝山はそれをアマティス軍に伝えた。アマティス軍は「わかった。なるべく早く帰還させるようにする」といって通信は切れた。
しかし数日後・・・オルキス宙域にてオルキス軍哨戒機がデトロワ・ラファリエスの物と思われる艦隊発見。艦数推定1500隻以上。オルキス軍は駐留ロドリグ艦隊と共に緊急防衛線を構築すると共に内惑星連合加盟国に救援を求めた。それはQWも例外でなくQWからはヴァイナー連邦、Qタンク王国が派遣する事になった。そしてデヴォリア基地から総数240隻の艦隊が集合場所のアマティスに向けて出撃した。そしてアマティス本星軌道上に集結したQW、アマティス、デュミナスの内惑星連合艦隊総勢760隻の大艦隊は惑星間航行モードで一路オルキスへと向かった。
その同時刻アマティス本星のエスカ基地から熱田中将を乗せた小艦隊が出航していった・・・。
そしてデュミナスからは派遣艦隊とは別にベータ近海の際に損耗したデュミナス艦隊の補充を行うべく補充艦隊を発進させ、派遣艦隊とすれ違いベータへと向かった。そしてベータでは裏側軍港からライトウォーターまでの安全が確保できたので下からの攻撃も行うという事で潜宙艦隊もベータ裏側に向けて出撃した。
その頃オルキスではオルキス領内の1歩手前で1500隻以上もの敵艦隊が止まり、こちらの前線基地に布陣したオルキス艦隊300隻とロドリグ艦隊300隻の計600隻とにらみあっていた・・。
引用なし
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Re:宇宙戦艦紀伊第六十六話設定松井さんへ
 ダークスピリッツ  - 2006/12/10 20:10 -
  
また中編で終わってしまいました^^;
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んー、スパムとか面倒なんで勘弁。


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